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【復讐劇篇】第二十一章 恋愛論
2102 重要の理由
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「!!??」
マサルの目玉が落ちそう。
「!!!???」
イズルの心臓が飛び出そう。
「なっ、なんの冗談……」
聞いたのはマサル本人だけど、彼がただリカを挑発したかった。
リカが真面目に、しかも後者を選ぶとは到底思わなかった。
「冗談じゃない。先ほどあなたに言われて、気づいた。私はイズルが傍にいるのが好き。彼が傍にいてくれると、私は孤独を感じない。普通に考えると、それは『好き』でしょう」
「……」
いきなりの「告白」に、イズルの気持ちは一瞬空まで躍起したが、リカの口調があんまりにも冷静で、どうも信じられない。
話しの現場で、マサルもリカの話の真偽を疑って、かなり混乱になった。ごちゃごちゃの中で、マサル最後の悪あがきみたいな言葉を絞り出した。
「万代家は彼の家族を殺害した。お前はその万代家の継承人。お前たちは、一緒になれない」
リカは眉一つも動かず、またマサルの想像を超えた答えを出した。
「別に一緒になると言ってない」
イズルの躍起した気持ちは、その言葉に地面に叩き込まれた。
リカはマサルを弄んでいるのか、それとも自分を弄んでいるのか、一瞬、わからなくなった。
マサルは徹底的な理解不能状態に落ちて、それ以上リカを止めなかった。
リカは何処か静かなところに行って、両親の飛行機の件について詳しく調べるつもりだったが、カバンの中のスマホが鳴った。
メロディーはイズルにつけたものだ。
「用事が終わった?こっちのパーティー会場に来てくれないか?」
イズルは少しためらっていたが、リカの返事があっさりだった。
「いいけど、どうしたの?」
「……」
(どうしたのって聞くな……あなたがあんな話をしたから気になるのに決まっているじゃない?)
(オレが盗み聞きしていることを忘れたのか、それとも、やっぱりあのマサルを追い払うための言い訳か……)
とにかく、リカに来てもらうために、イズルは適当に理由をつけた。
「カイロか、冷えシートを持ってくれないか、頭が少し痛いんだ……」
「寒いか熱いか一体どっちなの?具合が悪かったら、早く病院に行ったほうが……まさか、異能力の反噬!?」
「似たようなものだ」
イズルが妙な「施術」を受けたことを思うと、リカは緊張した。
さっそくタクシーを拾って、パーティー会場に向かった。
カイロと冷えシートは必要ではないが、イズルは嘘をつけなかった。
確かに、頭が痛い。
たとえリカの「好き」が嘘でも、彼の心臓の鼓動が抑えきれない。気持ちは嬉しいような複雑ような、うずうずして平静でいられない。
はっきりさせないと、ずっと引っかかるだろう。
しかし、リカの気持ちが難解しすぎる。
おまけに、彼女はとんでもない鈍感。
いいえ、鈍感というより、恋愛などをまったく考えに入れていないようだ。
何か直接に彼女の心に触れる方法はないのか……
「イズルさん」
イズルが頭を抱える真っ最中、後ろから呼び声がした。
いつの間にか、緑縁が後ろに立っていた。
「すみません、お邪魔しましたか?」
「いいえ。こちらこそ、戻りが遅くて、失礼しました」
緑縁を見ると、イズルはふっと思い出した。
彼女はリカにピックアップされた人物、ひょっとしたら、リカと何か特別な繋がりがあるかもしれない。
「唐突ですみません。お聞きしたいことがあります……」
「恋の悩み、ですか?」
「!?」
緑縁は一発的中。
「なぜ分かるんだ」というセリフをイズルの表情から読み取って、緑縁はふわと微笑んだ。
「だって、異能力のことや家系のことなら、陽華と英子さんに聞けば分かるでしょ?それに、ここに来る前に、知人からイズルさんが恋のライバルに悩んでいると聞きました」
クソ青野翼!一体どれだけの人にあんなデマを流したんだ!
イズルは脳内で、青野翼を百回殺した。
「恋のライバルはやはりイズルさんが自分で倒さなければならないけど、女性の心理について、少しアドバイスをあげられるかもしれません」
「そこまで知っているなら、もうその女性の名前も知っているでしょう」
相手はすべてを把握済みな態度だし、リカと繋がっている数の少ない知り合いだし、イズルはいっそ降参した。
「リカさんなら、社交場で何回も会いました。小さい頃から冷静沈着で、私より年下なのに、全然年下の感じがしません。親交ではないけど、なんとなく、私の古い知り合いと雰囲気が似ていると思います。ご参考になれるかどうかわかりませんが……」
「構いません、教えてください」
リカのような難解な人はほかにもいるのか……
イズルは密かに世界の広さに感心した。
「その人もほぼ感情を見せない女性です。いつも冷静沈着で、適切な対応以外のことをしません。好きな人に対しても、愛情表現があまり見せないと思います。でも、誰が好きなのか、よく観察すればちゃんとわかります」
イズルは呼吸を静めて、その「観察法」の伝授を待つ。
「彼女は、好きな人からのアプローチを決して断らないです――例えば、ほかの人が彼女の周辺2メートルに入るだけで頸が飛ばされるけど、好きな人だったら、いきなり後ろから抱きついても無事で済みます」
「観察より、警察に通報したほうがいいと思うが……」
イズルは思わずツッコミを口から滑った。
リカと雰囲気が似ていると言われても……人の頸を飛ばせるなんて、さすがリカはしない。
「もう言ったでしょ。『例えば』の話ですよ」
緑縁は優雅にフフと笑って、助言を続けた。
「言いたいのは、ああいうタイプの人間に対して、言葉を求めるより、行動で求めたほうが早いってことです」
「確かに、一理がある……でもどうして、緑縁さんは私に助言をくれるのですか?」
気の利く美少女だけど、目的不明なところが気になる。
慎重のために、イズルは確かめた。
そう聞かれると、少女の笑顔から暖かさが消えた。
「それはもちろん――万代家を、許さないから」
「!」
「私がこの若さで、財団のCEOをやっているのはおかしいでしょ?イズルさんは、きっとそのわけがわかるでしょう」
「……」
イズルはその暗示を理解した。
(なるほど、おそらく、この緑縁という女子の親も万代家に……)
「イズルさんの目的は、万代家に復讐することですね。なら、まずリカさんを万代家から奪ってください。詳しく教えてあげられないけど、私が掴んだ情報によりますと、リカさんが『天童大宇の孫娘だから重要』ではないのです。『重要だから、天童大宇の孫娘』になったのです」
リカは誕生日パーティーのホテルに到着したら、すぐにイズルに連絡を入れた。
しかし、向こうは電話にも出ないし、メッセージの返信もなかった。
会場で何人かに聞いたら、イズルが陽華という人と一緒に中庭に出たようだ。
二人を探そうとするリカの前に、緑縁が現れた。
「リカさん、お久しぶりです」
「緑縁さん……お久しぶりです。話は後にしてください、今は……」
「イズルさんを探すなら、確かに早く行ったほうがいいですね」
「!」
「私の親友の話によりますと、『炎帝一族』の末裔は勝手に異能力の封印を解除したら、処刑されますよ」
「!!」
(うっかりだった!)
(万代家の動きに注目するばっかり、イズルの家系を詳しく調べなかった!)
緑縁の話を聞いたリカはすぐ中庭へ駆けた。
(炎帝一族だと気づいて、そちらに因縁のある人たちを呼んできたけど、あんな規定があるなんて……)
「といっても、そんなに心配しなくてもいいと思います。私の親友は慎重派です。まず事情調べからするでしょう」
「それに、処刑される前に、うちは第三者として合理かどうかを判断しますから、大目に見てほしいなら、喜んでお手伝いいたしますわ」
緑縁は一言を添えたが、リカは平常心でいられない。
自分の軽率な判断でイズルが危険に落ちる。
万が一、イズルに何があったら……
また、大切な仲間を失う……
イズルを失う……!
マサルの目玉が落ちそう。
「!!!???」
イズルの心臓が飛び出そう。
「なっ、なんの冗談……」
聞いたのはマサル本人だけど、彼がただリカを挑発したかった。
リカが真面目に、しかも後者を選ぶとは到底思わなかった。
「冗談じゃない。先ほどあなたに言われて、気づいた。私はイズルが傍にいるのが好き。彼が傍にいてくれると、私は孤独を感じない。普通に考えると、それは『好き』でしょう」
「……」
いきなりの「告白」に、イズルの気持ちは一瞬空まで躍起したが、リカの口調があんまりにも冷静で、どうも信じられない。
話しの現場で、マサルもリカの話の真偽を疑って、かなり混乱になった。ごちゃごちゃの中で、マサル最後の悪あがきみたいな言葉を絞り出した。
「万代家は彼の家族を殺害した。お前はその万代家の継承人。お前たちは、一緒になれない」
リカは眉一つも動かず、またマサルの想像を超えた答えを出した。
「別に一緒になると言ってない」
イズルの躍起した気持ちは、その言葉に地面に叩き込まれた。
リカはマサルを弄んでいるのか、それとも自分を弄んでいるのか、一瞬、わからなくなった。
マサルは徹底的な理解不能状態に落ちて、それ以上リカを止めなかった。
リカは何処か静かなところに行って、両親の飛行機の件について詳しく調べるつもりだったが、カバンの中のスマホが鳴った。
メロディーはイズルにつけたものだ。
「用事が終わった?こっちのパーティー会場に来てくれないか?」
イズルは少しためらっていたが、リカの返事があっさりだった。
「いいけど、どうしたの?」
「……」
(どうしたのって聞くな……あなたがあんな話をしたから気になるのに決まっているじゃない?)
(オレが盗み聞きしていることを忘れたのか、それとも、やっぱりあのマサルを追い払うための言い訳か……)
とにかく、リカに来てもらうために、イズルは適当に理由をつけた。
「カイロか、冷えシートを持ってくれないか、頭が少し痛いんだ……」
「寒いか熱いか一体どっちなの?具合が悪かったら、早く病院に行ったほうが……まさか、異能力の反噬!?」
「似たようなものだ」
イズルが妙な「施術」を受けたことを思うと、リカは緊張した。
さっそくタクシーを拾って、パーティー会場に向かった。
カイロと冷えシートは必要ではないが、イズルは嘘をつけなかった。
確かに、頭が痛い。
たとえリカの「好き」が嘘でも、彼の心臓の鼓動が抑えきれない。気持ちは嬉しいような複雑ような、うずうずして平静でいられない。
はっきりさせないと、ずっと引っかかるだろう。
しかし、リカの気持ちが難解しすぎる。
おまけに、彼女はとんでもない鈍感。
いいえ、鈍感というより、恋愛などをまったく考えに入れていないようだ。
何か直接に彼女の心に触れる方法はないのか……
「イズルさん」
イズルが頭を抱える真っ最中、後ろから呼び声がした。
いつの間にか、緑縁が後ろに立っていた。
「すみません、お邪魔しましたか?」
「いいえ。こちらこそ、戻りが遅くて、失礼しました」
緑縁を見ると、イズルはふっと思い出した。
彼女はリカにピックアップされた人物、ひょっとしたら、リカと何か特別な繋がりがあるかもしれない。
「唐突ですみません。お聞きしたいことがあります……」
「恋の悩み、ですか?」
「!?」
緑縁は一発的中。
「なぜ分かるんだ」というセリフをイズルの表情から読み取って、緑縁はふわと微笑んだ。
「だって、異能力のことや家系のことなら、陽華と英子さんに聞けば分かるでしょ?それに、ここに来る前に、知人からイズルさんが恋のライバルに悩んでいると聞きました」
クソ青野翼!一体どれだけの人にあんなデマを流したんだ!
イズルは脳内で、青野翼を百回殺した。
「恋のライバルはやはりイズルさんが自分で倒さなければならないけど、女性の心理について、少しアドバイスをあげられるかもしれません」
「そこまで知っているなら、もうその女性の名前も知っているでしょう」
相手はすべてを把握済みな態度だし、リカと繋がっている数の少ない知り合いだし、イズルはいっそ降参した。
「リカさんなら、社交場で何回も会いました。小さい頃から冷静沈着で、私より年下なのに、全然年下の感じがしません。親交ではないけど、なんとなく、私の古い知り合いと雰囲気が似ていると思います。ご参考になれるかどうかわかりませんが……」
「構いません、教えてください」
リカのような難解な人はほかにもいるのか……
イズルは密かに世界の広さに感心した。
「その人もほぼ感情を見せない女性です。いつも冷静沈着で、適切な対応以外のことをしません。好きな人に対しても、愛情表現があまり見せないと思います。でも、誰が好きなのか、よく観察すればちゃんとわかります」
イズルは呼吸を静めて、その「観察法」の伝授を待つ。
「彼女は、好きな人からのアプローチを決して断らないです――例えば、ほかの人が彼女の周辺2メートルに入るだけで頸が飛ばされるけど、好きな人だったら、いきなり後ろから抱きついても無事で済みます」
「観察より、警察に通報したほうがいいと思うが……」
イズルは思わずツッコミを口から滑った。
リカと雰囲気が似ていると言われても……人の頸を飛ばせるなんて、さすがリカはしない。
「もう言ったでしょ。『例えば』の話ですよ」
緑縁は優雅にフフと笑って、助言を続けた。
「言いたいのは、ああいうタイプの人間に対して、言葉を求めるより、行動で求めたほうが早いってことです」
「確かに、一理がある……でもどうして、緑縁さんは私に助言をくれるのですか?」
気の利く美少女だけど、目的不明なところが気になる。
慎重のために、イズルは確かめた。
そう聞かれると、少女の笑顔から暖かさが消えた。
「それはもちろん――万代家を、許さないから」
「!」
「私がこの若さで、財団のCEOをやっているのはおかしいでしょ?イズルさんは、きっとそのわけがわかるでしょう」
「……」
イズルはその暗示を理解した。
(なるほど、おそらく、この緑縁という女子の親も万代家に……)
「イズルさんの目的は、万代家に復讐することですね。なら、まずリカさんを万代家から奪ってください。詳しく教えてあげられないけど、私が掴んだ情報によりますと、リカさんが『天童大宇の孫娘だから重要』ではないのです。『重要だから、天童大宇の孫娘』になったのです」
リカは誕生日パーティーのホテルに到着したら、すぐにイズルに連絡を入れた。
しかし、向こうは電話にも出ないし、メッセージの返信もなかった。
会場で何人かに聞いたら、イズルが陽華という人と一緒に中庭に出たようだ。
二人を探そうとするリカの前に、緑縁が現れた。
「リカさん、お久しぶりです」
「緑縁さん……お久しぶりです。話は後にしてください、今は……」
「イズルさんを探すなら、確かに早く行ったほうがいいですね」
「!」
「私の親友の話によりますと、『炎帝一族』の末裔は勝手に異能力の封印を解除したら、処刑されますよ」
「!!」
(うっかりだった!)
(万代家の動きに注目するばっかり、イズルの家系を詳しく調べなかった!)
緑縁の話を聞いたリカはすぐ中庭へ駆けた。
(炎帝一族だと気づいて、そちらに因縁のある人たちを呼んできたけど、あんな規定があるなんて……)
「といっても、そんなに心配しなくてもいいと思います。私の親友は慎重派です。まず事情調べからするでしょう」
「それに、処刑される前に、うちは第三者として合理かどうかを判断しますから、大目に見てほしいなら、喜んでお手伝いいたしますわ」
緑縁は一言を添えたが、リカは平常心でいられない。
自分の軽率な判断でイズルが危険に落ちる。
万が一、イズルに何があったら……
また、大切な仲間を失う……
イズルを失う……!
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