20 / 73
トロルの森
寝るにはまだ早い
しおりを挟む
宿屋への行き方に困っていたリトス達はラルアに交信を送ってもらい、通りすがりの村人に宿屋まで乗せてもらうことにした。
隆が宿屋に向かってから戻ってこないが、そろそろ着いている頃だろうとも思っていたが、着いた宿屋には隆の姿は見当たらなかった。
一方、隆は気絶したまま謎の少女に担がれ、村まで戻ってきていた。
「さて、どこに捨て…降ろせばいいかのう」
少女は建物の屋根からリトス達を探し、宿屋の入口に立っているリトス達を発見した。
すると少女は遠くにいたリトスの足元を目掛けて「よっ」という掛け声と共に担いでいた隆の片足を持って雑に投げた。
投げられた隆は回転を加えながらリトスの足元へ向かって飛んでいき、リトス達の目の前で頭が地面に刺さって到着した。
「よし」と言った少女の手には隆の足が握られ、捨てようか迷っているうちに灰となって消えた。
「情報を掴ませないためかのう…まぁよい、さっさと帰っておやつでも食べるとしようかのう」
突如目の前に現れた頭が地面に刺さり、片足がちぎれている何か。
リトス達はその何かが何故回転をかけて降ってきたのかは分からなかったが、それが隆だということは理解できた。
「色々驚いてるけどとりあえず引き抜こうか」
(僕も手伝うよ)
「拙者も手伝うでござるよ」
「いっせーの」という合図で一斉に引き抜く三人。
すると頭は地面に埋まったまま、体だけが抜けた。
「ギャアアァァァ!?グロいでござる!グロテスクでござる!」
(勢いをつけすぎちゃったね)
「そうだね。ところでこの場合って頭から体が再生するのかな?それとも体から頭が再生するのかな?」
「おぬしら冷静すぎではござらんか!?」
「だって慣れてるし」
(死んでないなら驚く必要ないね。あ、体が灰になって消えていくよ)
「この二人怖すぎるでござる…」
体の再生が終わると三人で土を掘り始め、青白くなった顔を見つけるとりトスは一気に土から引き抜いた。
引き抜くとすぐに隆の意識は回復し、口に入っていた土を水で吐き出した。
「うぇっ…ひでぇ目にあった…」
「何があったのでござるか?拙者が宿屋に向かった時にどこにもいなかったから心配してたでござるよ」
「ああ、実はな…」
隆は狭い路地に入って女性に誘惑されてついて行き、「死の街」へと行ったこと、その後アスモディアンに囲まれて食べられそうになって意識が途切れたことを話した。
「自業自得の一言に尽きるけど…さっきまで意識がなかったってことはどうやってここに来たということは分からないんだよね。死の街に行ったことも不思議だし…もしかして私達の他にも魔王を倒そうとしてる人がいるのかな」
(そうだとしたらかなり強い人だね。空間移動が可能でアスモディアンを次々と倒してしまう…)
「でも拙者達の前に現れずに隆殿をここに投げたのでござるよ?それに隆殿を拙者達の所に投げたということは少なくとも拙者達を知っている人でないと無理でござろう?」
「そうだね…うーん、そんな人知り合いにいたかな…」
いくら考えても思いつかず、「謎の人」が助けてくれたことにしてリトス以外腹が減った一行は宿屋内の食堂へと入っていった。
食堂内はどれもトロルのサイズだが木の椅子、木のテーブル、木の床とあらゆるものが木で作られ、食堂内は様々な料理の匂いが漂っていた。
「まだ夕刻だからでござろうか、拙者達以外の人はいないようでござるな。しかしこれでは座るところも無いでござるしー」
「ヒューマンのお客さーん!こちらへどうぞー!」
どこからともなく聞こえてくる声。
声は遠く、かろうじて聞こえてくる声に一行は戸惑う。
「こちらですー!こちらですよー!」
リトスが耳を澄まし、声が聞こえる方に近づいていくと食堂の隅にヒューマンサイズの食堂があり、入口前にはエプロンを着た狐の獣人が立っていた。
「いらっしゃいませー!ヒューマンサイズのお客さんが来るのは久しぶりなのでついつい大きな声で叫んでしまいましたよー!」
「そりゃトロルの村だから私達みたいな人が来るのは珍しいかもね。経営はできてるの?」
「ええ、普段は私一人でトロルの人達に料理を提供してますから。どうぞ中へ入ってください」
引き戸を開けると先程までいた食堂とは違って全てがヒューマンサイズになっており、隆達は感覚が麻痺して小さくすら見えた。
壁一面に飾られた木札には様々な料理が書いてあり、暴れ豚の煮物やビッグシザーの刺身など美味しそうなものから鉄鉱石のダイヤモンド添え、などリトス達が食べられないものまで揃っていた。
「トロルの村にはヒューマンの方やアスモディアンの方が来られるので種族にあった食べ物を用意しておかないと困ってしまいますからね。それでは皆さん、何を食べますか?」
こうしてリトスは木の実団子を、隆は暴れ豚ステーキ定食を、ラルアはサファイアパフェを、ライナはポイズンドリアを食べていった。
食堂を後にした一行は寝るにはまだ少し早く、隆を一人用の部屋に見送ってから数人用の指定された部屋に入って雑談を始めた。
リトスの目の病気の話やライナが王から報酬を後払いにされている話など盛り上がり、話題はラルアの出生になった。
「そういえばラルアはどこの森で生まれたの?チアミンの奴隷屋で売られてたからその近くで生まれてると思うんだけど」
(僕の生まれたところは確か…名前なんてなかった場所だよ。あの街には彷徨っていたら着いた場所で、言葉も通じないまま売りに出されてたからね)
「そうでござるか…地図を見ても分からないでござるか?」
(多分わからないと思う。街までいった道はうろ覚えだから)
「まぁ一応見てみるでござるよ」
リトスのリュックから地図を取り出して広げるライナ。
ラルアがチアミンへの道思い出しながらチアミンの街から辿っていくとアスモディアンの領地へと入っていく。
危険と言われる死の街から更に上へ辿り、そこには一つの樹が描かれている場所があった。
(多分だけど、僕はここで生まれたんじゃないかな)
その樹はアスモディアン領地に大きくそびえ、この世界の魔力の根源とも言える大樹である世界樹だった。
隆が宿屋に向かってから戻ってこないが、そろそろ着いている頃だろうとも思っていたが、着いた宿屋には隆の姿は見当たらなかった。
一方、隆は気絶したまま謎の少女に担がれ、村まで戻ってきていた。
「さて、どこに捨て…降ろせばいいかのう」
少女は建物の屋根からリトス達を探し、宿屋の入口に立っているリトス達を発見した。
すると少女は遠くにいたリトスの足元を目掛けて「よっ」という掛け声と共に担いでいた隆の片足を持って雑に投げた。
投げられた隆は回転を加えながらリトスの足元へ向かって飛んでいき、リトス達の目の前で頭が地面に刺さって到着した。
「よし」と言った少女の手には隆の足が握られ、捨てようか迷っているうちに灰となって消えた。
「情報を掴ませないためかのう…まぁよい、さっさと帰っておやつでも食べるとしようかのう」
突如目の前に現れた頭が地面に刺さり、片足がちぎれている何か。
リトス達はその何かが何故回転をかけて降ってきたのかは分からなかったが、それが隆だということは理解できた。
「色々驚いてるけどとりあえず引き抜こうか」
(僕も手伝うよ)
「拙者も手伝うでござるよ」
「いっせーの」という合図で一斉に引き抜く三人。
すると頭は地面に埋まったまま、体だけが抜けた。
「ギャアアァァァ!?グロいでござる!グロテスクでござる!」
(勢いをつけすぎちゃったね)
「そうだね。ところでこの場合って頭から体が再生するのかな?それとも体から頭が再生するのかな?」
「おぬしら冷静すぎではござらんか!?」
「だって慣れてるし」
(死んでないなら驚く必要ないね。あ、体が灰になって消えていくよ)
「この二人怖すぎるでござる…」
体の再生が終わると三人で土を掘り始め、青白くなった顔を見つけるとりトスは一気に土から引き抜いた。
引き抜くとすぐに隆の意識は回復し、口に入っていた土を水で吐き出した。
「うぇっ…ひでぇ目にあった…」
「何があったのでござるか?拙者が宿屋に向かった時にどこにもいなかったから心配してたでござるよ」
「ああ、実はな…」
隆は狭い路地に入って女性に誘惑されてついて行き、「死の街」へと行ったこと、その後アスモディアンに囲まれて食べられそうになって意識が途切れたことを話した。
