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後日談 リーナストーリー ピンクエンド - Ⅳ
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「これはまた、“死ぬ覚悟”とは穏やかではないね」
シリウスの言葉にニッコリと笑顔を浮かべるリーナ。しかしリーナの言いたいことを理解していないであろうシリウスは、彼女の笑顔に返事する。
「だが彼女の為なら、この命捧げる覚悟など疾うに持ち合わせている」
シリウスの決意のセリフにリーナは「それでこそ影のヒーローです!」と興奮気味に返す。それにシリウスは「影のヒーロー?」と首を傾げた。
慌てて「あっいえ、こちらの話です!」と誤魔化したリーナは、シリウスへの提案を話し出す。
「それでは、シリウス様お耳を拝借いたします・・」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
リーナの足は、ある人物の元へと向かっていた。
見覚えのある扉を前に深呼吸をするリーナは、「よしっ」と呟くと扉を開いた。開けた先には、深いグリーンの瞳が待ち受けていた。
「やっと、私を攻める気になったのか?」
そう誂うように言うのは、セドリックだ。
「違います!今日はぜひお願いしたい事があって、ご足労いただきました」
「願い事?」
「ビクトリア様との仲を周囲に見せつけてほしいのです」
「別に、彼女と仲が悪くなった覚えはないし、それならすでに皆知っていると思うが?」
「違います。恋人として、仲睦まじくしていただきたいのです!」
「なんだ・・わざわざ呼び出すから、やっと君が観念したのかと思ったが違うのか。私をビクトリア嬢とくっつけて、自分はシリウスと一緒になるのか?」
「シリウス様のことは、いま関係ありません!」
大いに関係あるのだが、セドリックには内緒だ。
「ビクトリア嬢から聞いたが、シリウスの中に未練がましく君を追いかけてきた男がいるそうだな」
「未練がましいなんて、やめてください」
本当はセドリックに、自分と同じ嘘をつかせようとことしているのに言えないリーナ。
「過去の男など忘れさせてやる」
そう言って、腕を取ろうとするセドリックからリーナは既のところで逃げる。
「そうですよ!私のことを命がけで追いかけてきてくれるほど、私は彼に愛されてるんです!殿下には、指一本触れさせませんからっ!」
叫びにも似たリーナのセリフは、いつも強気なセドリックの胸に刺さったようだ。一瞬、寂しさで彼の瞳を揺らす。
「私ではダメなのか?」
セドリックの言葉が静けさが支配する部屋に染み渡る。初めて聞いた苦しそうな彼の声にハッとしたリーナは、胸が締め付けられる。
「悪いが、君の頼みには答えるつもりはない」
「・・・っ!」
セドリックの言葉に、彼の真剣な眼差しと視線がぶつかり、リーナは息を飲む。
「私の想いより他の男の方が重いと言う君の願いをかなえる義理はないからな」
セドリックの言うことは、最もだった。リーナはただ自分のシリウスを応援したいという想いに、セドリックを巻き込もうとしているのだから・・・
リーナは悔しいが、無理強いはできないため、諦めることにした。
「分かりました。今日はお時間をいただき、ありがとうございました」
しかしリーナの幕引きのセリフに「待て。何故そのような願いを口にする?何か理由があるのだろう?」とセドリックは食い下がる。
「教えたら、ご協力いただけるのですか?」
「悪いが、それはない」
セドリックの変わらぬ答えにリーナは、再度辞するセリフを言おうする。
「それでしたら、時間のムダでっ・・」
しかし、突然リーナの口を塞ぐように口づけをするセドリック。不意を突かれリーナの身体は彼の腕に閉じ込められ、捕らえられた唇は、まるで彼に食べられてしまうかのような錯覚をリーナに起こさせる。
「・・っや・・・ぅん・・」
リーナの言葉にならない声と吐息だけが漏れていく。抵抗しようともがくリーナだったが、セドリックの力には敵わなず、彼の胸を押し返すことすらままならない。
(また・・いつもこうなる・・・)
セドリックの舌が彼女の口内へと侵入してきて、リーナは必死になって逃れようとするが、舌を絡め取られやがてそれに応えてしまう自分に内心落胆する。
「・・んっ・・ふぅ・・・」
静かな部屋に響く艶やかな声がリーナの体温を上げる。そしてその激しい口づけは、やがてリーナの身体から抵抗する意思を剥がす。
ようやくゆっくりと離された唇。肩で息をしながら、涙目になっているリーナの瞳を見つめながら、セドリックはポツリと呟いた。
「調教などと言って悪かった」
思いがけない彼の謝罪に「え・・・?」と固まるリーナ。
「いや・・何でもない」
しかしそう言葉を残し、セドリックは扉から姿を消した。リーナは無情にも閉じられた扉を呆然と見つめて届かぬ言葉を口にする。
「今のは何?それにまた・・・この気持ちどうしてくれるのよ」
シリウスの言葉にニッコリと笑顔を浮かべるリーナ。しかしリーナの言いたいことを理解していないであろうシリウスは、彼女の笑顔に返事する。
「だが彼女の為なら、この命捧げる覚悟など疾うに持ち合わせている」
シリウスの決意のセリフにリーナは「それでこそ影のヒーローです!」と興奮気味に返す。それにシリウスは「影のヒーロー?」と首を傾げた。
慌てて「あっいえ、こちらの話です!」と誤魔化したリーナは、シリウスへの提案を話し出す。
「それでは、シリウス様お耳を拝借いたします・・」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
リーナの足は、ある人物の元へと向かっていた。
見覚えのある扉を前に深呼吸をするリーナは、「よしっ」と呟くと扉を開いた。開けた先には、深いグリーンの瞳が待ち受けていた。
「やっと、私を攻める気になったのか?」
そう誂うように言うのは、セドリックだ。
「違います!今日はぜひお願いしたい事があって、ご足労いただきました」
「願い事?」
「ビクトリア様との仲を周囲に見せつけてほしいのです」
「別に、彼女と仲が悪くなった覚えはないし、それならすでに皆知っていると思うが?」
「違います。恋人として、仲睦まじくしていただきたいのです!」
「なんだ・・わざわざ呼び出すから、やっと君が観念したのかと思ったが違うのか。私をビクトリア嬢とくっつけて、自分はシリウスと一緒になるのか?」
「シリウス様のことは、いま関係ありません!」
大いに関係あるのだが、セドリックには内緒だ。
「ビクトリア嬢から聞いたが、シリウスの中に未練がましく君を追いかけてきた男がいるそうだな」
「未練がましいなんて、やめてください」
本当はセドリックに、自分と同じ嘘をつかせようとことしているのに言えないリーナ。
「過去の男など忘れさせてやる」
そう言って、腕を取ろうとするセドリックからリーナは既のところで逃げる。
「そうですよ!私のことを命がけで追いかけてきてくれるほど、私は彼に愛されてるんです!殿下には、指一本触れさせませんからっ!」
叫びにも似たリーナのセリフは、いつも強気なセドリックの胸に刺さったようだ。一瞬、寂しさで彼の瞳を揺らす。
「私ではダメなのか?」
セドリックの言葉が静けさが支配する部屋に染み渡る。初めて聞いた苦しそうな彼の声にハッとしたリーナは、胸が締め付けられる。
「悪いが、君の頼みには答えるつもりはない」
「・・・っ!」
セドリックの言葉に、彼の真剣な眼差しと視線がぶつかり、リーナは息を飲む。
「私の想いより他の男の方が重いと言う君の願いをかなえる義理はないからな」
セドリックの言うことは、最もだった。リーナはただ自分のシリウスを応援したいという想いに、セドリックを巻き込もうとしているのだから・・・
リーナは悔しいが、無理強いはできないため、諦めることにした。
「分かりました。今日はお時間をいただき、ありがとうございました」
しかしリーナの幕引きのセリフに「待て。何故そのような願いを口にする?何か理由があるのだろう?」とセドリックは食い下がる。
「教えたら、ご協力いただけるのですか?」
「悪いが、それはない」
セドリックの変わらぬ答えにリーナは、再度辞するセリフを言おうする。
「それでしたら、時間のムダでっ・・」
しかし、突然リーナの口を塞ぐように口づけをするセドリック。不意を突かれリーナの身体は彼の腕に閉じ込められ、捕らえられた唇は、まるで彼に食べられてしまうかのような錯覚をリーナに起こさせる。
「・・っや・・・ぅん・・」
リーナの言葉にならない声と吐息だけが漏れていく。抵抗しようともがくリーナだったが、セドリックの力には敵わなず、彼の胸を押し返すことすらままならない。
(また・・いつもこうなる・・・)
セドリックの舌が彼女の口内へと侵入してきて、リーナは必死になって逃れようとするが、舌を絡め取られやがてそれに応えてしまう自分に内心落胆する。
「・・んっ・・ふぅ・・・」
静かな部屋に響く艶やかな声がリーナの体温を上げる。そしてその激しい口づけは、やがてリーナの身体から抵抗する意思を剥がす。
ようやくゆっくりと離された唇。肩で息をしながら、涙目になっているリーナの瞳を見つめながら、セドリックはポツリと呟いた。
「調教などと言って悪かった」
思いがけない彼の謝罪に「え・・・?」と固まるリーナ。
「いや・・何でもない」
しかしそう言葉を残し、セドリックは扉から姿を消した。リーナは無情にも閉じられた扉を呆然と見つめて届かぬ言葉を口にする。
「今のは何?それにまた・・・この気持ちどうしてくれるのよ」
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