2 / 3
ねみーわ
しおりを挟む
明日は遠方なんで、六時事務所出発ね。
「この時間って、給料はいんないんだよね」
まだ、夜も明けない道を、灯りをつけて走る社用車…
現場まで片道二時間近く。
請負会社は地元の会社…
「地元に警備会社ないんかよ?四時起きで、出勤と退社の四時間はサービス!会社も考えろよ」
真は、眠い目をこする辻に愚痴るように話す。
「確かに…2時間のサービスキツイっすね。帰りは死んでなければ、運転は変わりますよ」
警備会社は、来るものを拒まない…弱小会社なら、どんな遠方でも受け入れる。
しかも、通勤時間は日当には入らない。交通費は、社用車。最悪は自家用車で行き、微々たる手当でごまかされる。
「ビターやから、どーしよーもないわ」
ハンドルを握りながら、真は呟いた。
「毎月が、爪に火を灯す生活で、女も作る勇気ないっすわ…会社の役職連中なんか、ラウンドクルーザー乗ってましたよ…」
辻が嫉しそうに愚痴る。
「知り合いが、建設計算の仕事してるが、通常で、級持ちで経費込み15000円、なしで12000円らしいわ…半分以上跳ねられてるわ…生かさず殺さずで、役職の飲み代稼ぎよ」
真は、タバコの煙とため息を一緒に吐き出す。
現場事務所に、2時間かけてヘトヘトになって着き、監督へ挨拶すれば…
「12000円の旗振り、事故は起こすなよ!高い金払ってんやから」
朝から聞きたくもない言葉。
「馬鹿やないのかな?俺らがいないと、現場が出来ないのしらんのかな?」
辻が不機嫌そうに呟く。
「まぁ気にするな…警備会社が断る土木は、結局、公共とれんで潰れるだけだから、この会社も後はないわ」
建設や、土木の会社の人達は気をつけた方がいい。これは、リアルな話です。警備会社断る所は潰れる確率高いです。ただでさえ、警備員は足りません!
公共が命綱の会社は、警備員を大事にしましょう!
「そんじゃ、片側はじめっか」
真と辻は、無線機をオンにして、片側交互通行を始めた…
「この時間って、給料はいんないんだよね」
まだ、夜も明けない道を、灯りをつけて走る社用車…
現場まで片道二時間近く。
請負会社は地元の会社…
「地元に警備会社ないんかよ?四時起きで、出勤と退社の四時間はサービス!会社も考えろよ」
真は、眠い目をこする辻に愚痴るように話す。
「確かに…2時間のサービスキツイっすね。帰りは死んでなければ、運転は変わりますよ」
警備会社は、来るものを拒まない…弱小会社なら、どんな遠方でも受け入れる。
しかも、通勤時間は日当には入らない。交通費は、社用車。最悪は自家用車で行き、微々たる手当でごまかされる。
「ビターやから、どーしよーもないわ」
ハンドルを握りながら、真は呟いた。
「毎月が、爪に火を灯す生活で、女も作る勇気ないっすわ…会社の役職連中なんか、ラウンドクルーザー乗ってましたよ…」
辻が嫉しそうに愚痴る。
「知り合いが、建設計算の仕事してるが、通常で、級持ちで経費込み15000円、なしで12000円らしいわ…半分以上跳ねられてるわ…生かさず殺さずで、役職の飲み代稼ぎよ」
真は、タバコの煙とため息を一緒に吐き出す。
現場事務所に、2時間かけてヘトヘトになって着き、監督へ挨拶すれば…
「12000円の旗振り、事故は起こすなよ!高い金払ってんやから」
朝から聞きたくもない言葉。
「馬鹿やないのかな?俺らがいないと、現場が出来ないのしらんのかな?」
辻が不機嫌そうに呟く。
「まぁ気にするな…警備会社が断る土木は、結局、公共とれんで潰れるだけだから、この会社も後はないわ」
建設や、土木の会社の人達は気をつけた方がいい。これは、リアルな話です。警備会社断る所は潰れる確率高いです。ただでさえ、警備員は足りません!
公共が命綱の会社は、警備員を大事にしましょう!
「そんじゃ、片側はじめっか」
真と辻は、無線機をオンにして、片側交互通行を始めた…
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる