魔族の寵愛

ゆまは なお

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「どこが熱い?」
「……中、中が、熱くて…」

 意地悪な問いかけに、必死で答える。

 きゅっと乳首をつねられて、びくっと体が跳ねた。

 さっきからずっと胸から脇腹あたりをいたずらに舐めたり触ったりしているだけで、魔族はそれ以上のことはしてこない。何度も舐めて吸いつかれた乳首はつんと尖って、じんじんと熱を持っている。

 そこから広がった熱で、もう全身がほてっていた。

「望みがあれば口に出せ。魔族には人の気持ちなどわからぬぞ」
 何もかも見透かした紅い眼で、彼がいっそう優しい声で唆す。

「何も、ない、です」
 途切れ途切れに意地で答えたが、それにも魔族は楽しげに笑うだけだ。

「そうか。何もなかったか」
 するりとラファエルの体から手を引いて、起き上がる。

 手をひらりと返したと思ったらその手にはワイングラスがあり、ベッドに腰掛けた状態で優雅にワインを飲むさまは絵画に出てきそうなほど美しかった。

 魔族がワインを楽しんでいる間にも、ラファエルの体はさっきの口づけの影響で徐々に熱くなり、体の奥から疼いて仕方がない。

 おさめる方法は一つしかないことは、この3ヵ月で学んだ。

 どんなに抵抗しようとしても、魔族の誘惑には勝てないのだ。


 彼はゆったりと脚を組み、ラファエルが苦しげにベッドの上で熱い体を持て余しているのを、機嫌よく眺めている。

 とうとうラファエルは泣きながら哀願した。

 まだ16歳の未熟な体に魔族のあまい淫らな毒はあまりにも強く、これ以上意地を張るのは無理だった。

「して、ください」
「何を?」

 ひどく優しい声で、意地悪く問い返される。

 ラファエルの望みなど百も承知で尋ねてくるのが憎らしい。

「…あなたが欲しいです」
「ほう…」

 優雅にワインを飲み干して、魔族はラファエルの泣き顔を見下ろした。

「かわいいな、お前は」
 尖った爪の先が頬に触れて、それだけで全身に震えが走る。

「もっときちんと言ってみろ」
「…抱いて、欲しいんです」

「どんなふうに?」
「お願いです。我慢、できない…」

 力なく首を振って、うなだれる。

 こんなのは、赦されないことなのに…。

 小さく体を震わせて、身の内からじりじりと上がる熱に必死に耐えているラファエルを、魔族は愛おしそうに眺めた。

「もう我慢できないか? 淫らでいい体になったな」

 彼は残酷な言葉でラファエルを嬲り、声をあげて笑いながらベッドに押し倒すと大きく両脚を開かせた。

「ほら、物欲しげに口を開けている」
「言わないでっ」

 明るいランプの下ですべてをさらけ出され、ラファエルは顔を倒して必死に羞恥に耐える。

「褒めているのに、何を泣く?」
「こんなのは、…いけないことです」

「今さらだな。でも欲しいんだろう?」

 良心と欲望の狭間で葛藤し、快楽に負けて泣き乱れる姿がこれほど魔族を惹きつけることなど思いもよらないラファエルは、惜しげもなくその痴態をさらしている。

「さあ我を受け入れて、泣いて悦べ」

 熱く硬い塊がそこに押しつけられ、触れた場所が期待で淫らにうごめいた。

 次の瞬間、ぐっと一息に突きいれられて、ラファエルは絶叫した。

「いや、やっ、ああ、あ、やああっーーーーーーーーー」

 ものすごい快感が貫かれた場所から脳天まで突き上げて、一気に射精する。びくびくと体が跳ね、白いものをまき散らした。

 魔族はそんなことにはお構いなしに何度も腰を行き来させ、ラファエルを快楽の渦に巻き込んだ。最奥まで突かれて淫らに悦ぶ内壁が絡みつく。

「あっ、あぁ…、やだ、いや……ああっ」
「嫌か? やめるか?」

 ようやく与えられた快感に、ラファエルは意識を飛ばさないだけで精一杯で、突き上げられるままに魔族が与える快楽を貪った。もっともっとと体は愛撫をねだり、意思に反して腰を突きだしてしまう。

「いや…、やめないで……、はっ、あ…」

 あまりの快感に目が潤み、閉じた目から涙がこぼれ落ちる。それを魔族は微笑みながら舐めとった。

「そうやって、素直になればいい」
「あ、あっ、は……っ、やぁーー…」

 2度目の絶頂を迎えながら、体の奥深くに魔族の精を受けたのを感じた。ここからがさらに深い快楽に堕ちていくことは、すでに体で知っている。

 貪欲に慣らされた体は悦びに震え、ラファエルはむせび泣きながらいくらでも魔族を受け入れた。

 もう意識はあらかた飛んでいて、勃ちあがったまだ未成熟な性器を自ら擦りたてて腰を振り、快楽に酔う姿はいつものことながらたっぷりと魔族を満足させた。


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