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休職・ボランティア
第二十三話 角族の村
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地面の上まで盛り上がった樹々の根の間をしゃがみ込みながら進んでいった先に、角族の村があった。二人が廃れた家屋が立ち並ぶ中を進んでいくと村の奥に辿り着いた。
「……墓標か」そこには盛り上がった地面に突き刺さる大量の剣があった。「角で作られた剣か。だが、角結晶は無いな」
「別の場所かな?」
「いや……どうかな」サンジュウがは盛り上がった地面に触れて土を掴んでみると、するすると指の間から零れ落ちていく。「……ふむ」
辺りはすでに暗くなりダンジョンに出てクロムシティに戻るのは難しい。本来ならば一日で行って帰る予定だったが、途中でデルミウススと遭遇したせいもあり、滅んだ村で一泊することを余儀なくされた。
墓標近くの民家のドアを開けて中を確認するサンジュウシの下にイミルがやってきた。
「向こうのほうになんか集会所みたいなところあったよ」
「まぁ、民家に泊まるよりかは良いか」
イミルの案内で民家よりも大きな建物に足を踏み入れると、中には何も無い広い部屋があった。
「一夜を過ごすには問題なさそうだな。メシは携帯食料でいいだろ?」
「いいよー」
ランプを取り出して明かりを点けると寝袋を敷き、イミルに携帯食料を投げ渡した。
二人は静かに食事を済ませ、眠りに付いた。街の外であれば仮に安全な場所だとしても休息は取れるときに取るのが基本である。村の中にはモンスターが侵入してこないのが常だとしても、元のゲーム世界と違うのであれば、そのルールが当て嵌まるとは限らない。
詰まる所、むしろ休めるときには休まなければならない――のだが。サンジュウシは夜通し深い眠りに就くことはできず、まだ日が昇っていない早朝に外に出た。
商人のローブは羽織らず、名銃・霞下ろしを手に村の奥にある墓標へと足を進めた。
「……んで、何者だ?」
問い掛けて振り返れば、そこには羊のような巻き角を頭に付けた少女がいた。
「いつから気が付いていた?」
「村に入ったときだな。ダンジョンの中では気の向くことが多いが、ここじゃあわかる。敏感なんでな」言いながら敵意がないことに気が付くと、銃を肩に掛けた。「角族か?」
「そうだ。ボクは角族唯一の生き残り。そういうお前はハンターか?」
敵意は無いが警戒するように突進する姿勢になった少女に、サンジュウシは頭を掻いた。
「いや……少し、違うな。元ハンターで、味方だ」
「信用できない」
「そりゃあそうだ。これを見ろ」取り出した角結晶を見せれば、駆け寄ってきた。「俺はこれを返しに来ただけだ。この村のものだと聞いてきたんだが、違うか?」
手に取り、確かめるように触れると目を細めながら首を傾げた。
「違う。たしかに角結晶だけれど、この村のものじゃない」
「どうしてわかる? 全てを把握しているわけじゃないだろ?」
問い掛けると、少女は無言のまま踵を返して歩き出した。サンジュウシがその後を追っていくと、小さな倉庫に辿り着いた。中に這入っていく少女に続くと、そこには翡翠とは違う色の角結晶が展示品のように並べられていた。
「この村の角結晶については全て把握している。だから、これは違う」
そう言って突き返された角結晶を受け取ったサンジュウシは考えるように息を吐いて肩を落とした。
「だとすると、このボランティアはまだ終わりそうにないな」呟くように言うと少女の視線に気が付いた。「ああ、改めて。サンジュウシだ。よろしく」
手を差し出せば躊躇うようにおずおずと握り返してきた。
「ボクは……ホーン、とでも呼んでくれればいい」
小屋の中の明かりで改めて確認できた。ホーンと名乗った少女は羊の角にクルクルとした白いくせっ毛が特徴的で、イミルよりは年上に見える容姿だが着ているのは体躯にあっていないダボダボの服だった。おそらく、ハンターの装備だろう。
「ホーン。角族唯一の生き残りと言っていたが、だとすればこの石の出所はどこだと思う?」
「わからない。ボクはこの村で生まれたけれど、母親は数年前に病気で死んだ。それからはずっと一人――だから、最後の一人だと思っていた」
「そこにこの角結晶か。そりゃあ困惑もするよな」とはいえ、困ったように頭を掻くのはサンジュウシのほうだった。「その亡くなった母親に何か聞いていないか? 他にも角族の村がある、とか。もしくは逃げて助かったものがいる、とか?」
「わからない。けれど、お母さんの持ち物に何かあるかもしれない。調べてみようか。ボクも興味があるし」
「そうしてくれると助かる」小屋から出て行くホーンに付いていきながら、その背中に疑問を投げ掛けた。「母親の荷物、調べたことは無かったのか?」
「ああ、うん。ボクも生きることに必死だったし、角族の歴史は聞かされていたからわざわざ調べる意味も無いかな、って」
「……なるほど」
滅んだと伝えられている角族の生き残り。どうして生き残れたのか問い掛けようと口を開き掛けたサンジュウシだったが、寸でのところで言葉を呑み込んだ。生き残っている本人が語らないということは、今はまだ知るときでは無い、と。ただでさえ面倒な状況になっている上に、被せるようにフラグを立てることを拒否したいのはサンジュウシ自身なのだ。
先に小屋を出たホーンから視線を外して、持っていた角結晶を背嚢に仕舞っていると外から激しい剣戟音が聞こえてきて飛び出していった。
そこには身の丈ほどの大剣を振るうホーンと、寝惚け眼で双剣を振るイミルの姿があった。
「ん、サンさん」サンジュウシに気が付いたイミルはようやく完全に目が覚めた。「――無事!?」
「双剣使いのハンター。お前の動きはわかっている」
舞うように振るイミルの双剣を大剣一つで受け切るホーンを見たサンジュウシは、その実力に驚いたように顎を撫でた。
「へぇ」Aランクハンターであるイミルの剣は同ランクの中でも早いほうだが、それを受け切れるだけの眼と力をホーンは持ち合わせているということ。「だが、まぁ――そこまでだ」
二人の剣が触れ合う間に入ったサンジュウシは思い切り掌を合わせると破裂音が鳴り響いた。
スキル・猫騙し。
動きを止めた二人は音に驚いて目を閉じ、体を竦ませていた。
「イミル。角族の生き残り、ホーンだ」反対を向き直り。「ホーン、俺の……俺の仲間? のイミルだ」
「……」
「……」
互いに剣を納めて握手を交わす二人を見たサンジュウシはそんな光景を眺めつつ軽く手を合わせると二人は再び体を震わせたがスキルは使っていない。
「はっは。んじゃあ、イミルへの説明は追々な。まずは移動しよう」
移動しつつ現状の説明を聞いたイミルは納得したように頷きながらも疑問符を浮かべていた。
「その石が角結晶ってのいうのは間違いないの?」
「それは間違いない。たぶん、珍しいタイプの角を持った男性の」
「石だけでそこまでわかるのか。角族の特性か?」
「わからない。ボクはわかるけれど、ボクしかいないから」
当然の答えに口を噤んだサンジュウシは申し訳なさそうに顔を伏せ、ホーンが案内した村の周りを囲む樹々の中で、盛り上がっている根の間にあるドアを開いた。
中にはホーンの着ている服の予備や保存食が置かれていて、一番奥にあった箱を引っ張り出すとそこからノートや紙の束を取り出して、一部をサンジュウシに手渡した。
「これは……手紙だな」流し読みをして関係ないとわかるとイミルが差し出している掌に載せていく。「そっちは?」
「日記だ」捲っていく中に気になる一文を見付けて手を止めた。「〝死体の数が合わない〟、〝怪我をして逃げ切った者がいるのかもしれない〟……こんなこと一度も聞いたことがない」
「可能性の域を出ないからじゃないか? 場所とかは?」
「特に書かれていない。そっちには何かあるか?」
「いやー……ん?」手紙の間に挟まれた折り畳まれた紙を広げてみた。「地図? 地図、だな……」
見つけてしまった、と後悔したようなサンジュウシはどうしたものかと手を拱いたが期待しているようなホーンの視線に負けて、近くにあったテーブルに地図を広げて置いた。
地図に記されている場所を見て、サンジュウシは溜め息を吐いた。
「まぁ、そうなるよな」
当然ながら地図に記されているのはダンジョン・樹海林よりも先で、そうなれば街から離れるほどに危険度が増していく。
とはいえ、この状況で――そもそも角結晶を元あった場所に返すために街を出てきたのだから、目的を達成せずに諦めて帰るわけにはいかない。
滅んだ一族のために、などという感傷的でも道徳的な理由でも無く、サンジュウシはゲーマーなのだ。何もせずに諦めるなどプライドが許さない。厄介な性だ。
「……墓標か」そこには盛り上がった地面に突き刺さる大量の剣があった。「角で作られた剣か。だが、角結晶は無いな」
「別の場所かな?」
「いや……どうかな」サンジュウがは盛り上がった地面に触れて土を掴んでみると、するすると指の間から零れ落ちていく。「……ふむ」
辺りはすでに暗くなりダンジョンに出てクロムシティに戻るのは難しい。本来ならば一日で行って帰る予定だったが、途中でデルミウススと遭遇したせいもあり、滅んだ村で一泊することを余儀なくされた。
墓標近くの民家のドアを開けて中を確認するサンジュウシの下にイミルがやってきた。
「向こうのほうになんか集会所みたいなところあったよ」
「まぁ、民家に泊まるよりかは良いか」
イミルの案内で民家よりも大きな建物に足を踏み入れると、中には何も無い広い部屋があった。
「一夜を過ごすには問題なさそうだな。メシは携帯食料でいいだろ?」
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ランプを取り出して明かりを点けると寝袋を敷き、イミルに携帯食料を投げ渡した。
二人は静かに食事を済ませ、眠りに付いた。街の外であれば仮に安全な場所だとしても休息は取れるときに取るのが基本である。村の中にはモンスターが侵入してこないのが常だとしても、元のゲーム世界と違うのであれば、そのルールが当て嵌まるとは限らない。
詰まる所、むしろ休めるときには休まなければならない――のだが。サンジュウシは夜通し深い眠りに就くことはできず、まだ日が昇っていない早朝に外に出た。
商人のローブは羽織らず、名銃・霞下ろしを手に村の奥にある墓標へと足を進めた。
「……んで、何者だ?」
問い掛けて振り返れば、そこには羊のような巻き角を頭に付けた少女がいた。
「いつから気が付いていた?」
「村に入ったときだな。ダンジョンの中では気の向くことが多いが、ここじゃあわかる。敏感なんでな」言いながら敵意がないことに気が付くと、銃を肩に掛けた。「角族か?」
「そうだ。ボクは角族唯一の生き残り。そういうお前はハンターか?」
敵意は無いが警戒するように突進する姿勢になった少女に、サンジュウシは頭を掻いた。
「いや……少し、違うな。元ハンターで、味方だ」
「信用できない」
「そりゃあそうだ。これを見ろ」取り出した角結晶を見せれば、駆け寄ってきた。「俺はこれを返しに来ただけだ。この村のものだと聞いてきたんだが、違うか?」
手に取り、確かめるように触れると目を細めながら首を傾げた。
「違う。たしかに角結晶だけれど、この村のものじゃない」
「どうしてわかる? 全てを把握しているわけじゃないだろ?」
問い掛けると、少女は無言のまま踵を返して歩き出した。サンジュウシがその後を追っていくと、小さな倉庫に辿り着いた。中に這入っていく少女に続くと、そこには翡翠とは違う色の角結晶が展示品のように並べられていた。
「この村の角結晶については全て把握している。だから、これは違う」
そう言って突き返された角結晶を受け取ったサンジュウシは考えるように息を吐いて肩を落とした。
「だとすると、このボランティアはまだ終わりそうにないな」呟くように言うと少女の視線に気が付いた。「ああ、改めて。サンジュウシだ。よろしく」
手を差し出せば躊躇うようにおずおずと握り返してきた。
「ボクは……ホーン、とでも呼んでくれればいい」
小屋の中の明かりで改めて確認できた。ホーンと名乗った少女は羊の角にクルクルとした白いくせっ毛が特徴的で、イミルよりは年上に見える容姿だが着ているのは体躯にあっていないダボダボの服だった。おそらく、ハンターの装備だろう。
「ホーン。角族唯一の生き残りと言っていたが、だとすればこの石の出所はどこだと思う?」
「わからない。ボクはこの村で生まれたけれど、母親は数年前に病気で死んだ。それからはずっと一人――だから、最後の一人だと思っていた」
「そこにこの角結晶か。そりゃあ困惑もするよな」とはいえ、困ったように頭を掻くのはサンジュウシのほうだった。「その亡くなった母親に何か聞いていないか? 他にも角族の村がある、とか。もしくは逃げて助かったものがいる、とか?」
「わからない。けれど、お母さんの持ち物に何かあるかもしれない。調べてみようか。ボクも興味があるし」
「そうしてくれると助かる」小屋から出て行くホーンに付いていきながら、その背中に疑問を投げ掛けた。「母親の荷物、調べたことは無かったのか?」
「ああ、うん。ボクも生きることに必死だったし、角族の歴史は聞かされていたからわざわざ調べる意味も無いかな、って」
「……なるほど」
滅んだと伝えられている角族の生き残り。どうして生き残れたのか問い掛けようと口を開き掛けたサンジュウシだったが、寸でのところで言葉を呑み込んだ。生き残っている本人が語らないということは、今はまだ知るときでは無い、と。ただでさえ面倒な状況になっている上に、被せるようにフラグを立てることを拒否したいのはサンジュウシ自身なのだ。
先に小屋を出たホーンから視線を外して、持っていた角結晶を背嚢に仕舞っていると外から激しい剣戟音が聞こえてきて飛び出していった。
そこには身の丈ほどの大剣を振るうホーンと、寝惚け眼で双剣を振るイミルの姿があった。
「ん、サンさん」サンジュウシに気が付いたイミルはようやく完全に目が覚めた。「――無事!?」
「双剣使いのハンター。お前の動きはわかっている」
舞うように振るイミルの双剣を大剣一つで受け切るホーンを見たサンジュウシは、その実力に驚いたように顎を撫でた。
「へぇ」Aランクハンターであるイミルの剣は同ランクの中でも早いほうだが、それを受け切れるだけの眼と力をホーンは持ち合わせているということ。「だが、まぁ――そこまでだ」
二人の剣が触れ合う間に入ったサンジュウシは思い切り掌を合わせると破裂音が鳴り響いた。
スキル・猫騙し。
動きを止めた二人は音に驚いて目を閉じ、体を竦ませていた。
「イミル。角族の生き残り、ホーンだ」反対を向き直り。「ホーン、俺の……俺の仲間? のイミルだ」
「……」
「……」
互いに剣を納めて握手を交わす二人を見たサンジュウシはそんな光景を眺めつつ軽く手を合わせると二人は再び体を震わせたがスキルは使っていない。
「はっは。んじゃあ、イミルへの説明は追々な。まずは移動しよう」
移動しつつ現状の説明を聞いたイミルは納得したように頷きながらも疑問符を浮かべていた。
「その石が角結晶ってのいうのは間違いないの?」
「それは間違いない。たぶん、珍しいタイプの角を持った男性の」
「石だけでそこまでわかるのか。角族の特性か?」
「わからない。ボクはわかるけれど、ボクしかいないから」
当然の答えに口を噤んだサンジュウシは申し訳なさそうに顔を伏せ、ホーンが案内した村の周りを囲む樹々の中で、盛り上がっている根の間にあるドアを開いた。
中にはホーンの着ている服の予備や保存食が置かれていて、一番奥にあった箱を引っ張り出すとそこからノートや紙の束を取り出して、一部をサンジュウシに手渡した。
「これは……手紙だな」流し読みをして関係ないとわかるとイミルが差し出している掌に載せていく。「そっちは?」
「日記だ」捲っていく中に気になる一文を見付けて手を止めた。「〝死体の数が合わない〟、〝怪我をして逃げ切った者がいるのかもしれない〟……こんなこと一度も聞いたことがない」
「可能性の域を出ないからじゃないか? 場所とかは?」
「特に書かれていない。そっちには何かあるか?」
「いやー……ん?」手紙の間に挟まれた折り畳まれた紙を広げてみた。「地図? 地図、だな……」
見つけてしまった、と後悔したようなサンジュウシはどうしたものかと手を拱いたが期待しているようなホーンの視線に負けて、近くにあったテーブルに地図を広げて置いた。
地図に記されている場所を見て、サンジュウシは溜め息を吐いた。
「まぁ、そうなるよな」
当然ながら地図に記されているのはダンジョン・樹海林よりも先で、そうなれば街から離れるほどに危険度が増していく。
とはいえ、この状況で――そもそも角結晶を元あった場所に返すために街を出てきたのだから、目的を達成せずに諦めて帰るわけにはいかない。
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