7 / 21
Scene7 下っ端がいきなり大役を
しおりを挟む
「メイド就任おめでとう」
「ありがとうございます、殿下。これからよろしくお願いします」
「早速だが、君たちの過ごす部屋を案内するよ」
そう言ってセリウスに連れて来られたのは、彼の部屋と同じフロアの一角だった。入ると、広い部屋に豪華な家具が置かれている。天蓋付きのベッドにソファセット、化粧台などが置かれ、棚には置物が規則正しく並んでいた。中でも目を引くのは、馬に羽の生えた生き物のオブジェだ。透明なガラスのような素材でできたそれは、瞳には紫の石がはめ込まれている。
そして、ローラの部屋もこの隣に用意してあるそうだ。
「こんなに豪華なお部屋・・・やっぱりすごいですね~。王城のメイドは」
「君の場合は、特別だよ。何と言っても第二王子の担当だからね」
「第二王子・・って、セリウス殿下のお世話を私が?」
「そう。言ってなかった?私が誘ったんだ。当然だろう?」
ソファーに座り、ご機嫌な様子のセリウスにいきなり担当だと言われ、戸惑うシャーロットが尋ねる。
「・・よろしいのですか?私はメイドとしては、下っ端の下っ端でおまけにド素人です。そんな自分がいきなり殿下の担当なんて」
そんなシャーロットの様子を見たセリウスは、徐ろに立ち上がると、ローラに何やら耳打ちする。いきなり美丈夫の王子から囁かれたローラの顔は、一瞬で真っ赤に染まった。そして早口で「お嬢様、自分のお部屋が気になるので、ここで失礼します」と言葉を残して、足早に部屋から出て行った。
そして、あまりに突然の行動に呆気にとられたシャーロットの「あっ、ローラ!」と呼び止めるセリフは、パタンと閉まる扉に遮られてしまった。
部屋に二人きりになったシャーロットは、面白そうな表情を浮かべて見つめてくるセリウスに問いかけた。
「殿下、いまローラに何を言ったんですか?」
そう聞いたが、まともな答えが返ってこないことは分かっていた。
「うん?何でも明かしてしまったら、窮屈な城暮らしが楽しくないだろう?それより下っ端なんて、言わないこと。私が君を見初めたんだ。第二王子の担当は私だ!って胸を張れ」
「見初めたではなく、お眼鏡に叶ったではありせんか?私は殿下のお相手ではなく、ただの新人メイドなんですから・・・それに気持ち一つで、殿下の言うつまらない城暮らしも見方が変わるんですよ」
「私は窮屈と言ったんだ。つまらないとは、言ってない。それにこれからは、確実に忙しく、楽しくなるよ。君が来たからね」
そう言ってニヤリと笑うその顔は、獲物を見つけた肉食獣のようにも見える。さながら獲物の小動物は、シャーロットだ。
「あ~、もしかして新人メイドのドジっぷりを期待されてるのでしたら、お生憎様です。それなりにそつなくこなす自信はありますから」
シャーロットは、冗談交じりにそう言ったのだが、セリウスはその言葉に「へぇ~・・それは楽しみだ」笑った。
得意げな表情をするシャーロットを見て、面白いものを見るような彼は、一歩ずつゆっくりとシャーロットに向かって歩き出す。近づいてくるセリウスに後退りするシャーロットだったが、やがて壁際まで追い詰められてしまった。無駄に愛想のいい笑顔が怖い。
「君は私の担当なんだよね?」
「はい・・・」
「なら、ルールを決めよう」
「ルールですね。かしこまりました」
セリウスの手が伸びてきて、シャーロットの顎を掴む。そのまま顔を上に向かされると、彼の瞳に囚われてしまう。セリウスはシャーロットの顔を見ると、満足そうな笑みを浮かべ、こう続けた。
「私に嘘をつくな」
「はい。もちろんです!」
「それから私以外の男には近づかないこと。それから私のことは名前で呼ぶこと。敬語は禁止だ。信頼関係を早く築くために、これは絶対だ」
「あの、それってメイドに必要ですか?さすがに最後の敬語だけは、お許しいただけないでしょうか」
シャーロットがそう躊躇するが、セリウスの言葉ではなく無言の笑顔が“ダメに決まってるだろう”と語っていた。これにシャーロットは、内心ため息をつくと、「分かりまし・・・分かったわ。えっと、セリウス様」と口にした。そしてシャーロットの返事を聞いたセリウスは、嬉しそうに微笑んでみせ、顎に添えた手を離すと、扉に手を掛ける。
「仕事は明日からでいいから、今日はゆっくり休め」
そう振り返らずに言うと、セリウスの姿は扉から外に消えた。
◇◇◇◇◇
セリウスから自由時間をもらったシャーロットは、ローラを誘って城の中を歩いていた。
「お嬢様、疲れてきましたぁ」
「あら、もう疲れたの?」
「グルグルと回ってばかりで、一向にメイド長の気配すらありません。それに、まるでこの城は迷路のようです」
二人は、挨拶をしようとメイド長の元へ向かっているのだが、教えられた部屋にいない。他のメイドに聞き、居そうな場所を教えてもらい城の中を探し回るが、一向に捕まらなかった。
“さっきまで居たんですが、洗濯室へ行った”と言うから洗濯室に行ってみれば、“来てない”と言われ、また居そうな場所を聞くという、さっきからこんなやり取りばかりだった。まるでメイド長と鬼ごっこでもしてる気分である。
「挨拶は、明日でよろしいのではありませんか?」
ローラが疲れきった表情でそう尋ねるが、シャーロットは頑として譲らない。
「これからお世話になるんですもの。最初が肝心よ。それにここは王城。子爵家の頃とは違って規律も厳しいのよ、きっと。だからちゃ~んと挨拶だけは済ませておきましょうね」
シャーロットの言葉に「うぅ・・分かりました」とローラの顔の情けないこと。しかしローラが愚痴を吐いてしまうほど、ぐるぐると、迷路のような城を歩いているのだから、仕方がない。
そんな会話をしているうちに、二人は厨房へとたどり着いた。厨房からは美味しそうな匂いが漂ってきていて、二人は空腹を思い出す。
(ああ、お腹空いたな。お城の料理も美味しそうだわ)
その時シャーロットのお腹が鳴り、ローラから「お嬢様・・」と残念な眼差しを向けられてしまった。
「あっ!そう言えば、鞄の中に焼菓子があるの。夕食まで時間もあるし、少しつままない?」
「!!はい!」
「フフッ・・セバスチャンが焼いてくれたお菓子だから、美味しいわよ」
セバスチャンとは、子爵家の料理長だ。屋敷を出るシャーロットに、菓子を焼いてこっそり持たせてくれたのだ。
「料理長の料理は、最高ですからね。早速戻りましょう。お嬢様」
そう言って踵を返すローラに苦笑したシャーロットも部屋へ戻ろうとしたその時、厨房から楽しげな会話が聞こえてきた。
「クスクスッ・・見た?あの連れの疲れた顔。ざまあみろよね。たかが子爵家の小娘が偉そうにしてるからよ」
「ありがとうございます、殿下。これからよろしくお願いします」
「早速だが、君たちの過ごす部屋を案内するよ」
そう言ってセリウスに連れて来られたのは、彼の部屋と同じフロアの一角だった。入ると、広い部屋に豪華な家具が置かれている。天蓋付きのベッドにソファセット、化粧台などが置かれ、棚には置物が規則正しく並んでいた。中でも目を引くのは、馬に羽の生えた生き物のオブジェだ。透明なガラスのような素材でできたそれは、瞳には紫の石がはめ込まれている。
そして、ローラの部屋もこの隣に用意してあるそうだ。
「こんなに豪華なお部屋・・・やっぱりすごいですね~。王城のメイドは」
「君の場合は、特別だよ。何と言っても第二王子の担当だからね」
「第二王子・・って、セリウス殿下のお世話を私が?」
「そう。言ってなかった?私が誘ったんだ。当然だろう?」
ソファーに座り、ご機嫌な様子のセリウスにいきなり担当だと言われ、戸惑うシャーロットが尋ねる。
「・・よろしいのですか?私はメイドとしては、下っ端の下っ端でおまけにド素人です。そんな自分がいきなり殿下の担当なんて」
そんなシャーロットの様子を見たセリウスは、徐ろに立ち上がると、ローラに何やら耳打ちする。いきなり美丈夫の王子から囁かれたローラの顔は、一瞬で真っ赤に染まった。そして早口で「お嬢様、自分のお部屋が気になるので、ここで失礼します」と言葉を残して、足早に部屋から出て行った。
そして、あまりに突然の行動に呆気にとられたシャーロットの「あっ、ローラ!」と呼び止めるセリフは、パタンと閉まる扉に遮られてしまった。
部屋に二人きりになったシャーロットは、面白そうな表情を浮かべて見つめてくるセリウスに問いかけた。
「殿下、いまローラに何を言ったんですか?」
そう聞いたが、まともな答えが返ってこないことは分かっていた。
「うん?何でも明かしてしまったら、窮屈な城暮らしが楽しくないだろう?それより下っ端なんて、言わないこと。私が君を見初めたんだ。第二王子の担当は私だ!って胸を張れ」
「見初めたではなく、お眼鏡に叶ったではありせんか?私は殿下のお相手ではなく、ただの新人メイドなんですから・・・それに気持ち一つで、殿下の言うつまらない城暮らしも見方が変わるんですよ」
「私は窮屈と言ったんだ。つまらないとは、言ってない。それにこれからは、確実に忙しく、楽しくなるよ。君が来たからね」
そう言ってニヤリと笑うその顔は、獲物を見つけた肉食獣のようにも見える。さながら獲物の小動物は、シャーロットだ。
「あ~、もしかして新人メイドのドジっぷりを期待されてるのでしたら、お生憎様です。それなりにそつなくこなす自信はありますから」
シャーロットは、冗談交じりにそう言ったのだが、セリウスはその言葉に「へぇ~・・それは楽しみだ」笑った。
得意げな表情をするシャーロットを見て、面白いものを見るような彼は、一歩ずつゆっくりとシャーロットに向かって歩き出す。近づいてくるセリウスに後退りするシャーロットだったが、やがて壁際まで追い詰められてしまった。無駄に愛想のいい笑顔が怖い。
「君は私の担当なんだよね?」
「はい・・・」
「なら、ルールを決めよう」
「ルールですね。かしこまりました」
セリウスの手が伸びてきて、シャーロットの顎を掴む。そのまま顔を上に向かされると、彼の瞳に囚われてしまう。セリウスはシャーロットの顔を見ると、満足そうな笑みを浮かべ、こう続けた。
「私に嘘をつくな」
「はい。もちろんです!」
「それから私以外の男には近づかないこと。それから私のことは名前で呼ぶこと。敬語は禁止だ。信頼関係を早く築くために、これは絶対だ」
「あの、それってメイドに必要ですか?さすがに最後の敬語だけは、お許しいただけないでしょうか」
シャーロットがそう躊躇するが、セリウスの言葉ではなく無言の笑顔が“ダメに決まってるだろう”と語っていた。これにシャーロットは、内心ため息をつくと、「分かりまし・・・分かったわ。えっと、セリウス様」と口にした。そしてシャーロットの返事を聞いたセリウスは、嬉しそうに微笑んでみせ、顎に添えた手を離すと、扉に手を掛ける。
「仕事は明日からでいいから、今日はゆっくり休め」
そう振り返らずに言うと、セリウスの姿は扉から外に消えた。
◇◇◇◇◇
セリウスから自由時間をもらったシャーロットは、ローラを誘って城の中を歩いていた。
「お嬢様、疲れてきましたぁ」
「あら、もう疲れたの?」
「グルグルと回ってばかりで、一向にメイド長の気配すらありません。それに、まるでこの城は迷路のようです」
二人は、挨拶をしようとメイド長の元へ向かっているのだが、教えられた部屋にいない。他のメイドに聞き、居そうな場所を教えてもらい城の中を探し回るが、一向に捕まらなかった。
“さっきまで居たんですが、洗濯室へ行った”と言うから洗濯室に行ってみれば、“来てない”と言われ、また居そうな場所を聞くという、さっきからこんなやり取りばかりだった。まるでメイド長と鬼ごっこでもしてる気分である。
「挨拶は、明日でよろしいのではありませんか?」
ローラが疲れきった表情でそう尋ねるが、シャーロットは頑として譲らない。
「これからお世話になるんですもの。最初が肝心よ。それにここは王城。子爵家の頃とは違って規律も厳しいのよ、きっと。だからちゃ~んと挨拶だけは済ませておきましょうね」
シャーロットの言葉に「うぅ・・分かりました」とローラの顔の情けないこと。しかしローラが愚痴を吐いてしまうほど、ぐるぐると、迷路のような城を歩いているのだから、仕方がない。
そんな会話をしているうちに、二人は厨房へとたどり着いた。厨房からは美味しそうな匂いが漂ってきていて、二人は空腹を思い出す。
(ああ、お腹空いたな。お城の料理も美味しそうだわ)
その時シャーロットのお腹が鳴り、ローラから「お嬢様・・」と残念な眼差しを向けられてしまった。
「あっ!そう言えば、鞄の中に焼菓子があるの。夕食まで時間もあるし、少しつままない?」
「!!はい!」
「フフッ・・セバスチャンが焼いてくれたお菓子だから、美味しいわよ」
セバスチャンとは、子爵家の料理長だ。屋敷を出るシャーロットに、菓子を焼いてこっそり持たせてくれたのだ。
「料理長の料理は、最高ですからね。早速戻りましょう。お嬢様」
そう言って踵を返すローラに苦笑したシャーロットも部屋へ戻ろうとしたその時、厨房から楽しげな会話が聞こえてきた。
「クスクスッ・・見た?あの連れの疲れた顔。ざまあみろよね。たかが子爵家の小娘が偉そうにしてるからよ」
33
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?
3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。
相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。
あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。
それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。
だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。
その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。
その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。
だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。
悪魔が泣いて逃げ出すほど不幸な私ですが、孤独な公爵様の花嫁になりました
ぜんだ 夕里
恋愛
「伴侶の記憶を食べる悪魔」に取り憑かれた公爵の元に嫁いできた男爵令嬢ビータ。婚約者は皆、記憶を奪われ逃げ出すという噂だが、彼女は平然としていた。なぜなら悪魔が彼女の記憶を食べようとした途端「まずい!ドブの味がする!」と逃げ出したから。
壮絶な過去を持つ令嬢と孤独な公爵の、少し変わった結婚生活が始まる。
余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした
ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。
しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義!
そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。
「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
【旦那様は魔王様 外伝】魔界でいちばん大嫌い~絶対に好きになんて、ならないんだから!~
狭山ひびき
恋愛
「あんたなんか、大嫌いよ!」ミリアムは大きく息を吸い込んで、宣言した。はじめてアスヴィルと出会ったとき、彼は意地悪だった。二度と会いたくないと思うほど嫌っていたのに、ある日を境に、アスヴィルのミリアムに対する態度が激変する。突然アスヴィルは、ミリアムを愛していると言い出したのだ。しかしミリアムは昔のまま、彼のことが大嫌い。そんなミリアムを振り向かせようと、手紙やお菓子、果ては大声で愛を叫んで、気持ちを伝えようとするアスヴィル。果たして、アスヴィルの気持ちはミリアムに届くのか――
※本作品は、【旦那様は魔王様!】の外伝ですが、本編からは独立したお話です。
【完結】モブ令嬢としてひっそり生きたいのに、腹黒公爵に気に入られました
22時完結
恋愛
貴族の家に生まれたものの、特別な才能もなく、家の中でも空気のような存在だったセシリア。
華やかな社交界には興味もないし、政略結婚の道具にされるのも嫌。だからこそ、目立たず、慎ましく生きるのが一番——。
そう思っていたのに、なぜか冷酷無比と名高いディートハルト公爵に目をつけられてしまった!?
「……なぜ私なんですか?」
「君は実に興味深い。そんなふうにおとなしくしていると、余計に手を伸ばしたくなる」
ーーそんなこと言われても困ります!
目立たずモブとして生きたいのに、公爵様はなぜか私を執拗に追いかけてくる。
しかも、いつの間にか甘やかされ、独占欲丸出しで迫られる日々……!?
「君は俺のものだ。他の誰にも渡すつもりはない」
逃げても逃げても追いかけてくる腹黒公爵様から、私は無事にモブ人生を送れるのでしょうか……!?
婚約者は冷酷宰相様。地味令嬢の私が政略結婚で嫁いだら、なぜか激甘溺愛が待っていました
春夜夢
恋愛
私はずっと「誰にも注目されない地味令嬢」だった。
名門とはいえ没落しかけの伯爵家の次女。
姉は美貌と才覚に恵まれ、私はただの飾り物のような存在。
――そんな私に突然、王宮から「婚約命令」が下った。
相手は、王の右腕にして恐れられる冷酷宰相・ルシアス=ディエンツ公爵。
40を目前にしながら独身を貫き、感情を一切表に出さない男。
(……なぜ私が?)
けれど、その婚約は国を揺るがす「ある計画」の始まりだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる