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「さて、ボクもあまり暇ではないから早速本題に移らせてもらう。」
浅く腰掛け直し少し全形姿勢になり机に両手を置く。
真っすぐに転入生の顔を見るがやはり髪と眼鏡でちゃんとした表情が伺えない。
「単刀直入に言う。もう君には生徒会の役員に近付かないでもらいたい。」
いったい彼は、今、ボクの言葉を、どんな顔をして聞いているんだろう。
「ボク達親衛隊は生徒会の役員に一般生徒が近付くことをよしとしない。」
辛い顔?
嬉しい顔?
悲しい顔?
楽しい顔?
苦しい顔?
「だから…」
「何で、そんなことアンタに言われなきゃなんないの?」
それとも…
「付き合っていきたい奴は自分で決めるよ、俺。ガキじゃねーんだし。」
あぁ、これは…
「アンタたちの所為であいつら友達出来ねーんだよ。悪いと思わねーの?」
怒り、だ。
明らかに怒りを含んだ声。
きっと、他人の為に怒りを露に出来るような真っすぐなところに惹かれたんだろうな。
気持ちは分かる。
こういうタイプはこの学校にはいないからとても新鮮だ。
でもな、
「君は、郷に入っては郷に従えという言葉を知っているか?」
ここではそんなもん糞食らえだ。
「長い物には巻かれろ、という言葉もあるな。君はこの学校の何を知ってる?食堂で生徒会に接触するくらいだ、何も知らないんだろ?仮にも自分が通う学校だ、知りたいと思わなかったのか?」
無知だけならば罪ではない。
だが知ろうとしないことは罪だ。
コイツは当事者なのだから、我関せずで済むはずが無い。
「全てを知ることは無理にしても、せめて与えられる情報には耳を傾けろ。まぁ、今はボクが説明を怠り早く済ませようとしたのも悪いから謝る。すまない。」
そういい頭を下げる。
頭を上げると今度は転入生の隣にいるお友達に視線を移す。
「君は彼の友達だと言っていたが、生徒会や親衛隊、この学校について説明はしてあげていないのか?」
あからさまにビクッと身体が揺れるお友達に、不審の目を向ける。
「説明は、しました。俺の出来る限りで、学校の特色、生徒会や、その、親衛隊の、危険さも、話しました。」
「おい!コイツのこと責めんなよ!説明はされたけど俺は自分の目で見たことしか信じないだけだ!」
なる、ほど。
そういうわけか。
「そうか…では聞くが、君はこの学校に来てから何を見た?」
「親衛隊とかいう馬鹿げた制度の所為で孤立した生徒会とか、その候補って言われてる奴らだ!可哀想だった!ちょっと顔が良くて金持ちだってだけで腫物みたいに扱われて…それなのにお前等はなんなんだよ!くだらないことで人のこと虐めて、何様のつもりだよ!!」
ボクは、親衛隊の隊長だと自己紹介したよな?
お前等って言ってるからそこはちゃんと分かっているのか。
そんな人間を前に“馬鹿げた制度”と、吐き捨てたのか。
「それが、君の見てきたこと全てか?他には?」
「ああそうだ!それが全てだ!俺は周りがなんと言おうとアイツ等やコイツの傍から離れない!悲しんでる奴を見捨てたりなんかしない!もしそれがいけないなんていうルールがあるなら俺がそれを変えてやる!この学校は腐ってる!学校自体を変えてやるよ!!!」
「…君の決意は固いようだね。」
「当たり前だろ!」
「ボクが今から説明すると言ったら、それを聞く気は…」
「誰がお前等みたいなバカ集団の言うことなんて聞くか!!」
自分が言うのと人に言われるのとでこんなに違うものか。
これからはボクも、過激な隊員たちを影でバカと言うのはやめよう。
「始めはどんな奴かと思ったけど、やっぱり親衛隊は見た目で人を判断する最低な奴だ!」
それは、本当に君が見たこと?
浅く腰掛け直し少し全形姿勢になり机に両手を置く。
真っすぐに転入生の顔を見るがやはり髪と眼鏡でちゃんとした表情が伺えない。
「単刀直入に言う。もう君には生徒会の役員に近付かないでもらいたい。」
いったい彼は、今、ボクの言葉を、どんな顔をして聞いているんだろう。
「ボク達親衛隊は生徒会の役員に一般生徒が近付くことをよしとしない。」
辛い顔?
嬉しい顔?
悲しい顔?
楽しい顔?
苦しい顔?
「だから…」
「何で、そんなことアンタに言われなきゃなんないの?」
それとも…
「付き合っていきたい奴は自分で決めるよ、俺。ガキじゃねーんだし。」
あぁ、これは…
「アンタたちの所為であいつら友達出来ねーんだよ。悪いと思わねーの?」
怒り、だ。
明らかに怒りを含んだ声。
きっと、他人の為に怒りを露に出来るような真っすぐなところに惹かれたんだろうな。
気持ちは分かる。
こういうタイプはこの学校にはいないからとても新鮮だ。
でもな、
「君は、郷に入っては郷に従えという言葉を知っているか?」
ここではそんなもん糞食らえだ。
「長い物には巻かれろ、という言葉もあるな。君はこの学校の何を知ってる?食堂で生徒会に接触するくらいだ、何も知らないんだろ?仮にも自分が通う学校だ、知りたいと思わなかったのか?」
無知だけならば罪ではない。
だが知ろうとしないことは罪だ。
コイツは当事者なのだから、我関せずで済むはずが無い。
「全てを知ることは無理にしても、せめて与えられる情報には耳を傾けろ。まぁ、今はボクが説明を怠り早く済ませようとしたのも悪いから謝る。すまない。」
そういい頭を下げる。
頭を上げると今度は転入生の隣にいるお友達に視線を移す。
「君は彼の友達だと言っていたが、生徒会や親衛隊、この学校について説明はしてあげていないのか?」
あからさまにビクッと身体が揺れるお友達に、不審の目を向ける。
「説明は、しました。俺の出来る限りで、学校の特色、生徒会や、その、親衛隊の、危険さも、話しました。」
「おい!コイツのこと責めんなよ!説明はされたけど俺は自分の目で見たことしか信じないだけだ!」
なる、ほど。
そういうわけか。
「そうか…では聞くが、君はこの学校に来てから何を見た?」
「親衛隊とかいう馬鹿げた制度の所為で孤立した生徒会とか、その候補って言われてる奴らだ!可哀想だった!ちょっと顔が良くて金持ちだってだけで腫物みたいに扱われて…それなのにお前等はなんなんだよ!くだらないことで人のこと虐めて、何様のつもりだよ!!」
ボクは、親衛隊の隊長だと自己紹介したよな?
お前等って言ってるからそこはちゃんと分かっているのか。
そんな人間を前に“馬鹿げた制度”と、吐き捨てたのか。
「それが、君の見てきたこと全てか?他には?」
「ああそうだ!それが全てだ!俺は周りがなんと言おうとアイツ等やコイツの傍から離れない!悲しんでる奴を見捨てたりなんかしない!もしそれがいけないなんていうルールがあるなら俺がそれを変えてやる!この学校は腐ってる!学校自体を変えてやるよ!!!」
「…君の決意は固いようだね。」
「当たり前だろ!」
「ボクが今から説明すると言ったら、それを聞く気は…」
「誰がお前等みたいなバカ集団の言うことなんて聞くか!!」
自分が言うのと人に言われるのとでこんなに違うものか。
これからはボクも、過激な隊員たちを影でバカと言うのはやめよう。
「始めはどんな奴かと思ったけど、やっぱり親衛隊は見た目で人を判断する最低な奴だ!」
それは、本当に君が見たこと?
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