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第9話 過ぎ去った過ちを持った私は、決意した覚悟を告げる
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ゴールデンウィーク最終日、私と静香ちゃんは町に繰り出していた。
最近色々あってちゃんとデート出来てなかったから、天気も良いし、今日はデートしようと決めたのだ。
ちなみに、森野さん達とは昨日まで遊んでいるので、今日は二人で回る事にした。
待ち合わせ場所に行くと、既に静香ちゃんが待っていた。
今日の静香ちゃんは白を基調としたワンピースを着ていて、とても清楚な雰囲気だった。
ちなみに、私はデニムのショートパンツに、パーカーというラフな格好である。
私服姿の静香ちゃんは、普段より大人びた印象を受ける。
私が近づいていくと、静香ちゃんはすぐに気が付いて駆け寄って来た。
その姿はまるで子犬のようで愛くるしい。
「ごめんね、待たせちゃったかな?」
「ううん。全然待ってないよ。私が早く来ちゃっただけだから」
「じゃあ、早速行こうか」
「うん♪」
私達は歩き出す。
しかし、静香ちゃんは隣に並ぼうとせず、私の後ろについてくる。
不思議に思って振り向くと、静香ちゃんはにっこりと笑って言った。
それはどこか子供っぽさを感じさせる笑顔だった。
「夢美ちゃんの背中を追って歩いてみたいの」
「え? まぁ、いいけど……」
「ありがとう♪」
私は苦笑しつつ、再び前を向いて歩く。
すると、今度は横に並ぶようにしてついてくる。
私はそれがなんだかおかしくて、くすりとした笑い声が出た。
「結局隣に並ぶんだ」
「後ろだと、抱き着けない事に気付いたからね~。はい、ぎゅー」
そう言って腕に腕を絡める。
静香ちゃんの柔らかい胸の感触が伝わってきて、ドキリとする。
しかし、平静を装って言う。
この程度で動揺しているようでは、彼女として情けないからだ。
それから適当にぶらついていると、アクセサリーショップが目に入る。
そう言えば静香ちゃん、今日はピアスをつけている。
普段は耳に何もつけてないので、珍しいと思った。
「ねぇ、見ていこうよ」
「え? ……ああ、うん。そうだね。せっかくだし、ちょっと入ってみよっか」
私達が店内に入ると、店員のお姉さんが声を掛けてきた。
「いらっしゃいませ~」
「あ、どうも……」
「あら、可愛らしいカップルですね。プレゼントですか?」
「いえ、別にそういうわけじゃないんですけど……」
「そうなんですか……。でも、お客様ならきっと似合うと思いますよ」
「えっと……、じゃあ、ちょっとだけ……」
「そんなお二人にオススメなのは、これなんてどうですか?」
そう言って見せてくれたのは、ペアのイヤリングだった。
ハート型の小さな飾りが二つ並んでおり、色はピンクとブルーで綺麗に分かれていた。
確かに、これは女の子同士で付けるにはピッタリだろう。
だが、私達には少々恥ずかしかった。
なんと言うか、お揃いの物をつけるというのは恋人っぽいと思うのだが、それを周囲に見せるのは恥ずかしい。
だけど、お揃いの物を持っていないのも事実だからか、静香ちゃんはキラキラした目でイヤリングを見詰めていた。
「可愛い……」
「じゃあ、これにする?」
「……良いの?」
「別に構わないよ」
「やったー! じゃあ、お会計してくるね!」
静香ちゃんは嬉しそうに言って、レジに向かって行った。
私はその様子を眺めながら、微笑ましい気持ちになる。
それから店内をもう少し見て回る。
イヤリングは静香ちゃんが出してくれるみたいだから、それとは別にプレゼントしてあげたい。
「あの、ペアじゃなくて良いんで、彼女に似合いそうなものでオススメってありますか?」
「彼女さん、落ち着いてますからね……。見た目も合わせて、こちらはいかがですか?」
「えっと……」
店員さんに勧められたのはネックレスだった。
シルバーのチェーンに、大きな宝石があしらわれたペンダントトップが付いている。
ただ、正直、高校生が買うには高価すぎる気がする。
しかし、デザインはとてもシンプルでありながら可愛らしく、何より宝石がとても綺麗だった。
お金は森野さんから返して貰ったから、惚れ薬代はそんなに掛かってない(流石に全額返金は申し訳ないので、材料費だけは払ったけれども)。
買うことは出来る。問題は、そんな高価なものを受け取って貰えるかだ。
まぁ、値段を黙っていれば静香ちゃんは受け取ってくれると思うけど。
「じゃあ、これで」
「はい! ありがとうございます!」
私は購入を決めた。
包装された商品を受け取り、店を後にしようとすると、丁度支払いを終えた静香ちゃんと鉢合わせる。
「あれ? もう買い終わったの?」
「うん。というか、私も出そうかと思ってたんだけど……」
「良いの良いの。たまには彼氏面させてよね。彼女だけど」
「えへへ、ありがと」
静香ちゃんは照れたように笑う。
そして、私達は店を出た。
その後も二人で町を見て回り、夕方になった所で帰る事にした。
帰り道、二人で手を繋いで歩いていると、公園が目に付く。
「静香ちゃん、渡したいものあるから、ちょっと寄って良い?」
「? うん、別に良いけど……」
私と静香ちゃんは公園に入っていく。
私はベンチに座って、隣に座るように促す。
静香ちゃんは素直に従ってくれた。
それから私はプレゼントを取り出して、差し出す。
静香ちゃんはきょとんとした顔を浮かべた。
先程買ったネックレスが入った袋を渡しながら、私は少し緊張しながら言う。
「えっと……、誕生日とか、何か記念日ってわけじゃないけど、いつもお世話になってるから、そのお礼っていうか……」
「わぁ! 開けても良い!?」
「う、うん」
私が返事すると、早速静香ちゃんは箱を開ける。
中からは先程のペンダントが出てきた。
静香ちゃんは目を輝かせながら見詰めている。
喜んでくれているようで良かった。
すると、不意に静香ちゃんはこちらを見た。
彼女はとても真剣な表情をしている。
私は首を傾げて尋ねる。
「どうしたの?」
「夢美ちゃん……、私、夢美ちゃんに謝らないといけない事があるの」
「えっ……?」
突然の言葉に戸惑っていると、静香ちゃんはゆっくりと口を開く。
「実は、私……、知ってるんだ。これ、高いやつでしょ」
静香ちゃんはペンダントを手に取り、じっと見詰める。
私は困った笑みを浮かべる。
「バレちゃってたか……」
「……いくらしたの?」
「それは言えないかな。金額を知ったら、きっと受け取らないでしょ?」
「うん……」
「でもね、静香ちゃん。私にとっては、その程度の出費は大したことないんだよ」
静香ちゃんは驚いたような顔をする。
私は苦笑いをして続けた。
何故なら、私にとってこの程度は本当に安い買い物なのだ。
「惚れ薬を使うって決めた時、決めたんだ。この薬を使えば、彼女の人生を奪う。だから、私は一生をかけて、静香ちゃんに償わないといけないって」
「そんなの、だって……!!」
「分かってる。けど、それは結果論で、あの時はそんな事考えてなかった。ただ、私の気持ちを伝えたくて、それで……」
「……分かった」
静香ちゃんはそう言って、私を優しく抱き締めてくれた。
「ごめんね。そんな風に思っててくれたなんて知らなかったよ……」
「私こそ、ゴメン……」
そう言うと静香ちゃんは私に背を向けて、髪をかき分けて首を露出させる。
「つけてくれる?」
「うん……」
私は言われた通り、ペンダントをつけてあげる。
静香ちゃんは嬉しそうに笑って言った。
それはどこか子供っぽさを感じさせる笑顔だった。
まるで、プレゼントを初めて貰った少女のような無邪気な笑顔だった。
静香ちゃんは照れくさそうな様子で、頭を掻きながら呟く。
「なんか、嬉しいね……」
「え?」
「こういうの、初めてかも……」
「そっか……」
私は静香ちゃんの手を握る。
静香ちゃんはこちらを向いて、不思議そうに私を見詰めた。
私は真っ直ぐに彼女を見つめながら、はっきりとした声で告げた。
「好き、大好き。愛してる、私の全てを捧げたいくらいに」
静香ちゃんは目を見開く。
それから恥ずかしそうに俯いて、小さく答えた。
「私も……」
静香ちゃんの顔が赤く染まる。
そして、どちらからともなく唇を重ねた。
最近色々あってちゃんとデート出来てなかったから、天気も良いし、今日はデートしようと決めたのだ。
ちなみに、森野さん達とは昨日まで遊んでいるので、今日は二人で回る事にした。
待ち合わせ場所に行くと、既に静香ちゃんが待っていた。
今日の静香ちゃんは白を基調としたワンピースを着ていて、とても清楚な雰囲気だった。
ちなみに、私はデニムのショートパンツに、パーカーというラフな格好である。
私服姿の静香ちゃんは、普段より大人びた印象を受ける。
私が近づいていくと、静香ちゃんはすぐに気が付いて駆け寄って来た。
その姿はまるで子犬のようで愛くるしい。
「ごめんね、待たせちゃったかな?」
「ううん。全然待ってないよ。私が早く来ちゃっただけだから」
「じゃあ、早速行こうか」
「うん♪」
私達は歩き出す。
しかし、静香ちゃんは隣に並ぼうとせず、私の後ろについてくる。
不思議に思って振り向くと、静香ちゃんはにっこりと笑って言った。
それはどこか子供っぽさを感じさせる笑顔だった。
「夢美ちゃんの背中を追って歩いてみたいの」
「え? まぁ、いいけど……」
「ありがとう♪」
私は苦笑しつつ、再び前を向いて歩く。
すると、今度は横に並ぶようにしてついてくる。
私はそれがなんだかおかしくて、くすりとした笑い声が出た。
「結局隣に並ぶんだ」
「後ろだと、抱き着けない事に気付いたからね~。はい、ぎゅー」
そう言って腕に腕を絡める。
静香ちゃんの柔らかい胸の感触が伝わってきて、ドキリとする。
しかし、平静を装って言う。
この程度で動揺しているようでは、彼女として情けないからだ。
それから適当にぶらついていると、アクセサリーショップが目に入る。
そう言えば静香ちゃん、今日はピアスをつけている。
普段は耳に何もつけてないので、珍しいと思った。
「ねぇ、見ていこうよ」
「え? ……ああ、うん。そうだね。せっかくだし、ちょっと入ってみよっか」
私達が店内に入ると、店員のお姉さんが声を掛けてきた。
「いらっしゃいませ~」
「あ、どうも……」
「あら、可愛らしいカップルですね。プレゼントですか?」
「いえ、別にそういうわけじゃないんですけど……」
「そうなんですか……。でも、お客様ならきっと似合うと思いますよ」
「えっと……、じゃあ、ちょっとだけ……」
「そんなお二人にオススメなのは、これなんてどうですか?」
そう言って見せてくれたのは、ペアのイヤリングだった。
ハート型の小さな飾りが二つ並んでおり、色はピンクとブルーで綺麗に分かれていた。
確かに、これは女の子同士で付けるにはピッタリだろう。
だが、私達には少々恥ずかしかった。
なんと言うか、お揃いの物をつけるというのは恋人っぽいと思うのだが、それを周囲に見せるのは恥ずかしい。
だけど、お揃いの物を持っていないのも事実だからか、静香ちゃんはキラキラした目でイヤリングを見詰めていた。
「可愛い……」
「じゃあ、これにする?」
「……良いの?」
「別に構わないよ」
「やったー! じゃあ、お会計してくるね!」
静香ちゃんは嬉しそうに言って、レジに向かって行った。
私はその様子を眺めながら、微笑ましい気持ちになる。
それから店内をもう少し見て回る。
イヤリングは静香ちゃんが出してくれるみたいだから、それとは別にプレゼントしてあげたい。
「あの、ペアじゃなくて良いんで、彼女に似合いそうなものでオススメってありますか?」
「彼女さん、落ち着いてますからね……。見た目も合わせて、こちらはいかがですか?」
「えっと……」
店員さんに勧められたのはネックレスだった。
シルバーのチェーンに、大きな宝石があしらわれたペンダントトップが付いている。
ただ、正直、高校生が買うには高価すぎる気がする。
しかし、デザインはとてもシンプルでありながら可愛らしく、何より宝石がとても綺麗だった。
お金は森野さんから返して貰ったから、惚れ薬代はそんなに掛かってない(流石に全額返金は申し訳ないので、材料費だけは払ったけれども)。
買うことは出来る。問題は、そんな高価なものを受け取って貰えるかだ。
まぁ、値段を黙っていれば静香ちゃんは受け取ってくれると思うけど。
「じゃあ、これで」
「はい! ありがとうございます!」
私は購入を決めた。
包装された商品を受け取り、店を後にしようとすると、丁度支払いを終えた静香ちゃんと鉢合わせる。
「あれ? もう買い終わったの?」
「うん。というか、私も出そうかと思ってたんだけど……」
「良いの良いの。たまには彼氏面させてよね。彼女だけど」
「えへへ、ありがと」
静香ちゃんは照れたように笑う。
そして、私達は店を出た。
その後も二人で町を見て回り、夕方になった所で帰る事にした。
帰り道、二人で手を繋いで歩いていると、公園が目に付く。
「静香ちゃん、渡したいものあるから、ちょっと寄って良い?」
「? うん、別に良いけど……」
私と静香ちゃんは公園に入っていく。
私はベンチに座って、隣に座るように促す。
静香ちゃんは素直に従ってくれた。
それから私はプレゼントを取り出して、差し出す。
静香ちゃんはきょとんとした顔を浮かべた。
先程買ったネックレスが入った袋を渡しながら、私は少し緊張しながら言う。
「えっと……、誕生日とか、何か記念日ってわけじゃないけど、いつもお世話になってるから、そのお礼っていうか……」
「わぁ! 開けても良い!?」
「う、うん」
私が返事すると、早速静香ちゃんは箱を開ける。
中からは先程のペンダントが出てきた。
静香ちゃんは目を輝かせながら見詰めている。
喜んでくれているようで良かった。
すると、不意に静香ちゃんはこちらを見た。
彼女はとても真剣な表情をしている。
私は首を傾げて尋ねる。
「どうしたの?」
「夢美ちゃん……、私、夢美ちゃんに謝らないといけない事があるの」
「えっ……?」
突然の言葉に戸惑っていると、静香ちゃんはゆっくりと口を開く。
「実は、私……、知ってるんだ。これ、高いやつでしょ」
静香ちゃんはペンダントを手に取り、じっと見詰める。
私は困った笑みを浮かべる。
「バレちゃってたか……」
「……いくらしたの?」
「それは言えないかな。金額を知ったら、きっと受け取らないでしょ?」
「うん……」
「でもね、静香ちゃん。私にとっては、その程度の出費は大したことないんだよ」
静香ちゃんは驚いたような顔をする。
私は苦笑いをして続けた。
何故なら、私にとってこの程度は本当に安い買い物なのだ。
「惚れ薬を使うって決めた時、決めたんだ。この薬を使えば、彼女の人生を奪う。だから、私は一生をかけて、静香ちゃんに償わないといけないって」
「そんなの、だって……!!」
「分かってる。けど、それは結果論で、あの時はそんな事考えてなかった。ただ、私の気持ちを伝えたくて、それで……」
「……分かった」
静香ちゃんはそう言って、私を優しく抱き締めてくれた。
「ごめんね。そんな風に思っててくれたなんて知らなかったよ……」
「私こそ、ゴメン……」
そう言うと静香ちゃんは私に背を向けて、髪をかき分けて首を露出させる。
「つけてくれる?」
「うん……」
私は言われた通り、ペンダントをつけてあげる。
静香ちゃんは嬉しそうに笑って言った。
それはどこか子供っぽさを感じさせる笑顔だった。
まるで、プレゼントを初めて貰った少女のような無邪気な笑顔だった。
静香ちゃんは照れくさそうな様子で、頭を掻きながら呟く。
「なんか、嬉しいね……」
「え?」
「こういうの、初めてかも……」
「そっか……」
私は静香ちゃんの手を握る。
静香ちゃんはこちらを向いて、不思議そうに私を見詰めた。
私は真っ直ぐに彼女を見つめながら、はっきりとした声で告げた。
「好き、大好き。愛してる、私の全てを捧げたいくらいに」
静香ちゃんは目を見開く。
それから恥ずかしそうに俯いて、小さく答えた。
「私も……」
静香ちゃんの顔が赤く染まる。
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