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出会い
商業都市
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昼からの道のりも、ゴブリンが数体でただけで問題なく商業都市『リエン』に到着した。予定通り、半日くらいでついたため現在は暗くなっており、酒場で盛り上がっている人達の声が聞こえてくる。御者と別れ、4人で俺達も個室のある酒場に入り、食事にする。
「今日はありがとな。明日は『リエン』で過ごして、また明後日に朝から出発するからよろしくや。うちは明日商業ギルドで仕事するさかい、別行動でかまわへんよ」
「ああ、わかった」
「それにしてもユリト、普段からそんな固いしゃべりしてるんか?見た目もはじけてるし、だいぶ年上かと思ったやんけ」
「いや、してないよ。最初一人だったから強くみせただけだ。後、こっち来る前からこの髪違うからな!召喚魔法で二人を呼んだ時に、特性引き継ぐんだけどそれが髪だったわけ」
「そっちのが話しやすいわ。なるほどな、ほんとこの世界知らんことばかりやなぁ」
詩音の言う通りだ。俺達はまだこの世界の事を全然知らない。
今は考えるよりは行動しないとな。明日は一日商業都市を見て回ることにする。
ご飯を食べ終え、詩音と別れた俺達は宿に向かった。
商業都市だけあって様々な宿屋があったが、一般的な宿屋で綺麗な所を選んだ。
「そういえば俺も口調固かったけど、メフィスやラファも本来の口調でも大丈夫だぞ」
「わたくしはずっとこの口調なのでお気にせず」
そう言った、メフィスとは違いラファは・・・・・・・
「ユリト様がそう言ってくれるのであれば、少しくずせていただきます。冥界けっこうゆるかったもんで、外ではちゃんとしますね!」
もっと早く言ってあげたらよかったな。やっと異世界に慣れてきて気持ちに余裕が少しできた。盗賊やモンスターがいる世界で油断はできないが、戦争でもしているわけではない。常に気を張ることはない。スキルと魔眼で今はなんとか対処可能だしな。
-------------------------------------
次の日。
宿で朝食を食べ終わった俺達は『リエン』で様々な商店がでている場所に向かう。
一番行きたいのは魔道具屋だな。魔道具も気になるが、スキルを見てみたい。たくさんの商店が並んでいたが、魔道具屋は意外とすぐ見つかり、中に入る。魔道具のせいか少し鉄の匂いがするが、商品は整頓されていて、綺麗にされていた。
「いらっしゃいませ」
店員であろう、獣人族の若い女性がこちらに声をかける。様々な種族を王都などで見かけたが、話すのは初めてかもしれない。
「魔道具を見せてもらいたい。戦闘に役立ちそうなものがあったら教えて欲しい。あとスキルも頼む」
「戦闘系の魔道具とスキルですね。それならあちらの棚に並べております。値段や使い方などは、商品の横に書いてありますので、ご参考までにどうぞ」
そう言って店員の女性は離れる。獣耳との会話一言で終了・・・・・・
そして魔道具だが基本魔石を入れることで効果を発揮させるもので、火炎放射器のようなものがあったり、使い切りの閃光弾があったりした。魔法の代わりに、使う感じのものが多かった。値札を確認したが、全体的にそれなりの値段が書かれている。
目に止まったのは、魔石が尽きるまで、水を出す魔道具だ。異世界の定番アイテムだが、『収納』がある俺達には特に必要性はない。そして戦闘系のスキルは効果など置いてすべてが非常に高い。最低でも1000万エルとは・・・・・・。横に戦闘以外のスキルも置いてあったが、それでも最低500万エルだった。
ユニークスキルが『エル無限』とか持っている転移者が、仲間にいたらいいなと考えてしまう。
結局、色々見て回ったが特に買いたいものがなかったため何も買わず、魔道具屋をでることにした。
「今日はありがとな。明日は『リエン』で過ごして、また明後日に朝から出発するからよろしくや。うちは明日商業ギルドで仕事するさかい、別行動でかまわへんよ」
「ああ、わかった」
「それにしてもユリト、普段からそんな固いしゃべりしてるんか?見た目もはじけてるし、だいぶ年上かと思ったやんけ」
「いや、してないよ。最初一人だったから強くみせただけだ。後、こっち来る前からこの髪違うからな!召喚魔法で二人を呼んだ時に、特性引き継ぐんだけどそれが髪だったわけ」
「そっちのが話しやすいわ。なるほどな、ほんとこの世界知らんことばかりやなぁ」
詩音の言う通りだ。俺達はまだこの世界の事を全然知らない。
今は考えるよりは行動しないとな。明日は一日商業都市を見て回ることにする。
ご飯を食べ終え、詩音と別れた俺達は宿に向かった。
商業都市だけあって様々な宿屋があったが、一般的な宿屋で綺麗な所を選んだ。
「そういえば俺も口調固かったけど、メフィスやラファも本来の口調でも大丈夫だぞ」
「わたくしはずっとこの口調なのでお気にせず」
そう言った、メフィスとは違いラファは・・・・・・・
「ユリト様がそう言ってくれるのであれば、少しくずせていただきます。冥界けっこうゆるかったもんで、外ではちゃんとしますね!」
もっと早く言ってあげたらよかったな。やっと異世界に慣れてきて気持ちに余裕が少しできた。盗賊やモンスターがいる世界で油断はできないが、戦争でもしているわけではない。常に気を張ることはない。スキルと魔眼で今はなんとか対処可能だしな。
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次の日。
宿で朝食を食べ終わった俺達は『リエン』で様々な商店がでている場所に向かう。
一番行きたいのは魔道具屋だな。魔道具も気になるが、スキルを見てみたい。たくさんの商店が並んでいたが、魔道具屋は意外とすぐ見つかり、中に入る。魔道具のせいか少し鉄の匂いがするが、商品は整頓されていて、綺麗にされていた。
「いらっしゃいませ」
店員であろう、獣人族の若い女性がこちらに声をかける。様々な種族を王都などで見かけたが、話すのは初めてかもしれない。
「魔道具を見せてもらいたい。戦闘に役立ちそうなものがあったら教えて欲しい。あとスキルも頼む」
「戦闘系の魔道具とスキルですね。それならあちらの棚に並べております。値段や使い方などは、商品の横に書いてありますので、ご参考までにどうぞ」
そう言って店員の女性は離れる。獣耳との会話一言で終了・・・・・・
そして魔道具だが基本魔石を入れることで効果を発揮させるもので、火炎放射器のようなものがあったり、使い切りの閃光弾があったりした。魔法の代わりに、使う感じのものが多かった。値札を確認したが、全体的にそれなりの値段が書かれている。
目に止まったのは、魔石が尽きるまで、水を出す魔道具だ。異世界の定番アイテムだが、『収納』がある俺達には特に必要性はない。そして戦闘系のスキルは効果など置いてすべてが非常に高い。最低でも1000万エルとは・・・・・・。横に戦闘以外のスキルも置いてあったが、それでも最低500万エルだった。
ユニークスキルが『エル無限』とか持っている転移者が、仲間にいたらいいなと考えてしまう。
結局、色々見て回ったが特に買いたいものがなかったため何も買わず、魔道具屋をでることにした。
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