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番外編 先輩の恋人4 後輩side
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「ニコラー、ワインとかくれねぇ?」
「わかった。持っていくね」
食事も終盤。セルジオさんがワインを頼んだ。すぐに店主がボトルをいくつか持ってくる。
「このワインはクリーム系の料理に合うし、この料理ならこっちが合うかなー」
テーブルに乗った料理を指し示し、ワインを教えてくれる。
「んーこれも合うと思う。ちょっと酸味はきつめだけど。どうする?」
「ん、じゃあ最後のにしてみるわ」
セルジオさんと話す店主を見て、俺たちはほぉーと感心した相づちを打った。
「凄いですね。お酒まで詳しいんですか?」
ベルナルドがそう言うと店主は笑って答えた。
「まあね。一応ここはパブだし。それに料理を最高に美味しく食べてほしいからね」
さらりと言われたその言葉に誰もが感心するしかない。いろんな意味で。なんっだこのイケメン!
ワインを注いでもらったグラスを配る。
「はい、これお前の分。…おい?」
ベルナルドに渡そうと声をかけても反応がなかった。顔を覗き込むと目を瞬かせたまま固まっている。不審に思って視線の先を辿るとそこにはチハルさんがいた。さっき空いた皿をカウンターに運んでいてくれたチハルさんは、いつの間にかそこに座っている。そしてそこで店主と談笑しているのだが…あー、なるほどね。俺は思わず半眼になった。
とうとうこいつも気づいたか。
談笑している、のはいいのだが…やたらと距離が近い。店主がチハルさんの耳に顔を寄せて何か囁いたかと思えば、チハルさんは顔を赤くして店主の髪をぐしゃぐしゃにかき混ぜる。お返しにとばかりに今度は店主がチハルさんの髪を……あーあーあー!ほんっとにくそ甘い!
チハルさんの世間のイメージは大抵が“ミステリアス”“かっこいい”“クール”だ。それが今はどうだ。感情駄々もれで恋人といちゃついている。こんなの世間に見せられねぇ…
ベルナルドとアランと目が合った。二人ともなんとも言えないような顔をしている。ベルナルドにいたっては少し顔が赤い。二人の甘さに当てられたようだ。
三人で苦笑し合ってから食事に戻る。今テーブルの上にあるのはデザートだ。「チハルの後輩だからね。サービスだよ」と言って店主が出してくれたのはレモンソースがかかったバニラアイス。がっつり食べた後の冷たいものはひどく美味しく感じた。さらにレモンソースで爽やかさが増していていくらでも食べられそうだ。
ほんとにあの店主、やることなすことイケメンだな…少し男としての嫉妬混じりの目を向ける。二人はまだじゃれあっていた。
チハルさんの表情は普段からは全く想像も出来ないほど甘ったるい。
…やっぱ世間には見せられない、でも、と思う。でも、すごく幸せそうだ。普段はしない甘くて優しい表情のチハルさんはとても楽しそうで、はたから見ても幸せそうにしか見えないほどで。普段は人に甘えたりしないチハルさんが安心しきっているのがよくわかる。店主を見ていても、お互いに信頼しあっていて、ほんとに仲がいいのが伝わる。なんか…あんな関係の恋人はちょっと羨ましいかもしれない。
ふとセルジオさんを見ると、二人を見て穏やかに微笑む彼がいて、思わず俺もつられて微笑んでしまった。
みんなに応援されるような恋人って羨ましい。俺もそんな関係を作って見たいと素直にそう思った。
食事が終わり、それぞれに礼を言ってlumeを出た。
少し歩いた後、セルジオさんが口を開いた。
「で?気づいたやつはいたか?」
見るとにやっと笑っている。俺はそろそろと手を上げた。アランとベルナルドもだ。
「まあやっぱ気づくよなー」
空を見上げてははっと笑うセルジオさん。俺は思わず問いかけた。
「あの、なんで俺たちをあそこに連れていったんですか?」
アランとベルナルドも頷いている。
「んー…今のところあいつの恋愛関係の相談相手って俺だけなんだよなー。だけどそれって困ることもあるし、お前らに知っててもらおうかと。特にアランには相談しやすいだろ。それにお前らは信頼できるからなー。あいつもそう思ってるよ」
事も無げにそう言ったセルジオさんに一瞬言葉が返せなかった。
確かにアランの恋人は男だ。その点で俺たちに偏見は全くない。それを知られていたことにも驚いた。その上、信頼できる、か。セルジオさんにそう言われたことが何より嬉しい。自分達が信頼に足る人物であると言ってもらえるってなかなかない。
「…俺、lampflickerに一生ついていきます」
ぼそっとそう言うとアランもベルナルドもこくこくと頷いた。それにセルジオさんが笑う。
「っていうかセルジオさんはやっぱりすごく仲間想いですよねー」
今夜の一連の出来事はみんなチハルさんのためのものだったということだ。こんな仲間想いの人が他にいるだろうか。
「唯一の相棒だからな。俺もあいつにしてもらったことはいっぱいあるし、お互い様なんだよ俺たちは」
にやっとニヒルな笑みを浮かべて言ったセルジオさんは超かっこよかった。俺たちもlampflickerみたいな関係性を作っていけたらいい、そう思えるようないい先輩たちだと改めて思う。
俺がそんな感慨に浸っているとふいにカルロが口を開いた。
「あのー、さっきから何の話っすか?え、みんな何に気づいたんだよ?」
みんなはっとする。そういやこいつ…気づいた素振りなかったわ。
どっと笑いが弾ける。
「あははっ、あーお前はそういうやつだよ」
ベルナルドなんかは腹を抱えて笑っている。セルジオさんも目尻に涙を浮かべながらカルロの肩を叩いた。
「うははっ、はーっ、お前はそのままでいろよ」
訳がわからないといった顔のカルロにまた笑いが込み上げてくる。
すごく楽しい夜だ。
~その後のチハルとニコラ~
「で?なんでセルジオ君は後輩連れてきたの?」
「そう!それだよ!あいつ仕返しに来やがったんだよ!」
「仕返し?」
「あいつここしばらくアメリアさんと喧嘩中なんだよ!それで口も聞いてもらえてないの」
「大変だね。それで?」
「俺にアメリアさんが相談に来たんだ。それであいつ拗ねやがって」
「あーなるほど」
「俺は喋ってもらえないのにお前だけ!覚えてろよ!って言ってたと思ったら!」
「それで後輩連れて来たんだ」
「絶対バレたよ俺たちの関係!」
「まずい相手なの?」
「いや、あいつらはそんな偏見ないし。むしろ話出来るからバレてよかった…あっ」
「…セルジオ君ってとことんチハル想いだよね」
「…」
「妬けてきちゃった」
「ちょ、セルジオここ1階っん、ふ、んー!!」
「っは、2階ならいいの?」
「っ、…聞くなよ」
「ふふっ、りょーかい」
~後日談 alfaとチハル~
「あっ、アランそれにalfa皆いるな!ちょうどいいところに!」
「チハルさん、どうしたんですか?」
「いやちょっと聞いてくれよニコラがさー、お前らに改めて関係言うから後輩連れてきてって煩いのなんのって。お前ら相手に心配することないって言ってんのに」
「…のろけごちそうさまです」
「え、チハルさんってあの店主と付き合ってんすか!?」
「え?」
先輩の恋人 end
「わかった。持っていくね」
食事も終盤。セルジオさんがワインを頼んだ。すぐに店主がボトルをいくつか持ってくる。
「このワインはクリーム系の料理に合うし、この料理ならこっちが合うかなー」
テーブルに乗った料理を指し示し、ワインを教えてくれる。
「んーこれも合うと思う。ちょっと酸味はきつめだけど。どうする?」
「ん、じゃあ最後のにしてみるわ」
セルジオさんと話す店主を見て、俺たちはほぉーと感心した相づちを打った。
「凄いですね。お酒まで詳しいんですか?」
ベルナルドがそう言うと店主は笑って答えた。
「まあね。一応ここはパブだし。それに料理を最高に美味しく食べてほしいからね」
さらりと言われたその言葉に誰もが感心するしかない。いろんな意味で。なんっだこのイケメン!
ワインを注いでもらったグラスを配る。
「はい、これお前の分。…おい?」
ベルナルドに渡そうと声をかけても反応がなかった。顔を覗き込むと目を瞬かせたまま固まっている。不審に思って視線の先を辿るとそこにはチハルさんがいた。さっき空いた皿をカウンターに運んでいてくれたチハルさんは、いつの間にかそこに座っている。そしてそこで店主と談笑しているのだが…あー、なるほどね。俺は思わず半眼になった。
とうとうこいつも気づいたか。
談笑している、のはいいのだが…やたらと距離が近い。店主がチハルさんの耳に顔を寄せて何か囁いたかと思えば、チハルさんは顔を赤くして店主の髪をぐしゃぐしゃにかき混ぜる。お返しにとばかりに今度は店主がチハルさんの髪を……あーあーあー!ほんっとにくそ甘い!
チハルさんの世間のイメージは大抵が“ミステリアス”“かっこいい”“クール”だ。それが今はどうだ。感情駄々もれで恋人といちゃついている。こんなの世間に見せられねぇ…
ベルナルドとアランと目が合った。二人ともなんとも言えないような顔をしている。ベルナルドにいたっては少し顔が赤い。二人の甘さに当てられたようだ。
三人で苦笑し合ってから食事に戻る。今テーブルの上にあるのはデザートだ。「チハルの後輩だからね。サービスだよ」と言って店主が出してくれたのはレモンソースがかかったバニラアイス。がっつり食べた後の冷たいものはひどく美味しく感じた。さらにレモンソースで爽やかさが増していていくらでも食べられそうだ。
ほんとにあの店主、やることなすことイケメンだな…少し男としての嫉妬混じりの目を向ける。二人はまだじゃれあっていた。
チハルさんの表情は普段からは全く想像も出来ないほど甘ったるい。
…やっぱ世間には見せられない、でも、と思う。でも、すごく幸せそうだ。普段はしない甘くて優しい表情のチハルさんはとても楽しそうで、はたから見ても幸せそうにしか見えないほどで。普段は人に甘えたりしないチハルさんが安心しきっているのがよくわかる。店主を見ていても、お互いに信頼しあっていて、ほんとに仲がいいのが伝わる。なんか…あんな関係の恋人はちょっと羨ましいかもしれない。
ふとセルジオさんを見ると、二人を見て穏やかに微笑む彼がいて、思わず俺もつられて微笑んでしまった。
みんなに応援されるような恋人って羨ましい。俺もそんな関係を作って見たいと素直にそう思った。
食事が終わり、それぞれに礼を言ってlumeを出た。
少し歩いた後、セルジオさんが口を開いた。
「で?気づいたやつはいたか?」
見るとにやっと笑っている。俺はそろそろと手を上げた。アランとベルナルドもだ。
「まあやっぱ気づくよなー」
空を見上げてははっと笑うセルジオさん。俺は思わず問いかけた。
「あの、なんで俺たちをあそこに連れていったんですか?」
アランとベルナルドも頷いている。
「んー…今のところあいつの恋愛関係の相談相手って俺だけなんだよなー。だけどそれって困ることもあるし、お前らに知っててもらおうかと。特にアランには相談しやすいだろ。それにお前らは信頼できるからなー。あいつもそう思ってるよ」
事も無げにそう言ったセルジオさんに一瞬言葉が返せなかった。
確かにアランの恋人は男だ。その点で俺たちに偏見は全くない。それを知られていたことにも驚いた。その上、信頼できる、か。セルジオさんにそう言われたことが何より嬉しい。自分達が信頼に足る人物であると言ってもらえるってなかなかない。
「…俺、lampflickerに一生ついていきます」
ぼそっとそう言うとアランもベルナルドもこくこくと頷いた。それにセルジオさんが笑う。
「っていうかセルジオさんはやっぱりすごく仲間想いですよねー」
今夜の一連の出来事はみんなチハルさんのためのものだったということだ。こんな仲間想いの人が他にいるだろうか。
「唯一の相棒だからな。俺もあいつにしてもらったことはいっぱいあるし、お互い様なんだよ俺たちは」
にやっとニヒルな笑みを浮かべて言ったセルジオさんは超かっこよかった。俺たちもlampflickerみたいな関係性を作っていけたらいい、そう思えるようないい先輩たちだと改めて思う。
俺がそんな感慨に浸っているとふいにカルロが口を開いた。
「あのー、さっきから何の話っすか?え、みんな何に気づいたんだよ?」
みんなはっとする。そういやこいつ…気づいた素振りなかったわ。
どっと笑いが弾ける。
「あははっ、あーお前はそういうやつだよ」
ベルナルドなんかは腹を抱えて笑っている。セルジオさんも目尻に涙を浮かべながらカルロの肩を叩いた。
「うははっ、はーっ、お前はそのままでいろよ」
訳がわからないといった顔のカルロにまた笑いが込み上げてくる。
すごく楽しい夜だ。
~その後のチハルとニコラ~
「で?なんでセルジオ君は後輩連れてきたの?」
「そう!それだよ!あいつ仕返しに来やがったんだよ!」
「仕返し?」
「あいつここしばらくアメリアさんと喧嘩中なんだよ!それで口も聞いてもらえてないの」
「大変だね。それで?」
「俺にアメリアさんが相談に来たんだ。それであいつ拗ねやがって」
「あーなるほど」
「俺は喋ってもらえないのにお前だけ!覚えてろよ!って言ってたと思ったら!」
「それで後輩連れて来たんだ」
「絶対バレたよ俺たちの関係!」
「まずい相手なの?」
「いや、あいつらはそんな偏見ないし。むしろ話出来るからバレてよかった…あっ」
「…セルジオ君ってとことんチハル想いだよね」
「…」
「妬けてきちゃった」
「ちょ、セルジオここ1階っん、ふ、んー!!」
「っは、2階ならいいの?」
「っ、…聞くなよ」
「ふふっ、りょーかい」
~後日談 alfaとチハル~
「あっ、アランそれにalfa皆いるな!ちょうどいいところに!」
「チハルさん、どうしたんですか?」
「いやちょっと聞いてくれよニコラがさー、お前らに改めて関係言うから後輩連れてきてって煩いのなんのって。お前ら相手に心配することないって言ってんのに」
「…のろけごちそうさまです」
「え、チハルさんってあの店主と付き合ってんすか!?」
「え?」
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