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本編
6 独占したい、征服したい【side ルー】
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今日も治療と言いくるめてシアを抱きしめ、深いキスをする。
夜着に着替えているので、抱きしめるとシアの身体のやわらかさがはっきりわかって、僕のからだが反応する。
シアは、はじめは戸惑っている様子だったものの、ついばむようなキスを繰り返すうちに、目を閉じて僕を受け入れた。
彼女の目がとろんとしてきたのを見計らって舌を差し込む。そのままねっとりと口の中の隅々まで嘗め回し、唾液と魔力を流し込んだ。
ああ、気持ちがいい。
自分の中の魔力のゆらぎが、まっすぐに整っていくのを感じる。シアの魔力の影響かもしれない。熱に浮かされたような気持ちと、頭の芯がクリアになる気持ちが両方あって、不思議と気持ちが高ぶった。
今まで単なる行為だと思っていたことが、こんなに蕩けるように気持ちがいいことだとは知らなかった。
夢中になって彼女の咥内を貪る。彼女の魔力と僕の魔力がまじりあった気配がして、ぞくぞくする。
(なんて気持ちがいいんだろう)
今までも何度か女性と体を繋げたことはあったけど、気持ちいいと感じたことはなかった。かつてアナスタシア嬢にも声をかけられたことはあったけど、興味もなくてそっけなく断ったっけ。
今のシアにはこんなにも欲情するのに。
彼女の魔力に僕の魔力を馴染ませるように意識すると、気持ちがいいのか、シアはびくりと体を震わせた。
流し込まれた魔力は快感に繋がるからね。
そのままキスを続けていたら、耐えきれなくなったのか、くてりとシアは意識を失った。
彼女をベッドに運び、静かに横たえる。おもむろに薄い夜着の合わせ目から手を差し込み、やわらかな胸を揉み、先端をこねるように刺激した。
無意識に「ん、、、」とあげる声は、どこまでも甘い。魔力で気を失わせたので、ちょっとやそっとじゃ目を覚まさないはずだ。そのままやわやわとした感触を堪能する。
・・・次は舐めても大丈夫かな。
そんなことを思いながら、胸をまさぐる手は止めずにもう一度シアにキスをする。
それにしても、シアの無防備さは、常軌を逸していると思う。
こんな卑猥な治療、あるわけないじゃないか。ちょっと考えればすぐわかる。それなのに全く疑おうともしない彼女が不思議でならない。
さっきも、そう。僕が入れた紅茶をためらいもせずに口にしたのには驚いた。
何か毒とか入れられるとは思わないんだろうか。
どれだけ平和な世界にくらしていたんだろうかと思うほど無防備な彼女は、とてもこの世界で1人では生きていけないだろう。放置したらあっというまに騙されて、犯されて、慰み者にされるか娼館に売り飛ばされるにちがいない。
(まあ、そうなる前に僕が彼女を手に入れるから心配ないけどね)
僕は、くすりと笑って彼女の首筋に跡をつけた。
少しずつ、少しずつ、快感にならしていこう。今はキスだけだけど、そのうちもっと気持ちよくして、彼女が僕しか見えないようにしていこう。
行為をもう少し先に進めようとシアの夜着に手をかけたところで、後ろから声がした。
「・・・なんか変態っぽいよ、ルー。」
あきれたような声を出したのは、一応この国の王であるアレクセイ。
2年前に王位に就いた、若き王。僕の幼馴染でもある。輝くような金髪と透き通るような蒼色の瞳を持つアレクは、絵にかいたような王子様だ(とはいっても、もう王だけどさ)。背も高く、僕より10センチ以上は高い。
当然女性には人気があり、アナスタシア嬢もアレクと結婚するつもりでいたようだ。
僕は、振り返らずに返事をする。
「一途だと言ってほしいね。見てよ、こんなに無防備でいる彼女を徐々に犯すのは、なんてすばらしいんだろう。」
「それは一途とはいわないんじゃ・・・近づいても?」
「特別に見せてあげるよ。触るのはダメ。アレクは見るだけね。」
乱れたシアの夜着を戻すと、ゆっくりとアレクが近づいてきて、シアの寝顔を見つめて言った。
「たしかに、あのアナスタシア嬢だけど、魔力は何か違うみたいだね。異世界から召喚なんて愚かなことを。彼女を返してアナスタシア嬢の意識は戻せそう?」
「まさか。返すことができたとしても、ぜったい返さないよ。シアはもう僕のものだし、このまま身も心も僕がもらうよ。アレクにもあげないからね。」
当然だ。こんなきれいで魅力的な魔力を持つシアと出会ったら、手放すわけがないじゃないか。もとのアナスタシア嬢に戻すなんて、とんでもない。
あきれたようにアレクがため息をついた。
「うーん、でもセイがなんていうかなあ。あいつはシアに惚れてたし。」
「セイって宰相の息子の?知らないよ。セイがいくらアナスタシア嬢のことを想っていたとしても、彼女はそう思ってなかったはずだよ。」
「確かに大神官からのアプローチはうっとおしかったけどね。でも複雑だなあ。このままだとセイが哀れだし、もとに戻すとルーが怒るし。」
「僕に任せてくれれば大丈夫だよ。それよりどうやったらシアを手に入れられるかな。大神官を脅してシアを手に入れてもいいけど後々面倒そうだし。王命で魔術師への褒美としてアナスタシア嬢を下賜するとかって、できないの?」
とりあえず希望を伝えてみる。おそらく下賜というかたちを取るのが波風を立てないもっとも無難な解決策だと思う。無理に囲えばこころとからだは手に入れられそうだけど、今後のことを考えると正式に身柄を手に入れる必要がある。
「だれも傷つかない方法も考えてみるよ。しばらくはセイには今のアナスタシア嬢のことは言わないほうがよさそうだね。」
「どういう幕引きがいいのか僕も考えてる。シアを手に入れるためなら何でもする。」
僕は、アレクに見せつけるようにシアにキスをした。そのまま意識がない彼女の舌をねぶる。じゅるりと音がするくらい彼女の唾液を啜ると、顔を赤らめたアレクが、食い入るようにこちらを見ていた。
「うらやましい?」
自慢げに尋ねると、アレクは勢いよく首を横に振ってから、溜息をつく。
そしてぼそりと言った。
「変態っぽいんじゃなくて、単に変態だったか・・・」
夜着に着替えているので、抱きしめるとシアの身体のやわらかさがはっきりわかって、僕のからだが反応する。
シアは、はじめは戸惑っている様子だったものの、ついばむようなキスを繰り返すうちに、目を閉じて僕を受け入れた。
彼女の目がとろんとしてきたのを見計らって舌を差し込む。そのままねっとりと口の中の隅々まで嘗め回し、唾液と魔力を流し込んだ。
ああ、気持ちがいい。
自分の中の魔力のゆらぎが、まっすぐに整っていくのを感じる。シアの魔力の影響かもしれない。熱に浮かされたような気持ちと、頭の芯がクリアになる気持ちが両方あって、不思議と気持ちが高ぶった。
今まで単なる行為だと思っていたことが、こんなに蕩けるように気持ちがいいことだとは知らなかった。
夢中になって彼女の咥内を貪る。彼女の魔力と僕の魔力がまじりあった気配がして、ぞくぞくする。
(なんて気持ちがいいんだろう)
今までも何度か女性と体を繋げたことはあったけど、気持ちいいと感じたことはなかった。かつてアナスタシア嬢にも声をかけられたことはあったけど、興味もなくてそっけなく断ったっけ。
今のシアにはこんなにも欲情するのに。
彼女の魔力に僕の魔力を馴染ませるように意識すると、気持ちがいいのか、シアはびくりと体を震わせた。
流し込まれた魔力は快感に繋がるからね。
そのままキスを続けていたら、耐えきれなくなったのか、くてりとシアは意識を失った。
彼女をベッドに運び、静かに横たえる。おもむろに薄い夜着の合わせ目から手を差し込み、やわらかな胸を揉み、先端をこねるように刺激した。
無意識に「ん、、、」とあげる声は、どこまでも甘い。魔力で気を失わせたので、ちょっとやそっとじゃ目を覚まさないはずだ。そのままやわやわとした感触を堪能する。
・・・次は舐めても大丈夫かな。
そんなことを思いながら、胸をまさぐる手は止めずにもう一度シアにキスをする。
それにしても、シアの無防備さは、常軌を逸していると思う。
こんな卑猥な治療、あるわけないじゃないか。ちょっと考えればすぐわかる。それなのに全く疑おうともしない彼女が不思議でならない。
さっきも、そう。僕が入れた紅茶をためらいもせずに口にしたのには驚いた。
何か毒とか入れられるとは思わないんだろうか。
どれだけ平和な世界にくらしていたんだろうかと思うほど無防備な彼女は、とてもこの世界で1人では生きていけないだろう。放置したらあっというまに騙されて、犯されて、慰み者にされるか娼館に売り飛ばされるにちがいない。
(まあ、そうなる前に僕が彼女を手に入れるから心配ないけどね)
僕は、くすりと笑って彼女の首筋に跡をつけた。
少しずつ、少しずつ、快感にならしていこう。今はキスだけだけど、そのうちもっと気持ちよくして、彼女が僕しか見えないようにしていこう。
行為をもう少し先に進めようとシアの夜着に手をかけたところで、後ろから声がした。
「・・・なんか変態っぽいよ、ルー。」
あきれたような声を出したのは、一応この国の王であるアレクセイ。
2年前に王位に就いた、若き王。僕の幼馴染でもある。輝くような金髪と透き通るような蒼色の瞳を持つアレクは、絵にかいたような王子様だ(とはいっても、もう王だけどさ)。背も高く、僕より10センチ以上は高い。
当然女性には人気があり、アナスタシア嬢もアレクと結婚するつもりでいたようだ。
僕は、振り返らずに返事をする。
「一途だと言ってほしいね。見てよ、こんなに無防備でいる彼女を徐々に犯すのは、なんてすばらしいんだろう。」
「それは一途とはいわないんじゃ・・・近づいても?」
「特別に見せてあげるよ。触るのはダメ。アレクは見るだけね。」
乱れたシアの夜着を戻すと、ゆっくりとアレクが近づいてきて、シアの寝顔を見つめて言った。
「たしかに、あのアナスタシア嬢だけど、魔力は何か違うみたいだね。異世界から召喚なんて愚かなことを。彼女を返してアナスタシア嬢の意識は戻せそう?」
「まさか。返すことができたとしても、ぜったい返さないよ。シアはもう僕のものだし、このまま身も心も僕がもらうよ。アレクにもあげないからね。」
当然だ。こんなきれいで魅力的な魔力を持つシアと出会ったら、手放すわけがないじゃないか。もとのアナスタシア嬢に戻すなんて、とんでもない。
あきれたようにアレクがため息をついた。
「うーん、でもセイがなんていうかなあ。あいつはシアに惚れてたし。」
「セイって宰相の息子の?知らないよ。セイがいくらアナスタシア嬢のことを想っていたとしても、彼女はそう思ってなかったはずだよ。」
「確かに大神官からのアプローチはうっとおしかったけどね。でも複雑だなあ。このままだとセイが哀れだし、もとに戻すとルーが怒るし。」
「僕に任せてくれれば大丈夫だよ。それよりどうやったらシアを手に入れられるかな。大神官を脅してシアを手に入れてもいいけど後々面倒そうだし。王命で魔術師への褒美としてアナスタシア嬢を下賜するとかって、できないの?」
とりあえず希望を伝えてみる。おそらく下賜というかたちを取るのが波風を立てないもっとも無難な解決策だと思う。無理に囲えばこころとからだは手に入れられそうだけど、今後のことを考えると正式に身柄を手に入れる必要がある。
「だれも傷つかない方法も考えてみるよ。しばらくはセイには今のアナスタシア嬢のことは言わないほうがよさそうだね。」
「どういう幕引きがいいのか僕も考えてる。シアを手に入れるためなら何でもする。」
僕は、アレクに見せつけるようにシアにキスをした。そのまま意識がない彼女の舌をねぶる。じゅるりと音がするくらい彼女の唾液を啜ると、顔を赤らめたアレクが、食い入るようにこちらを見ていた。
「うらやましい?」
自慢げに尋ねると、アレクは勢いよく首を横に振ってから、溜息をつく。
そしてぼそりと言った。
「変態っぽいんじゃなくて、単に変態だったか・・・」
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