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トロルの森
二日酔いの喧嘩
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内心ではずっと「声は少女だが何かオーラがすごい人」と話していたリトス。
しかし話していた相手は世界を統べようとしている魔王だった。
(こっちが魔王を倒していうことを魔王は知っているはず。それなのに酒飲み相手に私を指名するってことは私が魔王を倒せないと分かっているから…だろうな)
「うむ?その様子だと酔いが醒めてしまったようじゃな。さては妾が魔王だと分かってショックを受けたのか?」
「そんなところだね…そのおかげで何で私をここに連れてきたのかも分かったけど」
「クフフ、頭の回るやつじゃの。お前達の中で冷静そうなやつを選んでおいて良かったわ」
「それで…私を連れてきた本当の理由は?」
「妾の仲間になれ」、「妾を倒すのを諦めろ」などと言われるのを覚悟していたが、魔王の口から出たのは「ただ酒を飲んで話をしたかったから」という言葉だった。
魔王の周りにはその日にあったことを報告をするものや街に行ってもヒューマンを殺した自慢話をする者しかおらず、酒を飲んで面白い話ができるような相手がいなかったという。
「そんなわけで無謀にも妾に挑もうと勇者よろしく冒険をしているお前達の誰かと酒を飲もうとしたのじゃ。最初は世界樹の子供にしようとしたのじゃがあやつは冷静すぎて笑が魔王だと分かった瞬間に殺そうと思うからやめておいた。隆は変態じゃしあのサソリ女もお前達と出会ったばかりで大した話もできそうにないじゃろ?」
「はぁ…」
「ほれほれ、まだ夜明けまでは時間があるぞ。お前達の冒険活劇を妾に語るのじゃ!妾はお前達のことを朝から晩まで見守っていたわけではないのじゃからな!」
「えぇ…」
目を輝かせて期待をする魔王。
りトスはなんとなく期待をされているような気がしたのでところどころ話を盛りつつトロルの村までにあったことを酒を飲みつつ話した。
その合間に魔王は「実はそれ妾の部下がやった」など暴露をしていき、リトスの緊張はどんどんほぐれていき、宿屋に帰される時には「また飲もう」と仲良く手を振り合うほどの仲になってしまった。
千鳥足でなんとか部屋に戻りベッドに倒れるリトス。
外はもう日が昇り始めていた。
翌朝、ラルアによって物理的にたたき起こされたりトスは二日酔いによる気持ち悪さと頭痛で倒れそうになるも着替えなどの準備を始めた。
「大丈夫でござるか?顔が青いでござるよ」
「だ…だいじょ…やっぱ無理かも」
(今日は一日横になっていたほうがいいんじゃないかな。隆に馬車での移動は明日にするって言ってくるよ)
「いや…馬車なら横になれ…うおえっ」
吐きそうになりつつも耐えるリトス。
吐けば二人に嫌われるかもしれないという不安と吐けば少しは楽になれるかもしれないという希望で葛藤していた。
しかし見るに耐えなかったラルアは隆史の部屋に行ってしまい、ライナは「大丈夫…大丈夫だから…」と小さな声で呟くリトスを半ば無理やり寝る格好へと着替えさせた
一方、魔王は自分の城に戻ったあと部屋の目の前で眠気に耐えられず眠ってしまった。
そこに片眼鏡をかけた紳士らしいインキュバスが通りかかり、酔いつぶれたことが分かると小さな体を背負い布団へと放り投げたのであった。
「むにゃ…明日も飲むぞ…」
「はいはい飲酒はほどほどにしやがれってんだ見た目犯罪飲酒魔王様。さて報告を夢の中でさせていただきますよ」
「聞きたくないー」
二日酔いにより一日中天井を見つめることになったリトス。
その横ではしかめっ面をしてライナが座っていた。
「まさか二日酔いとは思わなかったでござるよ…ラルア殿がリトス殿の思考を読み取らなければ風邪か何かと勘違いしていたところでござる」
「まぁまぁ…二日酔いで良かったってことで…」
「良くないでござる。それにしてもいつ、どこで飲みに行ってたのでござるか?」
「あー…えーっとそれは…」
(魔王と一緒に酒を飲んでいたとは言えない…内緒にしろとは言われてないけど言ったら私が裏切り者みたいになるよね…)
「わ…忘れた」
「忘れたでござるかぁ!?まぁ所詮目が見えないから仕方ないでござるな」
「はっ…言ってろキャラだけ忍者」
その時、ライナの中で何かの糸が切れた。
「言ってはいけないことを言ったでござるな…」
「何?もしかして自覚してたの?両親ともに忍者で子供の頃憧れていたけど成長するにつれてイタくなっちゃってそれでも伝統は引き継がなっきゃいけなくなったっていう事情を持ってるの?」
「いつでも拙者がおぬしを殺せると分かっていてその口でござるか。ラルア殿がここにいない今おぬしを助けるものはいないのでござるよ?」
ライナは尻尾を構え、リトスは布団の中に潜ませておいた武器を構える。
「仲間になって一日しか経っていないでござるが殺すでござる」
「殺れるもんなら…殺ってみろ!」
ライナは尻尾を振りおろし、体に刺さる寸前でリトスは尻尾を弾く。
布団の上に立ち上がったリトスは布団を投げて目くらましをしようとするが、その時既にライナは背後に回っていた。
「死ねでござる!」
「それはこっちの台詞だぁ!」
クナイとカットラスがぶつかる音が部屋に響き渡る。リトスは毒が飛ばされにように低い体勢でライナの腕を蹴り上げ、布団から降りて杖を持ち、窓に叩きつけてガラスを割る。
「そこから飛び降りる気でござるか?ここは建物の二階とは言えどトロルの作った建物の高さが分からないほどおぬしは頭が悪くないでござるよな?」
「当然。理由は言わないけどね!」
武器の一つを投げるリトス。難なく避けるライナは一気に距離を詰め、体を回転させて尻尾を勢いよくリトスにぶつけようとする。
リトスは武器で受け止めようとするが勢いで吹き飛んでしまい、壁に背中をぶつける。
「ったぁ…」
「冥土の土産に言わせてもらうでござるが拙者はなりたくてくノ一になったでござる。父上も母上も忍者ではないでござる。さて、あまり話すと隆殿達が来てしまうからサクっと殺させてもらうでござるよ」
尻尾を振り上げ、リトスの体に振り下ろそうとするライナ。しかし不意に飛んできたベッドによってそれは阻止された。
(喧嘩…にしては随分と殺気が高かったから来てみたけど…何をしてるの二人共)
片手で出した枝で器用にベッドを持ち上げ、もう片方の手から出した蔦で二人を拘束するラルア。
(リトス、君はそんなに喧嘩がしたいの?隆の時といい喧嘩を仕掛けるのは君だったよね)
「これが喧嘩に見える?ライナは私を殺しにかかってるんだよ」
「拙者を侮辱したのはそっちでござる!」
「私が盲目なことを馬鹿にしたのはそっちでしょうが!」
(二人共…しばらく頭冷やして)
ラルアは二人をベッドに巻きつけ、部屋の両端にくっつけて固定した。
武器で蔦を切ろうとする二人だが、蔦は思った以上に硬く、切れそうにない。
ライナは自分の毒で蔦を腐らせようとも試みるが、それも読まれていたのかこれ以上伸ばせないようにベッドに縛り付けられていた。
(ガラスを割ったのはリトスだよね?僕がここに来るのだと思ってやったことなんだろうと思うけど、僕がここに来なかったら君は死んでいたんだよ)
「それはどうだろうね。壁に刺さってる私の武器を見てごらん」
ラルアが壁に刺さったカットラスを見ると糸が巻いてあり、その糸はリトスの手へとつながっていた。
「足音でラルアが来るのは分かってたけど万が一来なかったら頭…もしくは尻尾を切るつもりだったよ」
(リトス…君は…)
「今は指一本動かせないからできないけどね。ラルア、危ないからその糸切っておいてくれる?」
ラルアに向かって優しく微笑みかけるリトス。
しかしラルアにはその微笑みすら怪しく、早々に壁に刺さっているカットラスを引き抜いて糸を切った。
(僕は…君が怖いよ。隆を躊躇なく殺す事とか、人が死んでも仕方ないって思うこととか…)
「何を今更言ってるの。エルフなんて大体こんなものだよ。他種族のことなんてどうでもいい。自分達さえ生き残れれば他種族が全滅しようが関係ない。村を追い出された私からすればもうエルフすら滅びてもどうでもいいけどね…」
「自暴自棄でござるか、みっともないでござるな!」
「誰がいつ自暴自棄になったと言ったの?私はどんな手段を使ってでも生き残ってる。そして私を追い出した村を滅ぼす。そのためなら何人でも何十人でも殺しても構わないって言ってんの!」
(二人共、黙って)
いつの間にかラルアは大きな木槌を持っており、頭に強い衝撃を受けたリトスとライナは意識を失ってしまった。
しかし話していた相手は世界を統べようとしている魔王だった。
(こっちが魔王を倒していうことを魔王は知っているはず。それなのに酒飲み相手に私を指名するってことは私が魔王を倒せないと分かっているから…だろうな)
「うむ?その様子だと酔いが醒めてしまったようじゃな。さては妾が魔王だと分かってショックを受けたのか?」
「そんなところだね…そのおかげで何で私をここに連れてきたのかも分かったけど」
「クフフ、頭の回るやつじゃの。お前達の中で冷静そうなやつを選んでおいて良かったわ」
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「そんなわけで無謀にも妾に挑もうと勇者よろしく冒険をしているお前達の誰かと酒を飲もうとしたのじゃ。最初は世界樹の子供にしようとしたのじゃがあやつは冷静すぎて笑が魔王だと分かった瞬間に殺そうと思うからやめておいた。隆は変態じゃしあのサソリ女もお前達と出会ったばかりで大した話もできそうにないじゃろ?」
「はぁ…」
「ほれほれ、まだ夜明けまでは時間があるぞ。お前達の冒険活劇を妾に語るのじゃ!妾はお前達のことを朝から晩まで見守っていたわけではないのじゃからな!」
「えぇ…」
目を輝かせて期待をする魔王。
りトスはなんとなく期待をされているような気がしたのでところどころ話を盛りつつトロルの村までにあったことを酒を飲みつつ話した。
その合間に魔王は「実はそれ妾の部下がやった」など暴露をしていき、リトスの緊張はどんどんほぐれていき、宿屋に帰される時には「また飲もう」と仲良く手を振り合うほどの仲になってしまった。
千鳥足でなんとか部屋に戻りベッドに倒れるリトス。
外はもう日が昇り始めていた。
翌朝、ラルアによって物理的にたたき起こされたりトスは二日酔いによる気持ち悪さと頭痛で倒れそうになるも着替えなどの準備を始めた。
「大丈夫でござるか?顔が青いでござるよ」
「だ…だいじょ…やっぱ無理かも」
(今日は一日横になっていたほうがいいんじゃないかな。隆に馬車での移動は明日にするって言ってくるよ)
「いや…馬車なら横になれ…うおえっ」
吐きそうになりつつも耐えるリトス。
吐けば二人に嫌われるかもしれないという不安と吐けば少しは楽になれるかもしれないという希望で葛藤していた。
しかし見るに耐えなかったラルアは隆史の部屋に行ってしまい、ライナは「大丈夫…大丈夫だから…」と小さな声で呟くリトスを半ば無理やり寝る格好へと着替えさせた
一方、魔王は自分の城に戻ったあと部屋の目の前で眠気に耐えられず眠ってしまった。
そこに片眼鏡をかけた紳士らしいインキュバスが通りかかり、酔いつぶれたことが分かると小さな体を背負い布団へと放り投げたのであった。
「むにゃ…明日も飲むぞ…」
「はいはい飲酒はほどほどにしやがれってんだ見た目犯罪飲酒魔王様。さて報告を夢の中でさせていただきますよ」
「聞きたくないー」
二日酔いにより一日中天井を見つめることになったリトス。
その横ではしかめっ面をしてライナが座っていた。
「まさか二日酔いとは思わなかったでござるよ…ラルア殿がリトス殿の思考を読み取らなければ風邪か何かと勘違いしていたところでござる」
「まぁまぁ…二日酔いで良かったってことで…」
「良くないでござる。それにしてもいつ、どこで飲みに行ってたのでござるか?」
「あー…えーっとそれは…」
(魔王と一緒に酒を飲んでいたとは言えない…内緒にしろとは言われてないけど言ったら私が裏切り者みたいになるよね…)
「わ…忘れた」
「忘れたでござるかぁ!?まぁ所詮目が見えないから仕方ないでござるな」
「はっ…言ってろキャラだけ忍者」
その時、ライナの中で何かの糸が切れた。
「言ってはいけないことを言ったでござるな…」
「何?もしかして自覚してたの?両親ともに忍者で子供の頃憧れていたけど成長するにつれてイタくなっちゃってそれでも伝統は引き継がなっきゃいけなくなったっていう事情を持ってるの?」
「いつでも拙者がおぬしを殺せると分かっていてその口でござるか。ラルア殿がここにいない今おぬしを助けるものはいないのでござるよ?」
ライナは尻尾を構え、リトスは布団の中に潜ませておいた武器を構える。
「仲間になって一日しか経っていないでござるが殺すでござる」
「殺れるもんなら…殺ってみろ!」
ライナは尻尾を振りおろし、体に刺さる寸前でリトスは尻尾を弾く。
布団の上に立ち上がったリトスは布団を投げて目くらましをしようとするが、その時既にライナは背後に回っていた。
「死ねでござる!」
「それはこっちの台詞だぁ!」
クナイとカットラスがぶつかる音が部屋に響き渡る。リトスは毒が飛ばされにように低い体勢でライナの腕を蹴り上げ、布団から降りて杖を持ち、窓に叩きつけてガラスを割る。
「そこから飛び降りる気でござるか?ここは建物の二階とは言えどトロルの作った建物の高さが分からないほどおぬしは頭が悪くないでござるよな?」
「当然。理由は言わないけどね!」
武器の一つを投げるリトス。難なく避けるライナは一気に距離を詰め、体を回転させて尻尾を勢いよくリトスにぶつけようとする。
リトスは武器で受け止めようとするが勢いで吹き飛んでしまい、壁に背中をぶつける。
「ったぁ…」
「冥土の土産に言わせてもらうでござるが拙者はなりたくてくノ一になったでござる。父上も母上も忍者ではないでござる。さて、あまり話すと隆殿達が来てしまうからサクっと殺させてもらうでござるよ」
尻尾を振り上げ、リトスの体に振り下ろそうとするライナ。しかし不意に飛んできたベッドによってそれは阻止された。
(喧嘩…にしては随分と殺気が高かったから来てみたけど…何をしてるの二人共)
片手で出した枝で器用にベッドを持ち上げ、もう片方の手から出した蔦で二人を拘束するラルア。
(リトス、君はそんなに喧嘩がしたいの?隆の時といい喧嘩を仕掛けるのは君だったよね)
「これが喧嘩に見える?ライナは私を殺しにかかってるんだよ」
「拙者を侮辱したのはそっちでござる!」
「私が盲目なことを馬鹿にしたのはそっちでしょうが!」
(二人共…しばらく頭冷やして)
ラルアは二人をベッドに巻きつけ、部屋の両端にくっつけて固定した。
武器で蔦を切ろうとする二人だが、蔦は思った以上に硬く、切れそうにない。
ライナは自分の毒で蔦を腐らせようとも試みるが、それも読まれていたのかこれ以上伸ばせないようにベッドに縛り付けられていた。
(ガラスを割ったのはリトスだよね?僕がここに来るのだと思ってやったことなんだろうと思うけど、僕がここに来なかったら君は死んでいたんだよ)
「それはどうだろうね。壁に刺さってる私の武器を見てごらん」
ラルアが壁に刺さったカットラスを見ると糸が巻いてあり、その糸はリトスの手へとつながっていた。
「足音でラルアが来るのは分かってたけど万が一来なかったら頭…もしくは尻尾を切るつもりだったよ」
(リトス…君は…)
「今は指一本動かせないからできないけどね。ラルア、危ないからその糸切っておいてくれる?」
ラルアに向かって優しく微笑みかけるリトス。
しかしラルアにはその微笑みすら怪しく、早々に壁に刺さっているカットラスを引き抜いて糸を切った。
(僕は…君が怖いよ。隆を躊躇なく殺す事とか、人が死んでも仕方ないって思うこととか…)
「何を今更言ってるの。エルフなんて大体こんなものだよ。他種族のことなんてどうでもいい。自分達さえ生き残れれば他種族が全滅しようが関係ない。村を追い出された私からすればもうエルフすら滅びてもどうでもいいけどね…」
「自暴自棄でござるか、みっともないでござるな!」
「誰がいつ自暴自棄になったと言ったの?私はどんな手段を使ってでも生き残ってる。そして私を追い出した村を滅ぼす。そのためなら何人でも何十人でも殺しても構わないって言ってんの!」
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