143 / 145
【復讐劇篇】第二十八章 加速した時間
2802 真犯人
しおりを挟む
「……ん?あなたは……」
奇愛はぼやけた目で男を数秒見たら、ぱっとその人の正体に気付いた。
「軌跡兄ちゃん!!」
奇愛は軌跡のかつらを引っ張り落とした。
「遅くなってごめん!」
「うんうん!全然!!やっとあたしの味方になってくれたのね!嬉しい!!」
奇愛は痛みを忘れて、軌跡に抱きついた。
「嘘、だろう……一体、なんなんだ!」
トールの体は太い木にぶつかって、そのまま木の元に倒れた。
彼の手から転がり落ちた木の枝は、何かの硬い金属になっているが、その枝に刺された奇愛の頭は血の一滴も流れていない。
軌跡の足元の土地に、一本の亀裂ができて、彼が走ってきた方向に伸びている。さっきのトールへの一撃は、まさに電光火石だった。
「トール!」
「大丈夫か!!」
イズルとリカから解放された二人の傭兵はトールと合流した。
「おかしいぞ!やつらは常人じゃないみたい!」
「トール、それの枝って……?」
「っ!?VRじゃないみたいだな……」
リマインドされて、トールも「変質」した木の枝に気づいた。
「このクソげー、絶対別の何かが隠されている!万代家の二人を探すぞ!彼らから裏を叩き出す!」
「お!」
こんなごちゃごちゃな状況でイズルを殺すのは難しいと判断して、トールたちはその場を逃げた。
「このバカイズル!!あたしのことを勝手にすればいいってどういこと!?」
傭兵たちが去ったら、奇愛の矢先はイズルに戻した。
「軌跡兄ちゃんじゃなかったら、あたしはもう串刺しにされたのよ!!」
「そのトラックもはねられる頭は二三回くらい刺されても死なないだろ。結果、血の一滴も流れていないじゃない」
元気そうな奇愛を見て、イズルは肩を下した。
奇愛の頑丈さを知ってるが、トールの攻撃を食らった彼女を本気で心配していた。
「でも痛かったのよ!髪の毛が何本抜けたと思う!?嫁入りに行けなくなったらどうすんのよ!あっ、まさか、あいつらを利用して、あたしを殺して、軌跡兄ちゃんを独占するって企んでいるじゃないよね!」
「よしよし、もう大丈夫だ。隊長は隊長なりに奇愛を助けようとしたんだ」
軌跡がぎゃあぎゃあ騒ぐ奇愛の頭を撫でて、彼女を慰めている間に、イズルとリカは傭兵たちのことを話した。
「あのトールっていうやつが使った『木の枝』は、最初は確かに木の枝だったな」
「ええ、いきなり、木から金属になったわ。彼の異能力でしょう」
「ほかの二人が面倒な能力が覚醒しなかったのは幸いか」
イズルはフーと息を吐いた。傭兵たちは馬鹿馬鹿しいけど、確かに戦闘のプロだ。ズルい知恵と突発状況を利用して、一時的に抑えたはやっとだった。
「青野翼の疫病神、殺し合いゲームなんか変な嘘をついて、本当の殺人犯を招いたんじゃないか。後で絶対やり返してやる」青野翼がムカつくが、彼のせいにするのはもちろん雰囲気を調節するための冗談。
「イズル、ホカゲは人を殺すようなことをしないよ。彼は私と同じ、小さい頃からきれいに育てられた万代家の後継者。手を汚させるようなことはしない」
リカは冷静に考えを伝えた。
「ああ、あいつが気に食わないけど、オレもそう思う。オレと奇愛の関係を知っているのなら、オレを詳しく調べたことのある人だろう」
「あたしはあんたと関係ないよ!!」
横から奇愛は強く反発した。
「奇愛、まず隊長たちの分析を聞こう!あの傭兵たちは本当に危険だ!」
軌跡は奇愛を抑えた。
「傭兵たちを招待したのは新世界だけど、新世界もイズルさん危害を加えないと思います」
緑縁は会話に入った。
「イズルさんがいなくなったら、リカさんは外の世界との繋がりを失います。家族のいる万代家に戻るかも知れません。新世界はそんなことを見たくないです」
「リカのことに関して、緑縁さんはいろいろ知っていますね。それは新世界からの情報ですか?それとも……」
緑縁に悪意がないと知っていても、イズルはこの親切そうなお嬢様に警戒心を抱いている。
齢に合わない肩書を持って、清楚な外見でもったいぶって、いかにも闇世界の人間の匂いがする。
イズルの疑いに気づいて、緑縁は苦笑した。
「もう言ったでしょう。新世界の二番目は陰湿すぎて、一部だけの情報しか共有してもらえませんでした。リカさんの件に関しては、私も道具人間にされただけです」
「……」
今の話の焦点がイズルだから、リカは自分のことを深く問い詰めるつもりがない。
でも、緑縁の話から、微妙なところに気付いた。
イズルは自分が一般社会との最も強い「繋がり」。
イズルがいなければ、自分は簡単に万代家を離れられない。
せいぜ梅子さんのように、引退させられるのだろう。
新世界の目的の一つは、自分を万代家から引っ張り出すことだったら、最初からそのつもりで、自分とイズルを強引に繋げたのかもしれない。
計算された気分はよくないが、イズルを選ぶことに後悔はない。
「どうした?」
リカが黙ってイズルの横顔を見つめていたら、イズルから声をかけられた。
「……新世界にお礼を言うべきかもしれない、と思った」
「なんで?」
「この件と関係ないわ。気にしなくていい。緑縁さんの言う通り。イズルの命を狙っているのは別人だと思う」
リカは話を戻した。
イズルはまだ少し気になるが、リカがそう言うなら今は放っとこう。
「オレに命を狙うくらい強い恨みを持って、オレの情報を調べ済み、かつこのゲームに関係あり、傭兵たちに接触できる人は、『あいつ』しか思いつかない」
「……『マサル』と言いたいの?」
「リカもそう思うだろ?」
イズルはにっこりとリカの推測を認めた。
「可能性はなくもないけど、今更イズルを殺しても、彼はなんのメリットも得られないと思うよ」
「リカは頭がいいから冷静に分析できる。あいつはそこまでの知力がないだろう。この前にも、オレと落合の相打ちを企んでいた。その企みが失敗して、屈辱にもオレが提供した逃げ道を受けなければならなかった。今となって、悪あがきでもオレに一矢を報いたがるはずだ」
「……」
リカは心の中で嘆いた。
知らず知らずうちに、イズルのマサルへの恨みもかなり積んでいた。
でも、イズルの個人的な偏見はさておいて、確かに、マサルは容疑者候補に入る。
「そういえば……マサルは異能力の反噬を喰らって、いろいろおかしくなったわ。冷静さを失って、過激なことをする可能性は考えられる」
「あの傭兵たちはオレを標的にしたのは今先のことだ。この島に電波がない、普通のスマホでの通信は不可能。おそらく、どこかで直接に任務を受けたのだろう。ここはほかの組のエリアにも繋がっているし、真犯人は別のエリアから来たのかもしれない」
監視カメラでイズルたちの行動を見ているマサルは冷笑した。
自分が戦場ではなく、「指揮室」で情勢を操っていることを、イズルは知らないだろう。
「それはまずいじゃないか。隊長は本日いっぱいネズミキャラだ。居場所は随時にみんなに知らせられる。これからみんなで一緒に行動したほうがいいと思う。いいえ、いっそう辞退しよう!」
軌跡は心配しそうに提案しながら、顔に張っている傷跡のお化粧を剥がした。
イズルはそんな軌跡を見ると、ぷっと笑い出した。
「そういえば、軌跡はどうしてそんな姿で来ている?なぜモニターに選ばれたことを黙ってた?」
「実は……」
軌跡は気まずそうにから笑いをした。
「あの時、奇愛と隊長から同時にモニターのパートナーになってほしいって誘いが来て、どちらも選べないから、二人にも断った。そのすぐ後に、俺のところにも招待が届いた……家命令で参加必須になったけど、万が一二人と争うことになったらと思って、仮装をしたんだ……」
「軌跡の家って……」
「うちと同じです。軌跡さんは本家所属で、私は分家です」
軌跡の代わりに緑縁は答えた。
「なるほど」
(思ったよりも前から、オレは裏社会にいたのかもしれないな……)
「分かったのバカイズル、軌跡兄ちゃんは最初からあたしの家の人よ!」
奇愛は誇りそうにもっと強く軌跡を抱きしめた。
「ああ分かった、これからお前たちは一緒に行動しよう」
「!隊長、それって……」
イズルのやり方を熟知している軌跡はすぐイズルの意図に気付いた。
「軌跡たちは辞退しよう」
奇愛はぼやけた目で男を数秒見たら、ぱっとその人の正体に気付いた。
「軌跡兄ちゃん!!」
奇愛は軌跡のかつらを引っ張り落とした。
「遅くなってごめん!」
「うんうん!全然!!やっとあたしの味方になってくれたのね!嬉しい!!」
奇愛は痛みを忘れて、軌跡に抱きついた。
「嘘、だろう……一体、なんなんだ!」
トールの体は太い木にぶつかって、そのまま木の元に倒れた。
彼の手から転がり落ちた木の枝は、何かの硬い金属になっているが、その枝に刺された奇愛の頭は血の一滴も流れていない。
軌跡の足元の土地に、一本の亀裂ができて、彼が走ってきた方向に伸びている。さっきのトールへの一撃は、まさに電光火石だった。
「トール!」
「大丈夫か!!」
イズルとリカから解放された二人の傭兵はトールと合流した。
「おかしいぞ!やつらは常人じゃないみたい!」
「トール、それの枝って……?」
「っ!?VRじゃないみたいだな……」
リマインドされて、トールも「変質」した木の枝に気づいた。
「このクソげー、絶対別の何かが隠されている!万代家の二人を探すぞ!彼らから裏を叩き出す!」
「お!」
こんなごちゃごちゃな状況でイズルを殺すのは難しいと判断して、トールたちはその場を逃げた。
「このバカイズル!!あたしのことを勝手にすればいいってどういこと!?」
傭兵たちが去ったら、奇愛の矢先はイズルに戻した。
「軌跡兄ちゃんじゃなかったら、あたしはもう串刺しにされたのよ!!」
「そのトラックもはねられる頭は二三回くらい刺されても死なないだろ。結果、血の一滴も流れていないじゃない」
元気そうな奇愛を見て、イズルは肩を下した。
奇愛の頑丈さを知ってるが、トールの攻撃を食らった彼女を本気で心配していた。
「でも痛かったのよ!髪の毛が何本抜けたと思う!?嫁入りに行けなくなったらどうすんのよ!あっ、まさか、あいつらを利用して、あたしを殺して、軌跡兄ちゃんを独占するって企んでいるじゃないよね!」
「よしよし、もう大丈夫だ。隊長は隊長なりに奇愛を助けようとしたんだ」
軌跡がぎゃあぎゃあ騒ぐ奇愛の頭を撫でて、彼女を慰めている間に、イズルとリカは傭兵たちのことを話した。
「あのトールっていうやつが使った『木の枝』は、最初は確かに木の枝だったな」
「ええ、いきなり、木から金属になったわ。彼の異能力でしょう」
「ほかの二人が面倒な能力が覚醒しなかったのは幸いか」
イズルはフーと息を吐いた。傭兵たちは馬鹿馬鹿しいけど、確かに戦闘のプロだ。ズルい知恵と突発状況を利用して、一時的に抑えたはやっとだった。
「青野翼の疫病神、殺し合いゲームなんか変な嘘をついて、本当の殺人犯を招いたんじゃないか。後で絶対やり返してやる」青野翼がムカつくが、彼のせいにするのはもちろん雰囲気を調節するための冗談。
「イズル、ホカゲは人を殺すようなことをしないよ。彼は私と同じ、小さい頃からきれいに育てられた万代家の後継者。手を汚させるようなことはしない」
リカは冷静に考えを伝えた。
「ああ、あいつが気に食わないけど、オレもそう思う。オレと奇愛の関係を知っているのなら、オレを詳しく調べたことのある人だろう」
「あたしはあんたと関係ないよ!!」
横から奇愛は強く反発した。
「奇愛、まず隊長たちの分析を聞こう!あの傭兵たちは本当に危険だ!」
軌跡は奇愛を抑えた。
「傭兵たちを招待したのは新世界だけど、新世界もイズルさん危害を加えないと思います」
緑縁は会話に入った。
「イズルさんがいなくなったら、リカさんは外の世界との繋がりを失います。家族のいる万代家に戻るかも知れません。新世界はそんなことを見たくないです」
「リカのことに関して、緑縁さんはいろいろ知っていますね。それは新世界からの情報ですか?それとも……」
緑縁に悪意がないと知っていても、イズルはこの親切そうなお嬢様に警戒心を抱いている。
齢に合わない肩書を持って、清楚な外見でもったいぶって、いかにも闇世界の人間の匂いがする。
イズルの疑いに気づいて、緑縁は苦笑した。
「もう言ったでしょう。新世界の二番目は陰湿すぎて、一部だけの情報しか共有してもらえませんでした。リカさんの件に関しては、私も道具人間にされただけです」
「……」
今の話の焦点がイズルだから、リカは自分のことを深く問い詰めるつもりがない。
でも、緑縁の話から、微妙なところに気付いた。
イズルは自分が一般社会との最も強い「繋がり」。
イズルがいなければ、自分は簡単に万代家を離れられない。
せいぜ梅子さんのように、引退させられるのだろう。
新世界の目的の一つは、自分を万代家から引っ張り出すことだったら、最初からそのつもりで、自分とイズルを強引に繋げたのかもしれない。
計算された気分はよくないが、イズルを選ぶことに後悔はない。
「どうした?」
リカが黙ってイズルの横顔を見つめていたら、イズルから声をかけられた。
「……新世界にお礼を言うべきかもしれない、と思った」
「なんで?」
「この件と関係ないわ。気にしなくていい。緑縁さんの言う通り。イズルの命を狙っているのは別人だと思う」
リカは話を戻した。
イズルはまだ少し気になるが、リカがそう言うなら今は放っとこう。
「オレに命を狙うくらい強い恨みを持って、オレの情報を調べ済み、かつこのゲームに関係あり、傭兵たちに接触できる人は、『あいつ』しか思いつかない」
「……『マサル』と言いたいの?」
「リカもそう思うだろ?」
イズルはにっこりとリカの推測を認めた。
「可能性はなくもないけど、今更イズルを殺しても、彼はなんのメリットも得られないと思うよ」
「リカは頭がいいから冷静に分析できる。あいつはそこまでの知力がないだろう。この前にも、オレと落合の相打ちを企んでいた。その企みが失敗して、屈辱にもオレが提供した逃げ道を受けなければならなかった。今となって、悪あがきでもオレに一矢を報いたがるはずだ」
「……」
リカは心の中で嘆いた。
知らず知らずうちに、イズルのマサルへの恨みもかなり積んでいた。
でも、イズルの個人的な偏見はさておいて、確かに、マサルは容疑者候補に入る。
「そういえば……マサルは異能力の反噬を喰らって、いろいろおかしくなったわ。冷静さを失って、過激なことをする可能性は考えられる」
「あの傭兵たちはオレを標的にしたのは今先のことだ。この島に電波がない、普通のスマホでの通信は不可能。おそらく、どこかで直接に任務を受けたのだろう。ここはほかの組のエリアにも繋がっているし、真犯人は別のエリアから来たのかもしれない」
監視カメラでイズルたちの行動を見ているマサルは冷笑した。
自分が戦場ではなく、「指揮室」で情勢を操っていることを、イズルは知らないだろう。
「それはまずいじゃないか。隊長は本日いっぱいネズミキャラだ。居場所は随時にみんなに知らせられる。これからみんなで一緒に行動したほうがいいと思う。いいえ、いっそう辞退しよう!」
軌跡は心配しそうに提案しながら、顔に張っている傷跡のお化粧を剥がした。
イズルはそんな軌跡を見ると、ぷっと笑い出した。
「そういえば、軌跡はどうしてそんな姿で来ている?なぜモニターに選ばれたことを黙ってた?」
「実は……」
軌跡は気まずそうにから笑いをした。
「あの時、奇愛と隊長から同時にモニターのパートナーになってほしいって誘いが来て、どちらも選べないから、二人にも断った。そのすぐ後に、俺のところにも招待が届いた……家命令で参加必須になったけど、万が一二人と争うことになったらと思って、仮装をしたんだ……」
「軌跡の家って……」
「うちと同じです。軌跡さんは本家所属で、私は分家です」
軌跡の代わりに緑縁は答えた。
「なるほど」
(思ったよりも前から、オレは裏社会にいたのかもしれないな……)
「分かったのバカイズル、軌跡兄ちゃんは最初からあたしの家の人よ!」
奇愛は誇りそうにもっと強く軌跡を抱きしめた。
「ああ分かった、これからお前たちは一緒に行動しよう」
「!隊長、それって……」
イズルのやり方を熟知している軌跡はすぐイズルの意図に気付いた。
「軌跡たちは辞退しよう」
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
清楚な執事長、常駐位置が“お嬢様の隣”に確定しました
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話・後日談12話⭐︎
清楚で完璧、屋敷の秩序そのもの——そんな執事長ユリウスの“常駐位置”が、なぜか私の隣に確定しました。
膝掛けは標準装備、角砂糖は二つ、そして「隣にいます」が口癖に。
さらに恐ろしいことに、私が小声で“要求”すると、清楚な笑顔で「承知しました」と甘く返事をしてくるのです。
社交は上品に、恋心は必死に隠したい。
なのに執事長は、恋を“業務改善”みたいに制度化して逃がしてくれない——!
むっつり令嬢の乙女心臓が限界を迎える、甘々コメディ恋愛譚。
清楚な顔の執事長が、あなたの心臓まで囲い込みにきます。
夫「お前は価値がない女だ。太った姿を見るだけで吐き気がする」若い彼女と再婚するから妻に出て行け!
佐藤 美奈
恋愛
華やかな舞踏会から帰宅した公爵夫人ジェシカは、幼馴染の夫ハリーから突然の宣告を受ける。
「お前は価値のない女だ。太った姿を見るだけで不快だ!」
冷酷な言葉は、長年連れ添った夫の口から発せられたとは思えないほど鋭く、ジェシカの胸に突き刺さる。
さらにハリーは、若い恋人ローラとの再婚を一方的に告げ、ジェシカに屋敷から出ていくよう迫る。
優しかった夫の変貌に、ジェシカは言葉を失い、ただ立ち尽くす。
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる