1 / 31
第一章 新しい仲間とのストローク
第一話 約束
しおりを挟む
柊一君が転校した。
小学校に通う日も、休みの日も、いつも一緒に遊んでいた彼がいなくなってしまった。
「ここが宮津駅やから……」
机の上に路線図を開く。最寄り駅に人差し指をそえて、目的地に辿り着くまで指を動かしていく。
どれくらいそうしていただろう。東京駅と書かれた文字の上で指が止まった。
「こんなに遠いんや……柊一君のいる場所」
自室で一人、溜息混じりに頬杖をつく。
「あーあ、なんでいなくなってしまったんやろ」
背もたれに体重を預けながら、木目調の天井を見上げる。
転校の理由は、柊一君のおとんの転勤が決まったからだ。
おかんがくれるお小遣いをどれだけ貯めても東京には行けそうにない。
「早く大人になりたいな。そうすれば、東京までのお金なんてすぐに貯まるのに」
顔を傾けて左を見ると、ウチの全身を映す姿身鏡があった。リボンの形をしたヘアゴムを右の側頭部につけて、ピンク色のキャミソールワンピースを着た自分が、やけに小さく見えた。
ウチの金井家と、柊一君の橘家は家が隣同士だったのもあって、よく一緒に遊んだ。ウチと柊一君と、柊一君の双子の弟の柊斗君。ウチらは活発だったから、一日中外を走り回っていた。公園に行ったり、駄菓子屋さんに行ったり、海で泳いだり。
三人で過ごす時間はいつも楽しくて、あっという間に過ぎてしまう。こんな毎日がずっと続くと思ってた。一緒にいるのが当たり前で、家族みたいに仲が良かったから、疑問に思う機会なんてなくて。
柊一君たちがいなくなって一週間が経った。二階にある自室の窓から、隣の家を見つめても、そこに彼らはいない。見えるのは、もの一つなくなった空っぽな部屋だけ。引っ越しの際に、ウチの心も持って行ってしまったのだろうか? 胸に穴が空いてしまったみたいな心地が、ずっと続いている。
ウチはなんでもできる柊一君に憧れていた。勉強も運動もできる彼が眩しくて仕方がなかった。ほかの男子とは違ってキラキラと輝いて見えたんだ。
プールの授業中、クラスの女子たちが、泳いでいる柊一君を見ながら「柊一君ってかっこいいよね」とひそひそ話をしている声を聞くと、自分のことのように嬉しくなっていた。
気が付けば、柊一君のことを好きになっている自分がいた。彼への好意を認識する前は、こっそり目で追うことなんて簡単だったのに、いつからかできなくなってしまった。心臓の鼓動が早くなり、両頬が熱く感じるようになってしまったのだ。
小学校での日常を思い返していると、じわりと視界が滲んだ。もう何回目の涙だろう。いい加減、柊一君が引っ越してしまったことを受け入れなくちゃいけないのに。涙を拭きながら窓越しに見上げた空は、ウチの沈んだ心とは対照的に真っ青で、太陽が煌々と輝いていた。
いつまでも泣き虫なままじゃあかん。今までみたいに水泳を頑張れるウチに戻らんと。約束したやろ。すごい水泳の選手になって、また会おうって。両頬を音が出るくらい強く叩いて、己を鼓舞する。
柊一君と柊斗君は、ウチより先に水泳を始めていた。京都出身の水泳選手がオリンピックで優勝したのがきっかけらしい。その選手は帰国後に、京都で凱旋パレードを行った。街中をオープンカーで移動しながら集まった大勢の観客に手を振る姿が、二人の心に火をつけたんだ。
本気で取り組む二人に誘われて、ウチも水泳を始めた。最初は、水に顔をつけるのだけで怖かったし、おぼれそうになって泣いてしまうこともあった。ウチはダメダメで、水泳なんて向いてないんじゃないかと思った。それでも続けることができたのは、二人がいたからだ。
柊一君の綺麗に真っ直ぐ泳ぐ姿に憧れた。不器用ながらも、柊一君と張り合おうとする柊斗君に勇気をもらった。最初は二人と一緒にいられればそれで良かったのに、気が付けば泳ぐことに夢中になっていた。
何時間も泳いでいられる体力が欲しい。クロールだけじゃなくて、背泳ぎとか平泳ぎとかもできるようになりたい。25メートルだけじゃなくて、50メートルも泳げるようになりたい。そんな目標が自分を動かしていて、一週間に一回だけだったプールが毎日に変わった。
バイクの音が聞こえて、意識が現実に引き戻される。視線を下に向けると、郵便配達員がポストに手紙を入れている姿が目に入り、慌てて部屋を出た。木製階段を下りて、ガラガラと音を立てながら引戸の玄関を開く。サンダルを履く時間さえ惜しかった。倒れそうになりながら、裸足のままポストへと向かう。
封筒に書かれた『金井紗希様』の文字を見て裏返すと、新しい住所と共に『橘柊一』と書かれているのを確認する。
「ああっ……きた! 柊一君からきた!」
ペンを使って手書きで頑張って書いてくれたのだろう。たどたどしく書かれた文字が彼らしさを感じさせる。早く中身が見たくて、その場で封筒を開いていた。
東京は人がいっぱいいること。ダンボールがまだ家の中にたくさん積まれていること。新しい学校でやっていけるのか不安なこと。宮津市が恋しいこと。余白がないくらいびっしりと、彼の心境や状況が綴られていた。
柊一君からの手紙を待ちわびた一週間。ただ手紙が届いただけなのに、嬉しくて再び涙が溢れてしまう。本当に困ったな。泣き虫が治りそうにないや。
「やっぱり、柊斗君は書いてくれなかったんだね……」
手紙を何枚かめくってみたけれど、柊一君の文章しか書かれていなかった。そのことを残念に思いながら、二人がこの街にいた最後の日を思い返す。
あの日、柊一君に告白をした。想いは届き、恋は実った。成就した喜びと驚きに包まれていると、柊一君が三人で文通をしようと提案してきた。どれだけ遠く離れていても、繋がっていられるようにと。
彼の申し出を受けてすぐに賛成の意を示したけれど、柊斗君は文通を辞退してしまう。ウチと柊一君が結ばれた直後だったから、遠慮してしまったのかもしれない。すぐに一緒にやろうよって言えば良かったのに、言えなかった。好きな人と二人きりで手紙のやりとりができることに胸が高鳴ってしまった。
柊斗君は親友で長い時間を共に過ごした間柄なのに、とうぶん会うことは叶わないほど、遠い場所へ行ってしまった。仲間外れみたいにしてしまったことを悔いている。一つ幸いなのは、柊斗君に水泳を続ける気持ちがあることだ。
柊一君からの手紙に書かれている内容のほとんどは水泳のことだった。新居の近くに、一緒に通っていたスイミングスクールよりも大きな施設があるみたいで、これからはそこで二人とも練習に励むそうだ。
今後の目標や課題まで書かれていて、彼のやる気が文章越しに伝わってくるような内容が続いていたけれど、手紙の最後には別れ際に交わした約束について書かれていた。自然と読む手に力がこもる。
『ねぇ、紗希ちゃん。いつか俺、あの金メダリストみたいなすごい選手になって、紗希ちゃんを迎えに行くよ。だから、待ってて。必ず会いに行くから!』
柊一君の言葉を、一言一句覚えている。
『なに言ってるんや! 柊一君を迎えに行くのはウチや! 今はまだ未熟やけど、絶対に柊一君が驚くようなコーセキを手に入れて自慢しに行く!』
それに返答した自分の言葉も。
『じゃあ、約束っていうか、勝負しようよ。どっちが先に夢を叶えるか競い合おう! それまでは手紙で励まし合うってことで』
『わかった。じゃあ、それまでは……会えないね』
『うん。だね。寂しいけど、この約束があれば、どれだけ遠く離れていようとも大丈夫な気がするんだ。だから、約束』
そう言って、ウチらは小指と小指を絡ませて、指切りげんまんをした。
「お互い頑張ろうね、紗希ちゃんからの返事を待っています……か」
柊一君の文を小声で口ずさむ。
そうだ。いつまでも立ち止まってはいられない。動き出さなくちゃ。
胸を張って誇れる自分になって、会いに行くんだ。
もう一度、柊一君に好きって伝えるために。
柊斗君に、ごめんねって直接謝るために。
空っぽだった心には決意が宿った。瞳から零れていた滴はすべて拭きとった。
澄んだ気持ちに似合うくらいの快晴が見上げた先に広がっていた。
小学校に通う日も、休みの日も、いつも一緒に遊んでいた彼がいなくなってしまった。
「ここが宮津駅やから……」
机の上に路線図を開く。最寄り駅に人差し指をそえて、目的地に辿り着くまで指を動かしていく。
どれくらいそうしていただろう。東京駅と書かれた文字の上で指が止まった。
「こんなに遠いんや……柊一君のいる場所」
自室で一人、溜息混じりに頬杖をつく。
「あーあ、なんでいなくなってしまったんやろ」
背もたれに体重を預けながら、木目調の天井を見上げる。
転校の理由は、柊一君のおとんの転勤が決まったからだ。
おかんがくれるお小遣いをどれだけ貯めても東京には行けそうにない。
「早く大人になりたいな。そうすれば、東京までのお金なんてすぐに貯まるのに」
顔を傾けて左を見ると、ウチの全身を映す姿身鏡があった。リボンの形をしたヘアゴムを右の側頭部につけて、ピンク色のキャミソールワンピースを着た自分が、やけに小さく見えた。
ウチの金井家と、柊一君の橘家は家が隣同士だったのもあって、よく一緒に遊んだ。ウチと柊一君と、柊一君の双子の弟の柊斗君。ウチらは活発だったから、一日中外を走り回っていた。公園に行ったり、駄菓子屋さんに行ったり、海で泳いだり。
三人で過ごす時間はいつも楽しくて、あっという間に過ぎてしまう。こんな毎日がずっと続くと思ってた。一緒にいるのが当たり前で、家族みたいに仲が良かったから、疑問に思う機会なんてなくて。
柊一君たちがいなくなって一週間が経った。二階にある自室の窓から、隣の家を見つめても、そこに彼らはいない。見えるのは、もの一つなくなった空っぽな部屋だけ。引っ越しの際に、ウチの心も持って行ってしまったのだろうか? 胸に穴が空いてしまったみたいな心地が、ずっと続いている。
ウチはなんでもできる柊一君に憧れていた。勉強も運動もできる彼が眩しくて仕方がなかった。ほかの男子とは違ってキラキラと輝いて見えたんだ。
プールの授業中、クラスの女子たちが、泳いでいる柊一君を見ながら「柊一君ってかっこいいよね」とひそひそ話をしている声を聞くと、自分のことのように嬉しくなっていた。
気が付けば、柊一君のことを好きになっている自分がいた。彼への好意を認識する前は、こっそり目で追うことなんて簡単だったのに、いつからかできなくなってしまった。心臓の鼓動が早くなり、両頬が熱く感じるようになってしまったのだ。
小学校での日常を思い返していると、じわりと視界が滲んだ。もう何回目の涙だろう。いい加減、柊一君が引っ越してしまったことを受け入れなくちゃいけないのに。涙を拭きながら窓越しに見上げた空は、ウチの沈んだ心とは対照的に真っ青で、太陽が煌々と輝いていた。
いつまでも泣き虫なままじゃあかん。今までみたいに水泳を頑張れるウチに戻らんと。約束したやろ。すごい水泳の選手になって、また会おうって。両頬を音が出るくらい強く叩いて、己を鼓舞する。
柊一君と柊斗君は、ウチより先に水泳を始めていた。京都出身の水泳選手がオリンピックで優勝したのがきっかけらしい。その選手は帰国後に、京都で凱旋パレードを行った。街中をオープンカーで移動しながら集まった大勢の観客に手を振る姿が、二人の心に火をつけたんだ。
本気で取り組む二人に誘われて、ウチも水泳を始めた。最初は、水に顔をつけるのだけで怖かったし、おぼれそうになって泣いてしまうこともあった。ウチはダメダメで、水泳なんて向いてないんじゃないかと思った。それでも続けることができたのは、二人がいたからだ。
柊一君の綺麗に真っ直ぐ泳ぐ姿に憧れた。不器用ながらも、柊一君と張り合おうとする柊斗君に勇気をもらった。最初は二人と一緒にいられればそれで良かったのに、気が付けば泳ぐことに夢中になっていた。
何時間も泳いでいられる体力が欲しい。クロールだけじゃなくて、背泳ぎとか平泳ぎとかもできるようになりたい。25メートルだけじゃなくて、50メートルも泳げるようになりたい。そんな目標が自分を動かしていて、一週間に一回だけだったプールが毎日に変わった。
バイクの音が聞こえて、意識が現実に引き戻される。視線を下に向けると、郵便配達員がポストに手紙を入れている姿が目に入り、慌てて部屋を出た。木製階段を下りて、ガラガラと音を立てながら引戸の玄関を開く。サンダルを履く時間さえ惜しかった。倒れそうになりながら、裸足のままポストへと向かう。
封筒に書かれた『金井紗希様』の文字を見て裏返すと、新しい住所と共に『橘柊一』と書かれているのを確認する。
「ああっ……きた! 柊一君からきた!」
ペンを使って手書きで頑張って書いてくれたのだろう。たどたどしく書かれた文字が彼らしさを感じさせる。早く中身が見たくて、その場で封筒を開いていた。
東京は人がいっぱいいること。ダンボールがまだ家の中にたくさん積まれていること。新しい学校でやっていけるのか不安なこと。宮津市が恋しいこと。余白がないくらいびっしりと、彼の心境や状況が綴られていた。
柊一君からの手紙を待ちわびた一週間。ただ手紙が届いただけなのに、嬉しくて再び涙が溢れてしまう。本当に困ったな。泣き虫が治りそうにないや。
「やっぱり、柊斗君は書いてくれなかったんだね……」
手紙を何枚かめくってみたけれど、柊一君の文章しか書かれていなかった。そのことを残念に思いながら、二人がこの街にいた最後の日を思い返す。
あの日、柊一君に告白をした。想いは届き、恋は実った。成就した喜びと驚きに包まれていると、柊一君が三人で文通をしようと提案してきた。どれだけ遠く離れていても、繋がっていられるようにと。
彼の申し出を受けてすぐに賛成の意を示したけれど、柊斗君は文通を辞退してしまう。ウチと柊一君が結ばれた直後だったから、遠慮してしまったのかもしれない。すぐに一緒にやろうよって言えば良かったのに、言えなかった。好きな人と二人きりで手紙のやりとりができることに胸が高鳴ってしまった。
柊斗君は親友で長い時間を共に過ごした間柄なのに、とうぶん会うことは叶わないほど、遠い場所へ行ってしまった。仲間外れみたいにしてしまったことを悔いている。一つ幸いなのは、柊斗君に水泳を続ける気持ちがあることだ。
柊一君からの手紙に書かれている内容のほとんどは水泳のことだった。新居の近くに、一緒に通っていたスイミングスクールよりも大きな施設があるみたいで、これからはそこで二人とも練習に励むそうだ。
今後の目標や課題まで書かれていて、彼のやる気が文章越しに伝わってくるような内容が続いていたけれど、手紙の最後には別れ際に交わした約束について書かれていた。自然と読む手に力がこもる。
『ねぇ、紗希ちゃん。いつか俺、あの金メダリストみたいなすごい選手になって、紗希ちゃんを迎えに行くよ。だから、待ってて。必ず会いに行くから!』
柊一君の言葉を、一言一句覚えている。
『なに言ってるんや! 柊一君を迎えに行くのはウチや! 今はまだ未熟やけど、絶対に柊一君が驚くようなコーセキを手に入れて自慢しに行く!』
それに返答した自分の言葉も。
『じゃあ、約束っていうか、勝負しようよ。どっちが先に夢を叶えるか競い合おう! それまでは手紙で励まし合うってことで』
『わかった。じゃあ、それまでは……会えないね』
『うん。だね。寂しいけど、この約束があれば、どれだけ遠く離れていようとも大丈夫な気がするんだ。だから、約束』
そう言って、ウチらは小指と小指を絡ませて、指切りげんまんをした。
「お互い頑張ろうね、紗希ちゃんからの返事を待っています……か」
柊一君の文を小声で口ずさむ。
そうだ。いつまでも立ち止まってはいられない。動き出さなくちゃ。
胸を張って誇れる自分になって、会いに行くんだ。
もう一度、柊一君に好きって伝えるために。
柊斗君に、ごめんねって直接謝るために。
空っぽだった心には決意が宿った。瞳から零れていた滴はすべて拭きとった。
澄んだ気持ちに似合うくらいの快晴が見上げた先に広がっていた。
11
あなたにおすすめの小説
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
黒に染まった華を摘む
馬場 蓮実
青春
夏の終わり、転校してきたのは、初恋の相手だった——。
鬱々とした気分で二学期の初日を迎えた高須明希は、忘れかけていた記憶と向き合うことになる。
名前を変えて戻ってきたかつての幼馴染、立石麻美。そして、昔から気になっていたクラスメイト、河西栞。
親友の田中浩大が麻美に一目惚れしたことで、この再会が静かに波紋を広げていく。
性と欲の狭間で、歪み出す日常。
無邪気な笑顔の裏に隠された想いと、揺れ動く心。
そのすべてに触れたとき、明希は何を守り、何を選ぶのか。
青春の光と影を描く、"遅れてきた"ひと夏の物語。
前編 「恋愛譚」 : 序章〜第5章
後編 「青春譚」 : 第6章〜
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
【完結】知られてはいけない
ひなこ
ホラー
中学一年の女子・遠野莉々亜(とおの・りりあ)は、黒い封筒を開けたせいで仮想空間の学校へ閉じ込められる。
他にも中一から中三の男女十五人が同じように誘拐されて、現実世界に帰る一人になるために戦わなければならない。
登録させられた「あなたの大切なものは?」を、互いにバトルで当てあって相手の票を集めるデスゲーム。
勝ち残りと友情を天秤にかけて、ゲームは進んでいく。
一つ年上の男子・加川準(かがわ・じゅん)は敵か味方か?莉々亜は果たして、元の世界へ帰ることができるのか?
心理戦が飛び交う、四日間の戦いの物語。
(第二回きずな児童書大賞で奨励賞を受賞しました)
陰キャの陰キャによる陽に限りなく近い陰キャのための救済措置〜俺の3年間が青くなってしまった件〜
136君
青春
俺に青春など必要ない。
新高校1年生の俺、由良久志はたまたま隣の席になった有田さんと、なんだかんだで同居することに!?
絶対に他には言えない俺の秘密を知ってしまった彼女は、勿論秘密にすることはなく…
本当の思いは自分の奥底に隠して繰り広げる青春ラブコメ!
なろう、カクヨムでも連載中!
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330647702492601
なろう→https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n5319hy/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる