紡ぐ者

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【第20章 運命の選択】

第2節 真の焔

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「俺は負けない。絶対に。」
椿と美桜は岩陰から顔を出す。
「あれは……ロビンなの?髪が伸びてるし、目の色も赤いし。あの髪……炎なの?」
「………。」
椿は一言も喋らない。ただひたすら、ロビンの姿をじっと見つめていた。ロビンの姿は先程までとは大きく変わっている。髪は腰まで伸びており、伸びた部分は燃えているかのように揺らめいている。瞳の色は青から赤へと変わっている。全身には、青い炎と赤い炎がローブのような形となってロビンの体を覆っている。その姿はまるで別人のようだ。
(赤い炎と青い炎………2つの炎を纏っている。あれは……一体何?)
ロビンは刀を下ろしてニグレードに近づく。
「その姿はなんだ?」
「さあな。だけど、1つわかることがある。」
ロビンは手を握りしめる。
「今ならお前に勝てそうだ。」
ニグレードが瞬きをした瞬間、ロビンが目の前に現れる。
(速っ……)
ニグレードが反応するよりも先にロビンの刀が振り下ろされる。青い炎を纏っているためかなりの痛手となる。
「ちっ、くそっ……!」
ニグレードはロビンの足元から蒼黒の炎を放つが、ロビンの纏っている炎に相殺される。
「はっ!」
ロビンは刀の柄でニグレードを殴る。体勢を崩したところに蹴りをいれる。しかしニグレードもただでは転ばない。ロビンの足を掴んで地面に倒そうとする。
「離せ!」
ロビンはニグレードの腕を斬る。斬った腕から黒い炎が飛散する。ロビンは全身で浴びるが、何事もなかったように平然と立っている。
「お前っ……」
ニグレードが起き上がる前に、ロビンはニグレードの背中を貫いて地面に刀を突き刺す。
「燃えろ!」
ロビンは刀から青い炎を噴出させる。ニグレードの体が炎に包まれる。
「ぐっ……あぁぁぁ!」
「これはさっきとは違う。本当の太陽の炎だ。」
ニグレードは地面に手をついて体を起こそうとする。
(こいつ、まだ動けるのか?!)
ロビンは炎の威力を強める。しかしニグレードは止まらない。苦痛の声をあげながら体を無理やり起こす。
「俺は、《王》だ。全ての魔獣を…統べる者だ。人間風情に負けるなど……ありえない!」
ニグレードは立ち上がって左手で刀を掴む。手から血がこぼれる。
「《王》が負けることなど……許されない。負けるのは……お前だ!」
ニグレードは右手でロビンの左腕を掴む。ロビンは振り払おうとするが、離す気配はない。ニグレードはロビンの背後に剣を生成する。
「はぁ……力技で押し切るか。」
ロビンは右手を剣から離すと、炎を集めてニグレードの右腕を掴む。そして右手に力を込める。
「くそっ!」
ニグレードは咄嗟にロビンの左腕から手を離す。その隙にロビンはニグレードの体から刀を引き抜き、背後の剣を斬り伏せる。その後、ロビンはすぐに戦闘態勢を整える。
(こいつ……戦闘に没頭している。体の動かし方が今までとは違う。)
ニグレードは2本の剣を構える。
(少しでも隙を見せることは許されない……)
ロビンは刀に炎を集める。
(来る……!)
ニグレードが予想した通り、ロビンはニグレードに斬りかかる。剣の軌道が青い光を残す。2人の剣が何度もぶつかり合う度に、辺りに黒い炎と青い炎が飛散する。
「ちょっと離れたほうがいいかも。」
「え?」
美桜は椿に腕を引っ張られる。すぐ後に、2人がいた場所に青と黒の炎が降り注ぐ。椿は赤を美桜に移す。
「お前は戦わないのか?」
「魔力がだいぶ持ってかれたわ。私は支援にまわるから、2人で頑張りなさい。」
美桜が赤を受け取ると、青が顔を出す。
「こいつに我らを渡して大丈夫なのか?」
「問題ないわ。私の子孫よ。舐めてもらっては困るわ。」
(その子孫を我に食わせようとした奴には言われたくないな。)
青はそっと視線を美桜に移す。美桜は首を傾げる。
「あー、そうそう。こいつらは好きなだけこき使っていいよ。」
「「何勝手なこと言ってんだー!」」
2体の龍は同タイミングに同じ言葉を叫ぶ。
「元々あんたらは美桜に渡すつもりだったから。丁度いいと思っただけよ。」
「もっと言い方があるだろ!」
「右に同じく。あと、そんなことは初耳だ。」
赤は青の言葉に同感する。
「私の指示に従いなさい。」
椿の言葉に赤と青は凍りつく。
「ほら、行くよ!」
美桜は2体の龍を引っ張る。椿は薙刀をしまって魔力を確認する。
(だいぶ減ったわね……)
椿は遠くの空を見上げる。そこには2つの閃光が見えた。
「くっ………早く……倒れろ!」
「それは貴様だ!」
2人は剣がぶつかる度にいがみあう。2人はかなりの時間、攻防を繰り返しているが一向に勝負がつかない。
(早く決着をつけないと……)
ロビンは刀を振り下ろしたあと、ニグレード目掛けて振り上げる。ニグレードは予想外の行動に反応できず、頬に刀を受ける。
「へへっ……だいぶ疲労が見えてきたな。そろそろ幕引きの時間か?」
「そう言っているが、お前にも余裕はないだろう?」
「それがどうした?そんなこと………関係ねえ!」
ロビンはニグレードに刀を振り下ろす。疲労が溜まってきて単調な動きしかできなくなっている。しかしそれは、ニグレードも同じだ。先程から動きが少しずつ鈍くなっている。その証拠に、避けられるはずの攻撃を避けられなくなっている。
(ぐはっ………またか。)
ニグレードは攻撃を受けて、後ろによろめく。ロビンはその隙に一気に畳み掛ける。
(今だ!)
ロビンが刀を振ると同時に、ニグレードは黒い炎を爆発させる。
「おわっ?!」
ロビンは爆風に吹き飛ばされて地面を転がる。爆風を利用して、ニグレードは岩陰に身を隠す。
(まずいな、体の復元が間に合っていない。魔力がそろそろ底をつく。)
ニグレードは打開策を考えようとしたが、すぐにやめる。
(考えることは、俺の趣味じゃない。やることはただ1つ。強行突破しかない。俺の力なら今の状態でも容易だろう。上手くいったらだが……)
「どこだ!」
ロビンは炎で辺りを手当たり次第攻撃する。ロビンは上空からの気配に気づく。背後に美桜が降り立つ。
「加勢するよ。」
「気をつけろ。どこからくるか分からねえ。」
2人は辺りを警戒しながら見渡す。ニグレードが岩陰から姿を現す。
「来るぞ。」
ニグレードは2人に向かって炎を放つ。放たれた炎は地面を抉りながら襲いかかる。
「俺の後ろから出るなよ!」
ロビンはニグレードの炎を青い炎でかき消しながら突き進む。
「後ろは任せて!」
美桜は背後からくる炎を赤の力で打ち消す。
「おのれ……」
ニグレードは後ろに下がって距離を取ると、黒い炎で蛇を作り出す。
「はぁっ!」
ロビンは刀を振って青い斬撃を放つ。斬撃は炎の蛇を斬り裂いてニグレードに迫る。ニグレードは蒼黒の炎で相殺する。
「走れ!」
ロビンは美桜を引っ張って煙幕の中を走り抜ける。煙幕の中から2つの刃がニグレードに向かって飛び出す。
「この程度………通用すると思うな!」
ニグレードが声を上げると、地面から蒼黒の炎が噴出する。
「このっ……やろう!」
ロビンは青い炎で自分たちを覆い、事なきを得る。
「行って、赤!」
美桜は赤をニグレードに向かって放つ。ニグレードは赤を体で止める。
「うっっ……おぉぉぉ!」
ニグレードは赤を地面へと投げ飛ばす。
(火事場の馬鹿力ってやつか?いや……何考えてんだ……)
ロビンは無駄な思考を捨てて、ニグレードに向けて刀を振る。
「がっ?!」
青がニグレードの動きを妨害する。
「離せ!」
青を振り払った次の瞬間、刀はニグレードの首を捉える。ロビンは刀に力を込める。刀からは青い炎が噴き出る。
「貴っ……様ぁぁ!」
ニグレードは青い炎に呑み込まれる。炎が消える頃にはニグレードの姿は消えていた。
「倒……した?」
「いや……まだだ。」
ロビンは警戒を緩めない。ニグレードの姿は見えないが、気配は消えていない。しばらくすると、2人は地面に揺れを感じる。
「なんだ?」
「こっちに来い!」
青がロビンを呼ぶ。ロビンは青の上に飛び乗る。
青が2人を乗せて飛び立った後、地面が崩れ始める。
「あれは………」
地面が崩れてその下から巨大な手が現れる。見間違いでなければ黒い炎で作られている。
「何……あれ?」
地面の下から巨人のような怪物が現れる。全身が黒い炎で覆われている。
「間違いない。ニグレードだ。」
「嘘でしょ……」
その大きさは圧巻の一言だった。
「我よりでかいんだか……」
「人間が勝てる相手なの?」
美桜はロビンに不安そうに聞く。
「……知らね。けど、戦うしかない。」
青の背中に椿が飛び乗る。
「ぐえっ?!」
「さて、どうやってあいつを倒そうかしら。」
「まず倒せるのか?」
「さぁね。でも、弱点はあれでしょ。」
椿はニグレードの胸を指差す。胴体の中心に核のようなものが光っている。
「あれを破壊すれば倒せるんじゃない?魔力が集まってるし。」
「それしかなさそうだな。」
ロビンは刀に青い炎を纏わせる。それと同時に、全身の炎を強める。ニグレードはこちらを見つけると耳をつんざくような雄叫びを上げる。
「理性は残ってるのか?」
「知性は残ってると思う。理性は知らない。」
ニグレードはこちらに向かって少しずつ歩き出す。踏みつけた場所が黒い炎に侵食される。
「あいつをここから出すわけにはいかないようね。世界が危ない。」
青はゆっくりとニグレードに近づく。
「これが最後の戦いよ!」
椿の声で戦いの火蓋が切られる。
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