103 / 103
番外編 おまけ
しおりを挟む
「旦那様、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫そうに見えるか?」
「……見えません」
叔父であるクラウディオと執事のモーリスがそんなことを言いながら、お互い顔を見合わせて視線を逸らすと、お互いに大きく息を吐く。
「フィオナ叔母さまは……?」
「まだ待つんだ。アロイス。落ち着いて、待つんだ!」
クラウディオは自分に言い聞かせるようにして、扉の前でうろうろした。ものすごい速さでうろうろしている。ものすごい速さだ!
叔母の名前はセレスティーヌだが、屋敷ではクラウディオはフィオナと呼んだ。どうして名前が二つあるのか分からないが、誰も何も言わないので、叔母の名前はフィオナだと思っている。
それは外では使うなと優しく言われたが。
クラウディオは、祈るように、フィオナ、フィオナ。と言っている。
部屋には入られないので、みんなで扉の前で待っていた。別の部屋で待っていていいと言われたが、なんだか大変なことらしいので、一緒に廊下で待っている。
「にーさま、にさま」
弟のロニーが乳母と一緒に廊下にやってきた。ロニーは叔母のフィオナにとても懐いていて、フィオナがいないとよく泣く。昔のアロイスみたいだとクラウディオは言うが、今だってフィオナは大好きだ。
クラウディオは父親ではないが、アロイスはずっとこの屋敷に住んでいる。クラウディオとフィオナは叔父と叔母で両親ではないが、アロイスはずっと二人と一緒だ。
結構前に、母親と父親がいる屋敷に行った。その時はあまりよく分かっていなかったけれど、フィオナはアロイスをその屋敷に置いていくつもりだった。
けれど、クラウディオとフィオナ、母親と父親が話している時に、フィオナがひどく怖い顔で怒ったことがある。
フィオナは怒鳴ったが、母親と父親は変な顔をしていただけだ。
怒ったフィオナが立って帰ろうとしたのを見て、アロイスはここに置いていかれるのかと思った。けれど、クラウディオがアロイスを抱っこし、そのままいつもの家に帰った。
アロイスはあの屋敷にいないでいいのだと安堵したが、なぜかもう一人、一緒についてきたのがいる。
弟のロニーだ。
「にーさま。にいさま。お外であそぼ?」
「ダメだよ。フィオナ叔母さまを待ってるんだから」
フィオナはお腹に赤ちゃんがいて、ずっと苦しんでいる。
クラウディオは顔を青くしてうろうろしているし、モーリスも一緒に青くなっていた。
メイドのリディはフィオナと一緒だが、ずっと部屋から出てこない。
クラウディオとフィオナの赤ちゃんが生まれれば、アロイスとロニーは二人の本当の子供ではないから、追い出されるだろう。
メイドたちが話しているのを聞いたことがある。
赤ちゃんが生まれるとどうして追い出されるのか分からないが、ここから出ていくのは嫌だと思った。
だったら、生まれなければいいのに。
なのに、部屋の中で、大きな泣き声が聞こえた。
「旦那様! 女の子です!」
「フィオナ!!」
クラウディオは部屋に入った。アロイスも入ろうとしたがモーリスに抑えられて、入ることができない。
赤ちゃんが生まれたら、この家から追い出されるかもしれない。生まれたから、追い出される。
(ここにいたいのに! どうして追い出されなきゃいけないの!?)
「アロイス、おいで……」
泣きそうになっていたら、クラウディオがアロイスを呼んだ。
ここで家を出ていけと言われるんだ。泣きたくなって、クラウディオにしがみつきながら部屋に入ると、ぐったりしているフィオナがいた。
「アロイス。女の子が生まれたの」
フィオナの隣で、小さい赤ちゃんがあぶあぶ言っている。顔が真っ赤で、アロイスが近付くと、ぎゃあ。と泣いた。
びくりとして、クラウディオの後ろに隠れると、フィオナが、大丈夫よ。と優しく声をかけてくれる。
「ねえ、アロイス。この子にはまだ名前がないんだけれど、アロイスはこの子のお兄ちゃんになってくれるかしら」
「……お兄ちゃん?」
「アロイスと、ロニー。それからこの子。三人一緒に、このお屋敷で元気に過ごすのよ。アロイスとロニーみたいにお外を走り回って、ご飯を食べて、たくさんお昼寝して、そのうちアロイスみたいにお勉強をしたりして。アロイスみたいにすくすく大きくなるの」
「一緒に? ここで、一緒に?」
「そうよ。当然でしょう。アロイスはこのお屋敷で私とクラウディオと一緒にいるでしょう? アロイスも、ロニーも、この子も一緒よ」
フィオナはにっこり笑ってアロイスを近くに呼ぶ。
アロイスが、お屋敷を出ていきたいって言うまで、ずっと一緒よ。
その囁きに、涙が出てきた。フィオナがアロイスの頭をなでると、もっと涙が出てくる。
「三人とも、一緒に大きくなるの。きっと楽しいわ」
フィオナは何度もアロイスの頭をなでて、だから、泣かないで。と何度も言った。
「アロイスお兄さま、ロニーお兄さま、待って」
「お前は木に登るなよ。デイジー。リディに怒られるぞ」
「お母さまは怒らないもの!」
「フィオナ叔母さまは、登れるなら登ってたって言ってたよ」
「余計なことを言うな。ロニー」
弟のロニーと木に登っていると、一番年下のデイジーがスカートで木に登ろうとしてくる。
学び舎から帰ってきて、木の上でゆっくり本を読もうとしていたのに、ロニーはついてくるし、デイジーは真似しようとしてきて、相変わらずくっつき虫だと思う。
ロニーとデイジーはすぐにアロイスの真似をしようとする。リディは怒るが、フィオナは止めない。一回登って、危ないってことを知ればいいからね。なんて結構適当なことを言う。
デイジーが登りはじめて、一つ目の枝に手を伸ばす。足を上げてスカートがめくれたがお構いなしだ。さすがにどうかと思って注意をしても、デイジーはやめない。
足が枝にかかり、そのまま上がれるかと思えば、ずるりと体が下がった。
「デイジー!」
「きゃああっ!!」
大きな悲鳴と共にデイジーが地面に落下した。
けれど、手足を上に伸ばしたまま、地面すれすれでふわふわ浮いている。
「おバカなことをしているのはどの子なの?」
「フィオナ叔母さま!」
瞬間、ぼすん、とデイジーが地面に落ちた。フィオナはデイジーに防御の魔法をかけていたのか、木に登ることを前提として放置していたようだ。
「デイジー。落ちた時どう思った?」
「こ、こわかったあ!!」
デイジーがフィオナに抱きついて、わんわん泣き出した。そのデイジーにフィオナは視線を合わせるために座ると、ぎゅっとデイジーの腕を握る。
「なら、もう無理はしちゃだめよ。危ないと言われたのだから、危険なことはしないの。いいわね?」
フィオナの説教に、デイジーは鼻水を垂らしながら何度も頷く。
(フィオナ叔母さまの魔法って、本当にすごいんだよなあ)
あれを見ていると、勉強をもっと頑張らなければと思う。魔法の技術が昔より上がり、人に迷惑をかけなければいつでも使えるようになった。それでも魔法を使う者はそんなにいないのに、この家ではやたら魔法が飛び交う。
フィオナ叔母さまと、たまにやってくるノエル魔法師は、庭で魔法の掛け合いなどをして、魔法技術のレベルを上げようと奮闘している。
側でクラウディオ叔父さまが腕を組みながら青筋立てて見ていたり、時折混ざって言い合ったりするので、三人になるとすごく賑やかだ。面白い魔法が見られると、クラウディオ叔父さまは興奮してフィオナ叔母さまを褒め称えた。
「アロイス、ロニー。いらっしゃい。お茶にしましょう。ケーキを作ったのよ」
「食べる!!」
「僕も食べる!!」
木から降りて、フィオナ叔母さまに駆け寄る。フィオナ叔母さまはくっつくデイジーをなでながらも、アロイスとロニーをなでて背中を押した。
最初はアロイス一人だった。そのうちロニーが増えて、デイジーが生まれた。
三人一緒。フィオナが約束してくれた通り、クラウディオとフィオナ、アロイス、ロニー、デイジー。みんなで一緒に暮らしている。
(だって、僕たちは、家族だから……)
◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇
これでお話は完結になります。
ヴァルラムの番外編が思った以上に長くなり、停滞した感じになってしまいましたが、
チェルシーの話はずっと書きたかったので満足です。
もっとさらっと終わるはずでしたが、戦争の話が軽くなるわけがなかった。。。
アロイスのお話は姉の二人目どうなるんだ。の疑問があったので追加しました。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。感謝申し上げます!!
◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇
「だ、大丈夫そうに見えるか?」
「……見えません」
叔父であるクラウディオと執事のモーリスがそんなことを言いながら、お互い顔を見合わせて視線を逸らすと、お互いに大きく息を吐く。
「フィオナ叔母さまは……?」
「まだ待つんだ。アロイス。落ち着いて、待つんだ!」
クラウディオは自分に言い聞かせるようにして、扉の前でうろうろした。ものすごい速さでうろうろしている。ものすごい速さだ!
叔母の名前はセレスティーヌだが、屋敷ではクラウディオはフィオナと呼んだ。どうして名前が二つあるのか分からないが、誰も何も言わないので、叔母の名前はフィオナだと思っている。
それは外では使うなと優しく言われたが。
クラウディオは、祈るように、フィオナ、フィオナ。と言っている。
部屋には入られないので、みんなで扉の前で待っていた。別の部屋で待っていていいと言われたが、なんだか大変なことらしいので、一緒に廊下で待っている。
「にーさま、にさま」
弟のロニーが乳母と一緒に廊下にやってきた。ロニーは叔母のフィオナにとても懐いていて、フィオナがいないとよく泣く。昔のアロイスみたいだとクラウディオは言うが、今だってフィオナは大好きだ。
クラウディオは父親ではないが、アロイスはずっとこの屋敷に住んでいる。クラウディオとフィオナは叔父と叔母で両親ではないが、アロイスはずっと二人と一緒だ。
結構前に、母親と父親がいる屋敷に行った。その時はあまりよく分かっていなかったけれど、フィオナはアロイスをその屋敷に置いていくつもりだった。
けれど、クラウディオとフィオナ、母親と父親が話している時に、フィオナがひどく怖い顔で怒ったことがある。
フィオナは怒鳴ったが、母親と父親は変な顔をしていただけだ。
怒ったフィオナが立って帰ろうとしたのを見て、アロイスはここに置いていかれるのかと思った。けれど、クラウディオがアロイスを抱っこし、そのままいつもの家に帰った。
アロイスはあの屋敷にいないでいいのだと安堵したが、なぜかもう一人、一緒についてきたのがいる。
弟のロニーだ。
「にーさま。にいさま。お外であそぼ?」
「ダメだよ。フィオナ叔母さまを待ってるんだから」
フィオナはお腹に赤ちゃんがいて、ずっと苦しんでいる。
クラウディオは顔を青くしてうろうろしているし、モーリスも一緒に青くなっていた。
メイドのリディはフィオナと一緒だが、ずっと部屋から出てこない。
クラウディオとフィオナの赤ちゃんが生まれれば、アロイスとロニーは二人の本当の子供ではないから、追い出されるだろう。
メイドたちが話しているのを聞いたことがある。
赤ちゃんが生まれるとどうして追い出されるのか分からないが、ここから出ていくのは嫌だと思った。
だったら、生まれなければいいのに。
なのに、部屋の中で、大きな泣き声が聞こえた。
「旦那様! 女の子です!」
「フィオナ!!」
クラウディオは部屋に入った。アロイスも入ろうとしたがモーリスに抑えられて、入ることができない。
赤ちゃんが生まれたら、この家から追い出されるかもしれない。生まれたから、追い出される。
(ここにいたいのに! どうして追い出されなきゃいけないの!?)
「アロイス、おいで……」
泣きそうになっていたら、クラウディオがアロイスを呼んだ。
ここで家を出ていけと言われるんだ。泣きたくなって、クラウディオにしがみつきながら部屋に入ると、ぐったりしているフィオナがいた。
「アロイス。女の子が生まれたの」
フィオナの隣で、小さい赤ちゃんがあぶあぶ言っている。顔が真っ赤で、アロイスが近付くと、ぎゃあ。と泣いた。
びくりとして、クラウディオの後ろに隠れると、フィオナが、大丈夫よ。と優しく声をかけてくれる。
「ねえ、アロイス。この子にはまだ名前がないんだけれど、アロイスはこの子のお兄ちゃんになってくれるかしら」
「……お兄ちゃん?」
「アロイスと、ロニー。それからこの子。三人一緒に、このお屋敷で元気に過ごすのよ。アロイスとロニーみたいにお外を走り回って、ご飯を食べて、たくさんお昼寝して、そのうちアロイスみたいにお勉強をしたりして。アロイスみたいにすくすく大きくなるの」
「一緒に? ここで、一緒に?」
「そうよ。当然でしょう。アロイスはこのお屋敷で私とクラウディオと一緒にいるでしょう? アロイスも、ロニーも、この子も一緒よ」
フィオナはにっこり笑ってアロイスを近くに呼ぶ。
アロイスが、お屋敷を出ていきたいって言うまで、ずっと一緒よ。
その囁きに、涙が出てきた。フィオナがアロイスの頭をなでると、もっと涙が出てくる。
「三人とも、一緒に大きくなるの。きっと楽しいわ」
フィオナは何度もアロイスの頭をなでて、だから、泣かないで。と何度も言った。
「アロイスお兄さま、ロニーお兄さま、待って」
「お前は木に登るなよ。デイジー。リディに怒られるぞ」
「お母さまは怒らないもの!」
「フィオナ叔母さまは、登れるなら登ってたって言ってたよ」
「余計なことを言うな。ロニー」
弟のロニーと木に登っていると、一番年下のデイジーがスカートで木に登ろうとしてくる。
学び舎から帰ってきて、木の上でゆっくり本を読もうとしていたのに、ロニーはついてくるし、デイジーは真似しようとしてきて、相変わらずくっつき虫だと思う。
ロニーとデイジーはすぐにアロイスの真似をしようとする。リディは怒るが、フィオナは止めない。一回登って、危ないってことを知ればいいからね。なんて結構適当なことを言う。
デイジーが登りはじめて、一つ目の枝に手を伸ばす。足を上げてスカートがめくれたがお構いなしだ。さすがにどうかと思って注意をしても、デイジーはやめない。
足が枝にかかり、そのまま上がれるかと思えば、ずるりと体が下がった。
「デイジー!」
「きゃああっ!!」
大きな悲鳴と共にデイジーが地面に落下した。
けれど、手足を上に伸ばしたまま、地面すれすれでふわふわ浮いている。
「おバカなことをしているのはどの子なの?」
「フィオナ叔母さま!」
瞬間、ぼすん、とデイジーが地面に落ちた。フィオナはデイジーに防御の魔法をかけていたのか、木に登ることを前提として放置していたようだ。
「デイジー。落ちた時どう思った?」
「こ、こわかったあ!!」
デイジーがフィオナに抱きついて、わんわん泣き出した。そのデイジーにフィオナは視線を合わせるために座ると、ぎゅっとデイジーの腕を握る。
「なら、もう無理はしちゃだめよ。危ないと言われたのだから、危険なことはしないの。いいわね?」
フィオナの説教に、デイジーは鼻水を垂らしながら何度も頷く。
(フィオナ叔母さまの魔法って、本当にすごいんだよなあ)
あれを見ていると、勉強をもっと頑張らなければと思う。魔法の技術が昔より上がり、人に迷惑をかけなければいつでも使えるようになった。それでも魔法を使う者はそんなにいないのに、この家ではやたら魔法が飛び交う。
フィオナ叔母さまと、たまにやってくるノエル魔法師は、庭で魔法の掛け合いなどをして、魔法技術のレベルを上げようと奮闘している。
側でクラウディオ叔父さまが腕を組みながら青筋立てて見ていたり、時折混ざって言い合ったりするので、三人になるとすごく賑やかだ。面白い魔法が見られると、クラウディオ叔父さまは興奮してフィオナ叔母さまを褒め称えた。
「アロイス、ロニー。いらっしゃい。お茶にしましょう。ケーキを作ったのよ」
「食べる!!」
「僕も食べる!!」
木から降りて、フィオナ叔母さまに駆け寄る。フィオナ叔母さまはくっつくデイジーをなでながらも、アロイスとロニーをなでて背中を押した。
最初はアロイス一人だった。そのうちロニーが増えて、デイジーが生まれた。
三人一緒。フィオナが約束してくれた通り、クラウディオとフィオナ、アロイス、ロニー、デイジー。みんなで一緒に暮らしている。
(だって、僕たちは、家族だから……)
◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇
これでお話は完結になります。
ヴァルラムの番外編が思った以上に長くなり、停滞した感じになってしまいましたが、
チェルシーの話はずっと書きたかったので満足です。
もっとさらっと終わるはずでしたが、戦争の話が軽くなるわけがなかった。。。
アロイスのお話は姉の二人目どうなるんだ。の疑問があったので追加しました。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。感謝申し上げます!!
◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇・・・◇
647
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(78件)
あなたにおすすめの小説
嫌われ皇后は子供が可愛すぎて皇帝陛下に構っている時間なんてありません。
しあ
恋愛
目が覚めるとお腹が痛い!
声が出せないくらいの激痛。
この痛み、覚えがある…!
「ルビア様、赤ちゃんに酸素を送るためにゆっくり呼吸をしてください!もうすぐですよ!」
やっぱり!
忘れてたけど、お産の痛みだ!
だけどどうして…?
私はもう子供が産めないからだだったのに…。
そんなことより、赤ちゃんを無事に産まないと!
指示に従ってやっと生まれた赤ちゃんはすごく可愛い。だけど、どう見ても日本人じゃない。
どうやら私は、わがままで嫌われ者の皇后に憑依転生したようです。だけど、赤ちゃんをお世話するのに忙しいので、構ってもらわなくて結構です。
なのに、どうして私を嫌ってる皇帝が部屋に訪れてくるんですか!?しかも毎回イラッとするとこを言ってくるし…。
本当になんなの!?あなたに構っている時間なんてないんですけど!
※視点がちょくちょく変わります。
ガバガバ設定、なんちゃって知識で書いてます。
エールを送って下さりありがとうございました!
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
※表紙 AIアプリ作成
はじめまして、旦那様。離婚はいつになさいます?
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
「はじめてお目にかかります。……旦那様」
「……あぁ、君がアグリア、か」
「それで……、離縁はいつになさいます?」
領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。
両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。
帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。
形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。
★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます!
※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
【完結】偽物と呼ばれた公爵令嬢は正真正銘の本物でした~私は不要とのことなのでこの国から出ていきます~
Na20
恋愛
私は孤児院からノスタルク公爵家に引き取られ養子となったが家族と認められることはなかった。
婚約者である王太子殿下からも蔑ろにされておりただただ良いように使われるだけの毎日。
そんな日々でも唯一の希望があった。
「必ず迎えに行く!」
大好きだった友達との約束だけが私の心の支えだった。だけどそれも八年も前の約束。
私はこれからも変わらない日々を送っていくのだろうと諦め始めていた。
そんな時にやってきた留学生が大好きだった友達に似ていて…
※設定はゆるいです
※小説家になろう様にも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
2回目も、面白かったです。バァルラムその後編ぜひ!
読み応えありました!
一気におまけまで
拝見させて頂きました。
おまけも長いのにありがとうございます!
オススメから来ました。
続きが気になり、どんどん先に先にと、昼休みに、夜にと、読むのが止まりませんでした。とっても面白かったです。ステキなお話をありがとうございました。
ありがとうございます。
長いのに読んでいただけて嬉しいですー。