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1章 出会い
1 伯爵家の次男
しおりを挟む僕の名前は、ラストル・レイ
シャイン王国のレイ伯爵家の次男です。
少し前に9歳になった僕には、14歳の兄、カイルと6歳の妹、オパールがいます。
僕は銀髪紫眼ですが、兄様とオパールは金髪緑眼です。
ちなみに、母ローズは銀髪緑眼で、父ライルは金髪紫眼です。
今日は、ローズ母様のお友達のサン侯爵夫人、フィアナ様が7歳のご令嬢と共に、僕の屋敷にいらっしゃるのでとても楽しみです!!
「カイル兄様はサン侯爵令嬢にお会いしたことがありますか?」
「イリス様にか?」
「ご令嬢はイリス様とおっしゃるのですか?」
「あぁ、とても可愛らしく、愛らしい方だぞ」
兄様は微笑みながら、教えてくました。
早く、お会いしたいです。
とはいえ、僕は同じ年頃の女の子と話したことがありません………
兄様に聞けば、どんなことを話せばいいかわかるでしょうか?
「カイル兄様、イリス様とは、どんなことを話せばよいでしょうか?」
「なんだ、イリス様に興味津々か?」
図星である。僕は赤面してしまいました。
「同じ年頃の女の子と話したことがないのです………」
「そうか、そうか!
そうだなぁ、好きな本とか、趣味とか聞いてみたらどうだ?
同じ趣味ならそれについて会話が弾むしな!」
そうか!
そういう話なら、初対面でも話しやすいです!
ちょうどそこに、我が家のメイドの声が聞こえた。
「カイル様、ラストル様、お母様がお呼びですよ。エントランスまでおいでください」
サン侯爵夫人たちがいらっしゃったのでしょう。
「わかった! 兄様、早く行きましょう!」
兄様と共に母様のいるエントランスに行くと、
「あら、ちょうどいいわね。今、サン侯爵家の方々が到着なさったと報告がきたわ」
そこに、女性の声が明るく響きました。
「ローズ!久しぶりね!」
「えぇ!フィアナ、ようこそレイ伯爵家へ!」
母様たちは久しぶりにあったらしく、とても嬉しそうです。
母様の後ろにはオパールがいました。
イリス様と思われる少女はフィアナ様の後ろに隠れてしまっていますが、黒髪に碧眼のとても可愛らしい女の子だとわかります。
「初めまして、フィアナ様、イリス様。
私は、レイ伯爵家の長男、カイルと申します」
「僕は、次男のラストルです!よろしくお願いします」
「私は長女のオパールです」
母様に促されたので、3人で順番に挨拶をしました。
「初めまして、サン侯爵家のフィアナです」
「イ、イリスです」
フィアナ様とイリス様も挨拶を返してくださいました。
でも、なぜでしょう………僕にはイリス様が何かに怯えているように見えました━━━
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