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6章 全ての始まりと終わり
49 パーティーへ向けて
しおりを挟むはぁ~~~
昨日、建国記念パーティーでのパートナーは決まってるって言ったのにまだ諦めてくれない女子達が多くて………。
何で諦めてくれないんだろう??
今も、帰ろうと思っていたところを呼び止められちゃったし………。
「ラストル様~どうしてもダメですかあ?」
………特に諦めが悪いのはサリー嬢。
「サリー嬢、何度も言ったけどもう決まってるんだ」
「えぇぇ、、私がこんなに頼んでるのに?」
「うん」
そもそもの話、サリー嬢に頼まれたからって僕がパートナーを変更する理由にはならないよね?
「ていうか、何でパートナーが誰か教えてくれないんですかぁ?」
「………僕のパートナーは恥ずかしがり屋なんだ、、パーティーの当日に紹介するから」
サリー嬢がこんなに面倒くさ………自分の願望に忠実な子だと思ってなかった…………。
でも、流石に諦めてくれたかな?
今日はイルがパーティーで着るドレスが届くから、早く帰って試着したイルを見たいのに………。それ以外にも大事な予定があるし………。
少し前に二人で相談して注文してたんだよね!
「~~~もしかして、その子は人に紹介出来ないくらい残念な容姿なんですか!?」
「………………はぁ?」
「あら、ラストル様、、そういうことでしたの?」
「まぁ、お痛わしいですわ」
「ラストル様に釣り合わないくせに、パーティーのパートナーを押し付けるなんて、、酷いですわね!」
「ラストル様、わたくし今からでも………」
─────ダンッッ
あっ、しまった、、サリー嬢が言い出したことに追従した諦めの悪いバk、、、ご令嬢達にイライラして机を叩きつけちゃった………。
まぁ、我慢と限界だったしね、、
「皆様、申し訳ありませんが、、気分が優れませんので失礼致します」
「えぇ~~!?」
「えっ!?」
「ラ、ラストル様!」
――――――――――――――
教室を出る時にいろんな声が聞こえたけど僕の知ったこっちゃない。
いやぁ~~サリー嬢以外は僕が怒ったことに気付いて固まってたね。
…………アレでも平常運転のサリー嬢は可笑しいと思う、、、少し距離をとった方がいいかな?
「ラストル!」
「………アル? どうしたの?」
またサリー嬢が追いかけてきたのかと思ったよ。
あれ………アル以外にも誰かいる?
向こうの廊下の角に────
「お、落ち着け!」
「えっ? 落ち着いてるよ?」
も~アルったら変な事言って。
確かに誰かの気配がしたからちょっと鋭い空気になってたりはしたと思うけどね?
「………落ち着いているのだったら、その不穏な空気をしまってくれ、、、その笑顔もやめてくれ! ………目が笑っていないぞ」
「えっ? ………ゴメン」
「………イリス嬢を悪し様に言われて気が立っているのだろうが、少し抑えてくれ。 ラストルが教室を出た後、恐怖に耐えられなかった女子生徒が気絶してな」
────ウソでしょ………。
だって、、一応とはいえ笑顔は崩してないし、机を叩いて驚かせちゃったとしても気絶なんて、、、
「絶句している所悪いが、本当だからな?」
「………明日、みんなに謝るよ」
「いや、その必要はない、、私でも腹が立ったからな。私さえそうだったのだからお前はなおさらだろう」
「………そっか」
確かにさっきからずっと気が立ってたかも……。
イルのことを全然知らないくせにあんな事を言うなんてね………。
う~ん、、本当は謝るべきなんだろうけど、心のこもっていない謝罪ならしない方がいいかな?
「それと……サリー嬢なんだが気を付けた方がいい。何の根拠もないが、嫌な感じがする」
アルもそう思ってたなんて………。
サリー嬢がよく分からなくなってきたな……。
「あぁ、、僕も距離をとった方がいいのかなって思ってたんだ」
「それならよかった。………今日はイリス嬢のドレスが届くのだったか?」
「そうなんだ!」
「じゃあ、早く帰るといい」
「うん、また明日!」
屋敷に帰ったら早速イルの部屋に行こうっと!
それにしても………廊下の角に誰か居たような気がしたけど、、気のせいだったのか?
――――――――――――――――
『ふ~ん………“イリス嬢”かぁ、、楽しいパーティーになりそうですね!』
『イリス………どうりでね、、』
『これからどうしますか?』
『ふふっ、決まってますわ!─────』
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