僕は美女だったらしい

寺蔵

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僕はもともと壊れてた

4☆

 後はゆっくりと重力に引かれて体がずり下がるのを待つだけだった。
 痛くてたまらなかったけど、八鬼の満足げな溜息が聞こえて、嬉しくなってきた。
 女の子には到底叶わない硬い体なのに、八鬼が傍にいてくれるのが奇跡みたいだ。
「最高にいいな…」
 僕の耳に舌を差し入れ、軽く突き上げた。濡れた音が派手にあがり八鬼の物が僕の中に根元まで埋まった。

「やぁ……!!」
 目の眩む衝動に背筋が反り返る。

 僕のがまた精液を吐き出した。
 入れただけなのに出してしまうなんて。恥かしいけど、それどころじゃなかった。

「やぁああ……! ふかい……! そこ、や、いや、あぁああ……! いやだ、いや…! 奥に当たってる、やあぁ、ぬい、て!」

 気持ちいいのは性器の裏側だけだと思ってた。
 奥の奥に、ぐりっと当たる場所があって、そこに切っ先が食い込んだ途端に中全体が甘く痺れた。お腹の奥から気持ち良いのが爆発して混乱して暴れてしまう。
「離して、八鬼、むり……!」
 力の入らない足でベッドを押し、少しでも八鬼から逃げようと必死に腰を浮かす。

「あ、あぁ――――!」
 衝撃に逃げようとするのに、八鬼は僕の腰をしっかりと押さえ込んで、腰を怪しく上下させた。
 気持ちいい場所をゴリゴリと刺激され、刺激に視界に火花が散った。

「きゃうぅ……! しぬ、しぬ……!」
 きゃあなんて悲鳴上げたくない。なのに、どうしても声が裏返る。押さえられない。気持ち良すぎてそれどころじゃない。

 刺激に耐えられなくて八鬼を押し出そうと中が痙攣する。なのに鉄の棒みたいに硬く僕の内壁を押しのけていて、全然出ていってくれない。
「ぐぅ……コラ、緩めろ」
 無理だ! 繋がったままベッドに寝かされる。

「ひぃ、ひっ、しぬ、やら、ぬいて……――ゃう!?」

 ズルルって音を立て、抜けるほど大きく腰を引き抜かれた。

「――――」

 食い締めてた内壁を一気に擦られ混乱している最中に、ズンと奥まで抉られてしまう。

「ぁあああ……!!」
 串刺しにされた衝撃に悲鳴が漏れる。
 全身に広がるのは紛れもなく快感だった。こんな蕩けそうなほど気持ちいいなんて、こんな大きいの入れられてるのに、溶けてしまいそうにいいなんて。

「ほら、見ろよ」
 大きく足を開かされ、繋がっている場所が僕の目にはっきりと映った。

「いや……!」
 恥ずかしすぎる、嫌だ!
「何が嫌なんだよ。よく見とけよ」
「やだ……!」
 益々強く中の八鬼を締付けてしまった。八鬼は低く呻くと、堪えるように歯を食い縛った。

「やりやがったな……」
 台詞だけ聞いたら物騒なのに嬉しそうな悪戯な声色だ。
 今度こそ一気に八鬼のが引き抜かれた。安堵するのも束の間で、八鬼は、ぐぽぐぽと先端だけを出し入れし始めた。
「ひぃいいぃ――――!」
 性器の裏にある気持ちのいい場所を小刻みに引っかかれて絶叫が漏れた。
 また、出る、出しちゃう……!!

 僕の体が射精の前兆に硬直する。
 イク、あ、もう、出ちゃう――――!
 腰が痙攣する寸前に、八鬼が僕の性器の根元を指で抑え込んだ。
「ぎゃぅう……!?」
 体が激しくのけ反り涙とよだれが零れた。
 あつ、熱い、抑え込まれた性器がびくん、びくんって震えてる。

「はなして、いやだ…………!!」
 
 八鬼は僕の哀願を聞いてくれなかった。益々腰を早く打ち付けてくる。
「っ――――ひぃ――――」
 中だけでイッてしまい体が反り返った。

 苦しい。気持ち良すぎて苦しい。八鬼の瞳に僕が映ってる。涎も涙も垂れ流した酷く醜い顔で八鬼に幻滅される、と、体の芯が冷えたんだけど、中に入った八鬼のが、ぐっと嵩を増した。

「ぅ、ゃううう――! お、おっきい、や、やだぁ……!」
 口が回らず、幼稚園児みたいな言葉しか出せない。

 八鬼は獰猛に笑うと、仰向けになってた僕の体を軽く折り曲げた。

 腰を高く上げさせられ、顔の横に膝が来る、みっともない体勢を取らされる。

 性器も、その裏も、お尻も、八鬼に丸見えになる格好だ。
 なに!? この体勢!

「やだ……!」

 僕の抵抗なんてかなうはずも無い。
 八鬼は高く上げた僕の腰に乗り上げると、上から性器を突き刺してきた。

「う――ぐぅ――!」

 必死になって八鬼を拒絶して中を締めるけど、八鬼は構わず押し入ってくる。
 狭く閉じたせいで、八鬼が入ってくるたびにこり、こりって中が刺激されて意識が飛びそうになった。

 苦しいよ。八鬼のが大きすぎる。中が、もう。やめて! この体勢はやだあ! 八鬼の体重が全部そこに乗っちゃう!!

 やだ、やだ、これ以上入ってこないで、助けて、怖い!

 僕の抵抗なんてものともせずに、気持ち良くて堪らなかった一番奥に八鬼の切っ先が食い込んだ。

「――――――!?」

 八鬼の体重は多分八十キロを越えてる。そんな八鬼の体重全部で抉られてるみたいな強い刺激に、僕のからまた精液が飛び散った。

「あぁああ――! ひぃ、やだ、……しぬ、しんじゃう、やめて……!」
「嫌じゃなくて、いいんだろ?」

 奥の奥まで突っ込んでから、抜かないまま腰を揺らして、僕の腰も上下に揺らして、突っ込んだもので中をぐちゃぐちゃとかき回す。

「ひゃぁあ――――――あう、あああぁぁ――――」
 ただでさえどこもかしこも敏感になった中を掻き回されて、強制的に絶頂を迎えさせられた。

「あ、あぁ…………」
 文句の一つもいいたかったけど、半分失神したみたいに意識が飛んでそれどころじゃない。
 八鬼は僕の痺れが回復するのも待ってくれなかった。

「すげぇ、いい」

「ああぁあ、あう、ああ、あぁあ――……!」
 痙攣する中を容赦なく擦られる。
 何度か浅く出入りしてから、パンって音がするぐらいに強く叩き付けられた。

「ひゃうぅ!」
 それ、やあ、やだ、つらいい……!

 体がガクガクなって、足に変に力が入るのに、膝からは力が抜けていく。
 涙が後から後から流れてきて、溺れたみたいに呼吸の不確かな口から涎が何本も滴った。
「やぁあ、ああ……やぁ……、あう、はぁう、はああ……!」
 一擦り一擦りが絶頂みたいな衝撃を背骨に走らせる。意識が白濁するのに、八鬼はより高みへ僕を押しやろうとしていた。

 荒い呼吸、「夏樹……」抑えた声で、僕を呼ぶ声。
 何もかもが僕を煽る。
「あぁ、ああ、もう……!」
 頭の中は真っ白だ。
 どんな様子で八鬼へ訴えているかなんて、想像もできない。

 またいつのまにか僕の前は立ち上がり、八鬼の腹に擦られて甘い涙を零していた。
 八鬼が息を呑む。と同時に、僕の弱い場所を思いっきり突き上げてきた。

「あ……ぁあああ――――」

 視界がスパークする。
 僕の思考は長く持たなかった。中に収めた八鬼の物が膨れ上がり、跳ねながら、ドプンって精液を吐き出したから。

「――――――!!!」

 自分の絶頂と八鬼の絶頂を受け止めた僕は、悲鳴すら上げることもできずにそのまま失神した。
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