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簡単に離れられますけど、何か?
今回の事件は、隷属の魔法陣を用いた悪質なものを含むため、クレイガー王国では、国王陛下御自ら関わって捜査が進められているそうだ。貴族の起こす事件としては、最悪のものだろうことが窺える。
「特殊な隷属がされていることをうちの国が証明するからな。下手な処分は国の信用を著しく損なうだろう」
そう言い切るのは、アダベルト。ルクセンバルグ王国は、隷属された状態の9人全員のステータスを転写した証拠物を押さえているから、クレイガー王国の処分と対応次第では、いろいろと圧力をかけやすくなるらしい。不利益は何一つない。
「2日後にクレイガー王国の騎士が来る予定だから、すぐに引き渡す」
あの道のりプラス王都までか。大変だね。
「転移の魔力はあちら持ちだ」
転移?!そんな裏技があったんだ。
『行き先が決められた大がかりな魔法陣だ。罪人の引き渡しに使われたり、王族の公務の際にしか使われん。受け入れ側の許可が必要だ。手紙とは訳が違う』
確かに、手紙や小さな荷物は特定の場所で小さな魔法陣でやりとりしていた。この世界にも、郵便局とか宅配のようなものがある。
「9人プラス騎士数名か。相当魔力がいるな」
「私も駆り出されましたよ。搾り取られそうで怖いですね」
肩をすくめる副ギルド長の魔力量は、恐らく特大より上だと思う。それが搾り取られるって。転移って、そんなに魔力使うっけ?
『サイカの魔法陣は洗練されて気品に満ちているからな。美しい魔法陣は、魔力量も最小限に抑えることが可能だ。なかなかお目にはかかれないがな』
知らなかったぁ。じゃあ、私の創作魔法陣を固定魔法陣に登録した方がいいのかな?
『止めておけ。目をつけられるだけだ。身の危険が増す』
何故、私の考えてることが?!!!思考を読めるの?!ギョッとして、足元にいるヴィーグを凝視した。
『顔に出ている』
なんてことだ。私は顔に出やすいらしい。ポーカーフェイスなんて出来ないけどね。
「あの隷属の魔法陣を無効化する術がないのが痛いな」
え?破壊しちゃえばいいと思うんだけど?
「で「ガウッ!」」
『サイカ。監禁されたいか?されたくないなら喋るな』
私の言葉に被せてヴィーグが警告を発した。コクコクと首を縦に振りながら、口に手を当てた。不用意な言葉は破滅の元だと肝に銘じよう。
「どうしました?何かありましたか、サイカ」
「何でもありません!」
この場にいる全員が訝しげな目で見るのは辛いが、監禁なんて嫌だ。どんな魔法陣も破壊できる魔法陣の存在は、誰にも言ってはいけない。
「そうだ!サイカ、あの時使用した一時的に無効化する魔法陣!あれなら」
「「は?!一時的に無効化できる?!」」
「無理だよ。あれは使い捨てだし、もうない」
「残念です。では、あれを解読して長期使用するように創り換えることは?」
「・・・・出来ないよ。創作魔法陣だから、無理に解読したら消えてなくなる。ハルシュバーンもさすがに解読してないし、創ってもないからね」
「そうですかぁ」
「「ハルシュバーンだと?!」」
アダベルトとグレイモールの声が重なった。うるさい!
「おや、知りませんでしたか?サイカはハルシュバーンの愛弟子ですよ」
「違いますから!!!ハルシュバーンは、私の養い親です!」
しまった。自らバラしてしまった。今頃気付いても後の祭りというもの。ヴィーグもそんなアホな子を見る目を向けないで!
「サイカが狙われたのもそのためです。手に入れて隷属させれば、手柄も魔法陣も思いのままでしょうね」
そんなことはない、と言いきれないのが悔しい。ヴィーグが私の身の危険を危惧するほどなのだから。
「何故、こんな新人を?と思ったが、納得した。ハルシュバーンの弟子と言うだけで価値がある。魔法陣描きとしての能力も高いようだ」
「俺の半身、凄い」
アダベルトの耳がピクピクと激しく動き、尻尾は高速でソファーの背もたれを叩いている。グレイモールの眼がキラッとした。
「サイカは、アダベルトの半身だったな。それなら、この国で暮らすんだよな?」
「!!!そうだな!サイカは、ここの魔法ギルドに所属を移せばいい。俺は、さすがにクレイガー王国に席を移すことは出来ないからな!」
意気揚々とアダベルトは言い切った。得意そうに動く尻尾が鬱陶しい。
「え?家に帰るけど?」
「「は?何故?!」」
「何故って、家があるから」
どうして、この国に残るなんて思うんだろうか?
「は、半身だろ?俺たち」
「はあ。だから何?」
私とあなたは初対面でしょ?耳がぺしゃんと倒れても尻尾がへたれても絆されないったら、絆されない!
「はん、半身は、離れられない、と」
アダベルトの焦る様子を見ても何とも思えない。そこに私への熱を見つけていても。尻尾が落ち着かなく揺れていても。
「ふーん。そんな感じ全くしないけどね」
半身だから一緒にいたいと言われてもね。グレイモールは、私を取り込みたいだけだし。私がこっちに引っ越す話になってるのが気に入らない。
「マジか。たまにいるんだよ。半身を認識できない獣人が。特に小型の獣人に多いようだ。アダベルト、運が悪かったな」
何故か、半身の分からない欠陥品と言われた気がした。
「そんな・・・・」
がっくりとうなだれるアダベルトをグレイモールは、気の毒そうに背中を叩いている。
『サイカの魂はもともとこの世界のものではないからな。半身を見分ける力など備わっておらんさ。そもそも、この世界に半身がいたことの方が驚きだ。ただ、その習性は引き継いでいるから、気を付けろ』
ヴィーグは慰めるように、私の手の甲に鼻を押しつけた。ありがとうと声に出す代わりに、ヴィーグを撫でる。
「ハァ。今回の事件に関する話は以上でいいですか?私もサイカもこの後、魔法ギルドの会合が控えています。そろそろお暇したいのですが」
うんうん。もういいよね、帰っても。さすが、副ギルド長だね!
「待ってくれ。サイカと話がしたい」
「それは、個人的なことでしょう?会合の後、おふたりでお願いします」
あれ?巻き込まれたくないって聞こえた気が?気のせい気のせい。ばっとアダベルトがこちらを向いた。
「サイカ・・・・」
う~ん。話すことなんてないと思うんだけどなぁ。
「機会があれば、またお目にかかりましょう」
微笑んで社交辞令を述べた。
「明日の午前中に宿に行くから!それなら、いいだろう?」
う~ん。必死なアダベルトに少しだけ同情が湧く。でも、会ったら碌なことにならない気がする。
「サイカ。君の身柄は騎士団で預からせてもらう」
「何を」
理由を問う間もなく、グレイモールによって拘束された。物理的に。私に為す術はない。唸り声を上げ、威嚇しようとしたヴィーグを宥め諭す。ここではダメだ。下手なことをすれば、ヴィーグは殺処分されてしまう。その間に副ギルド長が抗議してくれたが、「第4王子殿下の生命を脅かす存在だからな」と言われ、その意味を正確に読み取った副ギルド長は、憐れみの目を私に向けると、「無事に帰ることを祈っています」と言い残して去って行った。置いてかないでぇ~!
「グレイ、やり過ぎだろう?」
尻尾は口ほどに物を言う。嬉しいのがまるわかり。ソワソワと落ち着きがない。
「こうでもせねば、逃げられていたと思うが?」
まあ、当たらずといえども遠からず。アダベルトに会うつもりはなかった。
「横暴」
「フン!半身を見分けられない者に半身の重要性など説いても無駄だろう?」
「あなたにだって、そんなもの分からないじゃない」
グレイモールは鬼族だから、半身なんて存在しない。
「君と同じにしないでくれ。半身を失った者の行く末を俺は知っている」
グレイモールの声は、苦いものを含んでいた。その視線は凍えそうなほど冷たい。
「だから、私に犠牲になれと?見ず知らずの人のために?それに、あなたが欲しいのは、ハルシュバーンの愛弟子でしょ?私は違うからね」
侮蔑を込めて、グレイモールを見据えた。だから何だというのだろう?そんな犠牲的な精神は持ち合わせていない!綺麗事を並べたところで、結局、クライスターと同類ということだ。
「チッ。アダベルト、これを持って帰れ。さっさと話し合え」
それだけ言うと、私の拘束を解くこともなく、グレイモールは出て行った。
「特殊な隷属がされていることをうちの国が証明するからな。下手な処分は国の信用を著しく損なうだろう」
そう言い切るのは、アダベルト。ルクセンバルグ王国は、隷属された状態の9人全員のステータスを転写した証拠物を押さえているから、クレイガー王国の処分と対応次第では、いろいろと圧力をかけやすくなるらしい。不利益は何一つない。
「2日後にクレイガー王国の騎士が来る予定だから、すぐに引き渡す」
あの道のりプラス王都までか。大変だね。
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『行き先が決められた大がかりな魔法陣だ。罪人の引き渡しに使われたり、王族の公務の際にしか使われん。受け入れ側の許可が必要だ。手紙とは訳が違う』
確かに、手紙や小さな荷物は特定の場所で小さな魔法陣でやりとりしていた。この世界にも、郵便局とか宅配のようなものがある。
「9人プラス騎士数名か。相当魔力がいるな」
「私も駆り出されましたよ。搾り取られそうで怖いですね」
肩をすくめる副ギルド長の魔力量は、恐らく特大より上だと思う。それが搾り取られるって。転移って、そんなに魔力使うっけ?
『サイカの魔法陣は洗練されて気品に満ちているからな。美しい魔法陣は、魔力量も最小限に抑えることが可能だ。なかなかお目にはかかれないがな』
知らなかったぁ。じゃあ、私の創作魔法陣を固定魔法陣に登録した方がいいのかな?
『止めておけ。目をつけられるだけだ。身の危険が増す』
何故、私の考えてることが?!!!思考を読めるの?!ギョッとして、足元にいるヴィーグを凝視した。
『顔に出ている』
なんてことだ。私は顔に出やすいらしい。ポーカーフェイスなんて出来ないけどね。
「あの隷属の魔法陣を無効化する術がないのが痛いな」
え?破壊しちゃえばいいと思うんだけど?
「で「ガウッ!」」
『サイカ。監禁されたいか?されたくないなら喋るな』
私の言葉に被せてヴィーグが警告を発した。コクコクと首を縦に振りながら、口に手を当てた。不用意な言葉は破滅の元だと肝に銘じよう。
「どうしました?何かありましたか、サイカ」
「何でもありません!」
この場にいる全員が訝しげな目で見るのは辛いが、監禁なんて嫌だ。どんな魔法陣も破壊できる魔法陣の存在は、誰にも言ってはいけない。
「そうだ!サイカ、あの時使用した一時的に無効化する魔法陣!あれなら」
「「は?!一時的に無効化できる?!」」
「無理だよ。あれは使い捨てだし、もうない」
「残念です。では、あれを解読して長期使用するように創り換えることは?」
「・・・・出来ないよ。創作魔法陣だから、無理に解読したら消えてなくなる。ハルシュバーンもさすがに解読してないし、創ってもないからね」
「そうですかぁ」
「「ハルシュバーンだと?!」」
アダベルトとグレイモールの声が重なった。うるさい!
「おや、知りませんでしたか?サイカはハルシュバーンの愛弟子ですよ」
「違いますから!!!ハルシュバーンは、私の養い親です!」
しまった。自らバラしてしまった。今頃気付いても後の祭りというもの。ヴィーグもそんなアホな子を見る目を向けないで!
「サイカが狙われたのもそのためです。手に入れて隷属させれば、手柄も魔法陣も思いのままでしょうね」
そんなことはない、と言いきれないのが悔しい。ヴィーグが私の身の危険を危惧するほどなのだから。
「何故、こんな新人を?と思ったが、納得した。ハルシュバーンの弟子と言うだけで価値がある。魔法陣描きとしての能力も高いようだ」
「俺の半身、凄い」
アダベルトの耳がピクピクと激しく動き、尻尾は高速でソファーの背もたれを叩いている。グレイモールの眼がキラッとした。
「サイカは、アダベルトの半身だったな。それなら、この国で暮らすんだよな?」
「!!!そうだな!サイカは、ここの魔法ギルドに所属を移せばいい。俺は、さすがにクレイガー王国に席を移すことは出来ないからな!」
意気揚々とアダベルトは言い切った。得意そうに動く尻尾が鬱陶しい。
「え?家に帰るけど?」
「「は?何故?!」」
「何故って、家があるから」
どうして、この国に残るなんて思うんだろうか?
「は、半身だろ?俺たち」
「はあ。だから何?」
私とあなたは初対面でしょ?耳がぺしゃんと倒れても尻尾がへたれても絆されないったら、絆されない!
「はん、半身は、離れられない、と」
アダベルトの焦る様子を見ても何とも思えない。そこに私への熱を見つけていても。尻尾が落ち着かなく揺れていても。
「ふーん。そんな感じ全くしないけどね」
半身だから一緒にいたいと言われてもね。グレイモールは、私を取り込みたいだけだし。私がこっちに引っ越す話になってるのが気に入らない。
「マジか。たまにいるんだよ。半身を認識できない獣人が。特に小型の獣人に多いようだ。アダベルト、運が悪かったな」
何故か、半身の分からない欠陥品と言われた気がした。
「そんな・・・・」
がっくりとうなだれるアダベルトをグレイモールは、気の毒そうに背中を叩いている。
『サイカの魂はもともとこの世界のものではないからな。半身を見分ける力など備わっておらんさ。そもそも、この世界に半身がいたことの方が驚きだ。ただ、その習性は引き継いでいるから、気を付けろ』
ヴィーグは慰めるように、私の手の甲に鼻を押しつけた。ありがとうと声に出す代わりに、ヴィーグを撫でる。
「ハァ。今回の事件に関する話は以上でいいですか?私もサイカもこの後、魔法ギルドの会合が控えています。そろそろお暇したいのですが」
うんうん。もういいよね、帰っても。さすが、副ギルド長だね!
「待ってくれ。サイカと話がしたい」
「それは、個人的なことでしょう?会合の後、おふたりでお願いします」
あれ?巻き込まれたくないって聞こえた気が?気のせい気のせい。ばっとアダベルトがこちらを向いた。
「サイカ・・・・」
う~ん。話すことなんてないと思うんだけどなぁ。
「機会があれば、またお目にかかりましょう」
微笑んで社交辞令を述べた。
「明日の午前中に宿に行くから!それなら、いいだろう?」
う~ん。必死なアダベルトに少しだけ同情が湧く。でも、会ったら碌なことにならない気がする。
「サイカ。君の身柄は騎士団で預からせてもらう」
「何を」
理由を問う間もなく、グレイモールによって拘束された。物理的に。私に為す術はない。唸り声を上げ、威嚇しようとしたヴィーグを宥め諭す。ここではダメだ。下手なことをすれば、ヴィーグは殺処分されてしまう。その間に副ギルド長が抗議してくれたが、「第4王子殿下の生命を脅かす存在だからな」と言われ、その意味を正確に読み取った副ギルド長は、憐れみの目を私に向けると、「無事に帰ることを祈っています」と言い残して去って行った。置いてかないでぇ~!
「グレイ、やり過ぎだろう?」
尻尾は口ほどに物を言う。嬉しいのがまるわかり。ソワソワと落ち着きがない。
「こうでもせねば、逃げられていたと思うが?」
まあ、当たらずといえども遠からず。アダベルトに会うつもりはなかった。
「横暴」
「フン!半身を見分けられない者に半身の重要性など説いても無駄だろう?」
「あなたにだって、そんなもの分からないじゃない」
グレイモールは鬼族だから、半身なんて存在しない。
「君と同じにしないでくれ。半身を失った者の行く末を俺は知っている」
グレイモールの声は、苦いものを含んでいた。その視線は凍えそうなほど冷たい。
「だから、私に犠牲になれと?見ず知らずの人のために?それに、あなたが欲しいのは、ハルシュバーンの愛弟子でしょ?私は違うからね」
侮蔑を込めて、グレイモールを見据えた。だから何だというのだろう?そんな犠牲的な精神は持ち合わせていない!綺麗事を並べたところで、結局、クライスターと同類ということだ。
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