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2.ラピスラズリの誓い
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私の両親はラディウス王国の王と王妃だ。
2人の出会いは政略的なものだったそうだが、顔合わせで意気投合し愛を育んだらしい。
王立学園では卒業間近になるとある事を教えられる。
“ラピスラズリの誓い”
王立学園で教わった私の両親はこのラピスラズリの誓いを行なった。
王宮の誰にも相談せずに。
その話を聞いた当時の王や王妃に宰相や文官達は怒りをあらわにしたが、両親達は悪びれもせず笑っていたそうだ。
そもそもラピスラズリの誓いとは、妖精の力を借りて行う契約の一種で、誓いの後には互いの体に“ラピスラズリの紋章”と呼ばれるものが浮き出る。
この誓いは生涯で唯1人の人と行う事ができるもので、この誓いを立てるとその相手としか子供を成すことはできなくなるし、そういう行為もできなくなるというものだ。
貴族は卒業間近になって王立学園で誓いについて教わるが、実際に実行する者は今までいなかった。
後継が産まれてから行うものは今までにもいたが結婚前に行うなど聞いたこともない。
しかも一国の王太子が、だ…
世継ぎが生まれなければどうするのかと当時は大きな問題になった。
その時、父の弟である私の叔父が王位に就けばいいという話が出たそうだが、叔父は父を尊敬しており頑なに断り続けたという。
叔父の王位継承権を残したまま父が王位についた。
両親は結婚後8年間子供に恵まれなった。
叔父夫婦は5年も早く子供を授かった。
父はラピスラズリの誓いのため側室を迎える事も出来ないため、王位交代を周囲が考え始めるのは自然な流れだった。
そんな時に両親は私を授かった。
母の妊娠がわかった時、父よりも叔父夫婦と臣下の方が喜んでいたという。
そんな両親から生まれたのが、父に似た黄金の眼に母に似た濃紺の髪色の王太子である私、ジークフリート・ギル・ラディウスである。
両親は私が産まれてもその自由な振る舞いが変わることはなかった。
ただし、父は愚王であったわけではない。
臣下を思い、国民を思い、家族を思う良き国王であり、良き夫であり、良き父親だった。
ただ、突拍子もないことをすることがあったというだけで。
それすらも愛される理由だったのだろう。
母も自由な人ではあったが王妃として問題はなかった。
貴族として当たり前の行動であったが、王妃としての政務がある中で毎週孤児院へ足を運び慈善活動を行うということはなかなかできることではない。
更に国王とともに様々な領地へ赴く姿も好感が高かった。
そんな両親に問題があったとすれば、それは私の育て方だろう…
両親はラピスラズリの誓いをしたことを誇りと思っていた。
故に、両親は幼い私に臣下が止めるのも聞かずラピスラズリの誓いについて教えた。
王立学園を卒業間近に控え初めて教えられる誓いについて、幼い私に昔話の物語を聞かせるように話した。
その話を聞いて育った私も当然ラピスラズリの誓いをする唯1人の人を見つけるんだと胸に刻んだ。
その事については感謝しかないのだが臣下のことを思えばなんとも言えない気持ちになる。
そんな両親は私が11才になった年に領地視察の道中に事故で亡くなった。
2人の出会いは政略的なものだったそうだが、顔合わせで意気投合し愛を育んだらしい。
王立学園では卒業間近になるとある事を教えられる。
“ラピスラズリの誓い”
王立学園で教わった私の両親はこのラピスラズリの誓いを行なった。
王宮の誰にも相談せずに。
その話を聞いた当時の王や王妃に宰相や文官達は怒りをあらわにしたが、両親達は悪びれもせず笑っていたそうだ。
そもそもラピスラズリの誓いとは、妖精の力を借りて行う契約の一種で、誓いの後には互いの体に“ラピスラズリの紋章”と呼ばれるものが浮き出る。
この誓いは生涯で唯1人の人と行う事ができるもので、この誓いを立てるとその相手としか子供を成すことはできなくなるし、そういう行為もできなくなるというものだ。
貴族は卒業間近になって王立学園で誓いについて教わるが、実際に実行する者は今までいなかった。
後継が産まれてから行うものは今までにもいたが結婚前に行うなど聞いたこともない。
しかも一国の王太子が、だ…
世継ぎが生まれなければどうするのかと当時は大きな問題になった。
その時、父の弟である私の叔父が王位に就けばいいという話が出たそうだが、叔父は父を尊敬しており頑なに断り続けたという。
叔父の王位継承権を残したまま父が王位についた。
両親は結婚後8年間子供に恵まれなった。
叔父夫婦は5年も早く子供を授かった。
父はラピスラズリの誓いのため側室を迎える事も出来ないため、王位交代を周囲が考え始めるのは自然な流れだった。
そんな時に両親は私を授かった。
母の妊娠がわかった時、父よりも叔父夫婦と臣下の方が喜んでいたという。
そんな両親から生まれたのが、父に似た黄金の眼に母に似た濃紺の髪色の王太子である私、ジークフリート・ギル・ラディウスである。
両親は私が産まれてもその自由な振る舞いが変わることはなかった。
ただし、父は愚王であったわけではない。
臣下を思い、国民を思い、家族を思う良き国王であり、良き夫であり、良き父親だった。
ただ、突拍子もないことをすることがあったというだけで。
それすらも愛される理由だったのだろう。
母も自由な人ではあったが王妃として問題はなかった。
貴族として当たり前の行動であったが、王妃としての政務がある中で毎週孤児院へ足を運び慈善活動を行うということはなかなかできることではない。
更に国王とともに様々な領地へ赴く姿も好感が高かった。
そんな両親に問題があったとすれば、それは私の育て方だろう…
両親はラピスラズリの誓いをしたことを誇りと思っていた。
故に、両親は幼い私に臣下が止めるのも聞かずラピスラズリの誓いについて教えた。
王立学園を卒業間近に控え初めて教えられる誓いについて、幼い私に昔話の物語を聞かせるように話した。
その話を聞いて育った私も当然ラピスラズリの誓いをする唯1人の人を見つけるんだと胸に刻んだ。
その事については感謝しかないのだが臣下のことを思えばなんとも言えない気持ちになる。
そんな両親は私が11才になった年に領地視察の道中に事故で亡くなった。
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