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おじさんは危険性がある事を認識していないので、もう一度説明した方が良いのか検討していると、おじさんから心配ないと言われてしまった。わたしはその根拠がどこからその自信がくるのか説明してもらいたかったが、リサの両親はその辺には興味がない様だ。続きに気持ちが向いている。
「部屋に持っていかないでどうするの?」
「例えばですが、お湯を用意できる近くに簡単な場所を用意するとかですかね?宿屋の中を見ていないので場所の用意ができるかはわかりませんが、場所を一つにすることでタオルの集配の手間を減らすことが出来ます」
「確かにそうね。場所が一つなら全部そこに用意するだけで助かるわ」
おばさんは利点に納得してもらえたみたいだ。ただ、場所が用意できるかは別問題になるし、ほかの事もある程度目安を決めたから場所は検討した方が良いと思う。
「場所もですが、洗面器やタオルの数はどうしますか?数の検討は必要だと思います。この辺は経費に直結するので大事だと思いますが」
「そうね、部屋分用意するべき?余っても乾かなかったときに使えば問題ないし。ダメになったら掃除に使えばいいもの。無駄にはならないと思うわ」
「確かにそうですね。始めに購入資金はかかりますが後の使用方法まで考えているなら問題ないと思います。収納場所はありますか?」
「大丈夫よ。シーツを入れるところに入れれば入るわ」
「なら、そこは問題ないとして。場所とお湯を入れる容器の問題ですね。洗面器にするのかピッチャーに用意して、お湯を捨てるものも用意するのか、バケツにするか。どうしますか?」
「お湯をたくさん用意するのも沸かすのが大変だから洗面器にするかな?でも運ぶのが危ないような気がするしね」
「それなら、部屋が用意できればそこにワゴンで運べばどうでしょうか?こぼすことも少ないかもしれません。籠を用意してタオルを入れてもらえば簡単だと思いますし」
「そうなると場所の問題になるな」
おじさんは黙って話を聞いていたが、一つの部屋で完結する方を選びたいようだ。人間、誰しも楽が出来るなら楽をしたいものだと思う。わたしも同意見なので否定はしない。わたしはおじさんたちの意見に同意をしながらお兄さんを盗み見る、何を考えているのだろうか。お兄さんは黙っては話を聞いているだけだ。反応は薄く、何を考えているか分からない。
見ているだけでは埒が明かないので、思い切って話を振ることにした。
「お兄さん。お兄さんはどう思いますか?お兄さんも一緒に働くんです。考えを聞けたら嬉しいです」
「いいんじゃないかな?」
お兄さんは当たり障りのない返事だ。どちらとも取れる返事でなんとも言えない。それを聞いていたおばさんが助け舟のつもりなのか口を挟んでくる。
「昨日話をしたときに、宿屋に着いたときにサッパリできる方が良いとこの子も行ってたのよ。ねえ」
最後の一言はお兄さんに向けられている。お兄さんの意見を肯定しているようで、その実何も言わせていない。
なんだろう?わたしは居心地の悪さを感じていた。お兄さんの発言を封じていい子に仕立てているような感じがする。もう一度水を向けても同じ結果が待ち構えているのは間違いない。わたしは様子を見ながらお兄さんが一人の時に話を聞くことにした。
おじさんたちに向けて具体策を用意するが、この後は宿屋の中を見せてもらった方がよさそうだ。
「おじさん、具体的な数字を決めるのも大事ですが、場所の検討を済ませてから決めましょう。その方が無駄が省けると思います」
わたしの意見に全員同意してもらえたので、宿屋の中をチェックさせてもらえることになった。
「部屋に持っていかないでどうするの?」
「例えばですが、お湯を用意できる近くに簡単な場所を用意するとかですかね?宿屋の中を見ていないので場所の用意ができるかはわかりませんが、場所を一つにすることでタオルの集配の手間を減らすことが出来ます」
「確かにそうね。場所が一つなら全部そこに用意するだけで助かるわ」
おばさんは利点に納得してもらえたみたいだ。ただ、場所が用意できるかは別問題になるし、ほかの事もある程度目安を決めたから場所は検討した方が良いと思う。
「場所もですが、洗面器やタオルの数はどうしますか?数の検討は必要だと思います。この辺は経費に直結するので大事だと思いますが」
「そうね、部屋分用意するべき?余っても乾かなかったときに使えば問題ないし。ダメになったら掃除に使えばいいもの。無駄にはならないと思うわ」
「確かにそうですね。始めに購入資金はかかりますが後の使用方法まで考えているなら問題ないと思います。収納場所はありますか?」
「大丈夫よ。シーツを入れるところに入れれば入るわ」
「なら、そこは問題ないとして。場所とお湯を入れる容器の問題ですね。洗面器にするのかピッチャーに用意して、お湯を捨てるものも用意するのか、バケツにするか。どうしますか?」
「お湯をたくさん用意するのも沸かすのが大変だから洗面器にするかな?でも運ぶのが危ないような気がするしね」
「それなら、部屋が用意できればそこにワゴンで運べばどうでしょうか?こぼすことも少ないかもしれません。籠を用意してタオルを入れてもらえば簡単だと思いますし」
「そうなると場所の問題になるな」
おじさんは黙って話を聞いていたが、一つの部屋で完結する方を選びたいようだ。人間、誰しも楽が出来るなら楽をしたいものだと思う。わたしも同意見なので否定はしない。わたしはおじさんたちの意見に同意をしながらお兄さんを盗み見る、何を考えているのだろうか。お兄さんは黙っては話を聞いているだけだ。反応は薄く、何を考えているか分からない。
見ているだけでは埒が明かないので、思い切って話を振ることにした。
「お兄さん。お兄さんはどう思いますか?お兄さんも一緒に働くんです。考えを聞けたら嬉しいです」
「いいんじゃないかな?」
お兄さんは当たり障りのない返事だ。どちらとも取れる返事でなんとも言えない。それを聞いていたおばさんが助け舟のつもりなのか口を挟んでくる。
「昨日話をしたときに、宿屋に着いたときにサッパリできる方が良いとこの子も行ってたのよ。ねえ」
最後の一言はお兄さんに向けられている。お兄さんの意見を肯定しているようで、その実何も言わせていない。
なんだろう?わたしは居心地の悪さを感じていた。お兄さんの発言を封じていい子に仕立てているような感じがする。もう一度水を向けても同じ結果が待ち構えているのは間違いない。わたしは様子を見ながらお兄さんが一人の時に話を聞くことにした。
おじさんたちに向けて具体策を用意するが、この後は宿屋の中を見せてもらった方がよさそうだ。
「おじさん、具体的な数字を決めるのも大事ですが、場所の検討を済ませてから決めましょう。その方が無駄が省けると思います」
わたしの意見に全員同意してもらえたので、宿屋の中をチェックさせてもらえることになった。
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