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聖女大暴れ
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「ルフィアにかわいげがない?こんなかわいい子そういないよ!!ルフィアに取り柄がない?確かに魔法は使えないよ。でもね!!ルフィアには剣の才能があるんだから!!国の民を守れるような自分になりたいって、ずっとずっとがんばってきたんだから!!そんなルフィアを馬鹿にするなんて、そんなのぼくがぜったい許さない!!」
ノルンの切った啖呵に王子達も姫達も野次馬している生徒達も皆、目を見開きながら驚いています。
「何が私と私の臣下達に愛されるアンナ、よ。王族相手に媚びを売って、人を陥れる嘘つくような女の子のどこに魅力があるっていうのさ。アンナって言ったっけ。あなたルフィアを陥れるって事はぼくにケンカ売ってるのと同じだからね。ぼくの大切な友達にケンカを売った落とし前、どうつけてくれるの?」
世界を救った聖女であるノルンに睨みつけられ、アンナ嬢がヒっと怯えます。
「聖女が一般人を脅すのか!!アンナを傷つけようと言うのなら、私と私の臣下が許さないぞ!!」
腰に下げた剣の柄に手をかける者、魔術発動用の杖を手にする者と、王子の臣下達がノルンに敵意を向けてきます。
「あらら。みんなその子に誑かされちゃったんだぁ?仮にも王族と高位貴族の子息なのにねぇ?まるで発情期のワンちゃんみたーい」
「な、な、な、なんだと!!」
ノルンの挑発は止まりません。
「だってそうでしょー?いったいどんな教育受けて育ってきたのぉ?そんな子に良いように誑かされて、こんな人前で醜態をさらすとかぁ。ご両親が見たら何て言うのかなあ?この学園、色んな国から大勢の生徒が集まってるんだよ?世界中に恥を晒してるのと同じだって気づかないのー?あっ、ごっめーん。きっとあなた達、女の子にモテた事ないんだよねー?だからそんな子に言い寄られていい気になっちゃったんだよねー?それで世界中に恥を晒してるのと同じだって気付かずに、その子にいいとこ見せようとこんな馬鹿騒ぎ起こしちゃったんだねえー。もうこれ以上、醜態晒す前にさっさと消えたらぁ?ていうか、ぼくだったら恥ずかしくってもうこの学校来られないよお。ああ、恥ずかしい恥ずかしい♪」
「き、き、き、貴様あああっ!!王族に対する不敬断じて許さん!!この場で斬り捨ててやる!!」
ノルンの挑発に激怒したギルバート王子が側近の剣を奪い取り、ノルンに斬りかかってきました。
「防御陣ぱんち!!」
ノルンの放った防御陣ぱんちがギルバート王子の顎を殴り飛ばしました。
アッパーカットで顎を殴られたギルバート王子は天井に叩きつけられ、地面に落ちます。
「きゃあああ!!ギルバート様あああっ!!」
アンナ嬢が悲鳴をあげます。
「いつから聖女が戦えないと思ったの?」
ノルンのその言葉に、ギルバート王子は顔を抑えながら、よろよろと立ち上がり臣下に命令しました。
「や、やれ!!女如きが生意気な!!斬り捨てろ!!」
臣下達がノルンに何かしようとする前にノルンの先制攻撃が炸裂します。
「防御陣はんまーぱんち!!」
頭上から殴り潰され、一撃で全員が気絶しました。
「貴族の女の子がみんな、男性の後ろに隠れて守られるだけとか思わないでよね!!」
ノルンがそう言ってギルバート王子の方に振り向きます。
「き、き、き、貴様!!我が国への宣戦布告だぞ!!」
「はあ?ぼくは降りかかる火の粉を払っただけだよ?そもそも第二王子に戦争起こす権限なんてないでしょー?」
「お、王族にこれだけの怪我を追わせてただで済むと思うのか?」
「うっさいなあ。回復魔法。ほら、これでいいでしょ」
ノルンは面倒くさそうに王子と配下達の治療をしました。
「け、怪我を治したくらいで許されると思うなよ。絶対に後悔させてやる」
「はあ……。もういいよ。これ以上恥の上塗りするのやめたら?あなたのお兄様は尊敬出来る素敵な方なのに、あなたはなんでこんなお馬鹿さんなの?ホントに情けない。あなたなんかにルフィアはもったいなさすぎるよ」
「な、な、なんだと!!戦争だ!!お前のせいで戦争になるんだ!!後悔しろ!!」
尚も無様に喚き散らす王子に叱責の言葉が投げつけられました。
「いい加減にしないか!!この馬鹿者!!」
「あ、兄上……」
野次馬達をかき分けて、エスバウラ国の第一王子アルバート様がそのお姿をお見せになられました。
「申し訳ない。聖女殿。愚弟がこのような騒ぎを」
「い、いえ」
「シルフィアーナ姫にも大変申し訳無い事をした。この愚弟との婚約破棄の件については後ほど正式にレガウス王家に報告に参らせて頂く」
「は、はい」
「ノルン。またやらかしたのか」
「え?こー……ガリアードさん。どうしてここに?」
「うちもここに出資してるんだ。今日は視察の日だったんだが……。おい、ギルバート王子」
ガリアード陛下が、ギルバート王子の胸倉を掴み凄みます。
「ノルンとこの国に手を出そうなんて考えるなよ?その時はガリアス帝国とラギアン王国、そして勇者ラインハルトが敵になると思え」
「ヒィッ!!わ、わかりました!!」
