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VS闇ギルド
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『ユニークスキル:白龍の息吹』
闇ギルドの1人の頭上から、超巨大な魔法陣が展開する。そこから龍の頭が現れ、開いた口から高出力のブレスが放たれる。会場がそこまで広くないのもあり、ブレスはすぐさま俺達に到着するだろう。前回戦った、龍人化した奴のブレスとは全く規模が違い本来の龍の攻撃は『龍魔法』とは別物なのだろう。
「リク、どうにかしてよあれ」
「ふざけんな、俺のユニークでも絶対防げねーよ」
ミレイとリクという男性のやり取りが聞こえる。『魔女の都』でも簡単には防げないみたいだ。
ただ、俺にとっては一番の悪手だろう。
「防ぎはなしないが、俺にまかせろ『空間魔法:交替』」
俺達と場所が変わった連中の背中に、『白龍の息吹』が直撃する。周りのすべてを飲み込み衝撃の余波が俺達の方までくる。それでも全滅はしてないだろうと俺はすぐさま振り返り、刃を伸ばした『邪神の鎌』を横に振るう。『スキル:飛斬』を発動させ、横一直線に斬撃がさらに連中を襲う。
振り返ってその光景を見た『自由の都』の面々が『白龍の息吹』の威力に驚いている。攻撃力だけを考えるとユニークスキルでも最強の部類を誇るだろう。敵は砂埃が舞っていてまだ確認できない。
「これはやったか?」
「「フラグ立てるのやめてください!!」」
茶番をしている後ろを向くと、頭を叩かれるスバルがいた。お前かよ!
ただ、そんな茶番はすぐに終わる。
「おいおい、やってくれるじゃねぇか」
ブレスが落ちた所から12人の姿が見える。防いだ方法は検討つかないが、全員無傷だった。
「殺る前にだが、俺達は闇ギルドから依頼を受けたクラン『死の宣告』だ。んで俺がパーティー『DETH(デス)』兼クランのリーダーの景虎だわ。てっとり早く魔王を倒したい。お前ら強そうだし、こっちに入るなら見逃してやるぜ?」
「魔王をてっとり早く倒すために転移者を殺していると言うわけか」
「話がわかるねぇ。ダンジョンやモンスターを倒すよりドロップがいいからな。まぁ今回は純粋に闇ギルドの依頼のために来ただけだ。で俺達とどうだ?終わったら日本に帰れるんだから殺人とか関係ねえよ?」
「クズが!!」
「そうかい、なら魔王討伐の糧にでもなってくれや」
スバルと景虎の会話が終わると同時に、全員が武器を構える。
「『魔女の都』が『DETH』と戦う。ユリトは『フロマージュ』の方を手伝ってくれ、メンバーの1人がこの空間を作っているから戦えない」
すぐさま返事を返し、前衛の玲奈の横に立ち、よろしくと声をかける。
そしてパーティー同士が対峙する。相手は武器を構えた前衛2人に魔法使い2人とその他2人という感じだ。見た目では判断できないが、その他の1人は回復役だろう。
連携なんて分からないため、好きになせてもらう。『スキル:瞬身』。
一瞬で剣を持った前衛の前に移動し『邪神の鎌』を振り落す。自分で言うのもあれだが、完璧な初見殺しだ。普通に持っている鎌が、ありえない重さで振ってくるとは思わないだろう。案の定、剣で受けた前衛は鎌の重さに耐え切れず、一撃で沈み光の粒子となる。横にいた槍を構えた残った1人の前衛が仕掛けてきたが、『ユニークスキル:疾風』で追いついた玲奈に止められる。
『雷魔法:雷槍』×10
麻里が相手の魔法使い目がけ、魔法を放つ。麻里のユニークスキルは同時発動とかだろう。2個目の魔法取得時に試したが、同時に複数の魔法は発動できなかった。
『土魔法:土人形』
『ユニークスキル:雷神の槌』
『ユニークスキル:五重結界』
雷槍を防ぐための土人形が現れる。そして後ろにいる4人の頭上から白龍の息吹の一回り小さい魔法陣が現れ、雷を纏った槌が落下してくる。すぐさま『フロマージュ』の盾役の男が、ユニークスキルを発動したが、すべてを防ぎきることができず4人に雷が襲った。土人形はすぐさま『堕天使の鎌』で消滅させ、相手にも雷槍が降り注いだが魔法使い達を殺すまでの威力はなかった。後ろでは盾役が倒れているが、他の3人はなんとか意識があるので後は翔子が回復を行うだろう。
『スキル:拡張音』
「すみませーん、そろそろ時間でーす」
耳を防ぎたくなる声が、この空間を作った女から発声される。
戻る前に魔法使いを始末するべきと考えた俺はすぐさま倒れている2人めがけて鎌を振り落としたが、横から伸びてきた手に寄って雷神の槌を放った男を回収されてしまった。
(ゴ○人間までいるのかよ)
直後、一瞬にして元の場所に戻った時には、『死の宣告』が消えていた。最初現れた時と同じ手口を使ったのだろう。魔眼で居場所を探れなかった。
会場に他にいたのは俺を待っていたメフィスとラファだけだった。状況を聞くために話かけようとする・・・・・・
「逃げられましたね」
「なんでミレイが!!!」
「落ち着けリク」
『魔女の都』は5人しかいない。ミレイがやられたのだろう。
『自由の都』内に哀愁が漂う――
ミレイとは友人関係と呼べるものはなかったが、俺に話しかけてくる数少ない転移者の一人だった。決して死んでいい人ではない。異世界に来て死に対する意識が薄れているが、知り合いが殺されて冷静にはなれなかった。『死の宣告』は絶対潰す。
(俺らと一緒くらいに戻ってきて消えた奴等を見たか?)
(『闇魔法:影移動』で逃げたやつなら、ユリト様の敵だと思い『闇魔法:闇人形』を影に入れて追跡しております)
(さすがだラファ。2人ともミレイの弔い戦にいくからついてこい)
((了解です))
「スバル、国王とギルド長の報告はまかせた!俺は用事ができたから少し出てくるよ」
「ああ、それはかまわないけど。どこにいくんだい?」
「どこかは言えないけど戻ってきたら顔をだすよ」
俺は会場を後にする。
待っていろ『死の宣告』――
闇ギルドの1人の頭上から、超巨大な魔法陣が展開する。そこから龍の頭が現れ、開いた口から高出力のブレスが放たれる。会場がそこまで広くないのもあり、ブレスはすぐさま俺達に到着するだろう。前回戦った、龍人化した奴のブレスとは全く規模が違い本来の龍の攻撃は『龍魔法』とは別物なのだろう。
「リク、どうにかしてよあれ」
「ふざけんな、俺のユニークでも絶対防げねーよ」
ミレイとリクという男性のやり取りが聞こえる。『魔女の都』でも簡単には防げないみたいだ。
ただ、俺にとっては一番の悪手だろう。
「防ぎはなしないが、俺にまかせろ『空間魔法:交替』」
俺達と場所が変わった連中の背中に、『白龍の息吹』が直撃する。周りのすべてを飲み込み衝撃の余波が俺達の方までくる。それでも全滅はしてないだろうと俺はすぐさま振り返り、刃を伸ばした『邪神の鎌』を横に振るう。『スキル:飛斬』を発動させ、横一直線に斬撃がさらに連中を襲う。
振り返ってその光景を見た『自由の都』の面々が『白龍の息吹』の威力に驚いている。攻撃力だけを考えるとユニークスキルでも最強の部類を誇るだろう。敵は砂埃が舞っていてまだ確認できない。
「これはやったか?」
「「フラグ立てるのやめてください!!」」
茶番をしている後ろを向くと、頭を叩かれるスバルがいた。お前かよ!
ただ、そんな茶番はすぐに終わる。
「おいおい、やってくれるじゃねぇか」
ブレスが落ちた所から12人の姿が見える。防いだ方法は検討つかないが、全員無傷だった。
「殺る前にだが、俺達は闇ギルドから依頼を受けたクラン『死の宣告』だ。んで俺がパーティー『DETH(デス)』兼クランのリーダーの景虎だわ。てっとり早く魔王を倒したい。お前ら強そうだし、こっちに入るなら見逃してやるぜ?」
「魔王をてっとり早く倒すために転移者を殺していると言うわけか」
「話がわかるねぇ。ダンジョンやモンスターを倒すよりドロップがいいからな。まぁ今回は純粋に闇ギルドの依頼のために来ただけだ。で俺達とどうだ?終わったら日本に帰れるんだから殺人とか関係ねえよ?」
「クズが!!」
「そうかい、なら魔王討伐の糧にでもなってくれや」
スバルと景虎の会話が終わると同時に、全員が武器を構える。
「『魔女の都』が『DETH』と戦う。ユリトは『フロマージュ』の方を手伝ってくれ、メンバーの1人がこの空間を作っているから戦えない」
すぐさま返事を返し、前衛の玲奈の横に立ち、よろしくと声をかける。
そしてパーティー同士が対峙する。相手は武器を構えた前衛2人に魔法使い2人とその他2人という感じだ。見た目では判断できないが、その他の1人は回復役だろう。
連携なんて分からないため、好きになせてもらう。『スキル:瞬身』。
一瞬で剣を持った前衛の前に移動し『邪神の鎌』を振り落す。自分で言うのもあれだが、完璧な初見殺しだ。普通に持っている鎌が、ありえない重さで振ってくるとは思わないだろう。案の定、剣で受けた前衛は鎌の重さに耐え切れず、一撃で沈み光の粒子となる。横にいた槍を構えた残った1人の前衛が仕掛けてきたが、『ユニークスキル:疾風』で追いついた玲奈に止められる。
『雷魔法:雷槍』×10
麻里が相手の魔法使い目がけ、魔法を放つ。麻里のユニークスキルは同時発動とかだろう。2個目の魔法取得時に試したが、同時に複数の魔法は発動できなかった。
『土魔法:土人形』
『ユニークスキル:雷神の槌』
『ユニークスキル:五重結界』
雷槍を防ぐための土人形が現れる。そして後ろにいる4人の頭上から白龍の息吹の一回り小さい魔法陣が現れ、雷を纏った槌が落下してくる。すぐさま『フロマージュ』の盾役の男が、ユニークスキルを発動したが、すべてを防ぎきることができず4人に雷が襲った。土人形はすぐさま『堕天使の鎌』で消滅させ、相手にも雷槍が降り注いだが魔法使い達を殺すまでの威力はなかった。後ろでは盾役が倒れているが、他の3人はなんとか意識があるので後は翔子が回復を行うだろう。
『スキル:拡張音』
「すみませーん、そろそろ時間でーす」
耳を防ぎたくなる声が、この空間を作った女から発声される。
戻る前に魔法使いを始末するべきと考えた俺はすぐさま倒れている2人めがけて鎌を振り落としたが、横から伸びてきた手に寄って雷神の槌を放った男を回収されてしまった。
(ゴ○人間までいるのかよ)
直後、一瞬にして元の場所に戻った時には、『死の宣告』が消えていた。最初現れた時と同じ手口を使ったのだろう。魔眼で居場所を探れなかった。
会場に他にいたのは俺を待っていたメフィスとラファだけだった。状況を聞くために話かけようとする・・・・・・
「逃げられましたね」
「なんでミレイが!!!」
「落ち着けリク」
『魔女の都』は5人しかいない。ミレイがやられたのだろう。
『自由の都』内に哀愁が漂う――
ミレイとは友人関係と呼べるものはなかったが、俺に話しかけてくる数少ない転移者の一人だった。決して死んでいい人ではない。異世界に来て死に対する意識が薄れているが、知り合いが殺されて冷静にはなれなかった。『死の宣告』は絶対潰す。
(俺らと一緒くらいに戻ってきて消えた奴等を見たか?)
(『闇魔法:影移動』で逃げたやつなら、ユリト様の敵だと思い『闇魔法:闇人形』を影に入れて追跡しております)
(さすがだラファ。2人ともミレイの弔い戦にいくからついてこい)
((了解です))
「スバル、国王とギルド長の報告はまかせた!俺は用事ができたから少し出てくるよ」
「ああ、それはかまわないけど。どこにいくんだい?」
「どこかは言えないけど戻ってきたら顔をだすよ」
俺は会場を後にする。
待っていろ『死の宣告』――
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