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17.決起日
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17.決起日
翌日の日の出とともに、王宮に攻撃を仕掛けるように、全ての市民兵に伝えられた。
その夜は少しでも眠っておこうと、2時間ほど睡眠をとった。
母様には見張りを一人つけて見守るようにした。
明け方、反乱軍はいよいよ出陣する。
私とダニエルは、王宮に入ってから合流することになる。ダニエルは銃撃隊を、私はその他の市民兵を率いて王宮を取り囲んだ。
皆が王宮の周りで、ひっそりと身を潜めている間に、私はこっそりと塀を越えて忍び込み、正門を開ける。
それを合図にして、ダニエルが銃撃隊に「打て!」と指令を送る。
銃撃隊が一気に正門から突き進み、見守りの騎兵団員に一斉に、銃を打ち付けた。
「なんだ?」
「敵か?銃をもってるぞ!かなりの数だ!」
「反乱軍は、3日後と聞いていたぞ?」
「すぐに、アルフレッド様に報告するんだ!」
相手は不意打ちをくらったようで、慌てふためき、拡散していく。
「ふん、愚か者。なぜ、すぐに引くんだ。」
騎兵団員の脆弱ぶりに反吐が出た。
「よし!進め!反乱軍のみなよ!!今こそ、決起のときだ!!」
私は攻撃の指令を下すと、剣や斧、野良道具など、武器をもつ市民兵は一斉になだれ込んだ。
「王宮をなめるな!!みな、王を守り、王宮の権威を守るんだ!市民などに、撃ち落されてたまるか!」
アルフレッド率いる騎兵団が、駆けつけてくる。さすがに情報が洩れて、準備はしていたようだった。すぐに立て直し、激戦となっていく。
王宮のあちこちに火が燃え上がり、負傷者が続々と倒れていく。
血が散乱し、呻いた声が聞こえてくる。
煙が空中を舞い、砂ぼこりがまき散らされてく。騎兵団員はさすがに訓練していただけあり、一筋縄ではいかなかった。武器も防具もむこうのほうが、強い。
だが、市民兵は今まで教えたことを忠実に守っている者も多数見え、作戦は確実に実行されている。
私は何人も切りつけ、王宮の間へと急いだ。長引けば長引くほど、こちらが不利になっていくように思えた。
アルバート王の正気を取り戻し、どうにか説得を試みなければいけない。
私は王宮の間の扉を開ける。今までこんなに緊迫をしたことはなかった。
「やあ、シャーロット、また会えたね。」
アルフレッドが待ち受けていた。こちらの考えを読まれている。母様から情報が少し漏れていたか。
アルフレッドの後ろには、アーニャがアルバート王を人質のようにして捕えていた。マーシャの話を聞いた今、悪魔にとられていく彼女が不憫でならない。
「アルフレッド、お前は私が倒す!」
私は剣を握る手に力を入れた。
「君は、私に負けていたのを忘れたのかい?」
「恥ずかしい汚点だが、それはお前を立てたまでだ!」
私はそう言って、アルフレッドに切りかかった。アルフレッドは私の剣を受け、私を突き飛ばすように払った。
「本当にそうかな?今、決着の時だ!」
アルフレッドはそう言った瞬間、私はその隙を逃さず、彼の足を切りつけた
「ぐふ!」
アルフレッドは切られた部分を守りながらも、更に、私を目掛けて切りかかってくる。しかし、足に傷がある今、彼の動きは鈍かった。
「終わりだ。」
私は彼の腹を打ちつけ、背中を切りつけた。
「うううう。」
アルフレッドは、膝をついて倒れこむ。
「まさか、ここまで強いとは・・・。助けてくれ。僕が悪かった。」
あっさりと負けを認め、救いを求めてくる。
アルフレッドに構っている場合ではなかった。アルバート王を目掛けて、飛ぶように早く走った。
翌日の日の出とともに、王宮に攻撃を仕掛けるように、全ての市民兵に伝えられた。
その夜は少しでも眠っておこうと、2時間ほど睡眠をとった。
母様には見張りを一人つけて見守るようにした。
明け方、反乱軍はいよいよ出陣する。
私とダニエルは、王宮に入ってから合流することになる。ダニエルは銃撃隊を、私はその他の市民兵を率いて王宮を取り囲んだ。
皆が王宮の周りで、ひっそりと身を潜めている間に、私はこっそりと塀を越えて忍び込み、正門を開ける。
それを合図にして、ダニエルが銃撃隊に「打て!」と指令を送る。
銃撃隊が一気に正門から突き進み、見守りの騎兵団員に一斉に、銃を打ち付けた。
「なんだ?」
「敵か?銃をもってるぞ!かなりの数だ!」
「反乱軍は、3日後と聞いていたぞ?」
「すぐに、アルフレッド様に報告するんだ!」
相手は不意打ちをくらったようで、慌てふためき、拡散していく。
「ふん、愚か者。なぜ、すぐに引くんだ。」
騎兵団員の脆弱ぶりに反吐が出た。
「よし!進め!反乱軍のみなよ!!今こそ、決起のときだ!!」
私は攻撃の指令を下すと、剣や斧、野良道具など、武器をもつ市民兵は一斉になだれ込んだ。
「王宮をなめるな!!みな、王を守り、王宮の権威を守るんだ!市民などに、撃ち落されてたまるか!」
アルフレッド率いる騎兵団が、駆けつけてくる。さすがに情報が洩れて、準備はしていたようだった。すぐに立て直し、激戦となっていく。
王宮のあちこちに火が燃え上がり、負傷者が続々と倒れていく。
血が散乱し、呻いた声が聞こえてくる。
煙が空中を舞い、砂ぼこりがまき散らされてく。騎兵団員はさすがに訓練していただけあり、一筋縄ではいかなかった。武器も防具もむこうのほうが、強い。
だが、市民兵は今まで教えたことを忠実に守っている者も多数見え、作戦は確実に実行されている。
私は何人も切りつけ、王宮の間へと急いだ。長引けば長引くほど、こちらが不利になっていくように思えた。
アルバート王の正気を取り戻し、どうにか説得を試みなければいけない。
私は王宮の間の扉を開ける。今までこんなに緊迫をしたことはなかった。
「やあ、シャーロット、また会えたね。」
アルフレッドが待ち受けていた。こちらの考えを読まれている。母様から情報が少し漏れていたか。
アルフレッドの後ろには、アーニャがアルバート王を人質のようにして捕えていた。マーシャの話を聞いた今、悪魔にとられていく彼女が不憫でならない。
「アルフレッド、お前は私が倒す!」
私は剣を握る手に力を入れた。
「君は、私に負けていたのを忘れたのかい?」
「恥ずかしい汚点だが、それはお前を立てたまでだ!」
私はそう言って、アルフレッドに切りかかった。アルフレッドは私の剣を受け、私を突き飛ばすように払った。
「本当にそうかな?今、決着の時だ!」
アルフレッドはそう言った瞬間、私はその隙を逃さず、彼の足を切りつけた
「ぐふ!」
アルフレッドは切られた部分を守りながらも、更に、私を目掛けて切りかかってくる。しかし、足に傷がある今、彼の動きは鈍かった。
「終わりだ。」
私は彼の腹を打ちつけ、背中を切りつけた。
「うううう。」
アルフレッドは、膝をついて倒れこむ。
「まさか、ここまで強いとは・・・。助けてくれ。僕が悪かった。」
あっさりと負けを認め、救いを求めてくる。
アルフレッドに構っている場合ではなかった。アルバート王を目掛けて、飛ぶように早く走った。
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