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第六章
ワイン造り始めました(その5)
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一夜にして倉庫ができた。
倉庫と思った理由は、扉が大きかったからだ。
俺が知る限り、扉が大きな建物といえば、金持ちの屋敷、倉庫、馬小屋くらいなものだ。
金持ちの屋敷には見えないし、馬は俺たちの村には二頭、ロックハンス士爵が乗ってきた馬車の馬を含めたら三頭しかいない。こんな大きな建物は必要ないから、倉庫だと思った。
もしかしたら、扉の大きな家が都会でブームになっているかもしれないが、そんなことを言い出したら、巨大扉の娼館だって可能性もなくはない――いいな、娼館……王都にあるという高級娼館に一度でいいから行ってみたい――ってそうじゃなくて、可能性を言い出したら切りがないって言いたいんだ、俺は。
ともかく、巨大な煉瓦の建物ができた。
「……さすがですわね」
いつの間にか俺の横に立っていた太守代理――リーゼ様が、二日酔いなのか頭を押さえて言った。
「太守代理殿、これは一体――」
「いいですか、村長。倉庫が一晩でできることはよくあることです」
「いや、そんなわけないでしょ!」
「よくあることなのです。そして、一晩で建物ができたことも含めて、建物の中でなにがあっても、過剰に驚いてはいけません。おかしい、異常、凄すぎると言った感じの言葉も厳禁です」
「倉庫の中に何があるって言うんだ!? いや、中に何があってもって、何が――」
「約束しなさい」
突然、リーゼ様から覇気のようなオーラが膨れた。
なんだ、これは!?
おそらくだが、リーゼ様は武術の達人でもなければ、殺人術を極めた暗殺者というわけでもない。見た感じ、弓と魔術はある程度使えるが、単純な力比べだけなら彼女二人合わせても俺の方が上だろう。
だが、彼女から溢れる覇気――これだけは本物だ。
たとえ、目の前で親が殺されて、殺した相手を恨んでもここまでの覇気を感じない。
いや、そういえば一度だけ見たことがある。
あれは、確かポラン教会の宣教師が訪れたときのことだ。
この村には数年に一度、ポラン教会の宣教師が訪れる。といっても、農民の大半は、ポラン教会の神様より、大地に恵みをもたらす土や水の精霊様を崇めているので、ポラン教会の信者になる者は少なく、少しポラン教会の教えを説いた後、改宗を諦めて去ってしまう。
だが、十年ほど前に訪れたポラン教会の宣教師は違った。
なんというか熱心? を通り越して怖かった。
ポラン教会以外の教えは信じられない、神は偉大だ、神のためならこの身を捧げても惜しくない。むしろ誇りだ。皆も同じはず。
ということを百倍くらい誇張して俺たちに教えを説いた――というより脅迫してきた。
村人たちは恐怖したものだ。
あとから、そういう人間を狂信者と呼ぶのだと知ったが、リーゼ様から漂って来る覇気は、その狂信者に似ている――いや、狂信者にも勝るものだった。
下手に逆らったら殺される。
「わ……わかりました」
「村人全員にも言い聞かせなさい」
「…………」
リーゼ様の目が怖い。
俺は声を出すことができず、無言で首を何度も縦に振った。
首の後ろ部分がもげそうだ。
すると、リーゼ様は頷いて建物の中に入っていった。
「クルト様ー♪ 中にいらっしゃるのですかー、朝ですわよー♪」
甘い声とともに。
さっきのどすの聞いた声からは想像もできない。
俺はそのあと、事情も知らないまま、村人たちに、「王都では建物が一晩で建つことはよくあることらしいぞ」「もしかしたら中には俺たちの知らない物があるかもしれないが、驚いたらダメだぞ」「そういえば王都には空飛ぶ乗り物だってあるんだ」と嘘を並べ立てた。
空を飛ぶ乗り物なんていう、絶対にありえない物を先に言ったことで、仮に中に、俺たちの想像を絶する物があっても驚きを最小限にする――そういう意味を込めて。
幸い、前村長だった俺の親父以外、王都に言ったことがある人間はいなかったから、一晩で建物が建つというのはよくあることだという嘘を受け入れてくれた。半信半疑っぽいが。
さすがに空を飛ぶ乗り物については、一笑に付されたが、思惑通りだ。
「皆さま、中へどうぞ。工房主代理であるクルト様より重大なお話があります」
リーゼ様が笑顔で言った。
昨日まで俺に見せていた笑顔だ。
先ほど、俺に見せたのは幻だったのかと思いたいが、額から溢れて止まらない脂汗が、現実だと知らしめる。
俺は覚悟を決めて中に入った。
ただ、俺の予想と違い、中はただのだだっ広い倉庫だった。
「あ、皆さん。昨日はお見苦しいところをお見せしてすみません」
昨日収穫した葡萄が運び込まれている他、ワイン用の瓶、コルク、樽などが整理されて置かれている……ってあれ? 明らかに馬車に入りきらない量の樽があるのは気のせいか?
いや、そもそも倉庫の建材をどこから調達したのかも……よし、気にするのはやめよう。
「あの、その樽は一体どこから――」
「あ、それは僕が作りました。ニーチェさんに木材を用意してもらって」
ロックハンス士爵がそう言うと、緑の髪の女性が会釈した。
木材を用意って、本当に何者なんだ?
全然紹介されないが――
「いや、一晩で用意するって、そもそも建物だって――」
「お前、黙れ! 王都じゃ一晩で建物を用意したり樽を百個は二百個作るのは普通なんだよ!」
余計なことを言うバカを俺が黙らせ、恐る恐る振り返ると、リーゼ様は笑顔のままだった。
その顔がセーフなのかアウトなのかはわからない……笑顔でも怖い。
「それで、皆さんに来てもらったのは、ワイン造り用の魔道具についてです」
ロックハンス士爵が用意したのは、樽に逆三角錐型の鍋? を取り付けたような変わった魔道具だった。なんなんだ、これは?
これでワインを造るのか?
「これに葡萄を入れると、自動的に搾汁が始まり、下の樽に葡萄汁が溜まります」
みるみる鍋の中の葡萄が無くなっていく。音が全く出ないのが逆に不気味だ。
せめてぐちゃぐちゃと言ってくれたら搾汁してるのがわかるのに。
「と、これで樽一個分ですね」
ロックハンス士爵がそう言うと、樽の中には紫色の葡萄汁がたんまり入っていた。
なるほど、これは素晴らしい魔道具だ。
まぁ、葡萄を潰すだけという魔道具なら、昔からいろいろと造られては失敗してきた。
その成功作ということだろう。
いつの間に用意したのかはわからないが、この程度なら、それほど驚くことでは――ってあれ?
一晩で倉庫や樽ができた事実のせいで、俺の驚きのハードルが随分上がってね?
この程度って、葡萄搾汁魔道具って結構な発明だよな?
「工房主様、これはなんだべ?」
「あ、これはですね――搾汁を五段階に調整できるんです。試してみますね」
そう言って、ロックハンス士爵はダイヤルとやらを調整する。
具体的には、一番左から一番右にダイヤルを捻ってから、葡萄を鍋に入れた。
静かに樽の中に葡萄汁が溜まっていく。
終わった。
中身を見る。
うん、確かに葡萄汁が溜まっている。
うっすら黄緑色の。
って、なんで白いんだ!?
確かに理論上、黒葡萄から白ワインを造ることは可能だ。
色の基となる皮を取ってしまえばいいのだから(まぁ、それでもややオレンジがかった色になるが)。
だが、鍋に入れただけで、全部の皮や種を取ってしまうのか? 取った皮や種はどうした? え? 別の場所に保管して、あとで肥料や油になる?
頭が混乱してきた。
「おい、村長。さすがにこれは――」
村人たちが騒めきだす。
リーゼ様の顔が険しくなるのを感じた。
「普通だ! よくあることだ!」
俺は叫んだ。
「いや、しかし!」
「よくあることなんだ!」
俺の魂の叫びが、倉庫に響いたのだった。
その後、何故かロックハンス士爵が絞った葡萄汁はそのまま工房に運ばれ、俺たちには残った葡萄を魔道具に入れて搾汁。樽に入れて保管するという仕事を斡旋された。
そして、三日後、派遣された商会の人間によって、ワインの試飲会が催された。
村人たち全員でそのワインを飲んだが、絶品過ぎて涙が止まらなかった。
こんなおいしいワインがうちの村でできて、しかも俺たちが逸れに携われるなんて――という感動の涙もあったが。
「って、なんで三日で葡萄汁がワインになってるんだよっ!」
ロックハンス士爵はもう帰ったので、俺は思う存分叫んだのだった。
非常識過ぎる現実に涙が止まらない。
人間、わけがわからなくなると泣くんだな。
倉庫と思った理由は、扉が大きかったからだ。
俺が知る限り、扉が大きな建物といえば、金持ちの屋敷、倉庫、馬小屋くらいなものだ。
金持ちの屋敷には見えないし、馬は俺たちの村には二頭、ロックハンス士爵が乗ってきた馬車の馬を含めたら三頭しかいない。こんな大きな建物は必要ないから、倉庫だと思った。
もしかしたら、扉の大きな家が都会でブームになっているかもしれないが、そんなことを言い出したら、巨大扉の娼館だって可能性もなくはない――いいな、娼館……王都にあるという高級娼館に一度でいいから行ってみたい――ってそうじゃなくて、可能性を言い出したら切りがないって言いたいんだ、俺は。
ともかく、巨大な煉瓦の建物ができた。
「……さすがですわね」
いつの間にか俺の横に立っていた太守代理――リーゼ様が、二日酔いなのか頭を押さえて言った。
「太守代理殿、これは一体――」
「いいですか、村長。倉庫が一晩でできることはよくあることです」
「いや、そんなわけないでしょ!」
「よくあることなのです。そして、一晩で建物ができたことも含めて、建物の中でなにがあっても、過剰に驚いてはいけません。おかしい、異常、凄すぎると言った感じの言葉も厳禁です」
「倉庫の中に何があるって言うんだ!? いや、中に何があってもって、何が――」
「約束しなさい」
突然、リーゼ様から覇気のようなオーラが膨れた。
なんだ、これは!?
おそらくだが、リーゼ様は武術の達人でもなければ、殺人術を極めた暗殺者というわけでもない。見た感じ、弓と魔術はある程度使えるが、単純な力比べだけなら彼女二人合わせても俺の方が上だろう。
だが、彼女から溢れる覇気――これだけは本物だ。
たとえ、目の前で親が殺されて、殺した相手を恨んでもここまでの覇気を感じない。
いや、そういえば一度だけ見たことがある。
あれは、確かポラン教会の宣教師が訪れたときのことだ。
この村には数年に一度、ポラン教会の宣教師が訪れる。といっても、農民の大半は、ポラン教会の神様より、大地に恵みをもたらす土や水の精霊様を崇めているので、ポラン教会の信者になる者は少なく、少しポラン教会の教えを説いた後、改宗を諦めて去ってしまう。
だが、十年ほど前に訪れたポラン教会の宣教師は違った。
なんというか熱心? を通り越して怖かった。
ポラン教会以外の教えは信じられない、神は偉大だ、神のためならこの身を捧げても惜しくない。むしろ誇りだ。皆も同じはず。
ということを百倍くらい誇張して俺たちに教えを説いた――というより脅迫してきた。
村人たちは恐怖したものだ。
あとから、そういう人間を狂信者と呼ぶのだと知ったが、リーゼ様から漂って来る覇気は、その狂信者に似ている――いや、狂信者にも勝るものだった。
下手に逆らったら殺される。
「わ……わかりました」
「村人全員にも言い聞かせなさい」
「…………」
リーゼ様の目が怖い。
俺は声を出すことができず、無言で首を何度も縦に振った。
首の後ろ部分がもげそうだ。
すると、リーゼ様は頷いて建物の中に入っていった。
「クルト様ー♪ 中にいらっしゃるのですかー、朝ですわよー♪」
甘い声とともに。
さっきのどすの聞いた声からは想像もできない。
俺はそのあと、事情も知らないまま、村人たちに、「王都では建物が一晩で建つことはよくあることらしいぞ」「もしかしたら中には俺たちの知らない物があるかもしれないが、驚いたらダメだぞ」「そういえば王都には空飛ぶ乗り物だってあるんだ」と嘘を並べ立てた。
空を飛ぶ乗り物なんていう、絶対にありえない物を先に言ったことで、仮に中に、俺たちの想像を絶する物があっても驚きを最小限にする――そういう意味を込めて。
幸い、前村長だった俺の親父以外、王都に言ったことがある人間はいなかったから、一晩で建物が建つというのはよくあることだという嘘を受け入れてくれた。半信半疑っぽいが。
さすがに空を飛ぶ乗り物については、一笑に付されたが、思惑通りだ。
「皆さま、中へどうぞ。工房主代理であるクルト様より重大なお話があります」
リーゼ様が笑顔で言った。
昨日まで俺に見せていた笑顔だ。
先ほど、俺に見せたのは幻だったのかと思いたいが、額から溢れて止まらない脂汗が、現実だと知らしめる。
俺は覚悟を決めて中に入った。
ただ、俺の予想と違い、中はただのだだっ広い倉庫だった。
「あ、皆さん。昨日はお見苦しいところをお見せしてすみません」
昨日収穫した葡萄が運び込まれている他、ワイン用の瓶、コルク、樽などが整理されて置かれている……ってあれ? 明らかに馬車に入りきらない量の樽があるのは気のせいか?
いや、そもそも倉庫の建材をどこから調達したのかも……よし、気にするのはやめよう。
「あの、その樽は一体どこから――」
「あ、それは僕が作りました。ニーチェさんに木材を用意してもらって」
ロックハンス士爵がそう言うと、緑の髪の女性が会釈した。
木材を用意って、本当に何者なんだ?
全然紹介されないが――
「いや、一晩で用意するって、そもそも建物だって――」
「お前、黙れ! 王都じゃ一晩で建物を用意したり樽を百個は二百個作るのは普通なんだよ!」
余計なことを言うバカを俺が黙らせ、恐る恐る振り返ると、リーゼ様は笑顔のままだった。
その顔がセーフなのかアウトなのかはわからない……笑顔でも怖い。
「それで、皆さんに来てもらったのは、ワイン造り用の魔道具についてです」
ロックハンス士爵が用意したのは、樽に逆三角錐型の鍋? を取り付けたような変わった魔道具だった。なんなんだ、これは?
これでワインを造るのか?
「これに葡萄を入れると、自動的に搾汁が始まり、下の樽に葡萄汁が溜まります」
みるみる鍋の中の葡萄が無くなっていく。音が全く出ないのが逆に不気味だ。
せめてぐちゃぐちゃと言ってくれたら搾汁してるのがわかるのに。
「と、これで樽一個分ですね」
ロックハンス士爵がそう言うと、樽の中には紫色の葡萄汁がたんまり入っていた。
なるほど、これは素晴らしい魔道具だ。
まぁ、葡萄を潰すだけという魔道具なら、昔からいろいろと造られては失敗してきた。
その成功作ということだろう。
いつの間に用意したのかはわからないが、この程度なら、それほど驚くことでは――ってあれ?
一晩で倉庫や樽ができた事実のせいで、俺の驚きのハードルが随分上がってね?
この程度って、葡萄搾汁魔道具って結構な発明だよな?
「工房主様、これはなんだべ?」
「あ、これはですね――搾汁を五段階に調整できるんです。試してみますね」
そう言って、ロックハンス士爵はダイヤルとやらを調整する。
具体的には、一番左から一番右にダイヤルを捻ってから、葡萄を鍋に入れた。
静かに樽の中に葡萄汁が溜まっていく。
終わった。
中身を見る。
うん、確かに葡萄汁が溜まっている。
うっすら黄緑色の。
って、なんで白いんだ!?
確かに理論上、黒葡萄から白ワインを造ることは可能だ。
色の基となる皮を取ってしまえばいいのだから(まぁ、それでもややオレンジがかった色になるが)。
だが、鍋に入れただけで、全部の皮や種を取ってしまうのか? 取った皮や種はどうした? え? 別の場所に保管して、あとで肥料や油になる?
頭が混乱してきた。
「おい、村長。さすがにこれは――」
村人たちが騒めきだす。
リーゼ様の顔が険しくなるのを感じた。
「普通だ! よくあることだ!」
俺は叫んだ。
「いや、しかし!」
「よくあることなんだ!」
俺の魂の叫びが、倉庫に響いたのだった。
その後、何故かロックハンス士爵が絞った葡萄汁はそのまま工房に運ばれ、俺たちには残った葡萄を魔道具に入れて搾汁。樽に入れて保管するという仕事を斡旋された。
そして、三日後、派遣された商会の人間によって、ワインの試飲会が催された。
村人たち全員でそのワインを飲んだが、絶品過ぎて涙が止まらなかった。
こんなおいしいワインがうちの村でできて、しかも俺たちが逸れに携われるなんて――という感動の涙もあったが。
「って、なんで三日で葡萄汁がワインになってるんだよっ!」
ロックハンス士爵はもう帰ったので、俺は思う存分叫んだのだった。
非常識過ぎる現実に涙が止まらない。
人間、わけがわからなくなると泣くんだな。
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