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23 無事に冒険者になれました
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ハンターズギルドのリンダさんが教えてくれたことと、概ね同じことをアイーダさんは話してくれた。
一つだけ追加されていた内容は、
「とにかくあのエロ親父共のセクハラが酷くてね。しまいには夜の相手をしないとハンターランクを上げないって言われて、そこでブチ切れたわけよ。ぶん殴ってやったわ」
拳をプルプルと震わせて怒りを露わにしていた。
これが数ヶ月前にあった出来事だそうだ。
「ティーが被害に遭う前にこっちに来てくれて良かった。あなたみたいな可愛い子は何されるか分からないわ」
私の両手をそっと包み込んでくれて、そこから、ジンワリと温かいものが伝わってきていた。
「私はきっと大丈夫だよ。さっきも男の子に間違えられていたから」
「貴女は十分綺麗な子に入るのよ。それに、世の中には美少年を好む輩も大勢いるのよ。油断しないで」
「はい……」
私とアイーダさんが話している間に、ティーとしての冒険者登録が行われていた。
そして身分証明書代わりになる冒険者証が発行され、ホッと一息つく。
まだ知名度は低いけど、すでに元ゴールドハンターの人達によって近くの国には冒険者ギルドができつつあるそうだ。
ハンターズギルドをそのまま冒険者ギルドとして活用している所もあり、近いうちにその勢力図はひっくり返りそう。
ハンター資格ではないけど、自分の望んだ道には進めた。
これで森にでも篭っていれば、町の滞在時間はそれほど長く無い。
私が死んだと思われるまで静かにしていればいいし、森や山に篭るのは慣れているから、どうとでもなる。
問題があるとしたら、相棒がいなくて寂しいくらいだ……
「今日は何処かに泊まるの?」
「はい。早速準備を整えて、近くの森に行ってくるよ」
「え、もう?森で野宿するの?この辺は小型しかいないけど、1人で平気?誰か同行させようか?」
この辺りにはケヤンと呼ばれる魔獣の中でも、兎ほどの大きさのものしかいない。
「大丈夫、アイーダさん。実はここに来る途中でも何匹か狩ってきたから」
「そう……無理はしないでね。私はしばらくここから動けないから、何か困ったことがあったら、ここに来て」
「はい。アイーダさんのその言葉が嬉しい」
お世話になったアイーダさんとギルドの人にお礼の挨拶を済ますと、早速町から出ていた。
歩きながら、ふと自分の左手首を見る。
ちょっと忘れていただけだと自分に言い訳をして、未練がましくつけていたそれを外して、鞄にしまった。
相手は死ねと、明確な意思を示してきているのだから、いつまでも過去の想いに縋り付かないで、まずは自分の身の安全を確保する為に気を引き締めないと。
うっかり死なないように。
しばらく森でひっそりと暮らして傷心を癒して(いや、傷心なんかじゃない!)、贅沢を言えば、相棒になってくれる小動物とかがその辺にいてくれたらいいなぁって淡い期待を抱いて、鬱蒼と茂る木々の中に足を踏み入れていた。
一つだけ追加されていた内容は、
「とにかくあのエロ親父共のセクハラが酷くてね。しまいには夜の相手をしないとハンターランクを上げないって言われて、そこでブチ切れたわけよ。ぶん殴ってやったわ」
拳をプルプルと震わせて怒りを露わにしていた。
これが数ヶ月前にあった出来事だそうだ。
「ティーが被害に遭う前にこっちに来てくれて良かった。あなたみたいな可愛い子は何されるか分からないわ」
私の両手をそっと包み込んでくれて、そこから、ジンワリと温かいものが伝わってきていた。
「私はきっと大丈夫だよ。さっきも男の子に間違えられていたから」
「貴女は十分綺麗な子に入るのよ。それに、世の中には美少年を好む輩も大勢いるのよ。油断しないで」
「はい……」
私とアイーダさんが話している間に、ティーとしての冒険者登録が行われていた。
そして身分証明書代わりになる冒険者証が発行され、ホッと一息つく。
まだ知名度は低いけど、すでに元ゴールドハンターの人達によって近くの国には冒険者ギルドができつつあるそうだ。
ハンターズギルドをそのまま冒険者ギルドとして活用している所もあり、近いうちにその勢力図はひっくり返りそう。
ハンター資格ではないけど、自分の望んだ道には進めた。
これで森にでも篭っていれば、町の滞在時間はそれほど長く無い。
私が死んだと思われるまで静かにしていればいいし、森や山に篭るのは慣れているから、どうとでもなる。
問題があるとしたら、相棒がいなくて寂しいくらいだ……
「今日は何処かに泊まるの?」
「はい。早速準備を整えて、近くの森に行ってくるよ」
「え、もう?森で野宿するの?この辺は小型しかいないけど、1人で平気?誰か同行させようか?」
この辺りにはケヤンと呼ばれる魔獣の中でも、兎ほどの大きさのものしかいない。
「大丈夫、アイーダさん。実はここに来る途中でも何匹か狩ってきたから」
「そう……無理はしないでね。私はしばらくここから動けないから、何か困ったことがあったら、ここに来て」
「はい。アイーダさんのその言葉が嬉しい」
お世話になったアイーダさんとギルドの人にお礼の挨拶を済ますと、早速町から出ていた。
歩きながら、ふと自分の左手首を見る。
ちょっと忘れていただけだと自分に言い訳をして、未練がましくつけていたそれを外して、鞄にしまった。
相手は死ねと、明確な意思を示してきているのだから、いつまでも過去の想いに縋り付かないで、まずは自分の身の安全を確保する為に気を引き締めないと。
うっかり死なないように。
しばらく森でひっそりと暮らして傷心を癒して(いや、傷心なんかじゃない!)、贅沢を言えば、相棒になってくれる小動物とかがその辺にいてくれたらいいなぁって淡い期待を抱いて、鬱蒼と茂る木々の中に足を踏み入れていた。
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