「自業自得の一言に尽きるけど…さっきまで意識がなかったってことはどうやってここに来たということは分からないんだよね。死の街に行ったことも不思議だし…もしかして私達の他にも魔王を倒そうとしてる人がいるのかな」
(そうだとしたらかなり強い人だね。空間移動が可能でアスモディアンを次々と倒してしまう…)
「でも拙者達の前に現れずに隆殿をここに投げたのでござるよ?それに隆殿を拙者達の所に投げたということは少なくとも拙者達を知っている人でないと無理でござろう?」
「そうだね…うーん、そんな人知り合いにいたかな…」
いくら考えても思いつかず、「謎の人」が助けてくれたことにしてリトス以外腹が減った一行は宿屋内の食堂へと入っていった。
食堂内はどれもトロルのサイズだが木の椅子、木のテーブル、木の床とあらゆるものが木で作られ、食堂内は様々な料理の匂いが漂っていた。
「まだ夕刻だからでござろうか、拙者達以外の人はいないようでござるな。しかしこれでは座るところも無いでござるしー」
「ヒューマンのお客さーん!こちらへどうぞー!」
どこからともなく聞こえてくる声。
声は遠く、かろうじて聞こえてくる声に一行は戸惑う。
「こちらですー!こちらですよー!」
リトスが耳を澄まし、声が聞こえる方に近づいていくと食堂の隅にヒューマンサイズの食堂があり、入口前にはエプロンを着た狐の獣人が立っていた。
「いらっしゃいませー!ヒューマンサイズのお客さんが来るのは久しぶりなのでついつい大きな声で叫んでしまいましたよー!」
「そりゃトロルの村だから私達みたいな人が来るのは珍しいかもね。経営はできてるの?」
「ええ、普段は私一人でトロルの人達に料理を提供してますから。どうぞ中へ入ってください」
引き戸を開けると先程までいた食堂とは違って全てがヒューマンサイズになっており、隆達は感覚が麻痺して小さくすら見えた。
壁一面に飾られた木札には様々な料理が書いてあり、暴れ豚の煮物やビッグシザーの刺身など美味しそうなものから鉄鉱石のダイヤモンド添え、などリトス達が食べられないものまで揃っていた。
「トロルの村にはヒューマンの方やアスモディアンの方が来られるので種族にあった食べ物を用意しておかないと困ってしまいますからね。それでは皆さん、何を食べますか?」
こうしてリトスは木の実団子を、隆は暴れ豚ステーキ定食を、ラルアはサファイアパフェを、ライナはポイズンドリアを食べていった。
食堂を後にした一行は寝るにはまだ少し早く、隆を一人用の部屋に見送ってから数人用の指定された部屋に入って雑談を始めた。
リトスの目の病気の話やライナが王から報酬を後払いにされている話など盛り上がり、話題はラルアの出生になった。
「そういえばラルアはどこの森で生まれたの?チアミンの奴隷屋で売られてたからその近くで生まれてると思うんだけど」
(僕の生まれたところは確か…名前なんてなかった場所だよ。あの街には彷徨っていたら着いた場所で、言葉も通じないまま売りに出されてたからね)
「そうでござるか…地図を見ても分からないでござるか?」
(多分わからないと思う。街までいった道はうろ覚えだから)
「まぁ一応見てみるでござるよ」
リトスのリュックから地図を取り出して広げるライナ。
ラルアがチアミンへの道思い出しながらチアミンの街から辿っていくとアスモディアンの領地へと入っていく。
危険と言われる死の街から更に上へ辿り、そこには一つの樹が描かれている場所があった。
(多分だけど、僕はここで生まれたんじゃないかな)
その樹はアスモディアン領地に大きくそびえ、この世界の魔力の根源とも言える大樹である世界樹だった。
0
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
処刑回避のために「空気」になったら、なぜか冷徹公爵(パパ)に溺愛されるまで。
チャビューヘ
ファンタジー
「掃除(処分)しろ」と私を捨てた冷徹な父。生き残るために「心を無」にして媚びを売ったら。
「……お前の声だけが、うるさくない」
心の声が聞こえるパパと、それを知らずに生存戦略を練る娘の、すれ違い溺愛物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる