2 / 2
認知バイアス
しおりを挟む
神々の戒飭-2
文章中に「*」マークを施しているが、これは私の主張を誤解のないよう明確に伝えられるようにしたものである。本文の最後を参照されたい。
──────────
一般に、賢くない人が、「自分は周りよりも賢いのだ」と思いやすい認知バイアスがあるそうです(*1)。私も例外ではありませんが、私目線、自分が賢いと思っていそうな人が身近にいたので、簡単に納得できました(*2)。このバイアスが何故起こるのかを私なりに考えてみました。2人の人がいて、ある人は、もう一人の人より賢いとします。ある人は、平均よりも一層賢い人で、様々な人を、自分なりの評価カテゴリーに選別していました。例えば、「ある状況に陥ったとき、Aの行動ができる人は賢くなく、Bの行動ができる人はまあまあ賢く、Cの行動はできる人は結構賢い」というように人々を選別していたとします。もう一人の人は、ある状況に陥ったときに、ある人が思い付かないような、戦略や解決方法を考えつくことによって、ある状況に陥ったときにAという行動を選択するような人だとします。そのとき、ある人目線では、もう一人の人は、ある状況に陥ったときにAという行動をするので、賢くない人に分類されます。──これが賢さの認知バイアスだと思います。圧倒的な功績を残したり、テストで高得点を取ったり(*3)、目に見える形で現れるときには、賢さの認知バイアスが起こりにくいですが、一般の人々である我々の賢さは、中々目に見える形で現れることはありません。故に、賢くない人の理解の及ばない賢さは、賢くない、と判断されてしまうのだと思います。しかし実際、誰が賢くて誰が賢くない、と一々考えることは全く無意味であると思います(*4)(*5)。当たり前のことですが、人の評価基準は賢さだけではないし、色々な人がいるから我々は生きて行けるのだ、ということを忘れてはいけないと思います。
──────────
*1-私は非常に愚かなので、その種の認知バイアスにかかっている可能性が高いが、それは、私が、私よりも賢い人がこの世界の少数派である、と言っている訳ではないことを注意されたい。
*2-この時点で、私は認知バイアスによって、その人を高く評価できていない、ことがないとは言い切れないので、注意が必要である。
*3-別にテストで高得点を取れる人だけを高く評価している訳ではない。
*4-真相心理で安心感を求めているが故に自己を否定しかねない認知バイアスの改善を拒絶している、ということもありうる。
*5-種の性質上、個体差があるのは当たり前で、賢い人がいればそうでない人がいるのは当たり前である。
文章中に「*」マークを施しているが、これは私の主張を誤解のないよう明確に伝えられるようにしたものである。本文の最後を参照されたい。
──────────
一般に、賢くない人が、「自分は周りよりも賢いのだ」と思いやすい認知バイアスがあるそうです(*1)。私も例外ではありませんが、私目線、自分が賢いと思っていそうな人が身近にいたので、簡単に納得できました(*2)。このバイアスが何故起こるのかを私なりに考えてみました。2人の人がいて、ある人は、もう一人の人より賢いとします。ある人は、平均よりも一層賢い人で、様々な人を、自分なりの評価カテゴリーに選別していました。例えば、「ある状況に陥ったとき、Aの行動ができる人は賢くなく、Bの行動ができる人はまあまあ賢く、Cの行動はできる人は結構賢い」というように人々を選別していたとします。もう一人の人は、ある状況に陥ったときに、ある人が思い付かないような、戦略や解決方法を考えつくことによって、ある状況に陥ったときにAという行動を選択するような人だとします。そのとき、ある人目線では、もう一人の人は、ある状況に陥ったときにAという行動をするので、賢くない人に分類されます。──これが賢さの認知バイアスだと思います。圧倒的な功績を残したり、テストで高得点を取ったり(*3)、目に見える形で現れるときには、賢さの認知バイアスが起こりにくいですが、一般の人々である我々の賢さは、中々目に見える形で現れることはありません。故に、賢くない人の理解の及ばない賢さは、賢くない、と判断されてしまうのだと思います。しかし実際、誰が賢くて誰が賢くない、と一々考えることは全く無意味であると思います(*4)(*5)。当たり前のことですが、人の評価基準は賢さだけではないし、色々な人がいるから我々は生きて行けるのだ、ということを忘れてはいけないと思います。
──────────
*1-私は非常に愚かなので、その種の認知バイアスにかかっている可能性が高いが、それは、私が、私よりも賢い人がこの世界の少数派である、と言っている訳ではないことを注意されたい。
*2-この時点で、私は認知バイアスによって、その人を高く評価できていない、ことがないとは言い切れないので、注意が必要である。
*3-別にテストで高得点を取れる人だけを高く評価している訳ではない。
*4-真相心理で安心感を求めているが故に自己を否定しかねない認知バイアスの改善を拒絶している、ということもありうる。
*5-種の性質上、個体差があるのは当たり前で、賢い人がいればそうでない人がいるのは当たり前である。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
蝋燭
悠十
恋愛
教会の鐘が鳴る。
それは、祝福の鐘だ。
今日、世界を救った勇者と、この国の姫が結婚したのだ。
カレンは幸せそうな二人を見て、悲し気に目を伏せた。
彼女は勇者の恋人だった。
あの日、勇者が記憶を失うまでは……
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる