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兄弟②
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「今の話に前進した要素ありましたか?」
「あっただろう。これだから初恋相手とすんなり上手くいった奴は…いいか、今までは甲斐甲斐しく世話焼いたりキャッキャウフフと楽しんでりゃ良かったのに、今は恐らく自分の気持ちを意識した事で接し方に困ってるって事だろう?お前の息子達は立派に前進してるじゃないか。」
キャッキャウフフって何ですか?
それに私とヴィッキーはそんなにすんなり上手くいった訳でもないの知ってるでしょうに!
息子達だって本当に兄が言うような状態なんでしょうかね?
「そうは言いますが2人共もっと深刻というか…暗い感じなんですが?前進よりも後退って感じがするんですが?」
「ふむ。ロビン、3人を近々連れてこい!俺が直接会って確かめる。その方が早そうだ。」
兄さんに任せて本当に大丈夫だろうか?
や、兄さんの事は信頼してる。
しているが…私から見た兄は強行突破が得意な人なんですよね…
「どのように確かめるつもりです?」
兄はニヤリと笑う。
ダメだ。
やっぱり碌なことを考えてないぞ。
「1週間のうち1日は3人共揃って暇だろう?必ず連れてこいよ。」
そして逃げられない。
「分かりましたよ。ですが変に息子達を追い詰めないで下さいね。ん?何でエドも呼ぶ必要が?」
「可愛い甥っ子に会うのに理由が必要か?」
めちゃくちゃ理由ありましたよね?
あ~絶対にいらん事をするに決まってる…
「兄さんがそんなだからあの子達に警戒されてるって分かってます?」
「分からん。で?」
「はい?」
「お前の息子達の話はもういい。あの子はどうしてる。」
「兄さん、ネイオウミです。もしくはイオと呼んで下さいね。」
「お前は細かい事に煩いな…伝わるんだから良いだろう?」
「そんな事を言うなら、もうイオの情報は要らないんですね?」
「お前な~。分かった、分かった。ネイオウミの様子はどうなんだ?」
絶対に分かってませんよね?このやり取り何回目だと思ってるんですか?
「イオは…分かりません。最近ヴィッキーはイオの残りの1日にお茶会をしたりして過ごしているので知っているようなんですが教えてくれないんですよ。」
「ロビンよ…」
「何ですか兄さん。」
「お前…ヴィッキーに信用されてないんだな。」
「んなっ。なんて事を言うんですか!」
「もういい。ヴィッキーの尻に敷かれてる奴には用はない。」
「そんな事は…」
ないとも言えないけど…でも、ヴィッキーは私の事を立ててくれる良き妻だ。
「あるんだろう?まぁ仕方ないよな、ヴィッキーの方が年上なんだ。お前なんざ手のひらの上で転がされるわな。ヴィッキーにも俺が近々会って直接聞くから都合つけろよ。」
「兄さん!ヴィッキーは私の妻ですからね!」
「は?そんな事は分かってる。何だいきなり。」
だって兄さんの方がヴィッキーと歳も近いし…兄さんの方が先にヴィッキーと出会っているし…
「まさか!お前まだ俺達が恋人だったと勘違いしてる訳じゃないよな?」
「してませんよ!」
そりゃ昔はちょっとだけ疑った事もありますけど…
「じゃあ何を怒ってるんだよ…」
「そんなの…私だって分かりません!」
勢いのまま部屋を出ようとした私だったが、兄に呼び止められる。
「おい!本題はこれからだ!」
「あっただろう。これだから初恋相手とすんなり上手くいった奴は…いいか、今までは甲斐甲斐しく世話焼いたりキャッキャウフフと楽しんでりゃ良かったのに、今は恐らく自分の気持ちを意識した事で接し方に困ってるって事だろう?お前の息子達は立派に前進してるじゃないか。」
キャッキャウフフって何ですか?
それに私とヴィッキーはそんなにすんなり上手くいった訳でもないの知ってるでしょうに!
息子達だって本当に兄が言うような状態なんでしょうかね?
「そうは言いますが2人共もっと深刻というか…暗い感じなんですが?前進よりも後退って感じがするんですが?」
「ふむ。ロビン、3人を近々連れてこい!俺が直接会って確かめる。その方が早そうだ。」
兄さんに任せて本当に大丈夫だろうか?
や、兄さんの事は信頼してる。
しているが…私から見た兄は強行突破が得意な人なんですよね…
「どのように確かめるつもりです?」
兄はニヤリと笑う。
ダメだ。
やっぱり碌なことを考えてないぞ。
「1週間のうち1日は3人共揃って暇だろう?必ず連れてこいよ。」
そして逃げられない。
「分かりましたよ。ですが変に息子達を追い詰めないで下さいね。ん?何でエドも呼ぶ必要が?」
「可愛い甥っ子に会うのに理由が必要か?」
めちゃくちゃ理由ありましたよね?
あ~絶対にいらん事をするに決まってる…
「兄さんがそんなだからあの子達に警戒されてるって分かってます?」
「分からん。で?」
「はい?」
「お前の息子達の話はもういい。あの子はどうしてる。」
「兄さん、ネイオウミです。もしくはイオと呼んで下さいね。」
「お前は細かい事に煩いな…伝わるんだから良いだろう?」
「そんな事を言うなら、もうイオの情報は要らないんですね?」
「お前な~。分かった、分かった。ネイオウミの様子はどうなんだ?」
絶対に分かってませんよね?このやり取り何回目だと思ってるんですか?
「イオは…分かりません。最近ヴィッキーはイオの残りの1日にお茶会をしたりして過ごしているので知っているようなんですが教えてくれないんですよ。」
「ロビンよ…」
「何ですか兄さん。」
「お前…ヴィッキーに信用されてないんだな。」
「んなっ。なんて事を言うんですか!」
「もういい。ヴィッキーの尻に敷かれてる奴には用はない。」
「そんな事は…」
ないとも言えないけど…でも、ヴィッキーは私の事を立ててくれる良き妻だ。
「あるんだろう?まぁ仕方ないよな、ヴィッキーの方が年上なんだ。お前なんざ手のひらの上で転がされるわな。ヴィッキーにも俺が近々会って直接聞くから都合つけろよ。」
「兄さん!ヴィッキーは私の妻ですからね!」
「は?そんな事は分かってる。何だいきなり。」
だって兄さんの方がヴィッキーと歳も近いし…兄さんの方が先にヴィッキーと出会っているし…
「まさか!お前まだ俺達が恋人だったと勘違いしてる訳じゃないよな?」
「してませんよ!」
そりゃ昔はちょっとだけ疑った事もありますけど…
「じゃあ何を怒ってるんだよ…」
「そんなの…私だって分かりません!」
勢いのまま部屋を出ようとした私だったが、兄に呼び止められる。
「おい!本題はこれからだ!」
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