PMC作ってみた

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起業終わり

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諸々の手続きを終え、企業として「yamada secrity service」は出来た。

しかし、肝心の人材が足りない。

個人を護衛するだけなら、自分1人でも出来るが、大きく手掛けるにはマンパワーが足りない。

とはいえ、今はコツコツやればいいと、山田は思った。

事務方の人材は3人来てくれた。

1人は、鈴木 一 という青年だった。

以前、航空自衛隊の総務員として勤務しており、一年前に任満退職したらしい。

少し前まで、日本一周旅行に行っていたらしいが、懐が心許無くなりつつあった所、うちの広告を見たらしい。

「実務としては役立てなくても事務方ならやれます。」との事だった。

あのでかい空自の総務関連を引き受ける総務員なら大丈夫だと思い、その場に居た野村を見ると野村も、ニコニコと笑っていた。

次は、浜田正志という、中年男性だ。

半年前に会社のリストラに見舞われ、早期退職を余儀なくされた人だ。

「デスクワークが人生の一部です。」と、微笑みながら、言ってくれた。

可もなく不可もなくと言った感じだったが、野村は気にしていなかったので、後日、履歴書に記載されていた住所に採用通知を送った。

最後は、池中智美という20代後半の女性だった。

この人については、山田自身には怪しい女という感想が浮かんだ。

履歴書には特筆すべき所は無い。大学院を卒業後、某編集社で勤務。

校閲を担当しており、主に地域密着型の原稿を校閲、修正していたらしい。

雰囲気としては、年相応のOLという感じだ。

だが、だからこそ気になる。

かなり身体を鍛えている、特に足腰を鍛えていそうだ。

ズボン越しではあるが、ふくらはぎと太腿の筋肉がかなりあるのが分かる。

後、臀部が大きい、端的に言ってデカ尻だった。

やたらめったら大きい訳ではなく、色気を感じさせるラインの範囲内で大きい、といった感じだ。

陸自の頃、同僚のWAC(woman army corpse)を彷彿とさせる。

とは言ってもWACはもっとデカく、見ると、不愉快になった。

彼女はそこまで露骨では無いように思えた。

さらに上半身も鍛えていそうで、肩周りががっしりしていた。

さらに言えば、元デスクワークのOLにしては、指が少し太い気がした。

しかし、口調は穏やかで優しい感じがした。

どうにも、しっくりこない。

学生時代、体育会系の部活に入っていたのなら分かる。

しかし、履歴書には特に記載されていない。

ランニングや筋トレが好きな女性は居ないとは言わないが、明らかに趣味の次元を超えていた。

正直、事務方よりも実務方面で光る人材と思えたが、野村が「彼女には事務方に行ってもらいたい」と言ってきた。

山田はある程度説得しようとはしたが、野村が妙にしつこく食い下がり、貸し一つだぞとふざけ半分で言うと、真剣な面持ちで頷いた。

訝しみたくもなるが、相棒がああまで言うのならそれで良いかと思った。

20分程度の面談の後、彼女には帰宅してもらい、後日採用通知を郵送した。

3人には、10日後から出勤してもらう予定だ。

ある程度、事務処理機能が着き、山田は肩のにが降りる気持ちだった。

事務所を出て、野村と「たまりBAR」という居酒屋へと向かった。

サワーとカクテルが売りで、これではバーだとも思うが、タコワサとホルモン焼きが絶品で正直、つまみというより料理と言ってもいいクオリティと量だ。

他にも、色々と揃えてあるが、山田はパインサワーとタコワサ、野村はカクテルとホルモン焼き、それとおでんを頼んだ。

軽く済ませるつもりが、想像以上に美味しく、夕食になってしまった。

ふたりともかなり飲んだが、陸自時代に先輩と駐屯地クラブで鳴らした事もあったふたりにとっては、懐かしさすら感じるほどだった。

後日また、今後の方針について話し合う事を決め、山田は店を出た。





 
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