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後日談 冬馬ストーリーおまけ
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「二人して、なに泣いてんだ?」
冬馬が気付くと、目の前でソファーに腰掛ける両親が泣いていた。そして冬馬はというと、向かいのソファーに座り、偉そうに足を組み、背もたれに右腕を掛けて斜に構えている。それに気付いた冬馬は、慌てて座り直す。
(いってぇ~。この体勢、腕がつるだろ・・・)
横柄な態度は鳴りを潜め、痛そうに腕を振りながら冬馬は「親父、母さん。もう泣くなよ」と声を掛ける。すると息子の変化を感じた父親が、冬馬の顔をマジマジと見つめてきた。父親からそんなに見つめられるなど、男子大学生である冬馬は、照れるしかない。照れ隠しのように「なっ、何だよ」と言った。
「お前、冬馬か・・・?」
「まだボケる歳じゃないよなぁ、親父・・・」
「ドレスは?」
「はっ!?やっぱりボケたのか?」
「いやっ、お前が言ったんだぞ。こんなヘンテコの服なんて着られるかっ!って・・ドレス用意しろ!って・・・」
「あ~~、それ悪夢だな・・・悪夢見たんだ、うん・・」
「増築は?」
「今度は増築かよ」
「“今度は”って、これもお前が言い出したんだぞ。こんな狭い家で暮らせるか!って・・」
「もう言わねえよ。今の広さで十分だろっ」
「それじゃあ、料理・・」
「マジかよ!まだあんのかよ!」
・・・・・・・
父と息子の間に沈黙が流れる。そして父親は、横でまだ顔を伏せ泣いている母親の肩を揺すり「母さん!母さん!冬馬が戻ったぞ!」と言った。すると母親はガバッと顔を上げ、泣き腫らした目を向けてくる。
「そんなに見なくても、俺だろ?」
またまた照れくさそうに冬馬は言った。
「冬馬~!!本当に冬馬なのね!もういきなりワガママし放題になって、私の子育てが間違ったのかと思って、もうどうしていいか・・」
母親は喜々とした声でそう言うと、冬馬へ抱きついてきた。
「うおっ!何っ!?暑いって!」
「いいじゃない!母さんは、冬馬が戻ってきて嬉しくて仕方ないのよ!」
「あ~、もう分かったから~」
そんな母と息子の姿にソワソワしだした父親も「冬馬~!!」と抱擁の輪に加わる。両親から抱きつかれるなど記憶にない冬馬は、盛大な照れ隠しのセリフを発した。
「もう!心配かけて悪かった!もう大丈夫だから~!!」
そう叫びながら、心では異世界の住人に想いを馳せる冬馬。
(親父の涙なんて初めて見たな・・
ていうかオルガ!どんだけワガママだったんだ!?あれをリーナは相手にするのか・・・・頑張れよ・・)
この後、親子三人の熱い抱擁は、しばらく続いたのだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
これで本当に完結です。
連載当初は、本当にここまで皆さんに喜んでいただけるとは全く思ってなかった作品なので、続編書いてても信じられなかったくらいです。
感想をいただきました皆様、本当にありがとうございました。
またどこかでお目にかかれたら、嬉しい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
冬馬が気付くと、目の前でソファーに腰掛ける両親が泣いていた。そして冬馬はというと、向かいのソファーに座り、偉そうに足を組み、背もたれに右腕を掛けて斜に構えている。それに気付いた冬馬は、慌てて座り直す。
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「あ~~、それ悪夢だな・・・悪夢見たんだ、うん・・」
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「マジかよ!まだあんのかよ!」
・・・・・・・
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「そんなに見なくても、俺だろ?」
またまた照れくさそうに冬馬は言った。
「冬馬~!!本当に冬馬なのね!もういきなりワガママし放題になって、私の子育てが間違ったのかと思って、もうどうしていいか・・」
母親は喜々とした声でそう言うと、冬馬へ抱きついてきた。
「うおっ!何っ!?暑いって!」
「いいじゃない!母さんは、冬馬が戻ってきて嬉しくて仕方ないのよ!」
「あ~、もう分かったから~」
そんな母と息子の姿にソワソワしだした父親も「冬馬~!!」と抱擁の輪に加わる。両親から抱きつかれるなど記憶にない冬馬は、盛大な照れ隠しのセリフを発した。
「もう!心配かけて悪かった!もう大丈夫だから~!!」
そう叫びながら、心では異世界の住人に想いを馳せる冬馬。
(親父の涙なんて初めて見たな・・
ていうかオルガ!どんだけワガママだったんだ!?あれをリーナは相手にするのか・・・・頑張れよ・・)
この後、親子三人の熱い抱擁は、しばらく続いたのだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
これで本当に完結です。
連載当初は、本当にここまで皆さんに喜んでいただけるとは全く思ってなかった作品なので、続編書いてても信じられなかったくらいです。
感想をいただきました皆様、本当にありがとうございました。
またどこかでお目にかかれたら、嬉しい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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