19 / 46
深夜の密会2
しおりを挟む
「まあいい、後で本人に詳しく聞いてみる」
「王宮に招く気なんですか?」
「別にいいだろ。お前はどうなんだ? 五日も一緒にいたならノアがどういう人間かおれよりわかってるだろ?」
水を向けられた呉央はサバサバと答えた。
「そうですね、弓と剣はかなりの腕前でした。王子って立場で育ったわりに気が優しく大らかな性格のようです。騎士団の雑談で聞いたんですが、ソブラリア王宮では貧乏王子と呼ばれていて不憫な身の上らしいですが」
「貧乏王子? 後ろ盾のない王子だって聞いたけど、それは酷いな」
と言っても本人はあまり気にしなさそうではある。
「樹海の不便な野営でも一切、文句言わないし、意外と肝が据わってる感じでした。不満たらたらの使節団を止めてくれて、俺はやりやすかったですけど」
「確かに庶民の食事を出しても平気だったし、おれの態度にも怒ったりしないな。あまり貴種らしくないというか」
「ええ、貴種上位の国で育ったのに意外です。護衛の俺にも親切でしたよ。街道を外れて樹海に連れて行くのが申し訳ないと思うくらいに」
それを聞いた飛煌はじろりと呉央を睨んだ。
「お前、勝手に道をそれただろ」
「はい。でも飛煌様は王子さえ守れば好きにしていいって言ったでしょ」
「確かにそうだけど、これはやりすぎだろ」
まさか呉央が使節団と騎士団を全滅させるとは思わなかった。もちろん呉央が直接手を下したわけではないが、街道をそれて樹海に踏み込めば妖魔に襲われることはわかっていたはずだ。
「俺はそうは思いません。でもまあ、さすがに俺も全滅させる気はなかったんですけど。まだ満月まで十日もありましたし、妖魔は少ない時期だから大丈夫だと思ったんですよ」
満月前後の十日間ほどが妖魔の活動が活発な時期だが、それ以外の時期にはそこまで多く出て来ない。
呉央としてはすこし怖い思いをさせて、気勢を削いでおこうというつもりだったらしい。しかし呉央は妖魔と初めて遭遇する彼らの恐慌ぶりを見誤ったのだ。
不慣れな樹海の中で、宰相補佐を長とした使節団は半ば恐慌状態になり、そこへ運悪く凶悪な妖魔が出現した。ペルルノアと魔術騎士が使節団をなだめてどうにかその場を収めたが、結局翌日には使節団と騎士数名が妖魔の餌食になった。
騎士たちは剣で斬れない怪物を目の前にして動揺し、ろくに反撃できなかったのだ。
「妖魔を初めて見たらそうなるだろ。おれたちはその辺りの感覚が麻痺してるんだ。今後は考慮しろ」
「はい。だけど使節団は自分たちが大国出身だからって香種が治める国なんてすぐに征服してやれるってぼろくそに言ってたんですよ。許せません」
「そんなことを?」
「ええ。宰相補佐って嫌な奴がね。ちなみに王子は止めてました。友好関係を築くための使節団なのに失礼なことを言うなって」
もっともペルルノアがどうあれ、本国にいるブラッシア二世がどう考えているかはわからない。塔麗国を征服するのは物理的に無理だが、どんな狙いで王子を派遣したのか。
ペルルノアは薬や毒の話題に反応していたからそれが目的なんだろう。ブラッシア二世は戦闘好きな王で、ソブラリア国境は常に小競り合いが起きていると聞いている。暗殺用の毒でも欲しいのか?
「でもお前をハベナリアに派遣したのはおれだ。おれの指示だったって知ったら、ノアはやっぱり怒るよな」
「怒るでしょうね。全滅は俺も予想外だったんですが、そこはすみません」
いくらかしおらしい顔になって呉央が謝罪したが、飛煌は胡散臭そうに彼を見た。
「お前さほど悪いと思ってないだろ」
「あんな奴らを王宮に入れるくらいなら殺してよかったと思ってるのは否定しません」
「まあいい。知られたらその時だな。王宮に来れば、そのうち呉央と遭遇するだろうし」
そうさせないために呉央を遠ざけておく手もあるが、どうするか。
「俺はてっきり王子も情報を取ったら殺すんだと思ってたんですが? 王宮に呼ぶんですか?」
飛煌はあぐらを組んで、月を見上げた。満月まであと数日。
「……殺すには惜しいんだよな。ノアって人がいいというか、話してると面白いんだ」
呉央の手前、そう強がったが、正直に言うならかなり気に入っている。貴種だから本能的に惹かれるのは当然だが、ペルルノアとの会話は楽しくてもっと彼を知りたいと思う。何か隠しているのはわかっているがそれを暴いてみたいとも思う。
「またそんなことを。このまま遊んでいると翠耀様が様子を見に来ますよ」
「え、それは困る。足止めしといて」
「なんで困るんですか」
「絶対、翠耀も好みだと思う。ノアって女子のほうが好きだよな?」
「知りませんよ。貴種にとって香種に男女の意味なんてありますか?」
香種は男子でも女子でもなく香種として扱われる。
「そうだよな」
同じ顔の姉と並べば、ペルルノアは女子が好きかもしれないなんて一瞬でも思った自分は馬鹿だ。自分が指名すればいい。絶対に夢中にさせてやる。
「発香期に誘う気ですか?」
「そうだな」
呉央は片眉を上げて飛煌を見たが、何も言わずに肩をすくめた。香種がこうと決めたら、貴種の呉央には何を言う権利もないからだ。
飛煌はペルルノアの鍛えられた体を思い浮かべた。泉で体を拭いているときに見かけたが、思いがけずきちんと筋肉のついた体をしていた。
あの体に抱かれるのはどんな感じか想像すると、とても楽しい気持ちになった。
ソブラリアでは香種が少なく、滅多に出会えないと言っていた。もしかしてペルルノアは未経験だろうか。希少な 香種は有力貴族の貴種と婚約するらしいし、それもあり得る。
おれが誘ったらどんな顔をするだろう?
「異国人の貴種って塔麗人と何か違ったりするのかな」
「俺に訊かないでください」
何気ないつぶやきに冷ややかな返答が聞こえて、飛煌はハッとして幼なじみの側近の顔を見上げた。
「すみません、やっぱりいい気分はしないので」
「だよな、悪い」
呉央の気持ちを知らないわけじゃない。気配りが足りなかったと反省する。
「そう言えば、あの斬魔剣の遺族はわかったか?」
話を変えると打てば響くように返事があった。
「ええ。骨はすでに遺族の元に届けました。剣は後ほど届けると言ってあります」
「ああ、ありがとう。王宮に着いたらすぐに届けてやらないとな」
飛煌は岩場から下りると、指笛で飛飛を呼んだ。
「くれぐれも気をつけてくださいよ。人が良さそうに見えてもあの大国の王子です。何を思っているかなんてわかりませんから」
「わかってる。何かあれば青鳥で知らせてくれ」
駁に乗った飛煌は片手を振り、真夜中の樹海を駆け抜けて行った。
「王宮に招く気なんですか?」
「別にいいだろ。お前はどうなんだ? 五日も一緒にいたならノアがどういう人間かおれよりわかってるだろ?」
水を向けられた呉央はサバサバと答えた。
「そうですね、弓と剣はかなりの腕前でした。王子って立場で育ったわりに気が優しく大らかな性格のようです。騎士団の雑談で聞いたんですが、ソブラリア王宮では貧乏王子と呼ばれていて不憫な身の上らしいですが」
「貧乏王子? 後ろ盾のない王子だって聞いたけど、それは酷いな」
と言っても本人はあまり気にしなさそうではある。
「樹海の不便な野営でも一切、文句言わないし、意外と肝が据わってる感じでした。不満たらたらの使節団を止めてくれて、俺はやりやすかったですけど」
「確かに庶民の食事を出しても平気だったし、おれの態度にも怒ったりしないな。あまり貴種らしくないというか」
「ええ、貴種上位の国で育ったのに意外です。護衛の俺にも親切でしたよ。街道を外れて樹海に連れて行くのが申し訳ないと思うくらいに」
それを聞いた飛煌はじろりと呉央を睨んだ。
「お前、勝手に道をそれただろ」
「はい。でも飛煌様は王子さえ守れば好きにしていいって言ったでしょ」
「確かにそうだけど、これはやりすぎだろ」
まさか呉央が使節団と騎士団を全滅させるとは思わなかった。もちろん呉央が直接手を下したわけではないが、街道をそれて樹海に踏み込めば妖魔に襲われることはわかっていたはずだ。
「俺はそうは思いません。でもまあ、さすがに俺も全滅させる気はなかったんですけど。まだ満月まで十日もありましたし、妖魔は少ない時期だから大丈夫だと思ったんですよ」
満月前後の十日間ほどが妖魔の活動が活発な時期だが、それ以外の時期にはそこまで多く出て来ない。
呉央としてはすこし怖い思いをさせて、気勢を削いでおこうというつもりだったらしい。しかし呉央は妖魔と初めて遭遇する彼らの恐慌ぶりを見誤ったのだ。
不慣れな樹海の中で、宰相補佐を長とした使節団は半ば恐慌状態になり、そこへ運悪く凶悪な妖魔が出現した。ペルルノアと魔術騎士が使節団をなだめてどうにかその場を収めたが、結局翌日には使節団と騎士数名が妖魔の餌食になった。
騎士たちは剣で斬れない怪物を目の前にして動揺し、ろくに反撃できなかったのだ。
「妖魔を初めて見たらそうなるだろ。おれたちはその辺りの感覚が麻痺してるんだ。今後は考慮しろ」
「はい。だけど使節団は自分たちが大国出身だからって香種が治める国なんてすぐに征服してやれるってぼろくそに言ってたんですよ。許せません」
「そんなことを?」
「ええ。宰相補佐って嫌な奴がね。ちなみに王子は止めてました。友好関係を築くための使節団なのに失礼なことを言うなって」
もっともペルルノアがどうあれ、本国にいるブラッシア二世がどう考えているかはわからない。塔麗国を征服するのは物理的に無理だが、どんな狙いで王子を派遣したのか。
ペルルノアは薬や毒の話題に反応していたからそれが目的なんだろう。ブラッシア二世は戦闘好きな王で、ソブラリア国境は常に小競り合いが起きていると聞いている。暗殺用の毒でも欲しいのか?
「でもお前をハベナリアに派遣したのはおれだ。おれの指示だったって知ったら、ノアはやっぱり怒るよな」
「怒るでしょうね。全滅は俺も予想外だったんですが、そこはすみません」
いくらかしおらしい顔になって呉央が謝罪したが、飛煌は胡散臭そうに彼を見た。
「お前さほど悪いと思ってないだろ」
「あんな奴らを王宮に入れるくらいなら殺してよかったと思ってるのは否定しません」
「まあいい。知られたらその時だな。王宮に来れば、そのうち呉央と遭遇するだろうし」
そうさせないために呉央を遠ざけておく手もあるが、どうするか。
「俺はてっきり王子も情報を取ったら殺すんだと思ってたんですが? 王宮に呼ぶんですか?」
飛煌はあぐらを組んで、月を見上げた。満月まであと数日。
「……殺すには惜しいんだよな。ノアって人がいいというか、話してると面白いんだ」
呉央の手前、そう強がったが、正直に言うならかなり気に入っている。貴種だから本能的に惹かれるのは当然だが、ペルルノアとの会話は楽しくてもっと彼を知りたいと思う。何か隠しているのはわかっているがそれを暴いてみたいとも思う。
「またそんなことを。このまま遊んでいると翠耀様が様子を見に来ますよ」
「え、それは困る。足止めしといて」
「なんで困るんですか」
「絶対、翠耀も好みだと思う。ノアって女子のほうが好きだよな?」
「知りませんよ。貴種にとって香種に男女の意味なんてありますか?」
香種は男子でも女子でもなく香種として扱われる。
「そうだよな」
同じ顔の姉と並べば、ペルルノアは女子が好きかもしれないなんて一瞬でも思った自分は馬鹿だ。自分が指名すればいい。絶対に夢中にさせてやる。
「発香期に誘う気ですか?」
「そうだな」
呉央は片眉を上げて飛煌を見たが、何も言わずに肩をすくめた。香種がこうと決めたら、貴種の呉央には何を言う権利もないからだ。
飛煌はペルルノアの鍛えられた体を思い浮かべた。泉で体を拭いているときに見かけたが、思いがけずきちんと筋肉のついた体をしていた。
あの体に抱かれるのはどんな感じか想像すると、とても楽しい気持ちになった。
ソブラリアでは香種が少なく、滅多に出会えないと言っていた。もしかしてペルルノアは未経験だろうか。希少な 香種は有力貴族の貴種と婚約するらしいし、それもあり得る。
おれが誘ったらどんな顔をするだろう?
「異国人の貴種って塔麗人と何か違ったりするのかな」
「俺に訊かないでください」
何気ないつぶやきに冷ややかな返答が聞こえて、飛煌はハッとして幼なじみの側近の顔を見上げた。
「すみません、やっぱりいい気分はしないので」
「だよな、悪い」
呉央の気持ちを知らないわけじゃない。気配りが足りなかったと反省する。
「そう言えば、あの斬魔剣の遺族はわかったか?」
話を変えると打てば響くように返事があった。
「ええ。骨はすでに遺族の元に届けました。剣は後ほど届けると言ってあります」
「ああ、ありがとう。王宮に着いたらすぐに届けてやらないとな」
飛煌は岩場から下りると、指笛で飛飛を呼んだ。
「くれぐれも気をつけてくださいよ。人が良さそうに見えてもあの大国の王子です。何を思っているかなんてわかりませんから」
「わかってる。何かあれば青鳥で知らせてくれ」
駁に乗った飛煌は片手を振り、真夜中の樹海を駆け抜けて行った。
23
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
普通のβだった俺は
りん
BL
普通の大学生として過ごす白瀬凪が、αの先輩に絡まれる話
凪は普通の大学生だ。βで、容姿も中身も平均値ぐらいだと認識している。ある日、大学でもよく噂されている先輩に声をかけられる。先輩の独特の雰囲気と空気に、次第に巻き込まれていく凪。
※オメガバ系で結構ご都合な設定ありかもです!地雷だったらごめんなさい!!
やっぱり、すき。
朏猫(ミカヅキネコ)
BL
ぼくとゆうちゃんは幼馴染みで、小さいときから両思いだった。そんなゆうちゃんは、やっぱりαだった。βのぼくがそばいいていい相手じゃない。だからぼくは逃げることにしたんだ――ゆうちゃんの未来のために、これ以上ぼく自身が傷つかないために。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる