10 / 29
第10話 ルール厳守
しおりを挟む
圧縮した物をポケット一杯に詰め込んだクローバーと共に町へと戻ってきて真っ先に換金所へ向かった。
「ステイントカゲの毒袋と皮で銀貨一枚ですね」
「お願いします」
今更だが、どうやら換金所では何も申告しなければ魔物の素材などは狩ったものとして扱われるらしい。まぁ、素材を拾うことのほうが稀だろうから、数が少ないほうを申告制にするのは正しい。……できればエンドゥルのギルドでも教えてもらいたかったが。
「次はどこ行くの?」
「ギルドに寄りましょう。お昼も過ぎていることですし、落ち着いた頃かもしれません」
二人でギルドへ赴けば、未だに混乱は残っているものの比較的落ち着いている。カウンターは冒険者で埋まっているからクエストが貼られている掲示板――ボードの前へ。
「……色々あるね」
「とはいえ、あまり目ぼしいものはありませんね」
クローバー同伴で行えるクエストに絞れば、受けられるものは限られる。
順位に関係なく受けられて、危険性の少ないクエストは――鉱石採掘だな。
「これにしましょう」
「ん? ロジエント結晶の採掘? クエスト報酬銀貨三枚、ってことは珍しい鉱石なの?」
「どちらかというと採掘するのが面倒な鉱石、ですね。ここより西側の地面に巨大な縦穴が空いているのですが、そこの最下層で採れるのがロジエント鉱石です」
「確かにそれは面倒そうだけど……魔物は?」
「多くはない、と言われています。僕自身も行ったことはないのでわかりませんが、順位に拘らず受けられるので、その通りなのでしょう。どうですか?」
「ロロくんが良いなら、それでいいよ」
「では、これにしましょう」
貼ってあった紙を手に、ローブの間から認識票を出して空いたカウンターへと向かった。
「これをお願いします」
「はい。ロジエント結晶の採掘ですね。クエストを受けるのはお二人でよろしいですか?」
「はい、二人で受けます」
「ロロさんに、クローバーさん、ですね。受諾しまし、た……」
途端に歯切れが悪くなったお姉さんはこちらの顔をまじまじと見て、全身を上から下へと視線を這わすと考えるように俯いた。
「小柄でローブを羽織った冒険者……条件は合っていますが……あの、領主様とのご面識はありますか?」
「……どちらのですか?」
そう問い掛ければ、お姉さんは目を見開いて顔を寄せてきた。
「現在、グリーク様がご存命だったことを知っているのはギルド関係者のみです。ですので、こちらをお渡しします」
差し出された布袋がカウンターに置かれると、ガチャリと重い音が鳴った。中身を確認すれば、大量の金貨が入っていた。
「え!? すごい! これならクエストを受けなくても大丈夫だね!」
「今ならまだクエストの受諾は完了していないので引き下げるのであれば問題ありませんよ」
「……いえ、クエストはこのまま受けます。領主は屋敷ですよね?」
「そう、だと思いますが……」
「では、クエストはそのままお願いします」
「え、っと……はい。承りました」
金貨の入った袋を手に踵を返せば、クローバーは訝しむ表情を見せたがそのまま後に付いてきた。
ギルドを出て真っ直ぐに屋敷へ向かうと、門を入ったところで使用人の一人に出くわした。
「あ、あの! 現在この屋敷は誰一人お通しすることはできません!」
「そうでしょうね。ですが、大丈夫です。僕は事情を知っているので」
「そう言われましても……って、クローバーさん? ということは――」
クローバーと視線を交わせた使用人は無言で深々と頭を下げてきた。通ってもいい、ということだろうか。
屋敷の中に足を踏み入れて、迷うことなく二階の部屋のドアを開けば――そこに居たグリークは驚いた顔をした。
「よくぞ来てくれた。改めて礼を――」
言い終わる前に、テーブルの上に金貨の入った布袋を置いた。
「お返しします」
「それは私からの感謝の印だ。遠慮せず受け取ってくれ」
「出来ません。そういうつもりでは無いので」
「ふむ……しかし、それでは私の気が治まらん。感謝でなければ冒険者への援助、もしくは支援。そういう名目でも受け取れないか?」
「ルール五・人の好意を受け取るな、です。名目がどうであれ関係ありません」
「……では、クローバーくんに渡すのはどうだろう? 二人は共に行動しているのだろう?」
「それも看過できません。巡り巡って僕のためだというのがわかっている以上、ルールに抵触します」
「だとすると……こちらには金を渡すことくらいしかないのだが……どうしたものかな」
「何もしていただかなくて結構です。僕はただ、僕のしたいことをしているだけですから。失礼します」
踵を返すと苦笑いをするクローバーと目が合った。しかし、納得したように頷いて見せた。
「――ならば、ごみの処理を手伝う、というのはどうかな?」
その言葉に足を止めた。
「どういう意味ですか?」
「うむ。この町と屋敷は五年の間で色々と変わったようでな。今は元の形に戻すため尽力しているのだが……見せたほうが早い。一緒に来てくれ」
言われるがまま後に付いていくと、一階の角の部屋に通された。
「これは……」
そこはまるで武器庫かと思うほど、様々な武器が大量に置かれていた。
「どうやら英雄ブラフが集めていた物らしい。いくつかはギルドに寄付したのだが、これだけの量となるとさすがに難しいらしくてな。処分に困っていたところだったんだ。良ければ好きなだけ持っていってくれ」
判断の難しいところだが、武器の一部が減っているところを見るにギルドが引き取ったというのも、処分に困っているのも事実だろう。冒険者へ流すのも、武器屋で売るにしても価格破壊が起きてしまう可能性がある。
「……わかりました。こちらでいくつか処分します」
「そうか。よろしく頼む」
そう言うとグリークは部屋を出て行った。使用人の一人がドアの前に居るが、現領主に返り咲いた者はまだまだ仕事も多いのだろう。
さて。
「では、クローバーさん。使えそうな物を選んでください」
「ん~使えそうな物……やっぱり武器は必要?」
「そうですね。逃げることを第一に考えていても自衛の術は必要です」
クローバーが悩みながら武器を選ぶのを眺め、こちらも使えそうな物が無いか調べてみよう。
さすがに武器としての性能が低いせいか僕が使っている大きさのナイフは無い。鎧や雑嚢などの装備もあるようだが……いくつかは使えそうだ。
「や、やっぱり大きいほうが良いよね?」
その声に振り返れば、大剣を引き摺ってきていた。
「……いえ、ルール三・身の丈に合った武器を選べ、です。体格や戦い方に合った武器でなければ実力の半分も出せません。クローバーさんの場合、身長は僕よりも大きいですが力がありません。なので、剣を持つなら細身で軽いものがいいでしょう。もしくは剣以外でも良いですが」
「剣以外……飛び道具とか?」
「使ったことありますか?」
「ない!」
「ですが、良いところに目を付けました。飛び道具――例えば弓などは持ち運べる矢の本数に限度があるため長期戦の場合や近距離戦闘になった時に不利になりがちです。しかし、クローバーさんの圧縮魔法であればその心配は減りますよね?」
「……あ~、いっぱい持てるってことか。試し射ち出来る?」
「ここでは難しいので貰っていきましょう。弓と、矢を二十本ほど圧縮してください。それに合わせてこれを」
背負う形の背嚢と、いくつものポケットが連なったベルトタイプの雑嚢を手渡した。
「こっちのポケットいっぱいのベルトはどう使うの?」
「腰に巻いて、そこに圧縮した物を仕舞っておきます。すぐに使いそうな物をそちらに。それ以外の予備を背嚢に容れて持ち運べば便利なのでは、と」
「なるほど!」
手を叩いたクローバーは腰にベルトを巻いて、そこにズボンの中に詰まっていた圧縮した物を入れ替えている。
「その他、必要だと思う物をクローバーさん自身で考えて準備してください」
「わかった!」
言われたものだけを持つのでは実際に使う時に悩んでしまう。だから、自らで使い方を考えて用意することに意味がある。
動き易さを前提にしているからクローバーに鎧などの防具を勧めることはしない。自分で必要だと考えるのなら、その時には助言をするつもりだが……いざとなれば僕が守ればいい。
「準備できたよー」
「では、行きましょう」
背嚢を背負ったクローバーと共に部屋を出たところに居た使用人の前に立った。
「グリークさんは書斎ですか?」
「はい。ですが、グリーク様は先を急ぐお二人には挨拶なく帰っていただくようにと仰せつかっております」
「……そうですか。では、帰った旨、伝えておいてください」
「畏まりました」
頭を下げて屋敷を後にした。
「もう向かう?」
「いえ、その前に必要なものをいくつか買い揃えます。一緒に行きますか?」
「行くー」
ポーションなどを買い揃えて、早速ロジエント結晶が採掘できるロジャーズ縦穴に向かって出発をした。
「ステイントカゲの毒袋と皮で銀貨一枚ですね」
「お願いします」
今更だが、どうやら換金所では何も申告しなければ魔物の素材などは狩ったものとして扱われるらしい。まぁ、素材を拾うことのほうが稀だろうから、数が少ないほうを申告制にするのは正しい。……できればエンドゥルのギルドでも教えてもらいたかったが。
「次はどこ行くの?」
「ギルドに寄りましょう。お昼も過ぎていることですし、落ち着いた頃かもしれません」
二人でギルドへ赴けば、未だに混乱は残っているものの比較的落ち着いている。カウンターは冒険者で埋まっているからクエストが貼られている掲示板――ボードの前へ。
「……色々あるね」
「とはいえ、あまり目ぼしいものはありませんね」
クローバー同伴で行えるクエストに絞れば、受けられるものは限られる。
順位に関係なく受けられて、危険性の少ないクエストは――鉱石採掘だな。
「これにしましょう」
「ん? ロジエント結晶の採掘? クエスト報酬銀貨三枚、ってことは珍しい鉱石なの?」
「どちらかというと採掘するのが面倒な鉱石、ですね。ここより西側の地面に巨大な縦穴が空いているのですが、そこの最下層で採れるのがロジエント鉱石です」
「確かにそれは面倒そうだけど……魔物は?」
「多くはない、と言われています。僕自身も行ったことはないのでわかりませんが、順位に拘らず受けられるので、その通りなのでしょう。どうですか?」
「ロロくんが良いなら、それでいいよ」
「では、これにしましょう」
貼ってあった紙を手に、ローブの間から認識票を出して空いたカウンターへと向かった。
「これをお願いします」
「はい。ロジエント結晶の採掘ですね。クエストを受けるのはお二人でよろしいですか?」
「はい、二人で受けます」
「ロロさんに、クローバーさん、ですね。受諾しまし、た……」
途端に歯切れが悪くなったお姉さんはこちらの顔をまじまじと見て、全身を上から下へと視線を這わすと考えるように俯いた。
「小柄でローブを羽織った冒険者……条件は合っていますが……あの、領主様とのご面識はありますか?」
「……どちらのですか?」
そう問い掛ければ、お姉さんは目を見開いて顔を寄せてきた。
「現在、グリーク様がご存命だったことを知っているのはギルド関係者のみです。ですので、こちらをお渡しします」
差し出された布袋がカウンターに置かれると、ガチャリと重い音が鳴った。中身を確認すれば、大量の金貨が入っていた。
「え!? すごい! これならクエストを受けなくても大丈夫だね!」
「今ならまだクエストの受諾は完了していないので引き下げるのであれば問題ありませんよ」
「……いえ、クエストはこのまま受けます。領主は屋敷ですよね?」
「そう、だと思いますが……」
「では、クエストはそのままお願いします」
「え、っと……はい。承りました」
金貨の入った袋を手に踵を返せば、クローバーは訝しむ表情を見せたがそのまま後に付いてきた。
ギルドを出て真っ直ぐに屋敷へ向かうと、門を入ったところで使用人の一人に出くわした。
「あ、あの! 現在この屋敷は誰一人お通しすることはできません!」
「そうでしょうね。ですが、大丈夫です。僕は事情を知っているので」
「そう言われましても……って、クローバーさん? ということは――」
クローバーと視線を交わせた使用人は無言で深々と頭を下げてきた。通ってもいい、ということだろうか。
屋敷の中に足を踏み入れて、迷うことなく二階の部屋のドアを開けば――そこに居たグリークは驚いた顔をした。
「よくぞ来てくれた。改めて礼を――」
言い終わる前に、テーブルの上に金貨の入った布袋を置いた。
「お返しします」
「それは私からの感謝の印だ。遠慮せず受け取ってくれ」
「出来ません。そういうつもりでは無いので」
「ふむ……しかし、それでは私の気が治まらん。感謝でなければ冒険者への援助、もしくは支援。そういう名目でも受け取れないか?」
「ルール五・人の好意を受け取るな、です。名目がどうであれ関係ありません」
「……では、クローバーくんに渡すのはどうだろう? 二人は共に行動しているのだろう?」
「それも看過できません。巡り巡って僕のためだというのがわかっている以上、ルールに抵触します」
「だとすると……こちらには金を渡すことくらいしかないのだが……どうしたものかな」
「何もしていただかなくて結構です。僕はただ、僕のしたいことをしているだけですから。失礼します」
踵を返すと苦笑いをするクローバーと目が合った。しかし、納得したように頷いて見せた。
「――ならば、ごみの処理を手伝う、というのはどうかな?」
その言葉に足を止めた。
「どういう意味ですか?」
「うむ。この町と屋敷は五年の間で色々と変わったようでな。今は元の形に戻すため尽力しているのだが……見せたほうが早い。一緒に来てくれ」
言われるがまま後に付いていくと、一階の角の部屋に通された。
「これは……」
そこはまるで武器庫かと思うほど、様々な武器が大量に置かれていた。
「どうやら英雄ブラフが集めていた物らしい。いくつかはギルドに寄付したのだが、これだけの量となるとさすがに難しいらしくてな。処分に困っていたところだったんだ。良ければ好きなだけ持っていってくれ」
判断の難しいところだが、武器の一部が減っているところを見るにギルドが引き取ったというのも、処分に困っているのも事実だろう。冒険者へ流すのも、武器屋で売るにしても価格破壊が起きてしまう可能性がある。
「……わかりました。こちらでいくつか処分します」
「そうか。よろしく頼む」
そう言うとグリークは部屋を出て行った。使用人の一人がドアの前に居るが、現領主に返り咲いた者はまだまだ仕事も多いのだろう。
さて。
「では、クローバーさん。使えそうな物を選んでください」
「ん~使えそうな物……やっぱり武器は必要?」
「そうですね。逃げることを第一に考えていても自衛の術は必要です」
クローバーが悩みながら武器を選ぶのを眺め、こちらも使えそうな物が無いか調べてみよう。
さすがに武器としての性能が低いせいか僕が使っている大きさのナイフは無い。鎧や雑嚢などの装備もあるようだが……いくつかは使えそうだ。
「や、やっぱり大きいほうが良いよね?」
その声に振り返れば、大剣を引き摺ってきていた。
「……いえ、ルール三・身の丈に合った武器を選べ、です。体格や戦い方に合った武器でなければ実力の半分も出せません。クローバーさんの場合、身長は僕よりも大きいですが力がありません。なので、剣を持つなら細身で軽いものがいいでしょう。もしくは剣以外でも良いですが」
「剣以外……飛び道具とか?」
「使ったことありますか?」
「ない!」
「ですが、良いところに目を付けました。飛び道具――例えば弓などは持ち運べる矢の本数に限度があるため長期戦の場合や近距離戦闘になった時に不利になりがちです。しかし、クローバーさんの圧縮魔法であればその心配は減りますよね?」
「……あ~、いっぱい持てるってことか。試し射ち出来る?」
「ここでは難しいので貰っていきましょう。弓と、矢を二十本ほど圧縮してください。それに合わせてこれを」
背負う形の背嚢と、いくつものポケットが連なったベルトタイプの雑嚢を手渡した。
「こっちのポケットいっぱいのベルトはどう使うの?」
「腰に巻いて、そこに圧縮した物を仕舞っておきます。すぐに使いそうな物をそちらに。それ以外の予備を背嚢に容れて持ち運べば便利なのでは、と」
「なるほど!」
手を叩いたクローバーは腰にベルトを巻いて、そこにズボンの中に詰まっていた圧縮した物を入れ替えている。
「その他、必要だと思う物をクローバーさん自身で考えて準備してください」
「わかった!」
言われたものだけを持つのでは実際に使う時に悩んでしまう。だから、自らで使い方を考えて用意することに意味がある。
動き易さを前提にしているからクローバーに鎧などの防具を勧めることはしない。自分で必要だと考えるのなら、その時には助言をするつもりだが……いざとなれば僕が守ればいい。
「準備できたよー」
「では、行きましょう」
背嚢を背負ったクローバーと共に部屋を出たところに居た使用人の前に立った。
「グリークさんは書斎ですか?」
「はい。ですが、グリーク様は先を急ぐお二人には挨拶なく帰っていただくようにと仰せつかっております」
「……そうですか。では、帰った旨、伝えておいてください」
「畏まりました」
頭を下げて屋敷を後にした。
「もう向かう?」
「いえ、その前に必要なものをいくつか買い揃えます。一緒に行きますか?」
「行くー」
ポーションなどを買い揃えて、早速ロジエント結晶が採掘できるロジャーズ縦穴に向かって出発をした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる