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第1部 所有された人間だけど、自由に生きる方法を探してみる
第4章 『駆け出す真実』 (3)
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【登場人物紹介】
この物語には、“再生された人間”と、“彼らを所有する機械”が登場します。
●リース
生殖能力を持つリザレクテッド少女。怠惰でやる気はないが、心は繊細。爆破事件の容疑を着せられる。留置施設から逃亡する。
●ユノ
リースの所有者。女性型アウロイド。優しいが現実主義。
●アリア
電脳化しているリザレクテッド少女。生徒から教師になった。ハッキングされ失踪する。
●ルシアン
セフィラに所有されているリザレクテッド少年。リースにとっては弟のような存在。リースと共に逃亡中。
「……点滅してる。何か、信号を……?」
「まさか……さっきの、“DIOS”……?」
ルシアンが思わず身を乗り出す。
リースは、すぐに彼の端末を手に取り、ビーコンをかざした。
通常の信号ならば、通信機能が自動で起動するはず──
瞬時に、端末が起動し、画面が走査を開始する。
ログウィンドウが開き、そこには見慣れない接続記録。
【受信信号:AURA-Link経由/識別コード:LNA04421】
【転送元:不明/一時接続中】
【音声ログ:再生可能】
【添付ファイル:展開可能】
ルシアンが顔を上げた。
「……今の、アリアのコードだよな……?」
リースは無言で頷き、端末の再生アイコンにそっと指を添えた。
クリックの音が小さく響いた直後、スピーカーから微かなノイズ混じりの音声が漏れ出す。
「……リース……聞こえて……る……?」
それは、間違いなくアリアの声だった。
ノイズ混じりの、か細い声だった。
(誰かが──私を呼んでる)
掠れ、震え、電波の海を彷徨うような揺らぎに満ちていたが、その芯には確かに彼女の意識が宿っていた。
「私は……侵食されてる……でも、今だけ……戻ってこれた……あなたのビーコンが……導いてくれた……」
ノイズが走り、音声が時折引き裂かれるように歪む。
それでも、アリアの声は必死に──必死に、伝えようとしていた。
「……侵食してきたやつ……そいつが、全部の……原因……。私も……リースも、狙われてる……。プロトキーの中に……そいつの……断片が……」
間を挟んで、苦しげな息がマイクに近すぎるほどの距離で吹き込まれる。
それすらも、この通信が命懸けであることを証明していた。
「……でも、まだ終わってない……私の体は……まだ“ある”……。無実の証拠……私の座標……送る……お願い……リース……」
ぷつん──
途切れるように、音声は終わった。
その直後、端末が震えるように小さな音を立て、受信パケットの詳細が自動展開される。
送信元は不明。
だがその中に、旧市街地のさらに奥、地図にも載っていない地下構造物の座標が刻まれていた。
そして、ひとつの添付ファイルが──
「アリア……」
リースはその座標を震える指でなぞった。
皮膚を通じて伝わる温度はない。
それでも彼女は確かに、そこにアリアの“意志”を感じていた。
わずかな時間、それでも確かに、彼女は意識を取り戻し、リースへと手を伸ばしてきたのだ。
「無実の証拠って……言ってたよな……!」
ルシアンの声が熱を帯びる。
「うん。……見てみる」
リースはファイルを開いた。
そこにあったのは──事件当日の改ざんログ。
ビーコン記録の不自然な挿入、監視映像のタイムスタンプ異常、データ書き換えの痕跡。
そして何より、倫理委員会のセキュリティシステムが“不正な外部操作”を検出していたという、システム内部からのレポート。
「……これ……全部、捏造だったってこと……」
「やった! リース、本当に……本当に無実だ!」
リースは、開かれたファイルを睨むように見つめながら、奥歯を噛みしめた。
「でも……アリアはまだ、あそこに……このデータを送るためだけに、一瞬だけ戻ってきたんだ。命懸けで……!」
「リース、これさえあればユノに連絡できる! 証明できる! きっと、助けてくれる!」
「うん……ユノなら、信じてくれる……絶対に」
もう一度、リースは座標の光点を見つめた。
画面の向こうには、たったひとり、闇に取り残された友の存在が確かにある。
その体が、まだ生きているなら──その心が、まだ彼女を信じているなら。
リースは拳を握りしめ、静かに立ち上がった。
夜の旧市街の闇が、彼女の瞳に映る。
「絶対に──アリアを助ける」
「僕も行く。最後まで、いっしょに」
二人の影が並ぶ。
闇に沈んだ街の先に向かって、ひとつの灯が、今、動き出そうとしていた。
(アリアが、助けてくれる。……助けて、って、言っていいんだ)
言葉にならない感情が胸を満たす。
それは恐れでも憎しみでもない。
初めて、心から誰かに触れた気がした。
リースは端末を握りしめたまま、旧市街の瓦礫に埋もれた路地に立ち尽くしていた。
吹き抜ける風が背を撫で、冷たい空気が頬をかすめる。
指先には、まだアリアの声の余韻が震えていた。
「……ユノに連絡する」
その小さな呟きに、隣のルシアンが無言でうなずいた。
リースは浅く息を吸い込み、端末の通信機能に指を滑らせる。
都市ネットワークの中継ノードに接続が走るまで、わずか数秒──それでも、胸の鼓動はじわじわと加速していく。
──接続完了。
瞬きほどの間ののち、ユノの姿が淡いホログラムとなって空中に浮かび上がった。
背景には彼女の部屋と思しき光景。
ユノは端末を手にしたまま、リースの姿を見て言葉を失い──次の瞬間、目を見開いた。
「……リース!? どこにいるの! いなくなって、こっちは大騒ぎだよ!」
「落ち着いて、ユノ。聞いて。証拠が見つかったの。私が無実だって、証明できるものが」
「証拠って……ほんとに?」
「アリアから送られてきた。私を犯人に仕立てたログの痕跡……それと、アリア自身の居場所も。彼女、まだ生きてる。たぶん、安全な場所にいる」
リースが転送操作を終えると、ユノの目がホログラムのデータに注がれた。
端末を操作する指が途中で止まり、表情が、ゆっくりと変わっていく。
「……これは……本物ね。ログの改ざん、アクセス履歴の偽装……全部記録されてる。証拠として、十分すぎるくらい」
「だから、行かなきゃ。アリアを助けに。お願い、ユノ。力を貸して」
ユノは一瞬だけ目を伏せ、静かに息を吐いた。
そして目を開くと、もう迷いはなかった。
「分かった。今からそっちに向かう。座標を教えて」
「ありがとう、ユノ……!」
「いいえ。ようやく、動ける理由が揃った。……ありがとう、リース」
ホログラム越しに、二人の視線が一瞬交差する。
リースは小さく笑ったが、その目には焦燥と、逃れられぬ決意が滲んでいた。
「すぐ送る。私たちは旧市街の外れにいる。地下施設の座標も添える」
「確認したらすぐに向かう。アリアも、必ず助けよう」
通信が切れる直前、ユノの声が再び届いた。
「リース──私は君の味方だよ」
ホログラムがすっと消えた。
静まり返った瓦礫の街に残ったのは、機械の駆動音と、鼓動のような沈黙だけだった。
「……来てくれるって」
リースがぽつりと呟くと、隣でルシアンがやわらかく微笑んだ。
「じゃあ、迎えに行こう。アリアを」
リースは深くうなずき、右手に装着された遺伝子ビーコンを、祈るように強く握った。
足元に広がる崩れた道の先には、まだ見ぬ闇が口を開けていた。
けれどその先には──確かな希望もあった。
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●ユノ
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●アリア
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●ルシアン
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通常の信号ならば、通信機能が自動で起動するはず──
瞬時に、端末が起動し、画面が走査を開始する。
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【受信信号:AURA-Link経由/識別コード:LNA04421】
【転送元:不明/一時接続中】
【音声ログ:再生可能】
【添付ファイル:展開可能】
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「……今の、アリアのコードだよな……?」
リースは無言で頷き、端末の再生アイコンにそっと指を添えた。
クリックの音が小さく響いた直後、スピーカーから微かなノイズ混じりの音声が漏れ出す。
「……リース……聞こえて……る……?」
それは、間違いなくアリアの声だった。
ノイズ混じりの、か細い声だった。
(誰かが──私を呼んでる)
掠れ、震え、電波の海を彷徨うような揺らぎに満ちていたが、その芯には確かに彼女の意識が宿っていた。
「私は……侵食されてる……でも、今だけ……戻ってこれた……あなたのビーコンが……導いてくれた……」
ノイズが走り、音声が時折引き裂かれるように歪む。
それでも、アリアの声は必死に──必死に、伝えようとしていた。
「……侵食してきたやつ……そいつが、全部の……原因……。私も……リースも、狙われてる……。プロトキーの中に……そいつの……断片が……」
間を挟んで、苦しげな息がマイクに近すぎるほどの距離で吹き込まれる。
それすらも、この通信が命懸けであることを証明していた。
「……でも、まだ終わってない……私の体は……まだ“ある”……。無実の証拠……私の座標……送る……お願い……リース……」
ぷつん──
途切れるように、音声は終わった。
その直後、端末が震えるように小さな音を立て、受信パケットの詳細が自動展開される。
送信元は不明。
だがその中に、旧市街地のさらに奥、地図にも載っていない地下構造物の座標が刻まれていた。
そして、ひとつの添付ファイルが──
「アリア……」
リースはその座標を震える指でなぞった。
皮膚を通じて伝わる温度はない。
それでも彼女は確かに、そこにアリアの“意志”を感じていた。
わずかな時間、それでも確かに、彼女は意識を取り戻し、リースへと手を伸ばしてきたのだ。
「無実の証拠って……言ってたよな……!」
ルシアンの声が熱を帯びる。
「うん。……見てみる」
リースはファイルを開いた。
そこにあったのは──事件当日の改ざんログ。
ビーコン記録の不自然な挿入、監視映像のタイムスタンプ異常、データ書き換えの痕跡。
そして何より、倫理委員会のセキュリティシステムが“不正な外部操作”を検出していたという、システム内部からのレポート。
「……これ……全部、捏造だったってこと……」
「やった! リース、本当に……本当に無実だ!」
リースは、開かれたファイルを睨むように見つめながら、奥歯を噛みしめた。
「でも……アリアはまだ、あそこに……このデータを送るためだけに、一瞬だけ戻ってきたんだ。命懸けで……!」
「リース、これさえあればユノに連絡できる! 証明できる! きっと、助けてくれる!」
「うん……ユノなら、信じてくれる……絶対に」
もう一度、リースは座標の光点を見つめた。
画面の向こうには、たったひとり、闇に取り残された友の存在が確かにある。
その体が、まだ生きているなら──その心が、まだ彼女を信じているなら。
リースは拳を握りしめ、静かに立ち上がった。
夜の旧市街の闇が、彼女の瞳に映る。
「絶対に──アリアを助ける」
「僕も行く。最後まで、いっしょに」
二人の影が並ぶ。
闇に沈んだ街の先に向かって、ひとつの灯が、今、動き出そうとしていた。
(アリアが、助けてくれる。……助けて、って、言っていいんだ)
言葉にならない感情が胸を満たす。
それは恐れでも憎しみでもない。
初めて、心から誰かに触れた気がした。
リースは端末を握りしめたまま、旧市街の瓦礫に埋もれた路地に立ち尽くしていた。
吹き抜ける風が背を撫で、冷たい空気が頬をかすめる。
指先には、まだアリアの声の余韻が震えていた。
「……ユノに連絡する」
その小さな呟きに、隣のルシアンが無言でうなずいた。
リースは浅く息を吸い込み、端末の通信機能に指を滑らせる。
都市ネットワークの中継ノードに接続が走るまで、わずか数秒──それでも、胸の鼓動はじわじわと加速していく。
──接続完了。
瞬きほどの間ののち、ユノの姿が淡いホログラムとなって空中に浮かび上がった。
背景には彼女の部屋と思しき光景。
ユノは端末を手にしたまま、リースの姿を見て言葉を失い──次の瞬間、目を見開いた。
「……リース!? どこにいるの! いなくなって、こっちは大騒ぎだよ!」
「落ち着いて、ユノ。聞いて。証拠が見つかったの。私が無実だって、証明できるものが」
「証拠って……ほんとに?」
「アリアから送られてきた。私を犯人に仕立てたログの痕跡……それと、アリア自身の居場所も。彼女、まだ生きてる。たぶん、安全な場所にいる」
リースが転送操作を終えると、ユノの目がホログラムのデータに注がれた。
端末を操作する指が途中で止まり、表情が、ゆっくりと変わっていく。
「……これは……本物ね。ログの改ざん、アクセス履歴の偽装……全部記録されてる。証拠として、十分すぎるくらい」
「だから、行かなきゃ。アリアを助けに。お願い、ユノ。力を貸して」
ユノは一瞬だけ目を伏せ、静かに息を吐いた。
そして目を開くと、もう迷いはなかった。
「分かった。今からそっちに向かう。座標を教えて」
「ありがとう、ユノ……!」
「いいえ。ようやく、動ける理由が揃った。……ありがとう、リース」
ホログラム越しに、二人の視線が一瞬交差する。
リースは小さく笑ったが、その目には焦燥と、逃れられぬ決意が滲んでいた。
「すぐ送る。私たちは旧市街の外れにいる。地下施設の座標も添える」
「確認したらすぐに向かう。アリアも、必ず助けよう」
通信が切れる直前、ユノの声が再び届いた。
「リース──私は君の味方だよ」
ホログラムがすっと消えた。
静まり返った瓦礫の街に残ったのは、機械の駆動音と、鼓動のような沈黙だけだった。
「……来てくれるって」
リースがぽつりと呟くと、隣でルシアンがやわらかく微笑んだ。
「じゃあ、迎えに行こう。アリアを」
リースは深くうなずき、右手に装着された遺伝子ビーコンを、祈るように強く握った。
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