あの日、北京の街角で4 大連デイズ

ゆまは なお

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 もともとフロント部分は最低限そこを包むだけしか布はなかったが、小さな布を押し下げて濡れた性器がたちあがっていて、両腿のつけ根には輪になった青い生地がある。その後ろはカットされていて、孝弘からは丸く切り取られた素肌の結合部が見えるのだ。
 
「やだっ」

 自覚した途端、カーッと羞恥がこみ上げて体をひねろうとしたが、それより早く孝弘が体重をかけて「ダメ」とシーツに押しつけた。

「このままさせて」

 さっきまで受け入れていたそこは孝弘の昂りを喜んで迎え入れ、ぐちゅぐちゅと抜き差しされるたびに音をたてる。

「視覚の効果って大きいな」
「バカ」

「でも祐樹だって見たら興奮しただろ?」

 確かに一気に恥ずかしくなったが、興奮とは違うと思う。でもそんなことを言う暇もなく孝弘が大きく腰をグラインドさせて、祐樹は胸を反らせた。

「あ、ああ、やっ……んん、あっ」

 つんと色づいた乳首をつままれて、反射的に孝弘を締めつけてしまう。そこを押し開くように孝弘が身を沈めて来て、繋がりが深くなった。

 きょう初めての深さはまだ苦しい、それなのに奥まで密着すると安心する。


「あー、気持ちいい」
 孝弘の満足げなため息が聞こえると、もう何でもいいかという気にもなる。

 恋人が自分の体で快感を得て気持ちよさげにしていると、祐樹も満足感を感じる。一緒によくなって深まっていく感じが嬉しい。

 ゆっくりした動きで奥から入口まで擦られると、じれったくなって孝弘を抱き寄せた。

「いいっ、孝弘、もっと…っ、あ」
「うん、まだいかないで」

 互いの興奮を煽りながら快感を分け合う。気持ちよくて溶けそうと背中を駆け抜ける感覚に首を振る。

 孝弘の眉を寄せた顔を見上げた。頂上まで一気に駆け上がらないように、堪能しながら快楽を堪えている表情。じぶんもそんな顔をしているだろうか。

 抱き合って深く交りあうと、境目がわからなくなる気がしてくる。もっと引き延ばしたくて腰を押し付けるように揺らすと、弾けてしまわないぎりぎりのところを孝弘が擦りあげてくる。

「エロい顔、かわいい」
「や、そこ、もう…むり……ッ」

「ん、俺ももう、いく」
「あっ、あ、いいっ」

 祐樹がぎゅっと孝弘にしがみつき、絶頂を迎える。小さく痙攣するように中がうねって熱くて硬い昂ぶりを締めあげるのを感じていると、胴震いした孝弘も後を追うように射精した。

「まだ中絡んでる」

 まだ息を切らした孝弘が、両肘をついて祐樹の額にキスをした。放出しても体は余韻で震えていて、勝手に蠢いてさらに先を欲しがっている。

「うん、まだしたい」
 
 祐樹が囁くと、孝弘はにやりと笑ってこめかみに口づけた。

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