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お茶会② エド視点
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「それは今、婚約者以外に好きな人がいるという事ですか?初恋の人では…ないですよね?」
「えっ…あっ…その…」
イザベル嬢を困らせたかった訳ではないのに、つい問い詰めるような口調になった事は反省している。
俺はこのまま大人しくしていたら次のチャンスは巡って来ないと思った。
碌な自己紹介が出来ずに落ち込んでいる場合ではないのだ!
彼女には婚約者がいて…初恋は別の男で…俺の事は絶対に覚えてないだろうし、意識もして貰えていないだろう。
だから完膚なきまでに振られる覚悟で…多分そうなるだろうけど彼女に想いを伝えなきゃいけないんだ!
…と意気込んだ結果、問い詰めるような口調になってしまった。
「好きな方は…います。それは初恋の…ガーベラの方ではありません。今は…他の方が好きです。」
俺の顔を見ながら顔を真っ赤にして話す彼女は可愛い。
可愛すぎて
「そ…そうですか…」
としか言えない俺はただの阿呆だ。
どうして彼女に想いを伝えられると思っていたのか…本人を前にしたらこんなに何も言えないなんて…
「ねぇイザベル嬢、それは婚約解消をしたいと思っているって事で良いかしら?」
「はい…」
母さんは急に何を聞き出すんだ?…ってか婚約者の事は本当に何とも思ってないんだな。
「そうなのね。それじゃあ婚約が無事に解消されたら貴女はその好きな彼と一緒になりたいという事で良いかしら?」
「そうなれたら幸せだと思います。ですが…」
その男には何か問題でもあるのか?
性格が悪いとか?女にだらしないとか?
「その彼は貴女に興味がない?」
「…はい。」
興味がない?何でそんな奴を好きになったんだよ!
「ですってエド!」
「えっ⁉︎」
何で今の話の流れで俺に言うんだ?
「サミュエル夫人⁉︎」
「イザベル嬢、私の事はヴィッキーって呼んで頂戴。もしくはお義母様ね。」
「あの…その…」
「ハル兄マジで2人は気付いてないの?」
「2人だけじゃない。イオも分かってない。」
俺達があたふたしている横で弟達がヒソヒソと話している。
お前達…いやダニーはさっきまでハルに対して険悪な雰囲気だったよな?何で俺を見て呆れている‼︎
「あのお義母様?どういう事ですか?」
「な?分かってないだろう?」
「そのイオの事なら何でも分かってるみたいな訳知り顔が腹立つ!」
「何とでも言え!」
「なっ⁉︎」
「イオちゃん、ちょっと待ってね。私、自分の息子がこんなにも不甲斐ないとは正直思っていなかったものだから…エド?忙しいロビンの時間を使っておきながら何なの、その体たらくは!自分の気持ちもハッキリ言えないようなら初めから諦めなさい!」
やばい…母さんが久々に激怒している…笑顔なのに目が笑ってない…
どうする?どうしたら…
「えっ…あっ…その…」
イザベル嬢を困らせたかった訳ではないのに、つい問い詰めるような口調になった事は反省している。
俺はこのまま大人しくしていたら次のチャンスは巡って来ないと思った。
碌な自己紹介が出来ずに落ち込んでいる場合ではないのだ!
彼女には婚約者がいて…初恋は別の男で…俺の事は絶対に覚えてないだろうし、意識もして貰えていないだろう。
だから完膚なきまでに振られる覚悟で…多分そうなるだろうけど彼女に想いを伝えなきゃいけないんだ!
…と意気込んだ結果、問い詰めるような口調になってしまった。
「好きな方は…います。それは初恋の…ガーベラの方ではありません。今は…他の方が好きです。」
俺の顔を見ながら顔を真っ赤にして話す彼女は可愛い。
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どうして彼女に想いを伝えられると思っていたのか…本人を前にしたらこんなに何も言えないなんて…
「ねぇイザベル嬢、それは婚約解消をしたいと思っているって事で良いかしら?」
「はい…」
母さんは急に何を聞き出すんだ?…ってか婚約者の事は本当に何とも思ってないんだな。
「そうなのね。それじゃあ婚約が無事に解消されたら貴女はその好きな彼と一緒になりたいという事で良いかしら?」
「そうなれたら幸せだと思います。ですが…」
その男には何か問題でもあるのか?
性格が悪いとか?女にだらしないとか?
「その彼は貴女に興味がない?」
「…はい。」
興味がない?何でそんな奴を好きになったんだよ!
「ですってエド!」
「えっ⁉︎」
何で今の話の流れで俺に言うんだ?
「サミュエル夫人⁉︎」
「イザベル嬢、私の事はヴィッキーって呼んで頂戴。もしくはお義母様ね。」
「あの…その…」
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「2人だけじゃない。イオも分かってない。」
俺達があたふたしている横で弟達がヒソヒソと話している。
お前達…いやダニーはさっきまでハルに対して険悪な雰囲気だったよな?何で俺を見て呆れている‼︎
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「な?分かってないだろう?」
「そのイオの事なら何でも分かってるみたいな訳知り顔が腹立つ!」
「何とでも言え!」
「なっ⁉︎」
「イオちゃん、ちょっと待ってね。私、自分の息子がこんなにも不甲斐ないとは正直思っていなかったものだから…エド?忙しいロビンの時間を使っておきながら何なの、その体たらくは!自分の気持ちもハッキリ言えないようなら初めから諦めなさい!」
やばい…母さんが久々に激怒している…笑顔なのに目が笑ってない…
どうする?どうしたら…
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