異世界最強の奴隷~異世界転移したら、奴隷になってました~

黒鐘 夜奈

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一章 男子高校生、奴隷になる。

5話 置いてかれちゃった!

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  何か、何か使えるものは無いのか!俺は、ステータスに何が書いてあったのか思い出してみる。くそっどのスキルも戦闘じゃあ何の役にも立たねぇじゃねぇか!・・・・・・いや、役に立つ。ここはいちかばちか、やってみるしかねぇ!俺は周りの目線が盗賊の頭とかいう奴に集まっているのを確認して、素早く頭の中でスキルの名を唱えた。

  《・・・・・・容姿偽装!》

  俺は咄嗟に俺の中で1番強そうな生き物を思い浮かべた。途端に俺の体は、光に包まれた。光の中から現れたのは、一頭の黒いドラゴンだった。表皮はとても硬くギラギラと光り、体は軽く10メートルを超えていた。その硬質な首には、隷従の首輪が光を放っていた。

  「おらっ女!さっさとこっちに来い!」
  「兄貴に逆らおうとするなよ!逆らったらさっきのガキみたいに・・・・・・!兄貴!」
  「あぁ?うるせーな、何だよ!」
  「う、後ろ!」
  「はぁ?後ろに何があるってん・・・・・・だ、よ・・・・・・ッ!ど、ドラゴン・・・・・・だとぉ!?」

  やっぱり、使えなくない。この体、どうやら性能まで俺が思い描いていたものらしい。これなら、コイツらを・・・・・・ぶっ飛ばせる!俺は、高くなった目線を下に向けた。どうやら、奴隷商人が雇っていた傭兵は、全滅のようだ。

  「へっ!ドラゴンがなんだってんだよ!たかが1匹で何が出来るってんだ!」
  「お前達こそ、そんなに少なくて俺に勝てると思っているのか?」
  「くそっ!これでもくらえぇ!」
 
  盗賊の1人が俺に向かって斬り掛かる。ただ、俺を傷つけることはできなかった。代わりに斬りかかってきたやつの剣が折れた。俺はそいつを尻尾で薙ぎ払った。そしたら、数メートル先の木にめり込んだ。

  「ちっ!1人ずつじゃダメだ!一気に行くぞ!」
  「「「おー!」」」

  俺は華麗に尻尾だけで全員を叩きのめした。たった1人残った頭は、震えながら覚えてやがれ!と言って立ち去ろうとしていた。もちろん、俺がそれを許すわけが無い。めいっぱいの力を尻尾に込めて、ぶっ飛ばした。どうやら数十メートル先まで飛ばされたらしい。その光景を、奴隷商人はじめ、奴隷達はただ呆然と見ていた。

  「ふぅ~。何かスッキリしたー。でも、ホントぶっつけ本番で成功して良かったわ~」
  「ど、ドラゴン・・・・・・」
  「?何だ?どうかしたのか?」
  「・・・・・・ひっ!来るな!」
  「え・・・・・・。あ、そうかこの姿だから」
  「は、はやく馬車を出してくれぇ!」

  やっと冷静になれたのか、奴隷商人は奴隷達にはやく馬車に乗れと指示した。そうして奴隷商人達は、俺を置いて馬を走らせた。せっかく助けてもお礼の一言すらナシか。まぁしょうがないけど。てか待てこれ・・・・・・。

  「マジで?俺、置いてかれちゃうの?」

  どうしようか、これから。とりあえず、森の方に行こうかな。このままだと目立つし。時間的にはあと五分かな?元に戻るまで・・・・・・。
  そうだ、この首輪今なら取れたりしないかな?俺はドラゴンが出せるギリギリ限界までの力を使って首輪に手をかけたが、壊れることも取れることも叶わなかった。とりあえず今は、諦めよう。
  俺はこの姿で出せるMAXのスピードで森に向かった。途中で人に見られないか心配だったが、意外と誰にも見られなかった。
  俺は森に着くなり、元の姿に戻った。丁度時間が経ったらしい。俺は辺りに注意を払いながら、ステータスを開いた。

─────────────────────

  名前  ツカサ・サィトゥー

  性別  男

  種族  人族(仮)

  年齢  10

  職業  奴隷

  Lv.  10

  HP  450/306,553

  MP  360/220,718

  SP  50/61,310

  STR  9,196

  DEX  5,517

  VIT  7,357

  AGI  10,422

  INT  6,131

  MND  7,970

  LUK  2  

  スキル  隷従術Lv.2 容姿偽装 全魔法適性 鑑定士Lv.2 ステータス成長×3 調整 無限収納 物理攻撃耐性Lv.1(NEW!) 精神攻撃耐性Lv.1(NEW!) 時空間魔法Lv.1(NEW!) 

  称号  世界を渡る者 創造神に選ばれし者 遊戯神の眷属

─────────────────────

  なんというか、色々増えてるな。ステータスの数値とか有り得ねぇ感じで上がってるし、スキルも何個か増えてる。でも、LUKだけは全く上がってないな・・・・・・今は1番欲しいやつだけどな。一応Lvも上がったか。・・・・・・やっぱ、Lvと数値が合ってないよな。普通と違って、上がりすぎだろ。これもスキルのおかげか。完璧チートだな、これは。でも、Lvが上がったおかげで一つ分かったことがあるぞ。Lvが上がってもSPとかは回復したりしないんだな。いや、説明文とかにも書いてたけど、やっぱしゲームとは違うんだよな。つまり、これが0になれば俺はリアルで死ぬってことだな。今更ながら、現実って思い知らされるな。
  ・・・・・・さてと、暗くなる話は後にしてとりあえず、今は食料と寝る場所を確保しないとな。もうすぐ暗くなる。・・・・・・そう言えば、確か無限収納ってスキル持ってたよな。中身何か入ってないか確認しといた方がいいよな。そうと決まれば早速・・・・・・。

  《無限収納!》

  中身は、えーと・・・・・・。袋に入った金?と、野菜が数種類に米、パン・・・・・・それから小型のナイフ、デカい布1枚と小さい布1枚に調理道具と調味料か。よし、これならいけそうだな。あとは、今日のメインを調達するだけだな!さぁ、狩りの時間だ!
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