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ボスを目指して
三人の成長
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翌日、朝の十時に集まった三人は村長の家へ行き、三人の戦士と共に村を出た。
村を出るとすぐに鬱蒼とした森になっていて、センタたち三人には方角が全く分からなかったが、エルフ達は迷いもなく森の中を進んでいった。
しばらく行くと、先頭を歩いていたエルフが言った。
「この辺りから魔物が出ます。用心してください」
センタとあつしはそれぞれ武器を出し、身構えながらエルフのあとをついて行った。
ローブをまとったエルフが手をかざし、自分達の周りに緑色のバリアを張り、凪沙も同じように自分達の周りにバリアを貼った。
そしてすぐに、エルフの言葉通り魔物が群れをなして襲ってきた。
それは、鷲とよく似ていたが、鷲よりも大きく体が極彩色で彩られていた。
弓を構えたエルフが次々と矢を放ち、魔物を射落とし、剣を持ったエルフが次々と魔物を切りさばいていった。
センタも同じ様に刀を振るい、魔物を切り付けるが、ことごとくかわされてしまう。
あかん!こいつら素早すぎる。
センタは魔物の動きについて行こうとするが、焦れば焦るほど刀は空を切った。
バリアーに守られているので魔物の鋭いくちばしと爪はセンタ達に届かないが、それもいつまで持つか分からない。
その時、剣を持っているエルフが言った。
「それじゃダメだ!剣を羽にしろ!」
「え?どういうことや?」
「羽の様に軽い剣だと知るんだ!思うんじゃない。知るんだ!」
センタは、エルフの言うことを直感で理解した。
そして、手に持っている刀が羽根のように軽いと悟った時、センタの動きが変わった。
襲って来る魔物の左にあった刀が、一瞬で右へ移動したかと思うと魔物は切り裂かれていた。
センタ達に群れをなしてたかっていた魔物は、その数よりも多い刃の煌めきが瞬間に見えた時、ひとかたまりとなって地面に落ちた。
そして、次々と群れで襲って来る魔物達は、目の前にやってきた瞬間に、その群れの形のままで落ちていった。
それは、凄まじかった。
後ろで見ていた凪沙は目を見開いていた。
「センタくんって凄すぎる!」
もちろん、彼女の瞳にはハートマークが浮かんでいる。
一方、あつしも苦戦していた。
魔物の動きが早すぎて矢が当たらない。
エルフの放つ矢は、次々と魔物を撃ち落としている。
何故だろう?とあつしは思い、飛んでいく矢をよく見ていると、あらぬ方向に放たれた矢が軌道を変えて魔物を射ている。
成程と思い、あつしは矢の軌道を曲げて矢を放とうとした。
が、上手くいかない。
それに気付いたエルフが
「曲げるんじゃない!矢に意思を乗せるんだ」
と言った。
あつしは、矢に自分の意識を乗り移らせ、弦を引き絞り、そして放った。
適当に放った矢を、あつしは近くの魔物に向けた。
矢は直角に曲がり、魔物を横から射抜いた。
ふむ・・・これだな。
そう呟いたあつしが次々と放つ矢は、すべてあらぬ方向へ飛び、そこから軌道を変えて、正確に魔物を射抜いた。
そして、最後にあつしは、三本の矢を同時につがえ、放ち、飛んでいくそれらを自由に魔物に当てることが出来ていた。
村を出るとすぐに鬱蒼とした森になっていて、センタたち三人には方角が全く分からなかったが、エルフ達は迷いもなく森の中を進んでいった。
しばらく行くと、先頭を歩いていたエルフが言った。
「この辺りから魔物が出ます。用心してください」
センタとあつしはそれぞれ武器を出し、身構えながらエルフのあとをついて行った。
ローブをまとったエルフが手をかざし、自分達の周りに緑色のバリアを張り、凪沙も同じように自分達の周りにバリアを貼った。
そしてすぐに、エルフの言葉通り魔物が群れをなして襲ってきた。
それは、鷲とよく似ていたが、鷲よりも大きく体が極彩色で彩られていた。
弓を構えたエルフが次々と矢を放ち、魔物を射落とし、剣を持ったエルフが次々と魔物を切りさばいていった。
センタも同じ様に刀を振るい、魔物を切り付けるが、ことごとくかわされてしまう。
あかん!こいつら素早すぎる。
センタは魔物の動きについて行こうとするが、焦れば焦るほど刀は空を切った。
バリアーに守られているので魔物の鋭いくちばしと爪はセンタ達に届かないが、それもいつまで持つか分からない。
その時、剣を持っているエルフが言った。
「それじゃダメだ!剣を羽にしろ!」
「え?どういうことや?」
「羽の様に軽い剣だと知るんだ!思うんじゃない。知るんだ!」
センタは、エルフの言うことを直感で理解した。
そして、手に持っている刀が羽根のように軽いと悟った時、センタの動きが変わった。
襲って来る魔物の左にあった刀が、一瞬で右へ移動したかと思うと魔物は切り裂かれていた。
センタ達に群れをなしてたかっていた魔物は、その数よりも多い刃の煌めきが瞬間に見えた時、ひとかたまりとなって地面に落ちた。
そして、次々と群れで襲って来る魔物達は、目の前にやってきた瞬間に、その群れの形のままで落ちていった。
それは、凄まじかった。
後ろで見ていた凪沙は目を見開いていた。
「センタくんって凄すぎる!」
もちろん、彼女の瞳にはハートマークが浮かんでいる。
一方、あつしも苦戦していた。
魔物の動きが早すぎて矢が当たらない。
エルフの放つ矢は、次々と魔物を撃ち落としている。
何故だろう?とあつしは思い、飛んでいく矢をよく見ていると、あらぬ方向に放たれた矢が軌道を変えて魔物を射ている。
成程と思い、あつしは矢の軌道を曲げて矢を放とうとした。
が、上手くいかない。
それに気付いたエルフが
「曲げるんじゃない!矢に意思を乗せるんだ」
と言った。
あつしは、矢に自分の意識を乗り移らせ、弦を引き絞り、そして放った。
適当に放った矢を、あつしは近くの魔物に向けた。
矢は直角に曲がり、魔物を横から射抜いた。
ふむ・・・これだな。
そう呟いたあつしが次々と放つ矢は、すべてあらぬ方向へ飛び、そこから軌道を変えて、正確に魔物を射抜いた。
そして、最後にあつしは、三本の矢を同時につがえ、放ち、飛んでいくそれらを自由に魔物に当てることが出来ていた。
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