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お隣さん
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ルイスの言葉は思ってもいなかった事で、驚いて呆然とした。
住む?誰が?ルイスが?なんで?ルイスには家があるのに?
頭の上に沢山のクエスチョンマークが現れる。
ルイスに兵舎で過ごしていた設定なんてあったっけ。
今のルイスなら近々ベアトリスと会うんじゃないのか?
なのに、兵舎に住んでいていいのか分からない。
ルイスがそうしたいなら、俺がなにかを言う権利はない。
もしかして、とっくにゲームの展開と外れてきているのかもしれないと思い始めていた。
兵舎だから、ルイスが住んだって不思議ではない。
「今日から隣の部屋に住む、よろしく」
「うん!こちらこそよろしく」
改めて照れくさい気持ちだが、ルイスと握手を交わした。
幽霊だと思っていた自分が恥ずかしいけど、本当にルイスで良かった。
俺も手伝う事はないかと言ったが、荷物を全て風に乗せて運ぶから大丈夫だと言われた。
なにかあった時はお互いを呼ぶ事に決めて、俺は自分の部屋に戻った。
人の事なんて気にしてる余裕なんてなかったと、自分の部屋を見てため息が溢れた。
掃除をして、真ん中に空間が出来るまでどのくらい経っただろうか。
疲れと眠気で目蓋がくっつきそうなほどうとうととしてきた。
今ならこのまま立ちながら眠る事も出来そうだ。
「イルト、終わったのか?」
「あ…きゅーちゃん」
「こっちは今全部の荷物を出して、掃除が終わったところだが…大丈夫か?」
「さすがきゅーちゃん、はやいね…俺も終わったよー」
「俺も手伝う、まだ寝られる場所じゃなさそうだ」
「だいじょーぶだって、横になればどこも変わらないから」
ボーッとしながら話しているから、自分でも何を言っているか分からない。
ヤバい、そろそろ睡魔が限界を迎えてきた。
とりあえず、ルイスに寝れる事を証明しようと床にダイブしようとした。
しかし俺の体は寸前でルイスに支えられた。
そのまま夢の中に旅立ちそうなのを必死に堪えてルイスの方を振り返った。
腰を支えられていて、至近距離で目が合った。
その時、一気にあの事を思い出して顔が燃えるように熱くなった。
あれはもうルイスと償い合うって決めたんだ、思い出してどうするんだ!
「床で寝るのは体を痛める」
「えっ…あ、そう…だね」
「ここで寝るのは住めるようになってからがいい」
ルイスの言う事は分かるが、住めるように片付け終わる頃には翌朝になっている。
またぶっ倒れてカノンさんの顔を青ざめたくない。
ただ体を休めるだけだ、何処だって大丈夫。
ルイスにそう言うと、眉を寄せて明らかに納得していない顔だった。
もう怪我人じゃないから病院のベッドで寝れない。
起き上がり、もうちょっと寝るところを広げようかなと考える。
ルイスは何も言わず、俺の腕を掴んで部屋から出た。
何処に行くのか分からず付いて行くと、すぐ近くで足を止めた。
そこはお隣、ルイスの住む部屋の前だった。
鍵を開けて部屋に入ると、そこは物置だったとは思えないほど綺麗な住居スペースになっていた。
ベッドもちゃんとある、しかもちょっと大きい。
俺は子供の魔物の姿しか見ていないから、寝る時は龍の姿になるのかもしれない。
だとしたらこのくらいのキングベッドは当たり前か。
しかし、よく物置に入ったな、意外と物置が広いんだな。
「イルト、ここで寝ていい」
「いや、流石にそんな事…迷惑だろうし…」
「昔は一緒に寝ていたが?」
「そりゃあ昔は…」
「嫌なら無理にとは言わない」
ルイスは昔の面影がほとんどない、人間の姿だから当然だ。
だけど何故だろう、昔のきゅーちゃんが重なって見える。
嫌じゃない、むしろルイスの方が嫌じゃないのか?
