126 / 148
本編前のエピソード
雲の行き先 64 昼下がりの馬車
しおりを挟む
「あー、不味い」
ドロフはチャントールの使用人に渡された、皮の水筒に口を付ける。不味い、不味いと言いながら、二日酔いに効く薬草を溶かしただけのスープを、味を変えずにそのまま飲んでいる。
「全然、効かん」
「いただいたものを飲まなければ、もっと酷かったのではないですか? かなり効きそうな味がしましたよ」
同じものを飲ませてもらったが渋くて苦く、この味なら当然なにかには効きそうだなと、納得できる複雑な味がした。味だけを言えば罰の味。遊びの賭けにはちょうど良い不快さが、口の中に残る。
「そうかもしれんな」
次に師は水を大量に飲む。
水分は尿に変わる。ほとんどの者が荷を運ぶ時、気を使って必要最低限のものしか口にしない。場合によっては飲まない時もある。
「あー、あそこで止めてくれ」
「またですか?」
結果として、こういったことが起こる。
「そろそろ後ろが詰まってきました。走って戻ってきてください」
「無理を言うな」
「それなら速度を上げます」
「それも無理だ。お前の操縦だと上から戻してしまう」
「それなら早くして下さい」
リュゼーは手綱を引いて、馬車を止める。
「先に行ってもらいますか?」
慌てて物陰に隠れるドロフの背中に、リュゼーは語りかける。
「来客がそんなことできんだろ」
ドロフは首も向けずに答える。
「だからといってこれ以上は、後ろに迷惑が掛かってしまいます」
「揺らさずになら、早くしても構わないぞ」
そう言いながら衣服を直し、ドロフは馬車に乗る。進み出した馬車が揺れ出すと、天を仰ぎながら水筒を手で探し、スープを飲んでは溜め息を吐く。
チャントールの別宅に向かう途中なのだが、道は良い。それでも馬車は揺れる。速度を上げると揺れが気持ち悪いといって、すぐ元に戻される。
「せめてお前じゃなかったら」
さっきから師はそう言って、馬車の揺れに顔を顰めている。俺にどうしろというのだ。
チャントール宛の荷は、本人の希望により別宅に運ばれることになった。本宅は自分が治める山の麓にある都市にあり、デポネルの中にも屋敷を持っている。しかし、ボウエーンを訪れる時もそうだが、近辺を訪れた際はこの別宅で過ごすことが多いらしい。
「今もまだ寝ていられるのに、この役目を代わってくれる人などいませんでした」
準備のために早くから支度しなければならない。それが無ければ、予定は夜に開かれる食事会まで空いている。そんなの誰も引き受けてくれるわけがない。
その食事会に集まるのは、地方の豪族といわれる貴族たちだ。エルドレでいえば家の長と同じ格がある。その者たちを交えて、ボウエーンの拠点で開かれる。そこでも品の商談として、多くの個室で話が交わされるらしい。
「本気で探したのか?」
「はい」
酒については拠点内ということもあり、食事会では多くの者が飲めるようになるらしい。酒を飲めるという魅力が無くなる。本気を出したところで変わらない。
「ライスは?」
「駄目でした」
「ルーフは?」
「断られました」
「セイトは?」
「さすがにセイト様には声をかけられませんでした。この役目では、頭のおかしいやつだと思われてしまいます」
ドロフは何かを言うために息を吸うが、言葉を口の中で止めて息を吐く。
「なら金は?」ドロフはぶっきらぼうに言う。「何かしらは提示したんだろうな?」
「使いませんでしたし、声をかけただけです」
動きの悪い弟子に、ドロフは頭を抱える。
「あれを見たのに、ウトサまで断るとは思わなかったな」
ドロフは意外そうに呟く。それから何かに気が付いて、リュゼーを見る
「声だけなら、酒が飲める話はしたんだよな?」
「ウトサさんに声を掛けろと言われればお願いしましたが、もしかしたら受けてもらえる可能性があるため、声はかけていません」
それを聞いたドロフは、諦めて項垂れる。
「くだらん。寝る」
そのまま席の背もたれに身をあずけ、ドロフは顔を外に向ける。
目の周りを腫らしながら準備をしていた時、師は馬車で寝るとは言っていたが、体調が悪すぎてどう見ても眠れそうにない。朝のうちは調子良く笑っていたが、馬車に乗り始めてから段々と調子を崩していき、昼前には今の様になってしまった。
昼過ぎに別宅に着く予定だが、大丈夫なのだろうか。
「本当に着いてから飲み始めるのですか?」
「そういう約束だからな」
ドロフは義務のようにスープを飲む。
会が終わると、チャントールの馴染みの店に招かれた。家には『今後の話をしたい』として話を通すと、すんなりと許しは出た。
多少なりとも時間は掛かったので店には遅れて着くことになったが、店内に入ってすぐ、師は酒を飲み始めた。今後の話は、次に酒を飲む口約束程度で今と昔の話題で大いに盛り上がった。しまいにはチャントールと肩を組んで酒を飲み始めてしまう。それからずっと、大盛り上がりだ。
その後、店が閉まる時間となり、その時に交わした約束のことを言っているのだろう。
「これを飲んだら落ち着いた。もう少し早くしてくれ。またしたくなってきそうだ」
「この先は隠れるところがあまりありません。できるだけ我慢をしてください」
「分かっている」
ドロフは頷くかわりに目をつぶり、深く息を吐いてから大量の水を飲む。
「あんなに飲むからですよ」
「分かっている」
チャントールが店を離れた後、師はイルミルズたちと飲み続けた。貸し切りになった店内は、別の盛り上がりを見せた。
ゼベットという爺さんの孫が婿を探しているらしい。その人と食事をする約束まで話が進むと、一人の男が飲み比べを挑んできた。代わりに師がその挑戦を受け、僕はまだ見ぬ花嫁を手に入れた。断る理由はないと周りは言っていたが、その人には心に決めた人がいるのだろう。負けるのが分かっているのに、挑むなんて無駄はしない。
師のように物事を変える力が無いならば、負ける賭けにはのらないことだ。中に混じって、引っ掻き回した方が面白い。決められた流れのある会より、閉店後の店内のような感じが好きだ。何が一番酒に合うかで、本気の喧嘩が起こりそうだった、あの自由な感じが楽しくて良い。
同じように酒が飲めない者も、一緒になって笑っていた。酒というのは不思議なものだ。いつの間にか人数が増えていたのは、そういうことだろう。酒に我慢できなくなった家の者が紛れ込んだだけ、それだけである。
ドロフはチャントールの使用人に渡された、皮の水筒に口を付ける。不味い、不味いと言いながら、二日酔いに効く薬草を溶かしただけのスープを、味を変えずにそのまま飲んでいる。
「全然、効かん」
「いただいたものを飲まなければ、もっと酷かったのではないですか? かなり効きそうな味がしましたよ」
同じものを飲ませてもらったが渋くて苦く、この味なら当然なにかには効きそうだなと、納得できる複雑な味がした。味だけを言えば罰の味。遊びの賭けにはちょうど良い不快さが、口の中に残る。
「そうかもしれんな」
次に師は水を大量に飲む。
水分は尿に変わる。ほとんどの者が荷を運ぶ時、気を使って必要最低限のものしか口にしない。場合によっては飲まない時もある。
「あー、あそこで止めてくれ」
「またですか?」
結果として、こういったことが起こる。
「そろそろ後ろが詰まってきました。走って戻ってきてください」
「無理を言うな」
「それなら速度を上げます」
「それも無理だ。お前の操縦だと上から戻してしまう」
「それなら早くして下さい」
リュゼーは手綱を引いて、馬車を止める。
「先に行ってもらいますか?」
慌てて物陰に隠れるドロフの背中に、リュゼーは語りかける。
「来客がそんなことできんだろ」
ドロフは首も向けずに答える。
「だからといってこれ以上は、後ろに迷惑が掛かってしまいます」
「揺らさずになら、早くしても構わないぞ」
そう言いながら衣服を直し、ドロフは馬車に乗る。進み出した馬車が揺れ出すと、天を仰ぎながら水筒を手で探し、スープを飲んでは溜め息を吐く。
チャントールの別宅に向かう途中なのだが、道は良い。それでも馬車は揺れる。速度を上げると揺れが気持ち悪いといって、すぐ元に戻される。
「せめてお前じゃなかったら」
さっきから師はそう言って、馬車の揺れに顔を顰めている。俺にどうしろというのだ。
チャントール宛の荷は、本人の希望により別宅に運ばれることになった。本宅は自分が治める山の麓にある都市にあり、デポネルの中にも屋敷を持っている。しかし、ボウエーンを訪れる時もそうだが、近辺を訪れた際はこの別宅で過ごすことが多いらしい。
「今もまだ寝ていられるのに、この役目を代わってくれる人などいませんでした」
準備のために早くから支度しなければならない。それが無ければ、予定は夜に開かれる食事会まで空いている。そんなの誰も引き受けてくれるわけがない。
その食事会に集まるのは、地方の豪族といわれる貴族たちだ。エルドレでいえば家の長と同じ格がある。その者たちを交えて、ボウエーンの拠点で開かれる。そこでも品の商談として、多くの個室で話が交わされるらしい。
「本気で探したのか?」
「はい」
酒については拠点内ということもあり、食事会では多くの者が飲めるようになるらしい。酒を飲めるという魅力が無くなる。本気を出したところで変わらない。
「ライスは?」
「駄目でした」
「ルーフは?」
「断られました」
「セイトは?」
「さすがにセイト様には声をかけられませんでした。この役目では、頭のおかしいやつだと思われてしまいます」
ドロフは何かを言うために息を吸うが、言葉を口の中で止めて息を吐く。
「なら金は?」ドロフはぶっきらぼうに言う。「何かしらは提示したんだろうな?」
「使いませんでしたし、声をかけただけです」
動きの悪い弟子に、ドロフは頭を抱える。
「あれを見たのに、ウトサまで断るとは思わなかったな」
ドロフは意外そうに呟く。それから何かに気が付いて、リュゼーを見る
「声だけなら、酒が飲める話はしたんだよな?」
「ウトサさんに声を掛けろと言われればお願いしましたが、もしかしたら受けてもらえる可能性があるため、声はかけていません」
それを聞いたドロフは、諦めて項垂れる。
「くだらん。寝る」
そのまま席の背もたれに身をあずけ、ドロフは顔を外に向ける。
目の周りを腫らしながら準備をしていた時、師は馬車で寝るとは言っていたが、体調が悪すぎてどう見ても眠れそうにない。朝のうちは調子良く笑っていたが、馬車に乗り始めてから段々と調子を崩していき、昼前には今の様になってしまった。
昼過ぎに別宅に着く予定だが、大丈夫なのだろうか。
「本当に着いてから飲み始めるのですか?」
「そういう約束だからな」
ドロフは義務のようにスープを飲む。
会が終わると、チャントールの馴染みの店に招かれた。家には『今後の話をしたい』として話を通すと、すんなりと許しは出た。
多少なりとも時間は掛かったので店には遅れて着くことになったが、店内に入ってすぐ、師は酒を飲み始めた。今後の話は、次に酒を飲む口約束程度で今と昔の話題で大いに盛り上がった。しまいにはチャントールと肩を組んで酒を飲み始めてしまう。それからずっと、大盛り上がりだ。
その後、店が閉まる時間となり、その時に交わした約束のことを言っているのだろう。
「これを飲んだら落ち着いた。もう少し早くしてくれ。またしたくなってきそうだ」
「この先は隠れるところがあまりありません。できるだけ我慢をしてください」
「分かっている」
ドロフは頷くかわりに目をつぶり、深く息を吐いてから大量の水を飲む。
「あんなに飲むからですよ」
「分かっている」
チャントールが店を離れた後、師はイルミルズたちと飲み続けた。貸し切りになった店内は、別の盛り上がりを見せた。
ゼベットという爺さんの孫が婿を探しているらしい。その人と食事をする約束まで話が進むと、一人の男が飲み比べを挑んできた。代わりに師がその挑戦を受け、僕はまだ見ぬ花嫁を手に入れた。断る理由はないと周りは言っていたが、その人には心に決めた人がいるのだろう。負けるのが分かっているのに、挑むなんて無駄はしない。
師のように物事を変える力が無いならば、負ける賭けにはのらないことだ。中に混じって、引っ掻き回した方が面白い。決められた流れのある会より、閉店後の店内のような感じが好きだ。何が一番酒に合うかで、本気の喧嘩が起こりそうだった、あの自由な感じが楽しくて良い。
同じように酒が飲めない者も、一緒になって笑っていた。酒というのは不思議なものだ。いつの間にか人数が増えていたのは、そういうことだろう。酒に我慢できなくなった家の者が紛れ込んだだけ、それだけである。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる