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第一章 帰ってきた幼馴染
真白と青司の肖像画
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翌朝。
わたしはできあがったばかりの青司くんの肖像画を抱えて、川向こうの喫茶店へと向かった。
結局、昨夜の晩ご飯は食べ損ねて、朝食と化してしまった。
でも母は何も言わなかった。
お気に入りの白いワンピースをコートの下に着込んでいく。
玄関前に来ると、昨夜まではなかったものが壁に取り付けられていた。
『アトリエ喫茶・九露木』
黒地の看板に、白抜きの文字でそう書かれている。
そこには以前、『お絵かき教室』と木の手彫り看板がかかっていた。
しかし今度の看板は、どうやら業者さんに頼んで作ってもらったものらしい。
「おー。かっこいい」
なんだかテンションがあがって、わたしはそのまま勢いよく扉を開けた。
「おはよう、青司くん!」
「ああ、おはよう。真白」
ちょうどコーヒーを淹れていたところだったのか、室内には香ばしい匂いが漂っていた。
昨日搬入されたとおぼしきケーキ用のショーケースもカウンターの横に設置されている。あと、レジスターも。
いよいよ喫茶店らしくなってきたなあとわたしはワクワクした。
わたしはカウンターに近寄って、青司くんに言う。
「あ、あの……昨日はごめんね。急に帰っちゃって」
「ああ。そういえばどうしたの? 俺もあのあとバタバタしちゃって、連絡しようと思ってたのにしそびれちゃってたんだ。ごめん」
「いや、それは……いいの。わたし、あの時妙に恥ずかしくなっちゃって、逃げ出しちゃったんだ」
「逃げ出した?」
「うん」
荷物と脱いだコートを隣の座席に置いて、カウンター席のひとつに座る。
すると、さっと目の前に熱いコーヒーが置かれた。
「あ……」
「どうぞ」
「ありがとう。青司くん」
「それで? 恥ずかしいっていったい何が恥ずかしかったの?」
「いや、それが……よくわからないんだけど、自分の顔が描かれると思ったら、急に……」
「ああ、なるほど。まったく、真白は恥ずかしがり屋さんだね。そんなんじゃ、あれ見たら卒倒しちゃうよ」
「え?」
「ほら、あそこ。せっかくうまく描けたからさ、飾ってみたんだ」
指し示された方を振り返ると、なんとそこにはわたしの顔が描かれた肖像画が。
わたしは声にならない悲鳴をあげた。
「~~~っ! な、なんで? なんであれ、飾ってるの!」
「いいでしょ? めちゃめちゃ可愛く描けたなって、自分の中では大成功なんだ。やっぱり真白を描いて良かった。ねえあれどう思う、真白」
「どうって……」
淡い水色の色彩と、黄色の光の加減が絶妙で、これ本当にわたし?というような美しい肖像画だった。
「す、すっごく上手だけど……でもなんでわざわざ掲示するの。お客様に見られるかと思うと、恥ずかしくてまともに働けなくなっちゃうよ!」
「そう? 俺は真白の可愛さをいろんな人に知ってもらいたいんだけど……あ、でもそうすると真白に言い寄るお客さんが出てきちゃうか。それはまずいな……うん、やっぱ外しておこう。俺の部屋に移動させておくよ」
そう言うと、青司くんはカウンターから出て、さっそくその絵を取り外しはじめた。
ひとまずホッとする。
でも、なにか別の聞き捨てならない言葉も聞いたような気がして、わたしは再度青司くんを見た。
「ちょ、ちょっと待って」
青司くんの部屋に、飾る?
それってわたしの肖像画が、いつでも青司くんに見られるようになるってことだよね。
それも、ちょっと……かなり恥ずかしいんだけど。
「あ、あのっ、青司くん!」
「なに?」
わたしは青司くんの動きを妨害するように、自分が描き上げた絵を見せることにした。
なんとかその行いをやめさせたい……。
包みを開いて、さっそく水彩紙のブロックを取りだす。
ブロックは、何枚もの水彩紙を重ねて四方を糊で固めてあるものだ。描きあげた順にカッターで上から一枚ずつはがしていく。今はまだ分離させてないので、塊としてくっついたままになっていた。
その一番上の表紙をめくって、青司くんに差し出す。
「ねえこれ。わたしも昨日、描きあげてみたの……」
「ん? どれどれ?」
青司くんは持っていた絵をテーブルに置くと、わたしのを受け取ってじっくりと鑑賞しはじめた。
紙には、白と青と緑を基調として描かれた青司くんの肖像画が描かれている。
しばらく経つと、青司くんは驚いたように目を見開いた。
「真白……これ、真白が描いたの?」
「そうだよ」
「そう……。これ、とても素晴らしいよ」
そう言ったまま、青司くんは黙りこくってしまった。
素晴らしいって言うけど、実はそんなに上手くないかもしれない。そりゃあ、青司くんの方がプロだし、上手いし、足元にも及ばない。
お世辞なんていらないのに……なんて思ってたら、急に青司くんに抱きしめられた。
「え? なっ!? せ、青司くん?」
すぐ側のテーブル席にブロックを置いて、青司くんはもう一度強く抱きしめてくる。
わたしはどきどきしたまま動けなくなってしまった。
「真白……真白……。やっぱりきみの絵は最高だ! あれは……今の俺?」
「ええと……うん。そう描いたつもり」
「そっか。ありがとう……」
ぎゅう、とさらに抱きしめる力が強くなる。
どうしたんだろう。
わけがわからなくて、思わず涙があふれてくる。
「せ、青司くん……」
「ねえ、やっぱり俺が描いた真白の絵、店に飾りたい!」
「ええ!?」
「あと、この真白が描いてくれた俺の絵も飾りたいんだけど、いい?」
「えええっ!?」
衝撃的な発言の連続に、わたしはぐいっと青司くんの腕から逃れた。
「む、ムリムリムリ! 恥ずかしいって、言ったじゃん!」
「恥ずかしくないよ。そんなこと言ったら、俺は水彩画家を辞めなきゃならない」
「ええっ!? なんで?」
「だって、俺が描いた絵も、真白が描いた絵も……とっても素晴らしいんだ。これだけは、俺の感性に嘘はつけない。それを否定するなら、真白、俺は画家としてもうやっていけないよ」
「そんな……」
わたしはそう言って落ち込む青司くんに参ってしまった。
「そんなこと言われたら、ダメって言えないじゃない……」
「いいの?」
「うう……う、ん。そう言われちゃね」
「やった!!」
青司くんは満面の笑みになると、いそいそとテーブルに並んだ二つの絵を店に飾りはじめた。
わたしが描いたのもちゃんと額に収められて、青司くんの絵の隣に並べられる。
それは玄関ではなく、道路に面した窓際の壁だった。
なんだか青司くんの素敵な絵と比べられそうで嫌だけど、でもお世辞でも青司くんに褒められた絵なんだから、堂々としていようと思った。
「ねえ、真白」
「ん?」
朝の爽やかな光が、店の中に入ってきている。
テーブル席には穏やかな空気が流れていた。
「ここに来た人たちは、みんな母さんの絵を見ていたよね。楽しかった昔を思い出して、懐かしんでくれていたように思う。俺、そうやって誰かを癒せるようになりたいって思った」
「うん……わたしも、みんなを笑顔にしたいって思ったよ」
わたしたちはどちらからともなくお互いを見つめ、顔を寄せた。
一晩中描いていた、愛しいモチーフが目の前にある。鼻、眉、目、まつ毛、そして……唇。
わたしたちは胸の鼓動を感じながら、そっとそれを重ね合わせた。
「あのね、青司くん。わたしは今、青司くんといて……とっても癒されているよ。わたしにとって青司くんは、すでにそういう存在だよ」
「真白……。それは、きみもだ。きみに毎日笑顔にしてもらってる。これからもよろしくね、真白」
「うん……」
ドキドキしつづけているけど、今、あれを言わないといけない。そんな気がした。
覚悟を決めて、言う。
「青司くん。……好き、です」
「真白……」
「十年前も好きだったし、会えない間もずっと好きだった。でも……あらためて言うね。……好き」
「俺も。真白が、好きだ」
「せ……青司くん……」
見上げると、青司くんの顔が真っ赤だった。
わたしも今たぶん同じ顔をしてるんだろう。
なんだかおかしくなって、二人とも笑い合った。
でも、笑い終えるとまたどちらからともなくキスをする。
これから、どうなるかはわからない。
店も、お客さんも。
わたしたちの仲も。
未来への不安がないと言ったら嘘だ。
でも、その恐怖心を無くすには丁寧にひとつずつ関わっていくしかない。
わたしはそれを、青司くんの喫茶店を手伝っていくうちに学んだ。
いろんな人と話をしていく中で学んだ。
プレオープンの日に向けて、その日は一日、チラシの作成や当日の動きなどをチェックしあったりした。
三月はもう下旬を迎えようとしていた。
わたしはできあがったばかりの青司くんの肖像画を抱えて、川向こうの喫茶店へと向かった。
結局、昨夜の晩ご飯は食べ損ねて、朝食と化してしまった。
でも母は何も言わなかった。
お気に入りの白いワンピースをコートの下に着込んでいく。
玄関前に来ると、昨夜まではなかったものが壁に取り付けられていた。
『アトリエ喫茶・九露木』
黒地の看板に、白抜きの文字でそう書かれている。
そこには以前、『お絵かき教室』と木の手彫り看板がかかっていた。
しかし今度の看板は、どうやら業者さんに頼んで作ってもらったものらしい。
「おー。かっこいい」
なんだかテンションがあがって、わたしはそのまま勢いよく扉を開けた。
「おはよう、青司くん!」
「ああ、おはよう。真白」
ちょうどコーヒーを淹れていたところだったのか、室内には香ばしい匂いが漂っていた。
昨日搬入されたとおぼしきケーキ用のショーケースもカウンターの横に設置されている。あと、レジスターも。
いよいよ喫茶店らしくなってきたなあとわたしはワクワクした。
わたしはカウンターに近寄って、青司くんに言う。
「あ、あの……昨日はごめんね。急に帰っちゃって」
「ああ。そういえばどうしたの? 俺もあのあとバタバタしちゃって、連絡しようと思ってたのにしそびれちゃってたんだ。ごめん」
「いや、それは……いいの。わたし、あの時妙に恥ずかしくなっちゃって、逃げ出しちゃったんだ」
「逃げ出した?」
「うん」
荷物と脱いだコートを隣の座席に置いて、カウンター席のひとつに座る。
すると、さっと目の前に熱いコーヒーが置かれた。
「あ……」
「どうぞ」
「ありがとう。青司くん」
「それで? 恥ずかしいっていったい何が恥ずかしかったの?」
「いや、それが……よくわからないんだけど、自分の顔が描かれると思ったら、急に……」
「ああ、なるほど。まったく、真白は恥ずかしがり屋さんだね。そんなんじゃ、あれ見たら卒倒しちゃうよ」
「え?」
「ほら、あそこ。せっかくうまく描けたからさ、飾ってみたんだ」
指し示された方を振り返ると、なんとそこにはわたしの顔が描かれた肖像画が。
わたしは声にならない悲鳴をあげた。
「~~~っ! な、なんで? なんであれ、飾ってるの!」
「いいでしょ? めちゃめちゃ可愛く描けたなって、自分の中では大成功なんだ。やっぱり真白を描いて良かった。ねえあれどう思う、真白」
「どうって……」
淡い水色の色彩と、黄色の光の加減が絶妙で、これ本当にわたし?というような美しい肖像画だった。
「す、すっごく上手だけど……でもなんでわざわざ掲示するの。お客様に見られるかと思うと、恥ずかしくてまともに働けなくなっちゃうよ!」
「そう? 俺は真白の可愛さをいろんな人に知ってもらいたいんだけど……あ、でもそうすると真白に言い寄るお客さんが出てきちゃうか。それはまずいな……うん、やっぱ外しておこう。俺の部屋に移動させておくよ」
そう言うと、青司くんはカウンターから出て、さっそくその絵を取り外しはじめた。
ひとまずホッとする。
でも、なにか別の聞き捨てならない言葉も聞いたような気がして、わたしは再度青司くんを見た。
「ちょ、ちょっと待って」
青司くんの部屋に、飾る?
それってわたしの肖像画が、いつでも青司くんに見られるようになるってことだよね。
それも、ちょっと……かなり恥ずかしいんだけど。
「あ、あのっ、青司くん!」
「なに?」
わたしは青司くんの動きを妨害するように、自分が描き上げた絵を見せることにした。
なんとかその行いをやめさせたい……。
包みを開いて、さっそく水彩紙のブロックを取りだす。
ブロックは、何枚もの水彩紙を重ねて四方を糊で固めてあるものだ。描きあげた順にカッターで上から一枚ずつはがしていく。今はまだ分離させてないので、塊としてくっついたままになっていた。
その一番上の表紙をめくって、青司くんに差し出す。
「ねえこれ。わたしも昨日、描きあげてみたの……」
「ん? どれどれ?」
青司くんは持っていた絵をテーブルに置くと、わたしのを受け取ってじっくりと鑑賞しはじめた。
紙には、白と青と緑を基調として描かれた青司くんの肖像画が描かれている。
しばらく経つと、青司くんは驚いたように目を見開いた。
「真白……これ、真白が描いたの?」
「そうだよ」
「そう……。これ、とても素晴らしいよ」
そう言ったまま、青司くんは黙りこくってしまった。
素晴らしいって言うけど、実はそんなに上手くないかもしれない。そりゃあ、青司くんの方がプロだし、上手いし、足元にも及ばない。
お世辞なんていらないのに……なんて思ってたら、急に青司くんに抱きしめられた。
「え? なっ!? せ、青司くん?」
すぐ側のテーブル席にブロックを置いて、青司くんはもう一度強く抱きしめてくる。
わたしはどきどきしたまま動けなくなってしまった。
「真白……真白……。やっぱりきみの絵は最高だ! あれは……今の俺?」
「ええと……うん。そう描いたつもり」
「そっか。ありがとう……」
ぎゅう、とさらに抱きしめる力が強くなる。
どうしたんだろう。
わけがわからなくて、思わず涙があふれてくる。
「せ、青司くん……」
「ねえ、やっぱり俺が描いた真白の絵、店に飾りたい!」
「ええ!?」
「あと、この真白が描いてくれた俺の絵も飾りたいんだけど、いい?」
「えええっ!?」
衝撃的な発言の連続に、わたしはぐいっと青司くんの腕から逃れた。
「む、ムリムリムリ! 恥ずかしいって、言ったじゃん!」
「恥ずかしくないよ。そんなこと言ったら、俺は水彩画家を辞めなきゃならない」
「ええっ!? なんで?」
「だって、俺が描いた絵も、真白が描いた絵も……とっても素晴らしいんだ。これだけは、俺の感性に嘘はつけない。それを否定するなら、真白、俺は画家としてもうやっていけないよ」
「そんな……」
わたしはそう言って落ち込む青司くんに参ってしまった。
「そんなこと言われたら、ダメって言えないじゃない……」
「いいの?」
「うう……う、ん。そう言われちゃね」
「やった!!」
青司くんは満面の笑みになると、いそいそとテーブルに並んだ二つの絵を店に飾りはじめた。
わたしが描いたのもちゃんと額に収められて、青司くんの絵の隣に並べられる。
それは玄関ではなく、道路に面した窓際の壁だった。
なんだか青司くんの素敵な絵と比べられそうで嫌だけど、でもお世辞でも青司くんに褒められた絵なんだから、堂々としていようと思った。
「ねえ、真白」
「ん?」
朝の爽やかな光が、店の中に入ってきている。
テーブル席には穏やかな空気が流れていた。
「ここに来た人たちは、みんな母さんの絵を見ていたよね。楽しかった昔を思い出して、懐かしんでくれていたように思う。俺、そうやって誰かを癒せるようになりたいって思った」
「うん……わたしも、みんなを笑顔にしたいって思ったよ」
わたしたちはどちらからともなくお互いを見つめ、顔を寄せた。
一晩中描いていた、愛しいモチーフが目の前にある。鼻、眉、目、まつ毛、そして……唇。
わたしたちは胸の鼓動を感じながら、そっとそれを重ね合わせた。
「あのね、青司くん。わたしは今、青司くんといて……とっても癒されているよ。わたしにとって青司くんは、すでにそういう存在だよ」
「真白……。それは、きみもだ。きみに毎日笑顔にしてもらってる。これからもよろしくね、真白」
「うん……」
ドキドキしつづけているけど、今、あれを言わないといけない。そんな気がした。
覚悟を決めて、言う。
「青司くん。……好き、です」
「真白……」
「十年前も好きだったし、会えない間もずっと好きだった。でも……あらためて言うね。……好き」
「俺も。真白が、好きだ」
「せ……青司くん……」
見上げると、青司くんの顔が真っ赤だった。
わたしも今たぶん同じ顔をしてるんだろう。
なんだかおかしくなって、二人とも笑い合った。
でも、笑い終えるとまたどちらからともなくキスをする。
これから、どうなるかはわからない。
店も、お客さんも。
わたしたちの仲も。
未来への不安がないと言ったら嘘だ。
でも、その恐怖心を無くすには丁寧にひとつずつ関わっていくしかない。
わたしはそれを、青司くんの喫茶店を手伝っていくうちに学んだ。
いろんな人と話をしていく中で学んだ。
プレオープンの日に向けて、その日は一日、チラシの作成や当日の動きなどをチェックしあったりした。
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