紡ぐ者

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【第22章 人智を超える者】

第5節 過去の記憶

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「なぜ、あなたが生きているのですか?グリモワールに殺されたはずでしょう?」
青年は冷静そうに見えるが、言葉の端々から驚きが溢れている。
「そう。確かに私は、グリモワールに殺された。でも、今も地上に存在している。それが何を意味するか、お前にわかる?」
「まさか……あなたは怨念になってまでも、私たち悪魔を殺そうとしているのか?」
「私たちの目的は、"悪魔を滅し、魔王を解放する"こと。」
「それは、あの時代の者たちの目的でしょう。」
「だがその目的は、あと一歩のところまで果たされている。」
「ですが、あなたはグリモワールに負けたのですよ。私は仲間を悪く言うのは好きではありませんが、グリモワールは悪魔の中では最も弱い。そのグリモワールに負けたあなたが、私に太刀打ちできるとでも?」
「逆に聞くけど、お前たち悪魔は元々、何人いたんだ?忘れたとは言わせない。」
「……10人です。」
「そのうち残ったのは何人だ?」
「……4人。私を含めて。」
グレイ・ローズは青年に杖を突きつける。
「私がお前を狙っている理由が、何かわかるか?」
「さて、どういう理由なのでしょう?」
「その前に、お前はファンタズムを憶えているか?」
「ファンタズム……。もちろん、憶えていますよ。」
「夢の悪魔ファンタズム。私はかつての仲間たちと協力してファンタズムを倒した。だが正直、ファンタズムを倒せたのは奇跡だと思っている。そんなバケモノよりも、更に強い奴が世の中にはいるらしい。それがお前だ。」


「死の悪魔……ハデス。」
青年はグレイ・ローズのほうを振り向く。
「えぇ。仰るとおり、私はファンタズムより強い。その私の相手が、あなた1人で務まるのですか?」
ハデスはグレイ・ローズを煽るように聞き返す。
「少なくとも、集団で相手にするよりかはマシだ。なんせお前には、誰も優位を取ることができない。お前の主でさえもそうだ。死というのは、あらゆる生物が逃れることのできない運命。よって、あらゆる生物の弱点になる。」
「確かに、怨念であるあなたは、私の影響を受けない。筋は通っていますが、あなたは少し勘違いをしています。」
グレイ・ローズはハデスの言葉に警戒心を強める。
「私の力は、死者であっても逃れることはできません。それが、運命なのですから。」
「そう……。なら、今ここでやってみる?」
「………いいえ、遠慮しておきます。今の不完全な私では、あなたを相手にするのは少し怪しいラインですので。」
ハデスは美桜を見る。
「今回は見逃します。ですが……、次はありません。」
ハデスは美桜を見つめながら姿を消す。美桜はハデスが消えるまでの間、何事にも変え難い恐怖に襲われた。
「ふぅ、危なかったな。」
グレイ・ローズは瓦礫を運び、美桜に手を差し伸べる。
「なんで攻撃しなかったの?今のあいつなら倒せたんじゃないの?」
「いいや。正直、奴は自身の力を過小評価している。今の状況で奴と真っ向から戦えば、私たちは全滅していただろう。」
それを聞いた美桜は内心ホッとする。2人のもとに白兎が足を引きずりながら歩いてくる。
「悪いな。ヘマしちまったぜ。」
「大丈夫だ。お前が全ての力を使ってくれたおかげで、私は気配を消して近づくことができた。それより、今は怪我人の治療が優先だ。まずはお前の怪我を見せてくれ。」
グレイ・ローズは全員の怪我を確認する。美桜は簡単な治療を行ってまわる。
「俺はいい。勝手に治る。」
玖羽の傷は少しずつ治っていっている。
「それも魔人の力なの?」
「そうとも言えるな。とにかく、俺に構う必要はないぜ。……ちょっと外の空気を吸ってくる。」
玖羽は怪我を手で押さえながら外に向かう。美桜は一通り怪我を治し終わる。
「さてと、話を聞かせてもらおうかしら?あいつとあんたが、一体どういう関係なのかを。あとそこの2人。余計な発言は控えるように。」
椿は玖羽と美桜に指摘した後、グレイ・ローズと睨み合う。
「そう警戒する必要はない。すでに私たちの目的は同じはずだ。」
「本当にそうかしら?」
グレイ・ローズは束ねていた髪を下ろす。
「今から、腹を割って話すつもりだ。あの時代の、忌々しい…戦いの記憶を。」
椿は青を椅子の代わりにする。
「後で覚えておけ……。」
「……あれは、突然のことだった。」
グレイ・ローズは少し躊躇いながらも話を始める。
「突如として、世界に……魔王が降臨した。……正確には、誕生したと言うべきか。」
「魔王が誕生した?まず魔王って誰?」
「……ニグレード。この名前は、お前たちの脳裏にも焼き付いているだろう。」
「ニグレードは王じゃないの?」
「王か……。あいつはそう表現して残したのか。」
「あいつ?」
「今はいい。あとで説明する。魔王と王が同一人物、ニグレードだという認識でいい。」
「はいはい……。で、あの悪魔は何者なわけ?」
「奴は"死の悪魔ハデス"。ニグレードが最初に生み出した悪魔だ。その実力は悪魔の中でトップクラスのものだ。私は過去に一度、奴と遭遇したことがあるが、正直、まったく勝てる気がしなかった。」
「今の私たちに称賛は?」
「ない……とは言い切れないが、限りなくゼロに近いだろう。その上、今の奴は力を取り戻していない。力を取り戻せば尚更だ。」
椿は足を組んで青の顔を見る。青は「早く降りろ!」と言わんばかりに椿を睨んでいる。椿は足を戻し、再びグレイ・ローズのほうを見る。
「ハデスが言っていたけど、あの時代の者たちとは……あんた以外に誰がいたの?」
「あの時代には、魔王に対抗しようとする人々がたくさんいた。その中でも、とりわけ力を持つものがいた。その者たちは魔人と呼ばれ、その魔人の中でもトップクラスの実力を持つ4人は"英雄"として称えられた。英雄は悪魔及び、魔王に対抗しうる唯一の人間だった。」
「英雄……その中の1人が、あんたなんてことはない?」
「あぁ、その通りだ。4人の英雄はそれぞれ、慈愛、百花、幸福、陽光の英雄として呼ばれた。私は慈愛の称号を手にした。」
「へぇ、つまり、あんたも魔人になれるってことでいい?」
「昔はな。今は……怨念として生きる存在となったため、魔人の力は失われてしまった。それでも、全盛期の半分程度の力は保持している。」
玖羽は外から戻ってくると、美桜の隣に座り込む。
「陽光……文字通りに受け取るなら、俺はあいつのことを思い浮かべるな。」
「あいつ?1人だけ思い当たる節はあるけど…」
「ロビンだ。」
「やっぱり……。」
「何か気になることがあるのか?」
玖羽は疑問を浮かべた表情をする美桜に問う。
「実は、ニグレードを倒す直前、ロビンは何か不思議な力を使ったの。今思えば、あれは魔人の力に近いものなのかも……。」
「それが本当だったら、あいつは自分の意志で魔人になったことになるな。まぁ、詳しいことは誰にもわからねえか。」
玖羽は短剣を取り出してしげしげと見つめる。
「……あんた以外の英雄について、話してもらうことって可能かしら?」
椿は玖羽と美桜を横目に、グレイ・ローズに問いかける。
「構わない……が、その前に、あの2人の言うロビンという者について教えてもらえないか?」
椿は額に手を当ててため息をつく。
「彼は現在において唯一、青い炎を扱うことができる人物だった。だけどニグレードとの戦いの直後、何者かによって命を奪われた。これでいい?」
「青い炎………そいつは、太陽の人なのか?」
「はっ、わかるんだ。やっぱり……青い炎はニグレードに対して最も有効な攻撃なわけね。」
「当然だ。青い炎がなければ、魔王を殺すことは不可能だ。誰がそいつを殺したか、何か怪しい奴はいるか?」
「ディファラス。私は、奴のことを悪魔だと踏んでる。ロビンが殺された現場には痕跡がなかった。時間を操れるあの男なら、痕跡を消すのは容易だと思う。」
「ディファラスか……。」
グレイ・ローズは椿から視線を逸らして舌打ちをする。
「確定だな。奴が悪魔なのは間違いない。時空の悪魔ディファラス。時間と空間を操ること以上に厄介な力はない。」
「その様子だと、相当苦汁を飲まされたんじゃない?」
「あぁ、奴は唯一、私たちが取り逃がした悪魔だ。討伐は愚か、封印すらできなかった。お得意の狡猾性と、厄介極まりない能力で逃げたんだ。」
「なるほどねぇ……。ディファラスを倒すなら、早くケリを付けたほうが良さそうね。」
「それと……ロビンという者はもう死んでいるのか?」
「そこが問題なの。」
「ふむ………、私なら……その者を蘇生できるかもしれない。」
「それ……本気で言ってる?」
「私は常に本気だ。」
椿はグレイ・ローズの目を見る。瞳の奥から、偽りのない、純粋な意思を感じた。
「わかった……、あんたを信じる。」
「………話を戻す。私以外の英雄について話して欲しいんだったな?悪いが、1人以外は大半を忘れてしまっている。それでもいいなら話すが……。」
「それでも十分よ。」
「………百花の英雄。彼は、花を愛していた。魔法でも、花を用いた攻撃を行うくらいだ。花の魔法……これが、悪魔にはこの上なく有効だったことを憶えている。容姿は………お前に似ているような気もする。まぁ、気のせいだろう。」
「花の魔法がどんなものかは、憶えているかしら?」
「憶えていないわけではないが、あまりハッキリとは言えないな。強いて言うなら、美しいということぐらいだ。美しいものには棘がある、といった感じの魔法だ。」
「悪魔は美しいものにでも弱いの?」
「完全には否定できない。悪魔にはまだ分からないことが多いからな。」
2人が話をしていると、青は椿を振り下ろして美桜の中に戻る。
「逃げた……。まぁいいわ、続けて。」
椿は瓦礫の上に腰を下ろす。
「幸福の英雄。彼女は研究により、人々に多種多様な幸福を与えた。だが研究の中で、彼女はあることに興味を持った。………人と神の違いについてだ。」
「人と神の違い?それって、証明できるようなことなの?」
「当時の私は、彼女なら証明できると信じていた。しかし最終的には、ある疑問を残す結果となった。その疑問は、「人が神になった時、世界に何が起こるのか?」、というものだ。彼女はその後も研究を続けたが、満足できる答えに辿り着くことはなかった。」
「ちょっと待って。それって、人が神になる方法を見つけたってことじゃないの?」
美桜は考えるより先に発言していた。
「人が……神になる方法?」
椿とグレイ・ローズの視線が美桜に向けられる。美桜は怯んで地面にしゃがみ込む。
「……見つけた、か。彼女の口から、そのような言葉を聞くことはなかった。だが今思えば、見つけたと言えるのかもしれない。まぁ、その答えを私は知らない。残念ながら、神になる方法について答えることはできない。」
「……悪いけど、話を戻してくれる?」
「…………わかった。あと残っているのはあいつだけか……。陽光の英雄、アブルート。彼だけは、今でもハッキリと憶えている。彼の力なくしては、人々が魔王に対抗するのは不可能だっただろう。また、彼は世界で初めて魔人に昇華した人間であり、世界で最初の紡ぎ人でもある。あの時代では、彼は人類最強とも呼ばれていた。」
「………今更だけど、あんたの言うあの時代って何年前なわけ?」
「少なくとも、1000年は下らない。」
椿は頭を抱える。
「ちょっと待ってなさい。情報を整理してくるから。」
そう言って椿は美桜と玖羽を引っ張って外に出る。
「はぁぁぁぁ………静かにしろって言ったでしょうが……。」
「悪かったな。でもよ、あんな話を堂々とされたら反応しないなんて無理な話だぜ。」
美桜は玖羽の言葉に耳を傾けず、ずっと黙り込んで何かを考えている。
「さっきからずっと何してんだ?」
玖羽は美桜の額にデコピンをする。
「痛っ?!」
「何をずっと考えてんだ?」
「いや……陽光の英雄、アブルート?について考えてた。」
「世界で最初に魔人、紡ぎ人になったって奴だろ?」
「そこなのよ。世界で最初の紡ぎ人ってのが気になるの。セレストっていう紡ぎ人から聞いたんだけど、世界で最初の紡ぎ人は完全な蘇生魔法を知ってるかもしれないって。」
「それがそのアブルートってやつなのか?」
「さぁ……名前までは言ってなかったから分からない。」
「それで、セレストは他に何か言ってなかった?」
「確か、その紡ぎ人は"天上の地"に向かったって言ってた。」
「文字通りに解釈していいなら、空の上に大地があることになるぞ?」
「そう。だから、何か心当たりがあるかなって…。」
「あんたは何か気になることがあるようだな。」
「なんでそう思うの?」
美桜は椿の言葉に問い返す。
「雰囲気だ。迷っているように見える。」
「まぁ、間違ってはないかな…。玖羽、憶えてる?2年前、私たちがラスベガスに向かったときに起きたことを。」
「2年前……ラスベガス……、砂漠の中で夢を見たことか?一応、憶えてはいる。」
「そう。あの時は何も疑問に思わなかったけど、私は夢の中で長い螺旋階段を登って、雲の上にある幻想的な島に辿り着いたの。もしかしたら、それこそが天上の地なのかも。」
「そんな夢を見てたのかよ……。まあそれで言ったら、俺も不思議な夢を見たぜ。確かあれは……目が覚めたら、遺跡の中にいたんだったな。遺跡の中には1つのでかい扉があった。扉の奥には、変な歯車があったな。それを動かしたら、扉の先の景色が変わっていたぜ。」
「なにそれ……転移魔法?」
「いや、あれは魔法の類いじゃない。どんなカラクリがあるかは知らんが、少なくとも、現代の技術で作れるような代物じゃねえ。」
「じゃあ、未来人が作ったの?」
「なわけあるかよ……。だけど、1人だけ作れそうなやつがいる。」
「誰?」
「確か……幸福の英雄だったっけ?神になる方法を見つけたくらいだろ?だったら、あれぐらいのカラクリぐらいなら作れるんじゃないか?」
「そんなことができるわけ……」
「本当にそうかしら?」
椿が2人の会話に水を差す。
「呪法連合のユニウェルが使っていた銃を憶えているかしら?あの銃は魔力を弾丸として使用するもの。あの銃を作る技術を、こちらは保持していない。じゃあ、誰があの銃を作った?」
「今の技術では作れないの?」
「さっきからそう言ってるだろ。実際、私もそういった物を作ろうとしたことはあるが、どれも失敗に終わった。」
「でもそうなると、作れるのは1人だけに絞れるな。唯一過去の技術を持つ人間、グレイ・ローズ。あいつなら、そんな銃も作れっるてわけか。」
「まあいいわ。話は終わり。」
椿は玖羽のほうを見てから自身の席に戻る。
「おぉ怖っ……。」
玖羽は美桜を盾にするようにして隠れる。
「話の続きをしよう。その前に……情報を整理した際、あんたに聞くべきことがいくつか出てきた。」
「ユニウェルが持つ銃か?それとも、天上の地か?もしくは、遺跡の謎の扉か?」
「……聞こえてるのなら何か反応したら?」
「話を邪魔する気はない。」
「めんどくさいやつね。でもその様子だと、何かしらの情報を持ってるのは間違いないわね。」
「1つずつ話す。まずはユニウェルの持つ銃だが、私が作ったのは間違いない。だが技術を生み出したのは、幸福の英雄だ。だがその技術は、彼女の血筋が途絶えていない限り、現代まで受け継がれているはずだ。確か……花の名前のような苗字をしていたような。幸福の英雄の称号も、その苗字からとったものだったはずだ。」
「ふーん、で、天上の地ってなんなの?」
「それは私にも詳しくは分からない。だが、アブルートはその場所に関すること口にしていた。確か、"記憶に関する"場所であり、"歴史を語り継ぐ者のみが立ち入れる場所"だと言っていた。」
「歴史を語り継ぐ者………それは、紡ぎ人なの?」
「そこまでは分からない。あいつは多くを語ることはなかったからな。おそらく、私たちには無関係だからだろう。」
グレイ・ローズは首に掛けたネックレスを手に取る。よく見ると、ネックレスの先に時計がついている。
「時間だ。私にはやるべきことがある。」
「どこに行くつもり?」
椿はグレイ・ローズを呼び止める。
「お前たちも、早く対策をしたほうがいい。私は、これから起こることへの対策を行うだけだ。」
「何が起こるっていうの?」
グレイ・ローズは椿に背を向ける。
「……世界が……変わる。変革の時が訪れる。」
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