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お茶会前のひととき②
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お誕生日のプレゼントにとお義姉様からオレンジのガーベラの花束を頂きました。
驚きと嬉しさと恥ずかしさであたふたしていたらお義姉様に笑われてしまいました。
レナイト侯爵家ではお義姉様とは話す事が出来なかったのに、今は笑っているお義姉様と過ごす事が出来るなんて夢みたいです。
ハル様が言った通り本当に大丈夫になってしまいました。
「夢みたい…」
そう思わず呟いた私を見てお義姉様のお顔から笑顔が消え瞳から涙が溢れました。
「お義姉様?どうされたのですか?私…何かお義姉様を傷つけるような事を言ってしまったのでしょうか?」
「違うのよ。私も夢みたいだと思ったから…ネイオウミとこんな風に話せる日が来るのを願っていたから。」
「本当ですか?私…お義姉様に義妹と思って頂けてなくても、その言葉だけで幸せです。」
「待って…私はネイオウミの事を妹だと思ってるわ。どうしてそんな風に思っているの?」
「それは…お義母様とお義姉様がお話ししているのを聞いたからです。」
「私と叔母の話?」
「私に対して優しく接しているという事についてお義母様にご指摘された事がありましたよね?その時に勘違いも甚だしいと…私に興味がないと…ただお茶を淹れる使用人と思っていると…妹だなんて思った事もないと…」
「あの時、聞いていたの?あれは嘘よ。あぁ言わないと叔母は貴女を虐げるから…まさか聞いていたなんて…」
「嘘なのですか?」
「そうよ…全部嘘よ。私とお父様は貴女の事を愛してる。でも私がジェダイナ公爵家と確執があるせいで貴女に辛い思いをさせたわ…ごめんなさい。」
「お父様も?」
「えぇ。」
今度は私が泣いてしまいました。
嫌われていると…要らない子だと思っていたのに愛していると言って頂けるなんて…
「私は…嫌われていても…お義姉様に助けられて…凛としたお強いお義姉様が好きでした…」
「もう嫌い?」
「大好きです。でも…今日お義姉様に…思いを伝えたら私は…修道女になるんです…」
「何で⁉︎どうして修道女になるの?サミュエル公爵家の方達に良くして頂いてるのでしょう?」
「それは…」
私が事情を話そうとした時、応接間の扉がノックされお義母様…ヴィッキーお義母様がお顔を出されました。
「あらあら2人とも何で泣いてるの?」
ヴィッキーお義母様に優しく尋ねられ更に涙が溢れてしまいました。
「イオちゃんもイザベル嬢も今日はたっくさんお話しましょう。イザベル嬢も今まで辛い思いをしたわね…大丈夫よ私達は貴女の事も助けたいと思っているわ…。」
「ありがとうございます…」
「さて、美味しいお茶をしなが話しましょう。その方が少しはリラックスして話せると思うから。貴女達には味方が居ると分かって貰えると思うから。ね?」
私は声に出来ずコクコクと頷いて応える。
お義姉様も同じ様に返事をされていた。
「それじゃあ涙を拭いて!アリーいるのでしょう?」
「はい奥様!」
「ここにいる仲良し姉妹の準備を手伝ってあげて!」
「畏まりました。まぁまぁお嬢様…」
そう言って私の支度をアリーさんがお義姉様の支度をシーラさんが手伝って下さいました。
驚きと嬉しさと恥ずかしさであたふたしていたらお義姉様に笑われてしまいました。
レナイト侯爵家ではお義姉様とは話す事が出来なかったのに、今は笑っているお義姉様と過ごす事が出来るなんて夢みたいです。
ハル様が言った通り本当に大丈夫になってしまいました。
「夢みたい…」
そう思わず呟いた私を見てお義姉様のお顔から笑顔が消え瞳から涙が溢れました。
「お義姉様?どうされたのですか?私…何かお義姉様を傷つけるような事を言ってしまったのでしょうか?」
「違うのよ。私も夢みたいだと思ったから…ネイオウミとこんな風に話せる日が来るのを願っていたから。」
「本当ですか?私…お義姉様に義妹と思って頂けてなくても、その言葉だけで幸せです。」
「待って…私はネイオウミの事を妹だと思ってるわ。どうしてそんな風に思っているの?」
「それは…お義母様とお義姉様がお話ししているのを聞いたからです。」
「私と叔母の話?」
「私に対して優しく接しているという事についてお義母様にご指摘された事がありましたよね?その時に勘違いも甚だしいと…私に興味がないと…ただお茶を淹れる使用人と思っていると…妹だなんて思った事もないと…」
「あの時、聞いていたの?あれは嘘よ。あぁ言わないと叔母は貴女を虐げるから…まさか聞いていたなんて…」
「嘘なのですか?」
「そうよ…全部嘘よ。私とお父様は貴女の事を愛してる。でも私がジェダイナ公爵家と確執があるせいで貴女に辛い思いをさせたわ…ごめんなさい。」
「お父様も?」
「えぇ。」
今度は私が泣いてしまいました。
嫌われていると…要らない子だと思っていたのに愛していると言って頂けるなんて…
「私は…嫌われていても…お義姉様に助けられて…凛としたお強いお義姉様が好きでした…」
「もう嫌い?」
「大好きです。でも…今日お義姉様に…思いを伝えたら私は…修道女になるんです…」
「何で⁉︎どうして修道女になるの?サミュエル公爵家の方達に良くして頂いてるのでしょう?」
「それは…」
私が事情を話そうとした時、応接間の扉がノックされお義母様…ヴィッキーお義母様がお顔を出されました。
「あらあら2人とも何で泣いてるの?」
ヴィッキーお義母様に優しく尋ねられ更に涙が溢れてしまいました。
「イオちゃんもイザベル嬢も今日はたっくさんお話しましょう。イザベル嬢も今まで辛い思いをしたわね…大丈夫よ私達は貴女の事も助けたいと思っているわ…。」
「ありがとうございます…」
「さて、美味しいお茶をしなが話しましょう。その方が少しはリラックスして話せると思うから。貴女達には味方が居ると分かって貰えると思うから。ね?」
私は声に出来ずコクコクと頷いて応える。
お義姉様も同じ様に返事をされていた。
「それじゃあ涙を拭いて!アリーいるのでしょう?」
「はい奥様!」
「ここにいる仲良し姉妹の準備を手伝ってあげて!」
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