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憧れのお義姉様③
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『何で?嫌われてると思ってるのに何で会いたいんだ?会わなければ好きなままでい続けられるかもしれない。でも会ったら嫌な事を言われるかもしれない。なのに何で?』
エド様が私に聞いた事は最もな質問だと思います。
私も不安に感じている事でもあります。
お義姉様に会って面と向かって嫌いだと言われたら…きっとすごく辛いでしょう。
それでも私はお義姉様に自分の気持ちを伝えたいと思ったのです。
そうしなければ進めないので…。
「エド様が言っている通りお義姉様に嫌なことを言われるかもしれませんね。…いえ言われるでしょうね。そして言われたらすごく傷つくって分かっています。」
「なのに何で会おうと思うんだ?」
「それで終わりだからです。」
「終わり?」
「はい。それで私は家族とお別れが出来るんです。」
「別れてどうするんだ?」
「エド様もご存知じですよね?私はレナイト侯爵家を出て修道女になろうと思っていることを。」
「知っているけど…そもそもイオは何で修道女になろうと思ったんだ?」
「エド様には約束が嫌いだと言いましたよね?」
「あぁ。守られないからだよな?小さい頃は父親に約束をよく破られていたからだろう?」
「はい。それに私は2回も婚約解消をされています。」
「その話も聞いたけど…」
「エド様、婚約って結婚する約束なんです。私は結婚する約束が2回も反故になっているんです。」
「でも貴族の婚約ってそういうもんだろう?本当に結婚してもいいか互いの相性を知る期間だろう?」
「それでも2回も解消しませんよね?」
「……………。」
「1回解消しただけでも問題があると思われるものなんですよね?」
「貴族のマナーは不安だって言ってたのに、何でそんな事は知っているんだよ。」
「お義母様が教えてくださいました。」
「イオの義母さんは、そんな事ばっかり教えるんだな。」
お義母様の言っていることは何かおかしいのでしょうか?
「……?どういう意味ですか?」
「いや。いい、今のは忘れろ。話を戻すぞ。そもそもイオは婚約破棄じゃなくて婚約解消だろう?」
「婚約破棄と婚約解消は同じではないのですか?」
「マジか……まさか俺が誰かに教える日が来るなんて…いいか婚約破棄は一方的に婚約を取り止められる事で、婚約解消は合意の上で婚約を取消す事なんだよ。」
「では私は婚約破棄されたと思います。」
そこに私の意思はなかったですからね。
「俺は婚約解消だったと聞いているが?」
「でも私の意思は関係ありませんでしたよ?」
それとも私は知らずに承諾したのでしょうか?
決定事項に対し『分かりました。』と言ったことが同意した事になったのでしょうか?
「は?」
「私の1人目の婚約者ですが、婚約者がいなかったお義姉様の婚約者になったんです。」
「理由は?」
「姉より先に妹に婚約者がい居るのは順番が違うと言われたからです。」
「俺の頭が悪いからか?言っている意味が分からないんだが?」
「でも、そう言われたんです。」
「じゃあ2人目の婚約者は?」
「義妹の婚約者になりました。」
「理由は?」
「真実の愛を見つけたからだそうです。」
「更に意味が分かんないんだけど…」
ですよね…私も理解が追いつかなかったので…
「それは義妹とその婚約者の方が…その……」
2人の不貞行為を言わずに済む方法なないかしら…
「何?」
は、恥ずかしい…
「男女の…関係にあったからで…」
「は?」
あぁ、もう思い切って言ってしまおう。
「白昼堂々の不貞行為を行なっていたからです。」
エド様が私に聞いた事は最もな質問だと思います。
私も不安に感じている事でもあります。
お義姉様に会って面と向かって嫌いだと言われたら…きっとすごく辛いでしょう。
それでも私はお義姉様に自分の気持ちを伝えたいと思ったのです。
そうしなければ進めないので…。
「エド様が言っている通りお義姉様に嫌なことを言われるかもしれませんね。…いえ言われるでしょうね。そして言われたらすごく傷つくって分かっています。」
「なのに何で会おうと思うんだ?」
「それで終わりだからです。」
「終わり?」
「はい。それで私は家族とお別れが出来るんです。」
「別れてどうするんだ?」
「エド様もご存知じですよね?私はレナイト侯爵家を出て修道女になろうと思っていることを。」
「知っているけど…そもそもイオは何で修道女になろうと思ったんだ?」
「エド様には約束が嫌いだと言いましたよね?」
「あぁ。守られないからだよな?小さい頃は父親に約束をよく破られていたからだろう?」
「はい。それに私は2回も婚約解消をされています。」
「その話も聞いたけど…」
「エド様、婚約って結婚する約束なんです。私は結婚する約束が2回も反故になっているんです。」
「でも貴族の婚約ってそういうもんだろう?本当に結婚してもいいか互いの相性を知る期間だろう?」
「それでも2回も解消しませんよね?」
「……………。」
「1回解消しただけでも問題があると思われるものなんですよね?」
「貴族のマナーは不安だって言ってたのに、何でそんな事は知っているんだよ。」
「お義母様が教えてくださいました。」
「イオの義母さんは、そんな事ばっかり教えるんだな。」
お義母様の言っていることは何かおかしいのでしょうか?
「……?どういう意味ですか?」
「いや。いい、今のは忘れろ。話を戻すぞ。そもそもイオは婚約破棄じゃなくて婚約解消だろう?」
「婚約破棄と婚約解消は同じではないのですか?」
「マジか……まさか俺が誰かに教える日が来るなんて…いいか婚約破棄は一方的に婚約を取り止められる事で、婚約解消は合意の上で婚約を取消す事なんだよ。」
「では私は婚約破棄されたと思います。」
そこに私の意思はなかったですからね。
「俺は婚約解消だったと聞いているが?」
「でも私の意思は関係ありませんでしたよ?」
それとも私は知らずに承諾したのでしょうか?
決定事項に対し『分かりました。』と言ったことが同意した事になったのでしょうか?
「は?」
「私の1人目の婚約者ですが、婚約者がいなかったお義姉様の婚約者になったんです。」
「理由は?」
「姉より先に妹に婚約者がい居るのは順番が違うと言われたからです。」
「俺の頭が悪いからか?言っている意味が分からないんだが?」
「でも、そう言われたんです。」
「じゃあ2人目の婚約者は?」
「義妹の婚約者になりました。」
「理由は?」
「真実の愛を見つけたからだそうです。」
「更に意味が分かんないんだけど…」
ですよね…私も理解が追いつかなかったので…
「それは義妹とその婚約者の方が…その……」
2人の不貞行為を言わずに済む方法なないかしら…
「何?」
は、恥ずかしい…
「男女の…関係にあったからで…」
「は?」
あぁ、もう思い切って言ってしまおう。
「白昼堂々の不貞行為を行なっていたからです。」
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