「陛下。その者の処罰はこちらで行いますので。この場はどうか……」
「ああ。なら任せた。ノルン。ちゃんと勉強するんだぞ」
そう言ってガリアード陛下は優しくノルンの頭を撫で、王子達を連れて去って行きました。
ノルンの切った啖呵に王子達も姫達も野次馬している生徒達も皆、目を見開きながら驚いています。
「何が私と私の臣下達に愛されるアンナ、よ。王族相手に媚びを売って、人を陥れる嘘つくような女の子のどこに魅力があるっていうのさ。アンナって言ったっけ。あなたルフィアを陥れるって事はぼくにケンカ売ってるのと同じだからね。ぼくの大切な友達にケンカを売った落とし前、どうつけてくれるの?」
世界を救った聖女であるノルンに睨みつけられ、アンナ嬢がヒっと怯えます。
「聖女が一般人を脅すのか!!アンナを傷つけようと言うのなら、私と私の臣下が許さないぞ!!」
腰に下げた剣の柄に手をかける者、魔術発動用の杖を手にする者と、王子の臣下達がノルンに敵意を向けてきます。
「あらら。みんなその子に誑かされちゃったんだぁ?仮にも王族と高位貴族の子息なのにねぇ?まるで発情期のワンちゃんみたーい」
「な、な、な、なんだと!!」
ノルンの挑発は止まりません。
「だってそうでしょー?いったいどんな教育受けて育ってきたのぉ?そんな子に良いように誑かされて、こんな人前で醜態をさらすとかぁ。ご両親が見たら何て言うのかなあ?この学園、色んな国から大勢の生徒が集まってるんだよ?世界中に恥を晒してるのと同じだって気づかないのー?あっ、ごっめーん。きっとあなた達、女の子にモテた事ないんだよねー?だからそんな子に言い寄られていい気になっちゃったんだよねー?それで世界中に恥を晒してるのと同じだって気付かずに、その子にいいとこ見せようとこんな馬鹿騒ぎ起こしちゃったんだねえー。もうこれ以上、醜態晒す前にさっさと消えたらぁ?ていうか、ぼくだったら恥ずかしくってもうこの学校来られないよお。ああ、恥ずかしい恥ずかしい♪」
「き、き、き、貴様あああっ!!王族に対する不敬断じて許さん!!この場で斬り捨ててやる!!」
ノルンの挑発に激怒したギルバート王子が側近の剣を奪い取り、ノルンに斬りかかってきました。
「防御陣ぱんち!!」
ノルンの放った防御陣ぱんちがギルバート王子の顎を殴り飛ばしました。
アッパーカットで顎を殴られたギルバート王子は天井に叩きつけられ、地面に落ちます。
「きゃあああ!!ギルバート様あああっ!!」
アンナ嬢が悲鳴をあげます。
「いつから聖女が戦えないと思ったの?」
ノルンのその言葉に、ギルバート王子は顔を抑えながら、よろよろと立ち上がり臣下に命令しました。
「や、やれ!!女如きが生意気な!!斬り捨てろ!!」
臣下達がノルンに何かしようとする前にノルンの先制攻撃が炸裂します。
「防御陣はんまーぱんち!!」
頭上から殴り潰され、一撃で全員が気絶しました。
「貴族の女の子がみんな、男性の後ろに隠れて守られるだけとか思わないでよね!!」
ノルンがそう言ってギルバート王子の方に振り向きます。
「き、き、き、貴様!!我が国への宣戦布告だぞ!!」
「はあ?ぼくは降りかかる火の粉を払っただけだよ?そもそも第二王子に戦争起こす権限なんてないでしょー?」
「お、王族にこれだけの怪我を追わせてただで済むと思うのか?」
「うっさいなあ。回復魔法。ほら、これでいいでしょ」
ノルンは面倒くさそうに王子と配下達の治療をしました。
「け、怪我を治したくらいで許されると思うなよ。絶対に後悔させてやる」
「はあ……。もういいよ。これ以上恥の上塗りするのやめたら?あなたのお兄様は尊敬出来る素敵な方なのに、あなたはなんでこんなお馬鹿さんなの?ホントに情けない。あなたなんかにルフィアはもったいなさすぎるよ」
「な、な、なんだと!!戦争だ!!お前のせいで戦争になるんだ!!後悔しろ!!」
尚も無様に喚き散らす王子に叱責の言葉が投げつけられました。
「いい加減にしないか!!この馬鹿者!!」
「あ、兄上……」
野次馬達をかき分けて、エスバウラ国の第一王子アルバート様がそのお姿をお見せになられました。
「申し訳ない。聖女殿。愚弟がこのような騒ぎを」
「い、いえ」
「シルフィアーナ姫にも大変申し訳無い事をした。この愚弟との婚約破棄の件については後ほど正式にレガウス王家に報告に参らせて頂く」
「は、はい」
「ノルン。またやらかしたのか」
「え?こー……ガリアードさん。どうしてここに?」
「うちもここに出資してるんだ。今日は視察の日だったんだが……。おい、ギルバート王子」
ガリアード陛下が、ギルバート王子の胸倉を掴み凄みます。
「ノルンとこの国に手を出そうなんて考えるなよ?その時はガリアス帝国とラギアン王国、そして勇者ラインハルトが敵になると思え」
「ヒィッ!!わ、わかりました!!」
「陛下。その者の処罰はこちらで行いますので。この場はどうか……」
「ああ。なら任せた。ノルン。ちゃんと勉強するんだぞ」
そう言ってガリアード陛下は優しくノルンの頭を撫で、王子達を連れて去って行きました。
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