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第2章前編
第19話 黒いオーラを追いかけて
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だんだん色が濃くなる黒いオーラ。近づいているのがわかる。俺はレッサーJrとライマンを両脇に抱えて、前を流れる溶岩とオーラを追いかけ、曲がりくねった道を行く。
ペースは順調。リゲルもわかる範囲の状況把握で、俺の手助けをしてくれている。ボスのところまで約500メートル弱。なんだけど……。
「リゲルさん‼」
『はい、なんでしょう?』
「オーラが二つに……」
『となりますと、ボスが2体いると?』
「そうっすね……」
「アレンお兄ちゃん、ほんと?」
「うん。でも大丈夫っすよ。俺がいるから」
俺になつき始めたレッサーJr。対するライマンは、目も合わせようとしない。これにはちゃんと理由があって……。
◇◇◇数分前◇◇◇
『にしても、大量っすね……』
『お兄ちゃん。どうするの?』
四方八方に俺達を囲うゴブリンゾンビ。ライマンを救出した直後に道を塞がれ、一個体ずつ倒すには時間がかかる状況だった。
『なら愛剣の能力全開で……』
俺を心配そうに見つめるレッサーJrを横目に、氷属性を愛剣に付与させる。俺も含め、剣全体に冷気が発生。地面が氷上へと変わる。
『隊長が凍った? もしや自滅? ハハッ、笑わせてくれんじゃん‼』
『違うっすよライマンさん。これでゾンビを氷漬けにさせて……』
(からの……)
『瞬間燃焼っす‼』
――ブウォン‼ パシャーン……。
『嘘……だろ……?』
とまあ、俺の戦闘スタイルに圧倒されて、何も言い返せなくなったのである。
◇◇◇現在◇◇◇
「あと少しで片方のボスに到着するっすよ。着いたら俺の後ろで待っていて……」
「もちろんだよ。お兄ちゃん‼ 頑張って‼ ね、ライマン‼」
「……」
『完全に黙り込んでしまいましたね……』
さっきからずっとこの状態。それでも俺は勢いを殺さずに突き進む。やがて見えてくるボスの全貌は、巨大なツバメの群れだった。
まずは安全な場所を探す。偶然にも、遊園地の遊具がちょうどいい空間を作っていて、その場所にレッサーJrとライマンを待機させる。
物陰の外に出ると、ツバメが威嚇するかのような奇声をあげて、糞を撒き散らし始めた。落ちた糞は、地面に当たると同時に爆発。
「ってことは、爆弾ってことっすか……。リゲルさん。一つ試したいことがあるんすけど……」
『試したいこと、とは?』
「メニューを通さずに武器変更できるか、なんすけど」
――『可能だぜ? それ。私もフォルテと交代する時にやってるからな。クイックチェンジだろ?』
「ルグアさん。どうやるんすか?」
――『それはだな……』
ペースは順調。リゲルもわかる範囲の状況把握で、俺の手助けをしてくれている。ボスのところまで約500メートル弱。なんだけど……。
「リゲルさん‼」
『はい、なんでしょう?』
「オーラが二つに……」
『となりますと、ボスが2体いると?』
「そうっすね……」
「アレンお兄ちゃん、ほんと?」
「うん。でも大丈夫っすよ。俺がいるから」
俺になつき始めたレッサーJr。対するライマンは、目も合わせようとしない。これにはちゃんと理由があって……。
◇◇◇数分前◇◇◇
『にしても、大量っすね……』
『お兄ちゃん。どうするの?』
四方八方に俺達を囲うゴブリンゾンビ。ライマンを救出した直後に道を塞がれ、一個体ずつ倒すには時間がかかる状況だった。
『なら愛剣の能力全開で……』
俺を心配そうに見つめるレッサーJrを横目に、氷属性を愛剣に付与させる。俺も含め、剣全体に冷気が発生。地面が氷上へと変わる。
『隊長が凍った? もしや自滅? ハハッ、笑わせてくれんじゃん‼』
『違うっすよライマンさん。これでゾンビを氷漬けにさせて……』
(からの……)
『瞬間燃焼っす‼』
――ブウォン‼ パシャーン……。
『嘘……だろ……?』
とまあ、俺の戦闘スタイルに圧倒されて、何も言い返せなくなったのである。
◇◇◇現在◇◇◇
「あと少しで片方のボスに到着するっすよ。着いたら俺の後ろで待っていて……」
「もちろんだよ。お兄ちゃん‼ 頑張って‼ ね、ライマン‼」
「……」
『完全に黙り込んでしまいましたね……』
さっきからずっとこの状態。それでも俺は勢いを殺さずに突き進む。やがて見えてくるボスの全貌は、巨大なツバメの群れだった。
まずは安全な場所を探す。偶然にも、遊園地の遊具がちょうどいい空間を作っていて、その場所にレッサーJrとライマンを待機させる。
物陰の外に出ると、ツバメが威嚇するかのような奇声をあげて、糞を撒き散らし始めた。落ちた糞は、地面に当たると同時に爆発。
「ってことは、爆弾ってことっすか……。リゲルさん。一つ試したいことがあるんすけど……」
『試したいこと、とは?』
「メニューを通さずに武器変更できるか、なんすけど」
――『可能だぜ? それ。私もフォルテと交代する時にやってるからな。クイックチェンジだろ?』
「ルグアさん。どうやるんすか?」
――『それはだな……』
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