寝相悪いかもしれないし、俺といるとゆっくり休めないと思う。
ルイスをチラッと見ると、優しく微笑まれた。
俺には断る選択肢がなかった。
キングサイズのベッド、男二人で寝ても余るほど大きい。
ルイスに抱きしめられて、横になる。
温かい体温が触れた場所から伝わってくる。
俺の心臓の音がルイスに聞こえないか心配だ。
ルイスは漫画の主役で、俺はただのモブでしかない。
それに男が好きなわけじゃない、この心臓の音はきっと緊張してだ。
芸能人と会った時のような、そんな感じだ。
目蓋を閉じたルイスが至近距離で俺の目の前にいる。
尻尾は出ていないのか、寝ている時も何も変わらない。
睫毛長いな、綺麗な顔だし…シャツから覗く筋肉も俺にはないもので羨ましい。
寝るところがない俺にも優しくしてくれて、ルイスの人の良さが分かる。
これは償いの一つだ、ルイスばかりしてもらって俺もなにかしないと…
目蓋を閉じて、俺も眠ろうと思った。
硬い床より眠れないかもしれない。
ールイス視点ー
「ん…」
朝日が部屋を照らして、眩しくて意識が覚醒する。
一緒に寝ていた人物を探すように腕を動かして隣に触れる。
シーツの柔らかい感触しか残っていなくて、目蓋を開いた。
そこには、いると思っていた人物がいなかった。
あれは夢だったのか?そう思うと寂しい気持ちになる。
シーツを握りしめて、天井を見つめる。
ここは前にいた屋敷ではない、引っ越した事は夢ではなかった。
だとすると、隣にイルトが居るはずだ。
そう思うと早く会いたくて、部屋のドアを開いた。
「わっ!」
「…イルト?」
ドアを開けた先にイルトが驚いた顔をして立っていた。
部屋に入ってくればいいのに…イルトならノックなしで入ってきていい。
視線を下に向けると、両手に料理を乗せたトレイを持っていた。
イルトは「両手塞がってて開けられなかった、ありがとう」と笑っていた。
可愛い、実年齢より幼く見える顔も俺を助けてくれたカッコ良さも全部愛しい。
周りを確認して部屋に入るところを誰かに見られていないか確認している。
俺は気にしないが、やっぱりイルトは嫌だよな。
神の使者になってから俺の自由が縛られている。
イルトといる時間が俺を自由にしてくれる。
俺にとってイルトは太陽のように薄暗い道を照らして導いてくれる。
イルトを部屋に入れて、部屋にテーブルがないから床に座って膝にトレイを乗せていた。
良かった、あれが夢でなくて…
起きる度にいつも恐怖で頭がいっぱいになる。
何処からが夢で、何処からが事実なのか分からない。
イルトと出会った全てが夢だったのではないのかと、怖かった。
顔を見ていつも安心出来る、でもきっとずっと落ち着く事はないんだろうな。
「料理はあまりした事なくて、人に食べさせた事がないから美味しくなかったら無理に食べなくて大丈夫だよ」
「……もしかして、これを俺に?」
「サンドイッチ、好き?」
イルトは俺にサンドイッチが入った箱を見せた。
好き嫌いはないし、イルトが作ってくれた事に意味がある。
普段は他人の料理を口にしない、自分でいつも作る。
ライも料理を作る事が義務だが、それも口にしない。
他人が作ったものが体を受け付けないからだ。
サンドイッチは存在は知っているが、作った事はない。
一口食べると、野菜の味と蒸し肉がいい具合に合っている。
味付けも薄くなりすぎない、好きな味だ。
食べなくても生きていけるけど、エネルギー不足になるからたまに食事をする。
それは楽しみというより、義務に近かった。
こんなに美味しいと感じたのは初めてだった。
イルトは不安そうに俺を見つめていた。
「きゅーちゃん、正直に言って…改善したいから」
「俺が好きな味付けだから、変える必要はない」
「本当…」
「ありがとう、イルト…初めて食事が楽しいと思えた」
正直な感想を言ったら、イルトの顔が明るくなった。
自分の分のサンドイッチを黙々と食べていた。
口元が緩んでいて感情が分かりやすい、本当に可愛い。
「毎朝作っていい?」と聞いてきたから、逆に俺がお願いしたいくらいだ。
イルトの手料理なら、食べたい…俺の血がイルトで染まる気がして嬉しい。
朝食の時間はあっという間に過ぎてしまった。
もっと一緒にいたかったが、イルトも仕事がある…俺のわがままで邪魔はしたくない。
それに、遅いとライがうるさい…一度屋敷に顔を出さないとな。
「じゃあイルト、また夜に」
「うん、夕飯も作りたいんだけど…食事の必要がないのは知ってるけど、一緒に食べたい」
「今日は早く帰る、楽しみだ」
イルトの柔らかい髪に触れて、ここに帰る楽しみが増えた事を嬉しいと思った。
一緒に部屋を出るところを人に見られるわけにはいかないと、イルトが先に部屋を出た。
兵舎にいると、イルトは気を遣ってしまうな。
こっそり俺とイルトの新居を山奥に建てるか…イルトには何不自由させない。
住む?誰が?ルイスが?なんで?ルイスには家があるのに?
頭の上に沢山のクエスチョンマークが現れる。
ルイスに兵舎で過ごしていた設定なんてあったっけ。
今のルイスなら近々ベアトリスと会うんじゃないのか?
なのに、兵舎に住んでいていいのか分からない。
ルイスがそうしたいなら、俺がなにかを言う権利はない。
もしかして、とっくにゲームの展開と外れてきているのかもしれないと思い始めていた。
兵舎だから、ルイスが住んだって不思議ではない。
「今日から隣の部屋に住む、よろしく」
「うん!こちらこそよろしく」
改めて照れくさい気持ちだが、ルイスと握手を交わした。
幽霊だと思っていた自分が恥ずかしいけど、本当にルイスで良かった。
俺も手伝う事はないかと言ったが、荷物を全て風に乗せて運ぶから大丈夫だと言われた。
なにかあった時はお互いを呼ぶ事に決めて、俺は自分の部屋に戻った。
人の事なんて気にしてる余裕なんてなかったと、自分の部屋を見てため息が溢れた。
掃除をして、真ん中に空間が出来るまでどのくらい経っただろうか。
疲れと眠気で目蓋がくっつきそうなほどうとうととしてきた。
今ならこのまま立ちながら眠る事も出来そうだ。
「イルト、終わったのか?」
「あ…きゅーちゃん」
「こっちは今全部の荷物を出して、掃除が終わったところだが…大丈夫か?」
「さすがきゅーちゃん、はやいね…俺も終わったよー」
「俺も手伝う、まだ寝られる場所じゃなさそうだ」
「だいじょーぶだって、横になればどこも変わらないから」
ボーッとしながら話しているから、自分でも何を言っているか分からない。
ヤバい、そろそろ睡魔が限界を迎えてきた。
とりあえず、ルイスに寝れる事を証明しようと床にダイブしようとした。
しかし俺の体は寸前でルイスに支えられた。
そのまま夢の中に旅立ちそうなのを必死に堪えてルイスの方を振り返った。
腰を支えられていて、至近距離で目が合った。
その時、一気にあの事を思い出して顔が燃えるように熱くなった。
あれはもうルイスと償い合うって決めたんだ、思い出してどうするんだ!
「床で寝るのは体を痛める」
「えっ…あ、そう…だね」
「ここで寝るのは住めるようになってからがいい」
ルイスの言う事は分かるが、住めるように片付け終わる頃には翌朝になっている。
またぶっ倒れてカノンさんの顔を青ざめたくない。
ただ体を休めるだけだ、何処だって大丈夫。
ルイスにそう言うと、眉を寄せて明らかに納得していない顔だった。
もう怪我人じゃないから病院のベッドで寝れない。
起き上がり、もうちょっと寝るところを広げようかなと考える。
ルイスは何も言わず、俺の腕を掴んで部屋から出た。
何処に行くのか分からず付いて行くと、すぐ近くで足を止めた。
そこはお隣、ルイスの住む部屋の前だった。
鍵を開けて部屋に入ると、そこは物置だったとは思えないほど綺麗な住居スペースになっていた。
ベッドもちゃんとある、しかもちょっと大きい。
俺は子供の魔物の姿しか見ていないから、寝る時は龍の姿になるのかもしれない。
だとしたらこのくらいのキングベッドは当たり前か。
しかし、よく物置に入ったな、意外と物置が広いんだな。
「イルト、ここで寝ていい」
「いや、流石にそんな事…迷惑だろうし…」
「昔は一緒に寝ていたが?」
「そりゃあ昔は…」
「嫌なら無理にとは言わない」
ルイスは昔の面影がほとんどない、人間の姿だから当然だ。
だけど何故だろう、昔のきゅーちゃんが重なって見える。
嫌じゃない、むしろルイスの方が嫌じゃないのか?
寝相悪いかもしれないし、俺といるとゆっくり休めないと思う。
ルイスをチラッと見ると、優しく微笑まれた。
俺には断る選択肢がなかった。
キングサイズのベッド、男二人で寝ても余るほど大きい。
ルイスに抱きしめられて、横になる。
温かい体温が触れた場所から伝わってくる。
俺の心臓の音がルイスに聞こえないか心配だ。
ルイスは漫画の主役で、俺はただのモブでしかない。
それに男が好きなわけじゃない、この心臓の音はきっと緊張してだ。
芸能人と会った時のような、そんな感じだ。
目蓋を閉じたルイスが至近距離で俺の目の前にいる。
尻尾は出ていないのか、寝ている時も何も変わらない。
睫毛長いな、綺麗な顔だし…シャツから覗く筋肉も俺にはないもので羨ましい。
寝るところがない俺にも優しくしてくれて、ルイスの人の良さが分かる。
これは償いの一つだ、ルイスばかりしてもらって俺もなにかしないと…
目蓋を閉じて、俺も眠ろうと思った。
硬い床より眠れないかもしれない。
ールイス視点ー
「ん…」
朝日が部屋を照らして、眩しくて意識が覚醒する。
一緒に寝ていた人物を探すように腕を動かして隣に触れる。
シーツの柔らかい感触しか残っていなくて、目蓋を開いた。
そこには、いると思っていた人物がいなかった。
あれは夢だったのか?そう思うと寂しい気持ちになる。
シーツを握りしめて、天井を見つめる。
ここは前にいた屋敷ではない、引っ越した事は夢ではなかった。
だとすると、隣にイルトが居るはずだ。
そう思うと早く会いたくて、部屋のドアを開いた。
「わっ!」
「…イルト?」
ドアを開けた先にイルトが驚いた顔をして立っていた。
部屋に入ってくればいいのに…イルトならノックなしで入ってきていい。
視線を下に向けると、両手に料理を乗せたトレイを持っていた。
イルトは「両手塞がってて開けられなかった、ありがとう」と笑っていた。
可愛い、実年齢より幼く見える顔も俺を助けてくれたカッコ良さも全部愛しい。
周りを確認して部屋に入るところを誰かに見られていないか確認している。
俺は気にしないが、やっぱりイルトは嫌だよな。
神の使者になってから俺の自由が縛られている。
イルトといる時間が俺を自由にしてくれる。
俺にとってイルトは太陽のように薄暗い道を照らして導いてくれる。
イルトを部屋に入れて、部屋にテーブルがないから床に座って膝にトレイを乗せていた。
良かった、あれが夢でなくて…
起きる度にいつも恐怖で頭がいっぱいになる。
何処からが夢で、何処からが事実なのか分からない。
イルトと出会った全てが夢だったのではないのかと、怖かった。
顔を見ていつも安心出来る、でもきっとずっと落ち着く事はないんだろうな。
「料理はあまりした事なくて、人に食べさせた事がないから美味しくなかったら無理に食べなくて大丈夫だよ」
「……もしかして、これを俺に?」
「サンドイッチ、好き?」
イルトは俺にサンドイッチが入った箱を見せた。
好き嫌いはないし、イルトが作ってくれた事に意味がある。
普段は他人の料理を口にしない、自分でいつも作る。
ライも料理を作る事が義務だが、それも口にしない。
他人が作ったものが体を受け付けないからだ。
サンドイッチは存在は知っているが、作った事はない。
一口食べると、野菜の味と蒸し肉がいい具合に合っている。
味付けも薄くなりすぎない、好きな味だ。
食べなくても生きていけるけど、エネルギー不足になるからたまに食事をする。
それは楽しみというより、義務に近かった。
こんなに美味しいと感じたのは初めてだった。
イルトは不安そうに俺を見つめていた。
「きゅーちゃん、正直に言って…改善したいから」
「俺が好きな味付けだから、変える必要はない」
「本当…」
「ありがとう、イルト…初めて食事が楽しいと思えた」
正直な感想を言ったら、イルトの顔が明るくなった。
自分の分のサンドイッチを黙々と食べていた。
口元が緩んでいて感情が分かりやすい、本当に可愛い。
「毎朝作っていい?」と聞いてきたから、逆に俺がお願いしたいくらいだ。
イルトの手料理なら、食べたい…俺の血がイルトで染まる気がして嬉しい。
朝食の時間はあっという間に過ぎてしまった。
もっと一緒にいたかったが、イルトも仕事がある…俺のわがままで邪魔はしたくない。
それに、遅いとライがうるさい…一度屋敷に顔を出さないとな。
「じゃあイルト、また夜に」
「うん、夕飯も作りたいんだけど…食事の必要がないのは知ってるけど、一緒に食べたい」
「今日は早く帰る、楽しみだ」
イルトの柔らかい髪に触れて、ここに帰る楽しみが増えた事を嬉しいと思った。
一緒に部屋を出るところを人に見られるわけにはいかないと、イルトが先に部屋を出た。
兵舎にいると、イルトは気を遣ってしまうな。
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