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高配当
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「何があったん」
瑠衣の頭を撫でながら拓也が問う。答える気もないのに、問われて瑠衣は嬉しくなった。拓也は自分を知ろうとしてくれる。きっとこの男は自分が犯罪に手を染めても理由を聞いてくれる。そして理由によっては、犯罪すらも肯定してくれるような気がした。
「芹沢と会うて来たんやろ」
病人のようにベッドの上でうずくまりながら、瑠衣は頷いた。
「何か言われたんか」
「……兄さんが八百長してるの、知ってたんでしょ」
トークショーで、奥秀人は『八百長しているレーサーは存在する』と答えた。けれど拓也はそれを伏せ、『俺はやらない』という言葉だけを瑠衣に伝えた。
「僕に気い遣ってくれたの?」
「……まあ、無意味やったみたいやけどな」
頭を撫でながら、拓也は痛々しいものでも見るような目で、笑いかけてきた。
瑠衣は「ううん」とかぶりを振る。無意味なんかじゃない。その気遣いが嬉しかった。
「拓也が僕のためにしてくれることは、全部嬉しい」
「なんや、今日は偉い素直やな」
拓也はフッと笑った。その顔に自分は弱い。瑠衣は目を伏せた。
「今日、泊まってって」
「ええよ。何が食べたい?」
「お好み焼き」
「安上がりやな」
「いや?」
「あほ。俺が今食べたいもんドンピシャや。買い出し行くからまっとき」
「僕も行く」
行きかけた拓也の腕を掴むと、彼は驚いたように振り返った。その目が優しく細められ、瑠衣は胸が締め付けられるような、たまらない気持ちになった。
ひたひたと後悔が迫ってくる。もう一度初めからやり直したい。だらしない部分を隠して、自分を繕って接したい。
でももう遅い。働く能力がありながら、売春して手っ取り早く金を稼いでいることを、拓也はすでに知っている。
拓也がしゃがむ。目尻を拭われ、涙に気づいた。
「芹沢が八百長してたん、辛いわな。瑠衣は純粋に応援しとったのにな」
優しい言葉が今は辛い。瑠衣は嫌がるように首を振った。
「拓也は……僕のこと、どう思う?」
「どうしたん、急に」
「僕は、拓也のことクズだと思ってるよ」
拓也は怒るでも笑うでもなく、「せやな」と静かに同意した。
でも、本当のクズは自分だ。所持品や肩書きで他人をジャッジして、見下して。自分が優れた人間であるかと言えば、そうでもない。体を売ることに何の抵抗も、恥じらいもないのだ。
「それやのになんで、瑠衣は俺と仲良くしてくれてるん?」
「見下してるから」
やり直したい。嫌われたくないと思えば思うほど、口調は不貞腐れていき、厭なことを言ってしまう。
「それは、気い許してるて言うんやで」
「見下してるんだよ」
「俺は、瑠衣に見下されとるなんて思うたことあらへんよ。最初から対等に接してくれたやん」
溢れた涙を、拓也の指に拭われる。
「なんやこいつ、えらい俺になつきよって、可愛いなって思うとった」
「懐いた覚えなんか、ない」
「今だって、俺の顔色伺いながら憎まれ口叩いて、可愛くてしゃあないわ」
ほっぺをつねられ、思わず男を睨むと、存外近くに顔があって驚いた。瞬きの間にその距離が詰まる。唇が触れ、心臓が跳ねた。
「これが答えや」
唇を離すと、拓也は切なげに眉根を寄せた。
「……僕、汚いよ」
「唇奪われた後に言うことか」
「だって……汚い」
「汚ないよ」
「僕が何してきたか、知ってるでしょ」
もう一度唇が重なる。角度をつけてやわく食まれ、背筋が震えた。ただのキスなのに、どういうわけか泣きたいような気持ちにさせられた。舌を差し出すと、すぐに絡め取られた。深くなっていくキスに夢中になる。体の芯まで熱くなっていく。
「ほんま、俺のこと大好きやな」
拓也がからかうように言う。
「拓也は……?」
「なんで今ので伝われへんの?」
「だって……じゃあ、拓也は、僕とセックスできる?」
拓也はハッと息をのみ、眉間にシワを寄せた。
「……そういうのやめえや」
「ごめん。忘れて」
「したいに決まっとるやろ」
「じゃあ、してよ」
挑むように見つめると、拓也は途方にくれたような顔をした。
「やっぱり……できないんじゃん」
「あほ」
ちゅっと額にキスされる。拓也はベッドに乗ると、横向きにうずくまる瑠衣の体を仰向けに返した。見下ろされる格好となり、途端に体が強張った。こちらの緊張が伝わったのか、拓也は緊張をほぐすようにあやすようなキスをした。
骨折した腕を気遣われながら、頭を抱え込まれ、じゃれるようにキスを繰り返す。いつの間にかタバコをやめた男の唇は温かかった。
上衣をたくしあげられ、胸の突起を吸い上げられる。ささやかな刺激がめまいがするほど気持ちいい。
「んっ……」
硬くなった突起を舌先で転がされ、足の指に力がこもる。触らずとも股間が硬くなっていくのがわかる。刺激による反応ではなく、気持ちの部分が大きいと瑠衣は思った。相手が拓也であることに、自分はとても興奮している。
「ローションは?」
息を弾ませながら、拓也が聞く。
「そこの、引き出し」
視線で示す。拓也は引き出しからプラスチックの容器に入ったローションを取り出すと、手のひらにそれを垂らした。
滑りけのある指が、窄まりを撫でる。つぷりと指が入ってきた。歯痒くなるほどゆっくりと時間をかけて解される。特別なことはされていないのに、瑠衣の性器はひっきりなしに蜜をこぼしていた。いやしい体だと引かれないかと怖くなり、「いつもはこうじゃない」と涙ながらに訴えた。
「何でそんな可愛いこと言うん?」
クスクス笑いながら、耳たぶを甘噛みされる。息が肌に当たってくすぐったい。
「なあ、入れてええ?」
「あ、あっ……」
早く、の意味を込めてコクコクと頷いた。ローションで濡れそぼったそこに、硬くて大きなものが当てがわれる。
こじ開けられていく感覚に、感動で背筋が粟立った。
「痛ない?」
「んっ……んっ」
瑠衣は大きく頷いた。
「あかん……可愛すぎるわ……」
ため息のような声にうっとりする。
「は……やくっ……んあっ」
「ほんまにええの? きつきつやで」
「い、い……はやく、拓也のでいっぱいにして」
「その言葉、俺以外に使ったらあかんで」
言いながら、ずぶずぶと深く押し入ってくる。
「あっ……ん、あっ、あ、あっ……」
拓也のものは硬く、大きかった。隙間なく埋められ、瑠衣の胸が浅く上下する。
浅い呼吸を繰り返していると、覆い被さるように唇を重ねられた。つながりが深くなり、快感が一気に高まる。我慢する間も無く、それはやってきた。
「んっ……うん、んっ……」
瑠衣の放ったものが勢いよく彼の腹にかかる。肉体労働で鍛えられた腹筋が、驚いたようにビクッと跳ねた。
「あっ、ごめっ……ああっ」
拓也が腰を動かす。けして速い動きではないのに、羞恥と達した余韻のせいで気の遠くなるような快感に襲われた。
「痛ない?」
「あっ……ないっ……きも、ちいっ……」
「俺も、気持ちええよ……こんなん……反則……っ」
切羽詰まったような声で言い、達也は動きを激しくした。
「ひっ、ああっ……あ、あっ、ん……」
「瑠衣っ……」
「んっ……あっ……」
拓也、と返そうとした声が甘い喘ぎに変わる。半開きの唇に、拓也が唇を重ねてくる。ふいに不安に襲われた。今までのセックスは、これ以上辛いことはないと自分に言い聞かせながら乗り越えるものだった。でも今は違う。暖かい毛布で包まれているような安心感と多幸感が全身に広がっていく。ずっとこうしていたいと思うのは初めてで、馴染みのない感情に恐怖すら覚えた。
拓也が動きを止め、中に埋め込まれたものがビクビクと波打つ。もっと欲しい。ずっと欲しい。片手と両足をすがるように男の体に巻きつけた。
「俺のこと大好きやな」
「……うん」
「俺もやよ」
くちづけられる。まるで覚えたてのように拓也とのキスに夢中になった。中に入ったままのものが膨らんで、苦しい。
嬉しい。
瑠衣の頭を撫でながら拓也が問う。答える気もないのに、問われて瑠衣は嬉しくなった。拓也は自分を知ろうとしてくれる。きっとこの男は自分が犯罪に手を染めても理由を聞いてくれる。そして理由によっては、犯罪すらも肯定してくれるような気がした。
「芹沢と会うて来たんやろ」
病人のようにベッドの上でうずくまりながら、瑠衣は頷いた。
「何か言われたんか」
「……兄さんが八百長してるの、知ってたんでしょ」
トークショーで、奥秀人は『八百長しているレーサーは存在する』と答えた。けれど拓也はそれを伏せ、『俺はやらない』という言葉だけを瑠衣に伝えた。
「僕に気い遣ってくれたの?」
「……まあ、無意味やったみたいやけどな」
頭を撫でながら、拓也は痛々しいものでも見るような目で、笑いかけてきた。
瑠衣は「ううん」とかぶりを振る。無意味なんかじゃない。その気遣いが嬉しかった。
「拓也が僕のためにしてくれることは、全部嬉しい」
「なんや、今日は偉い素直やな」
拓也はフッと笑った。その顔に自分は弱い。瑠衣は目を伏せた。
「今日、泊まってって」
「ええよ。何が食べたい?」
「お好み焼き」
「安上がりやな」
「いや?」
「あほ。俺が今食べたいもんドンピシャや。買い出し行くからまっとき」
「僕も行く」
行きかけた拓也の腕を掴むと、彼は驚いたように振り返った。その目が優しく細められ、瑠衣は胸が締め付けられるような、たまらない気持ちになった。
ひたひたと後悔が迫ってくる。もう一度初めからやり直したい。だらしない部分を隠して、自分を繕って接したい。
でももう遅い。働く能力がありながら、売春して手っ取り早く金を稼いでいることを、拓也はすでに知っている。
拓也がしゃがむ。目尻を拭われ、涙に気づいた。
「芹沢が八百長してたん、辛いわな。瑠衣は純粋に応援しとったのにな」
優しい言葉が今は辛い。瑠衣は嫌がるように首を振った。
「拓也は……僕のこと、どう思う?」
「どうしたん、急に」
「僕は、拓也のことクズだと思ってるよ」
拓也は怒るでも笑うでもなく、「せやな」と静かに同意した。
でも、本当のクズは自分だ。所持品や肩書きで他人をジャッジして、見下して。自分が優れた人間であるかと言えば、そうでもない。体を売ることに何の抵抗も、恥じらいもないのだ。
「それやのになんで、瑠衣は俺と仲良くしてくれてるん?」
「見下してるから」
やり直したい。嫌われたくないと思えば思うほど、口調は不貞腐れていき、厭なことを言ってしまう。
「それは、気い許してるて言うんやで」
「見下してるんだよ」
「俺は、瑠衣に見下されとるなんて思うたことあらへんよ。最初から対等に接してくれたやん」
溢れた涙を、拓也の指に拭われる。
「なんやこいつ、えらい俺になつきよって、可愛いなって思うとった」
「懐いた覚えなんか、ない」
「今だって、俺の顔色伺いながら憎まれ口叩いて、可愛くてしゃあないわ」
ほっぺをつねられ、思わず男を睨むと、存外近くに顔があって驚いた。瞬きの間にその距離が詰まる。唇が触れ、心臓が跳ねた。
「これが答えや」
唇を離すと、拓也は切なげに眉根を寄せた。
「……僕、汚いよ」
「唇奪われた後に言うことか」
「だって……汚い」
「汚ないよ」
「僕が何してきたか、知ってるでしょ」
もう一度唇が重なる。角度をつけてやわく食まれ、背筋が震えた。ただのキスなのに、どういうわけか泣きたいような気持ちにさせられた。舌を差し出すと、すぐに絡め取られた。深くなっていくキスに夢中になる。体の芯まで熱くなっていく。
「ほんま、俺のこと大好きやな」
拓也がからかうように言う。
「拓也は……?」
「なんで今ので伝われへんの?」
「だって……じゃあ、拓也は、僕とセックスできる?」
拓也はハッと息をのみ、眉間にシワを寄せた。
「……そういうのやめえや」
「ごめん。忘れて」
「したいに決まっとるやろ」
「じゃあ、してよ」
挑むように見つめると、拓也は途方にくれたような顔をした。
「やっぱり……できないんじゃん」
「あほ」
ちゅっと額にキスされる。拓也はベッドに乗ると、横向きにうずくまる瑠衣の体を仰向けに返した。見下ろされる格好となり、途端に体が強張った。こちらの緊張が伝わったのか、拓也は緊張をほぐすようにあやすようなキスをした。
骨折した腕を気遣われながら、頭を抱え込まれ、じゃれるようにキスを繰り返す。いつの間にかタバコをやめた男の唇は温かかった。
上衣をたくしあげられ、胸の突起を吸い上げられる。ささやかな刺激がめまいがするほど気持ちいい。
「んっ……」
硬くなった突起を舌先で転がされ、足の指に力がこもる。触らずとも股間が硬くなっていくのがわかる。刺激による反応ではなく、気持ちの部分が大きいと瑠衣は思った。相手が拓也であることに、自分はとても興奮している。
「ローションは?」
息を弾ませながら、拓也が聞く。
「そこの、引き出し」
視線で示す。拓也は引き出しからプラスチックの容器に入ったローションを取り出すと、手のひらにそれを垂らした。
滑りけのある指が、窄まりを撫でる。つぷりと指が入ってきた。歯痒くなるほどゆっくりと時間をかけて解される。特別なことはされていないのに、瑠衣の性器はひっきりなしに蜜をこぼしていた。いやしい体だと引かれないかと怖くなり、「いつもはこうじゃない」と涙ながらに訴えた。
「何でそんな可愛いこと言うん?」
クスクス笑いながら、耳たぶを甘噛みされる。息が肌に当たってくすぐったい。
「なあ、入れてええ?」
「あ、あっ……」
早く、の意味を込めてコクコクと頷いた。ローションで濡れそぼったそこに、硬くて大きなものが当てがわれる。
こじ開けられていく感覚に、感動で背筋が粟立った。
「痛ない?」
「んっ……んっ」
瑠衣は大きく頷いた。
「あかん……可愛すぎるわ……」
ため息のような声にうっとりする。
「は……やくっ……んあっ」
「ほんまにええの? きつきつやで」
「い、い……はやく、拓也のでいっぱいにして」
「その言葉、俺以外に使ったらあかんで」
言いながら、ずぶずぶと深く押し入ってくる。
「あっ……ん、あっ、あ、あっ……」
拓也のものは硬く、大きかった。隙間なく埋められ、瑠衣の胸が浅く上下する。
浅い呼吸を繰り返していると、覆い被さるように唇を重ねられた。つながりが深くなり、快感が一気に高まる。我慢する間も無く、それはやってきた。
「んっ……うん、んっ……」
瑠衣の放ったものが勢いよく彼の腹にかかる。肉体労働で鍛えられた腹筋が、驚いたようにビクッと跳ねた。
「あっ、ごめっ……ああっ」
拓也が腰を動かす。けして速い動きではないのに、羞恥と達した余韻のせいで気の遠くなるような快感に襲われた。
「痛ない?」
「あっ……ないっ……きも、ちいっ……」
「俺も、気持ちええよ……こんなん……反則……っ」
切羽詰まったような声で言い、達也は動きを激しくした。
「ひっ、ああっ……あ、あっ、ん……」
「瑠衣っ……」
「んっ……あっ……」
拓也、と返そうとした声が甘い喘ぎに変わる。半開きの唇に、拓也が唇を重ねてくる。ふいに不安に襲われた。今までのセックスは、これ以上辛いことはないと自分に言い聞かせながら乗り越えるものだった。でも今は違う。暖かい毛布で包まれているような安心感と多幸感が全身に広がっていく。ずっとこうしていたいと思うのは初めてで、馴染みのない感情に恐怖すら覚えた。
拓也が動きを止め、中に埋め込まれたものがビクビクと波打つ。もっと欲しい。ずっと欲しい。片手と両足をすがるように男の体に巻きつけた。
「俺のこと大好きやな」
「……うん」
「俺もやよ」
くちづけられる。まるで覚えたてのように拓也とのキスに夢中になった。中に入ったままのものが膨らんで、苦しい。
嬉しい。
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