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1 ★微エロ
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「クレア先生ー!ばいばーい!!」
「はーい。また明日ね!」
森の入り口にたたずむこの小さな村で、私は村の子どもたちに読み書きを教えて暮らしている。
親は私が幼い頃に亡くなってしまったけれど、村ぐるみで私をここまで育ててくれた。だから、こうやって子どもたちに教えることが、村のみんなに恩返しができているようで嬉しい。
子どもたちが帰ったのを確認すると、私は森の中に入っていった。
森は深く暗く、普段は猟師しか入らないような場所だ。
私には秘密がある。それも村のみんなにも言えないような秘密が…
突然近くの茂みから物音がしたと思うと、何かが私に飛びついてきた。
「きゃっ!!」
「だーれだ?」
獣が襲ってきたのかと思わず身をすくめたけれど、背後から聞き慣れた声がして私は力が抜けてしまった。
「ロイド!」
後ろから私を抱きしめる彼はロイドー私の恋人だ。
背は見上げるほど高く、体も私をすっぽりと包んでしまうほど大きい。夜空に浮かぶ月のように輝く短く切り揃えられた銀の髪。
ーそして、その髪と同じ色の耳と尻尾。
そう、ロイドは狼男だ。しかも、森の奥深くに住み人を襲う化け物としてこの村で古くから恐れられている。
「仕事は終わったのか?クレア先生」
「うん。ロイドに会いにきたんだ」
けれど、私の目の前にいるこの狼男は耳と尻尾をパタパタさせながら私に柔らかな笑みを向けてくれる。初めて会った時はさすがに驚いたけれど、今は彼がただただ愛しい。
それにこのふわふわな耳…触っていると幸せな気持ちになる。
私がロイドの耳を触っていると、ロイドが不服そうにむくれてしまう。
「おい、耳ばっかり触んなよ」
「えへへ~これが癒しなの~」
しばらく耳のふわふわを楽しんでいたけれど、ロイドの大きな体に抱きしめられていることを思い出してしまって、私はロイドのゴツゴツとした硬い筋肉と熱をはっきりと感じ、急に恥ずかしくなってしまった。
「…や、やっぱり離れるっ…」
私は耳まで真っ赤になったのを感じて、ロイドの耳から手を離すと、私を抱きしめるロイドの手をふりほどこうとした。
が、ロイドは私を放そうとせず、私をさらに力強く抱き寄せる。
「ん?聞こえないんだけど?」
ロイドは白く尖った八重歯を覗かせながらにやりと笑い、その精悍な顔を近づけた。
ロイドの嘘つき。私の反応が面白いからってからかってるんだ。
長いまつ毛に縁取られたダークグレーの瞳が私の瞳をまっすぐに捉える。鋭い眼光に貫かれて、私の体は熱くほてり、下半身がキュンキュンと疼きはじめる。
「ん…ぃや…」
「何エロい声出してんだよ」
「…い、意地悪しないで…!」
「ん?俺はただ可愛い恋人を抱きしめてるだけだけど?」
ロイドはさらにぎゅっと力強く私を抱きしめて体を密着させる。その瞬間、耳をペロリと舐められて全身にびりびりと甘い刺激が流れる。
「あぁん!!」
「し・か・え・し」
自分の声なのかと疑うほど甘い声が出て、その声が森の中でこだまする。
これだけでも恥ずかしいのに、ロイドは耳を舐めるだけじゃなく、胸まで揉みはじめて私はさらに喘ぎ声を森に響かせてしまう。
「んぅ…ううん…あんっ…やっ」
「クレアは本当に可愛いなぁ」
「駄目…ロイドぉ」
身がよじれるほどの快感に体を支配されて、頭がぼうとしてしまう。
ロイドに愛撫されればされるほど、足元ががくがく震えて立っていられないほど体中から力が抜けていく。
そして、完全に力が抜けてしまった私はそのままロイドに体をあずけ、ロイドのシャツを震える手で握りしめる。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
汗がつうと首筋に流れ落ちると、ロイドは私の鎖骨にたまった汗の雫をぺろりとなめる。
「このまま食っちまおうかな」
ロイドが熱のこもった目で私を見つめる。そしてそのまま私を押し倒そうとしたけれど、私はなんとかそれを阻止する。
「まだ…だめ…心の準備ができてないからっ…」
私は声が絶え絶えになりながら、ロイドの厚い胸板を押す。
私たちは恋人だけどまだ繋がったことがない。私もキスより先のことをロイドとしたいし、ロイドにもこれ以上我慢させたくないけど…
「わりい…待つって約束したもんな」
ロイドは私の頬に優しくキスをすると、ゆっくりと私を起き上がらせてくれた。
ロイドの足の間に座った私は、背中にロイドの昂りが当たった。
「ごめんね…」
「いや、俺も焦っちまった。謝んなくていい」
ロイドの優しさに申し訳なささを感じる。恋人になってからしばらく経つのに、踏ん切りがつかない自分に嫌気がさす。
しばらく下を向いて落ち込んでいると、ロイドが私の頭を撫でてくれる。
「俺はその日がくるまでクレアをどう食べようか楽しみに考えてるよ」
「…えっち」
「お前だけだよ」
こうやって優しくしてくれるロイドが大好き。村の人たちには理解してもらえなくても、私はこうやってロイドと一緒にいたい。
そして、私たちは日が暮れるまで誰もいない森の中で2人の時間を過ごした。
そう。誰もいないと思っていたのに…
「はーい。また明日ね!」
森の入り口にたたずむこの小さな村で、私は村の子どもたちに読み書きを教えて暮らしている。
親は私が幼い頃に亡くなってしまったけれど、村ぐるみで私をここまで育ててくれた。だから、こうやって子どもたちに教えることが、村のみんなに恩返しができているようで嬉しい。
子どもたちが帰ったのを確認すると、私は森の中に入っていった。
森は深く暗く、普段は猟師しか入らないような場所だ。
私には秘密がある。それも村のみんなにも言えないような秘密が…
突然近くの茂みから物音がしたと思うと、何かが私に飛びついてきた。
「きゃっ!!」
「だーれだ?」
獣が襲ってきたのかと思わず身をすくめたけれど、背後から聞き慣れた声がして私は力が抜けてしまった。
「ロイド!」
後ろから私を抱きしめる彼はロイドー私の恋人だ。
背は見上げるほど高く、体も私をすっぽりと包んでしまうほど大きい。夜空に浮かぶ月のように輝く短く切り揃えられた銀の髪。
ーそして、その髪と同じ色の耳と尻尾。
そう、ロイドは狼男だ。しかも、森の奥深くに住み人を襲う化け物としてこの村で古くから恐れられている。
「仕事は終わったのか?クレア先生」
「うん。ロイドに会いにきたんだ」
けれど、私の目の前にいるこの狼男は耳と尻尾をパタパタさせながら私に柔らかな笑みを向けてくれる。初めて会った時はさすがに驚いたけれど、今は彼がただただ愛しい。
それにこのふわふわな耳…触っていると幸せな気持ちになる。
私がロイドの耳を触っていると、ロイドが不服そうにむくれてしまう。
「おい、耳ばっかり触んなよ」
「えへへ~これが癒しなの~」
しばらく耳のふわふわを楽しんでいたけれど、ロイドの大きな体に抱きしめられていることを思い出してしまって、私はロイドのゴツゴツとした硬い筋肉と熱をはっきりと感じ、急に恥ずかしくなってしまった。
「…や、やっぱり離れるっ…」
私は耳まで真っ赤になったのを感じて、ロイドの耳から手を離すと、私を抱きしめるロイドの手をふりほどこうとした。
が、ロイドは私を放そうとせず、私をさらに力強く抱き寄せる。
「ん?聞こえないんだけど?」
ロイドは白く尖った八重歯を覗かせながらにやりと笑い、その精悍な顔を近づけた。
ロイドの嘘つき。私の反応が面白いからってからかってるんだ。
長いまつ毛に縁取られたダークグレーの瞳が私の瞳をまっすぐに捉える。鋭い眼光に貫かれて、私の体は熱くほてり、下半身がキュンキュンと疼きはじめる。
「ん…ぃや…」
「何エロい声出してんだよ」
「…い、意地悪しないで…!」
「ん?俺はただ可愛い恋人を抱きしめてるだけだけど?」
ロイドはさらにぎゅっと力強く私を抱きしめて体を密着させる。その瞬間、耳をペロリと舐められて全身にびりびりと甘い刺激が流れる。
「あぁん!!」
「し・か・え・し」
自分の声なのかと疑うほど甘い声が出て、その声が森の中でこだまする。
これだけでも恥ずかしいのに、ロイドは耳を舐めるだけじゃなく、胸まで揉みはじめて私はさらに喘ぎ声を森に響かせてしまう。
「んぅ…ううん…あんっ…やっ」
「クレアは本当に可愛いなぁ」
「駄目…ロイドぉ」
身がよじれるほどの快感に体を支配されて、頭がぼうとしてしまう。
ロイドに愛撫されればされるほど、足元ががくがく震えて立っていられないほど体中から力が抜けていく。
そして、完全に力が抜けてしまった私はそのままロイドに体をあずけ、ロイドのシャツを震える手で握りしめる。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
汗がつうと首筋に流れ落ちると、ロイドは私の鎖骨にたまった汗の雫をぺろりとなめる。
「このまま食っちまおうかな」
ロイドが熱のこもった目で私を見つめる。そしてそのまま私を押し倒そうとしたけれど、私はなんとかそれを阻止する。
「まだ…だめ…心の準備ができてないからっ…」
私は声が絶え絶えになりながら、ロイドの厚い胸板を押す。
私たちは恋人だけどまだ繋がったことがない。私もキスより先のことをロイドとしたいし、ロイドにもこれ以上我慢させたくないけど…
「わりい…待つって約束したもんな」
ロイドは私の頬に優しくキスをすると、ゆっくりと私を起き上がらせてくれた。
ロイドの足の間に座った私は、背中にロイドの昂りが当たった。
「ごめんね…」
「いや、俺も焦っちまった。謝んなくていい」
ロイドの優しさに申し訳なささを感じる。恋人になってからしばらく経つのに、踏ん切りがつかない自分に嫌気がさす。
しばらく下を向いて落ち込んでいると、ロイドが私の頭を撫でてくれる。
「俺はその日がくるまでクレアをどう食べようか楽しみに考えてるよ」
「…えっち」
「お前だけだよ」
こうやって優しくしてくれるロイドが大好き。村の人たちには理解してもらえなくても、私はこうやってロイドと一緒にいたい。
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そう。誰もいないと思っていたのに…
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