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しおりを挟む「ちょっとした余興だ」
「余興?」
眉をひそめたラファエルを抱き寄せ、魔族の大侯爵アシュタルトは楽しげに紅い瞳を煌めかせる。ランプに灯るのは蝋燭の火ではなく、魔法の炎だ。
豪奢な天鵞絨張りの内装のソファに深くもたれて寛いでいる姿は美しかった。
「何も気にすることはない」
優雅な仕草でラファエルの銀の髪をかきあげ、手のひらの上で口づける。灯りが滑り落ちる髪に反射した。その美しさを楽しんで、アシュタルトは耳元に囁いた。
「お前はいつも通り淫らに体を開けばよい」
その言葉でラファエルは悟った。
きっとこれから、ひどい目に遭うのだ。
でも自分にはどうすることもできない。ひたすら耐えて時間が過ぎるのを待つだけだ。
「そう怯えることはない。快楽に堕ちるお前は格別に美しい。それを見せつけてやればいい」
見せつける?
一体だれに?
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