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【第6章 昇級試験】
第3節 絶対戦いたくなかった!
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3人は山の麓に着く。麓には試験官が立っている。
「あそこがゴールね。私は先に行くわ。あんたたちは……模擬戦があるわね。」
ロビンは気を落とす。紗季とは戦うつもりがないからだ。
(交渉でいけねえかな。)
ロビンは最終手段に出ようとしていた。
「………そんなに戦いたくないの?」
美桜はロビンに声をかける。
「そりゃ戦いたくねえよ。一時的とは言っても仲間だろ。仲間と落とし合いをするなんてゴメンだよ。」
「それは……確かに…」
紗季はロビンの考えを聞いて躊躇ってしまう。
「でも戦わないとどちらも辿り着けないよ?」
「うーーん。」
ロビンは深く考えた。その結果、模擬戦を行うことを決意する。
「結局戦うんだ。」
「そりゃ俺だって負けたくねえよ。そうなると戦うのも仕方ないだろ。」
ロビンは刀を抜く。刀身が妖しく光る。
「遅い!やっと戦う気になったか。」
「お前は戦うことしか考えてないのか?あとこれ模擬戦だぞ。」
「そんなことは関係ねえ。戦えればなんでもいいんだよ!」
九尾はかなりストレスが溜まっているようだ。言葉に刃があるように感じる。
「それ……何?」
紗季はロビンを警戒する。
「こいつは九尾。この妖刀に封印されている妖怪だ。」
「九尾?妖刀?妖怪?何言ってるの?話が入ってこないんだけど……」
紗季は妖刀について何も知らないようだ。
(普通の反応ね。妖刀のことを知っている人間なんてそういない。)
美桜はゴールで2人を見守る。
「何してくるの?!分からないけどやるしかないじゃん!」
紗季は杖を構えて魔力弾を連射してくる。
「食わせろ!」
「はっ?何言ってんの?」
ボンッ!
九尾の意味不明な発言のせいでロビンは魔力弾を直に受ける。
「これはおまけよ!」
紗季はロビンの頭上に無数の氷柱を作り出す。作られた氷柱はロビン目掛けて落下する。
「ふふーん!私の魔法は中々でしょ?」
紗季は自慢げな顔をする。
バリンッ!
「なんだって?」
ロビンは氷を破って紗季に聞く。
(え…?私の魔法が…簡単に…破られ…た?)
紗季はショックのあまり、膝から崩れ落ちそうになる。
(でもこれが、大魔統制会新星の力……すごい!私なんかじゃ全く歯が立たない。)
紗季の目の色が変わる。
「もっとすごいの見せてあげるわ!」
紗季は自身の何倍の大きさもある氷塊を作り出す。
「さあ早く!もっと派手な戦いを繰り広げましょう!」
紗季のテンションが変になる。
「あいつ、無理してないか?なんか興奮してるし。」
「今のあいつは自分の欲を満たすことしか考えていない。気をつけろ。」
ロビンは九尾の言葉にいつになく耳を傾ける。
「これでどう?!」
紗季は氷塊を投げつける。
「なんの!」
カチンッ!
ロビンは氷塊を真っ二つにする。それを見た紗季はさらに興奮する。
「はあ…はあ…すごい…すごいすごいすごいすごいすごい!」
「え?怖っ…」
ロビンは紗季の狂気じみた表情に恐怖を感じる。
「私の全力を受け取って!」
紗季は無数の氷を作り出す。紗季の腕や足から血が吹き出す。
「マズイ…魔力切れを起こしてる。あの状態で魔法を使い続けるのは危険だ。」
「なら止めるしかないな。おい、覚悟を決めとけ。切らねえといけないかもしれないぞ。」
ロビンは刀を構えて警戒態勢に入る。
ザンッ
ロビンの後ろに試験官が現れる。試験官はロビンの肩に手を置く。
「お前はゴールに行け。トラブルの片付けは私の仕事だ。」
ロビンは試験官にゴールまで突き飛ばされる。
ズザザザザッ!
「えぇー?!」
ロビンは予想外のことに声をあげる。立ち上がるとゴールにいる美桜のもとに行く。
「おつかれ。」
「あいつはどういう状態なんだ?」
「軽度の暴走状態ね。」
美桜は紗季の状態を冷静に分析する。ロビンは暴走状態という言葉を聞いたことはない。
「なんだそれ?」
「文字通りの意味よ。」
美桜に軽くあしらわれる。
「………。」
「どうした?そんな懐かしそうな顔して。」
「ただ昔のことを思い出しただけよ。」
「あの状態の紗季を見てか?」
「そう。昔の私はあんな感じに暴走してたと言えるわね。暴走してたと言うよりかは荒れてたと言ったほうがいいかも。」
「…お前不良だったの?」
ベチッ!
「痛っ!」
ロビンは頬を叩かれる。ロビンは叩かれた場所をさする。
ドサッ
「え?紗季?」
ロビンの目の前に紗季が降ってくる。気を失っているようだ。試験官が2人に近づいてくる。
「神宮寺家のお嬢様が言う通り、軽度の暴走状態だ。少し離れろ。」
2人は指示に従う。試験官は紗季の胸に手を当てると魔力を吸い出す。紗季の意識が徐々に回復する。
「目が覚めたか?今お前の余分な魔力を吸い出している。しばらく動くな。」
「……あれ?もう……終わったの?」
「お前が暴走したからな。」
「暴走……私…が?」
「症状は軽いみたいだけどな。」
試験官は紗季の胸から手を離す。
「原因は魔力の過剰摂取か。ここ最近、何かあったか?」
「何か、ね………最近はカフェでコーヒーを飲んだくらいかしら。」
「そのコーヒーに違和感はなかったか?」
試験官は顔をしかめる。
「味が少し薄かった気がするわね。」
「なるほど。後で検査を受けてもらう。」
「わかりました。はあ、なんでこうなるの…」
「宿に向かう。ついて来い。」
4人は宿に向かう。紗季はかなり落ち込んでいる。道中、ロビンには試験官はずっと何かを考えているように見えた。
「あそこがゴールね。私は先に行くわ。あんたたちは……模擬戦があるわね。」
ロビンは気を落とす。紗季とは戦うつもりがないからだ。
(交渉でいけねえかな。)
ロビンは最終手段に出ようとしていた。
「………そんなに戦いたくないの?」
美桜はロビンに声をかける。
「そりゃ戦いたくねえよ。一時的とは言っても仲間だろ。仲間と落とし合いをするなんてゴメンだよ。」
「それは……確かに…」
紗季はロビンの考えを聞いて躊躇ってしまう。
「でも戦わないとどちらも辿り着けないよ?」
「うーーん。」
ロビンは深く考えた。その結果、模擬戦を行うことを決意する。
「結局戦うんだ。」
「そりゃ俺だって負けたくねえよ。そうなると戦うのも仕方ないだろ。」
ロビンは刀を抜く。刀身が妖しく光る。
「遅い!やっと戦う気になったか。」
「お前は戦うことしか考えてないのか?あとこれ模擬戦だぞ。」
「そんなことは関係ねえ。戦えればなんでもいいんだよ!」
九尾はかなりストレスが溜まっているようだ。言葉に刃があるように感じる。
「それ……何?」
紗季はロビンを警戒する。
「こいつは九尾。この妖刀に封印されている妖怪だ。」
「九尾?妖刀?妖怪?何言ってるの?話が入ってこないんだけど……」
紗季は妖刀について何も知らないようだ。
(普通の反応ね。妖刀のことを知っている人間なんてそういない。)
美桜はゴールで2人を見守る。
「何してくるの?!分からないけどやるしかないじゃん!」
紗季は杖を構えて魔力弾を連射してくる。
「食わせろ!」
「はっ?何言ってんの?」
ボンッ!
九尾の意味不明な発言のせいでロビンは魔力弾を直に受ける。
「これはおまけよ!」
紗季はロビンの頭上に無数の氷柱を作り出す。作られた氷柱はロビン目掛けて落下する。
「ふふーん!私の魔法は中々でしょ?」
紗季は自慢げな顔をする。
バリンッ!
「なんだって?」
ロビンは氷を破って紗季に聞く。
(え…?私の魔法が…簡単に…破られ…た?)
紗季はショックのあまり、膝から崩れ落ちそうになる。
(でもこれが、大魔統制会新星の力……すごい!私なんかじゃ全く歯が立たない。)
紗季の目の色が変わる。
「もっとすごいの見せてあげるわ!」
紗季は自身の何倍の大きさもある氷塊を作り出す。
「さあ早く!もっと派手な戦いを繰り広げましょう!」
紗季のテンションが変になる。
「あいつ、無理してないか?なんか興奮してるし。」
「今のあいつは自分の欲を満たすことしか考えていない。気をつけろ。」
ロビンは九尾の言葉にいつになく耳を傾ける。
「これでどう?!」
紗季は氷塊を投げつける。
「なんの!」
カチンッ!
ロビンは氷塊を真っ二つにする。それを見た紗季はさらに興奮する。
「はあ…はあ…すごい…すごいすごいすごいすごいすごい!」
「え?怖っ…」
ロビンは紗季の狂気じみた表情に恐怖を感じる。
「私の全力を受け取って!」
紗季は無数の氷を作り出す。紗季の腕や足から血が吹き出す。
「マズイ…魔力切れを起こしてる。あの状態で魔法を使い続けるのは危険だ。」
「なら止めるしかないな。おい、覚悟を決めとけ。切らねえといけないかもしれないぞ。」
ロビンは刀を構えて警戒態勢に入る。
ザンッ
ロビンの後ろに試験官が現れる。試験官はロビンの肩に手を置く。
「お前はゴールに行け。トラブルの片付けは私の仕事だ。」
ロビンは試験官にゴールまで突き飛ばされる。
ズザザザザッ!
「えぇー?!」
ロビンは予想外のことに声をあげる。立ち上がるとゴールにいる美桜のもとに行く。
「おつかれ。」
「あいつはどういう状態なんだ?」
「軽度の暴走状態ね。」
美桜は紗季の状態を冷静に分析する。ロビンは暴走状態という言葉を聞いたことはない。
「なんだそれ?」
「文字通りの意味よ。」
美桜に軽くあしらわれる。
「………。」
「どうした?そんな懐かしそうな顔して。」
「ただ昔のことを思い出しただけよ。」
「あの状態の紗季を見てか?」
「そう。昔の私はあんな感じに暴走してたと言えるわね。暴走してたと言うよりかは荒れてたと言ったほうがいいかも。」
「…お前不良だったの?」
ベチッ!
「痛っ!」
ロビンは頬を叩かれる。ロビンは叩かれた場所をさする。
ドサッ
「え?紗季?」
ロビンの目の前に紗季が降ってくる。気を失っているようだ。試験官が2人に近づいてくる。
「神宮寺家のお嬢様が言う通り、軽度の暴走状態だ。少し離れろ。」
2人は指示に従う。試験官は紗季の胸に手を当てると魔力を吸い出す。紗季の意識が徐々に回復する。
「目が覚めたか?今お前の余分な魔力を吸い出している。しばらく動くな。」
「……あれ?もう……終わったの?」
「お前が暴走したからな。」
「暴走……私…が?」
「症状は軽いみたいだけどな。」
試験官は紗季の胸から手を離す。
「原因は魔力の過剰摂取か。ここ最近、何かあったか?」
「何か、ね………最近はカフェでコーヒーを飲んだくらいかしら。」
「そのコーヒーに違和感はなかったか?」
試験官は顔をしかめる。
「味が少し薄かった気がするわね。」
「なるほど。後で検査を受けてもらう。」
「わかりました。はあ、なんでこうなるの…」
「宿に向かう。ついて来い。」
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